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シミ抜き剤ってなに?

クリーニング屋さんが当たり前に使っている言葉で、お客様にはわからない言葉はたくさんあると思います。
当たり前に使っていて、よく考えたらそれ何?ということもあると思うんですよね。


漂白剤とシミ抜き剤の違いがわからない人が増えていて。
最近方々で違いの説明をしています。


簡単にいうと、漂白剤は色を壊すんです。
破壊するので落ちるという表現よりも、だんだんとうっすら色が消えていくんですね。

そんな説明をしていたら、突然こんな事を言われたんです。


シミ抜き剤ってなんですか?


僕らもお客様も普通になんの疑いもせず、シミ抜き剤と という言葉を使っています。
でも、よく考えてみるとシミ抜き剤って何?となるんでしょうね。

で、色々考えていくと、シミって何?とつながっていくと思います。
この辺、結構難しい話になってくると思うんです。


シミ抜き剤とは、そのままシミを抜くための薬剤です。
漂白剤と違うのは、シミ抜き剤はシミを溶かして落としていきます。

難しい言葉を使うと、溶媒と言われるものだったり、界面活性剤と呼ばれるもので、シミと呼ばれる汚れを溶かすんですね。


シミの種類によって、溶ける薬剤も違います。
なので、シミを落とすときに使う薬品をひっくるめて、シミ抜き剤と呼んでいます。


シミ抜き剤とは漂白剤は、作用の仕方が全く違うので、別に分けています。
シミ抜き剤は溶かす、漂白剤は色を壊す、この違いは大きくて、対象のものでないとお互い作用しません。


例えば、油汚れに漂白剤を使っても意味がありません。
また、汗の黄ばみで何度洗っても残った黄ばみにシミ抜き剤を使ってもほとんど変化はありません。

両者の違いは油は色ではないし、黄ばみは色なんです。

色は溶け出さないから漂白剤で破壊を、油は溶かすことができるので見合った薬剤を、適切に使うことで汚れが落ちていきます。


でも、漂白剤で綺麗になったよ!という方、たくさんいますね。
だから、シミ抜き剤の強い奴、と思っている方はたくさんいます。


なぜ、そういう現象が起こるのか?


市販されている漂白剤には、洗剤も含まれているから。
漂白剤の成分だけではなくて、洗剤の成分も入っているので漂白では落ちない汚れも落ちるんです。

ここが、消費者の皆様が勘違いしてしまう原因だと思います。



洗剤メーカーからすると、より使いやすいように、1つのボトルでいろんなタイプのシミを落とせるようにしたら便利だろう、と開発をしているんですが、それが結果的に正しい薬品の使い方を分かりにくくされている原因になっています。


シミ抜き剤、漂白剤は汚れを落としてくれるけど、使い方を間違えると、簡単に服をおかしくしますからね。
色が剥げたり、薄くなったり、穴が空いたり。

市販品は安全に使えるように配慮されていますが、洗濯事故が起きる時って、メーカーの想定を超えることをしてしまって起きてしまいます。


安全に使うように、メーカー指定の使い方を守りましょう。
服を洗うときは服専用の洗剤で。
けっして、住宅用とか使ってはいけませんよ。

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