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デパートとの電話 その4

続きです。

 

 

 

 

そして、次に電話がかかってきた時に、男の人になっていました。

 

開口一番、こんな話をするんです。

 

 

デパート

当社のシャツに関しまして、貴重なご意見ありがとうございます。

当社としましては、ノリなし、ノリ薄めに関して変えるつもりはありません。

また、当社の製品に関する瑕疵出ない限り、クリーニング屋さんで洗ったものに関しては責任を負いません。

 

 

、こんなひどい答えありますか?

だれもそんな話をしていないし、責任を取れとも言っていない。

こちらは、おっしゃるようにやったら衣類が傷みやすくなるからそれでもいいのか?と聞いてるんです。

 

それをこの答えは、まるでうちらに責任はない、洗ったらお前らの責任な、と言っているんですよ。

銀座のデパート、こんな質が悪かったかな?と。

こんなひどい話をするデパート、いまだにあるのかな?とびっくり。

 

 

あまりにもおかしな話をするので、こう言いました。

 

 

ぼく

あの、そんな話を一切していませんが?

そのいいかた、まずいんじゃないですか?

こちらのミスで起きたものならおたくに責任を問いませんし、そんなのは当たり前です。

そんな話をしているのではなくて、おたくらの言っている通りにしたら、服が持たなくなるけど、それだと評判が悪くなるけどいいのか?と聞いているんです。

だいたい、なんでのりづけをしちゃいけないんですか?

その説明がまだされてない。

 

 

答えが違うと聞いて、まずいと思ったんでしょうね、さっきまで高圧的に答えていたのが一気にトーンが下がりました。

 

さらにデパート側はこう言います。

 

 

デパート

私共としては、お客様がどう洗うか?そこを指定するつもりは有りません。

そこはお客様の自由ですので私共は口を出しません。

 

 

 

これ、さっきの話の途中でこんな会話をしていたんですね。

 

 

クリーニング屋さんもいろいろあってデパートさんのおっしゃるようなクリーニングをされているところも確かにある、それならクリーニングを指定してもいいのではないか?と。

実際、ブランドさんによっては、クリーニング屋さんを紹介しているところもあったりします。

鎌倉シャツなどは、シャツを購入すると白洋舎のクリーニングチケットをくれたりしますしね。

そんな話をした答えがこれです。

 

聞き様によってはお客様の意思を大事にしているように聞こえますが、ぼくには無責任に聞こえました。

 

ノリをつける意味も知らない、それでノリをつけなくていいとは、全く意味がわからないので、さらに話を聞いていたら、こんな話をされたんですよ。

 

 

デパート当店のシャツはとても柔らかく、ノリをつけるよりもないほうがいい。

ノリをつけると光ったりするじゃないですか。

私どもいろんなクリーニング屋さんとお付き合いをしていますから。

 

と、ここで高級クリーニング店の名前も出してきます。

そこに相談もしている、と。

 

もし、相談していてノリなしでいいなんて言ってたら、その高級クリーニング店、相当やばいですよ。

もし言ってなかったらとばっちりです。

デパートさん、いい加減な話をしすぎです。

 

 

で、そこでふと気になったので、聞いてみたんですよ。

 

 

ぼく

あなたがノリが嫌いだというのはわかりました。

では、どんなクリーニング屋さんを利用してたんですか?

 

 

どんなクリーニング屋さんを利用していたか?それを聞けばおおよそわかります。

ノリが適切だったのか、不適切たったのか、それとも適切でも嫌いだったのか。

 

 

すると、もごもごまた口ごもるんですよね。

なんでクリーニング屋さんの名前を出さないんだろう?と不思議に思っていたら、こう言ったんですよね。

 

デパート

クリーニング屋さんには出していません、自分で手洗いしています。

 

 

この瞬間にプッツンですよ。

利用したことない人間が、ノリの好き嫌いの何がわかるんだ?と。

せめて利用して、固かったとか肌が荒れたからとか、説明しているのならわかります。

利用してなくて、ノリの文句を言うなんて、有りえない。

これが素人ならそこまで思いませんが、フロアで責任持って売っている人ですよ。

この人が、シャツのメンテナンスについ語っているかと思うと、本当にやめてほしい。

 

