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クリーニングとAIの課題 その2

さて、昨日の続きです。


クリーニングにAIを導入しようとした時に問題がいくつかあると書きました。
今日はその2つ目。

これ、結構やばい話だと思います。


多分、クリーニングにAIが入ってくると、まず確認するものがあると思うんですよね。
それが洗濯表示になると思うんですよ。

洗濯表示は、洗える、洗えない、がはっきりと書かれています。
それに合わせて素材、装飾品など、考慮して洗濯方法を考える。
AIにきちんと覚えこませれば行けそうな気がしますよねえ。


いや、多分、無理です。


いや、絶対無理です。



その理由は。



洗濯表示がいい加減だから。


去年、洗濯表示が新しくなりました。
それに合わせて、表示をつけるために製品でテストをするようになり、さらに商業洗濯、いわゆるクリーニングにも表示が対応するようになりました。

表示をつける時に、きちんとテストをして、つけているのなら問題ないんです。
まずその表示を読み込み、そこから他の情報を読み取り、最適な洗濯方法を選ぶ、または機械がする。


しかし、その表示がいい加減だったら?


最適じゃない洗濯方法になってしまうならまだいいんですよ。
最悪なのは、失敗してしまう可能性もある、という事。


洗濯表示は新しくなっているのに、完全に信用できない状態が今も続いています。


蛇の道は蛇、と言いますが、クリーニング屋さんにはいろんな情報が入ってきます。
すると、洗濯表示をつけている人もいれば、実際にテストを請け負っている人もいる。
その人たちの話を聞いていると、ちゃんとしているメーカーさんが少ないのがよくわかるわけです。


だから、クリーニング屋さんはいつも苦労しているんですよ。
表示を鵜呑みにできず、素材や風合い、装飾品から洗えるかどうかを判断し、洗って行く。
もし、それが間違っていたら、弁償するのはクリーニング屋さんです。

基本となるデータの1つのはずの洗濯表示がいい加減だったら、AIも流石に厳しいと思うんですよね。


クリーニングにAIが入ってくることになるとしたら。


それはクリーニング屋さんだけの問題ではなく、アパレルの協力も必要になるでしょう。
しかし、そのコストをアパレルが払うのか?今、かなり厳しい状態なのに。
多分、払えるところは少ないと思います。


AIを導入するにはこのような問題があります。
しかし、いずれ、導入されるかもしれません。
AIがそんなに難しい技術でなくなり、低コストで導入できるくらいまで進化すると、あるいはクリーニング屋さんにAIが入ってくるかもしれません。

何年先になるか?わかりませんけど。
その未来も見てみたい気はしています。
でも、まだ、職人の技術が必要とされていたいですかねえ、本音は。

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