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夏休みクリーニング・洗たく相談室 何でアイロンを掛けるの?

夏休みクリーニング・洗たく相談室、三日目。
今日のお題はこちら。

なんでアイロンを掛けるの?

服を洗うと、アイロンを掛ける、そういうものだ、と思っている人は多いと思います。
実際やっているか?は別ですけど…。
そのまま洗いざらしでも着れるじゃん!という人も最近は多いと思います。
ノーアイロンで着られるような服を選んでいる、という人もいますし。

でも、アイロンを掛けるものだ、という事は何となく思っていると思うんですね。


では、なんでアイロンを掛けるのか?

その理由は、服は洗うと縮むからなんです。


服は洗うと縮みます。
しわが付いているのも、縮みから来ているんですね。
干すときに、引っ張って干すとしわがなくなる、という人もいらっしゃいますが、その程度では完全に伸びた、という訳にはいきません。
元のサイズに比べるとどうしても洗うと縮みが入ってしまうんです。

アイロン掛けは、その縮みを直し、元のサイズや形に近づけるために行います。


洗うと縮む、と聞いてピン!とくる方もいらっしゃるかと思います。
yシャツを洗うと、襟が窮屈になったりしませんか?
あれも縮んでいるから。
洗う事で、目が詰まり、縮むんです。

シャツを買う時に、少し大きめを買ってください、とお店の人に言われた経験のある人もいるかと思います。

では、なぜ洗うと縮むのか?


それは、生地の製造の時に原因があるんです。
生地は、編み物を除いて、基本的に網戸のように格子状に糸を重ねています。
肉眼では目が詰まっているように見えるんですが、格子状になっているので、当然、隙間がある。
この隙間が洗う事によって、目が詰まり、縮みとなって現れる、という事なんです。


しかし、アパレルメーカーも手をこまねいていたわけではありません。
なるべく縮みの少ない服を作ろうといろいろと手を尽くしています。
生地を作ってから、一度洗って縮ませてたりします。
隙間がなくなれば、次に洗っても目が詰まりにくくなるので縮みにくい服が出来上がります。

また、繊維にコーティングをして、縮む方向に力が入らないように補強をしている繊維を開発したりもしています。色んな技術を駆使して、洗っても寸法の変化が起きないように工夫をしているのですが、それでも洗うと縮みが起きてしまうのが現状です。

縮むとどうなるか?


しわが出来る。
サイズが合わなくなる。


主にこの二つが現象として起こります。


皆さんがアイロンを掛ける理由の多くは、このしわを取る、という事だと思います。
しわが残っていると、体に負担がかかってしまいます。
服の凸凹が体に負担となり、疲れやすくなります。


また、生地の縮みもそう何でですが、意外と縫い糸の縮みも激しいんです。
クリーニング屋さんやテーラーさんの仕上げで、高級仕上げを行う所は、実は生地よりも縫い糸を伸ばす作業に重点を置いています。
縫い糸をきれいに伸ばすことで、服本来の形がよみがえり、着やすくなります。

このように、洗うと縮むので、アイロンIより整形が必要になります。


アイロンを掛けると、凹凸が減るので、無駄な接触も減り服が傷まなくなります。
服を長持ちさせる観点から見ても、アイロンを掛ける事はとても大事です。


洗いざらしを楽しむ服でも、軽くアイロンで整形をしてあげると見違えるほど格好良くなりますよ。
ぜひ、アイロンがけをしてみてくださいね。


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