 

もう、話になりません。

平行線ですね、なんて言われましたが、平行線でもなんでもない。

ただ、無知な人と話をしただけ。

こちらはなんの情報も得られなかったし、手探りでノリの具合を探さなけれならなくなっただけ。

 

虚しくなったので電話を切ろうとしたんですが、最後にもう一つ、質問をしたんですよね。

 

 

 

ぼく

このシャツ、洗浄試験はしてるんですよね?

一昨年の12月に洗濯表示がISO準拠のものに変わりました。

それには、今までのように生地でのテストではなく、消費でのテストが義務付けられています。それを行なった上で、このラベルをつけているんですよね?

 

 

なぜこの質問をしたか?というと、洗浄試験が行われているということは、その服の上限が決められている、という事になります。

ここまでなら洗っても大丈夫ですよ、といういわばお墨付き。

きちんと洗浄試験をしているのなら、その範囲内で僕らも色々手を尽くすことができるのです。

 

しかし、してなかったりしたら、こちらも手探りでやらなければならない。

デパートが、高級オーダーシャツでまさか試験してないなんてないよな?と思って質問をしたんですよね。

 

 

したら、ですよ。

 

 

 

デパート

確認します。

 

 

 

おい、確認じゃねえ。

なら、今まで話していたことはなんだったんだ?

こちらは製品の問い合わせをしているのに、洗浄試験をしたか?してないか?それすら確認もしないまま答えていたのか?

なら、ノリをつけたら縮むの根拠自体、ないって事じゃねえか。

 

 

ひどすぎますよ、もう。

あまりに頭きたのでもう言ってしまったんですね。

 

ああ、確認、もういいです。

おたくがどう言ったデパートか?よくわかりました。

そんな適当なところだったなんて。

本当にがっかりです。

 

 

何度も確認します、と言ってきましたが、もういい。

こんないい加減なところの商品、たとえ洗浄試験の結果です、と言われても信用出来るはずがない。

 

 

あまりにも酷い対応で本当にびっくりしました。

 

クレームじゃないんですよ?

よりよく商品を長持ちさせるように、相談しただけなんです。

それでこの対応、このいい加減さ。

 

これで、クリーニングしたら、責任は持ちません?

いい加減にしてほしい。

それならもっときちんと勉強して商品に万全の信頼を持って販売してほしい。

こちらが質問したら答えられるくらい、勉強してほしい。

決して安い商品じゃないんです。

オーダーで数万円はする品物。

それでこの対応はお粗末すぎる。

 

 

あえて書きますが、全国のクリーニング屋さん、本当に苦しんでるんですよ。

デパートで買った品物でも、不良品は本当に多いんです。

外国製のブランド品も変なの多いんです。

 

それを次もまた着られるように、知恵を絞って、工夫をして、なんとか洗って仕上げている。

そんなクリーニング屋さん、全国にたくさんいます。

顔を合わせれば、こんな商品があってさ、と困っている話が必ず出てきます。

それでも、僕らが断ったり、出来なかったりして困るのはお客様、洗うのが、綺麗にするのが僕らの仕事だと、言い聞かせながらみんな頑張っている。

 

せめて、同じ服を扱う仕事の端くれとして、僕らに情報を提供してくれてもいいんじゃないですかね?

販売したものを洗っているのは僕らですよ。

製造販売した人たちが洗っているんじゃないんです。

他の業種なら、作った人がメンテナンスをするんですよ。

服はそうではなくて、クリーニング屋がメンテナンスをする。

メンテナンスをして、長持ちするから、商品の品質が高いと感じてもらえ、また購入してくれるんです。

 

なんで協力できないのか。

 

本当に腹立たしい。

売る時だけいい顔して

ぼくの中のデパート像が一気に崩れ落ちた日になってしまいました。

 

悲しすぎる。

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