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クリーニングとアパレルの密接な関係

クリーニングとアパレルはとても近い関係です。
服がなければクリーニングしない、と言うのはもちろんですが、それだけではないクリーニングとアパレルの関係があるんです。



いいクリーニング屋さんに出会うと、いい服を買うようになる。


これは、僕らクリーニング屋さんの中では体感として感じています。
クリーニングで困っている方がいい店を見つけて、だんだんといい服を買うようになる。


なんでそうなるのかる


簡単な話です。
服が長持ちする、と言うことを知ったから。


今までは、服は長持ちせず、消耗品だと思っていたんです。
色がくすんで古ぼけてくるし、クリーニングしても大して戻らないし。
毎年新しいデザインの服が出てくるなら、安い服を買って、買い直す方が健全だ。

こう思うんですよ、長持ちしないと。


服を買うときに店員さんも簡単にこういうわけです。


自分で洗えますよ、と。


確かに洗えるんだけど、自分で洗うとシワが付いたままだし結局買った時のイメージはなくなってくる。
それなら、似たような製品で安いので十分となるのは誰もが思うんじゃないでしょうか。


値段が半分以下でも、一年は普通に着ることができる。
それだけ持てば十分だ、と考えると思います。



しかし、もし、服が長持ちすると分かったら。

着ているとシワになって戻らないと思っていたのが、クリーニングしたら汚れも落ちて色もよくなって、ビシッ!っとさてきた。
買った時に近いようなイメージに戻ってる!


こうなると、人はこう考え出すんです。


そうか、洗えば全然着ることができるんだな、と。


そうすると、服を買う時にも変化が起きます。
高い服を買っても持たないと思っていたけど、洗えば長持ちすると分かれば、気になっていた服を買うようになる。
ちょっと値段ばはるけど五年は着ることができると思えばそんなに高くもない。


あれ、このお客様、服の傾向が変わって来たな?と僕らクリーニング屋さんはすぐわかるんです。



先日、アパレルメーカーに用事があって、店舗に出向きました。
そこでちょっとお話をしたんですが、この話をしたらびっくりしてまして。


ええっ?そうなんですか?と。



どうやらアパレルさんは知らないみたいです。


いい商品を作っても売れない原因、それは単に消費が冷え込んでいるだけではありません。
長持ちすると分かれば、いい商品の方が売れるんです。



でも、クリーニング屋さんが見つからなかったり、店員さんが自分で洗えると勧めてしまったりする事で、お客様が長持ちすると言うことに気づけなくなっている。


服が売れなければダメだから、早く買い換えてもらう方がいいんじゃない?

そんな話をする人もいます。
買い換えてもらわなければいけないんだけど、買い換えるときは、さらに安い自分のところの服ではないものを買うようになるんですよ。
それに、長持ちするようになれば、そこのブランドを買い集めたくなるので必然的に着数も増えていきます。


翌年捨てる前提の服を、たくさん買わないでしょう?
長持ちするから服を揃え始めるんですから。


ぼくらクリーニング屋さんとアパレルはこんな感じでとても密接な関係と言えます。
いいアパレルブランドにはいいクリーニング屋さんがつく、そんな風になるといいんじゃないかなあ、と思っています。

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