« 服が長持ちしない理由は? | トップページ | 服が傷むのはなんで? »

洗濯の工程では何をやっているのか?

最近、色んなところから洗濯の話を聞くことがありまして。

それがどうにも変な話なので一度説明をしたほうがいいかな?と思い始めました。

当たり前の人には当たり前の話なので、わかってるよ!という方はスルーしてください。

 

 

基本的な話です。

 

 

洗濯は、洗い、すすぎ、脱水、の順番で行います。

実はドライクリーニングもほぼ同じなんですよ。

洗いとすすぎ、これは洗うことの基本作業です。

 

 

まず洗いについて。

洗いをするために、洗剤を投入します。

洗剤を入れる理由は、汚れを落ちやすくするため、落ちた汚れが服に戻らないようにするため。

汚れの種類の中には、水につけただけで落ちるものもあります。

油汚れなどはそれでは落ちないので洗剤の力を使い、落としやすくしています。

 

一度は聞いたことがあると思いますが、界面活性効果、という奴ですね。

具体的には、水と油が混じりやすくなる状態にしてくれるのが、洗剤の役目なんで、これを界面活性効果、と言います。

 

そして、落ちた汚れは水の中に溶け込んでいるので、そのままにしておくと、服に戻るんですね。

それを防いでくれるのも洗剤の役目。

落ちた汚れを洗剤が囲んで、抱きかかえて服に戻らないようにしています。

 

これが、洗いの最中の洗濯機の中の動き方、です。

 

次にすすぎ。

 

すすぎは、洗いの時に使った洗剤を落とすために行います。

まさに、水で洗剤をすすぐ、という訳です。

しかし、先ほどの界面活性効果で、洗剤は服に付いています。

簡単には落ちないので、数回のすすぎが必要になります。

 

通常、必要なすすぎの回数は3回。

これは希釈の法則で、三回すすぐとほぼ洗剤は残らない、というデータがあってこの回数をすすぎます。

 

最近は、一回すすぎの洗剤が出ていますよね。

あれは、実は助剤と呼ばれる洗浄効果を上げるためのものが入ってないので、すすぐ回数が少なくても大丈夫なように作られています。

その代わり、洗浄力は落ちてるんです。

でも、みなさんその違いに気付かないよね?という事で、一回すすぎを売りにして販売されているんです。

 

 

そして、最後の脱水。

これはそのまんまで、余分な水を脱水で絞る訳です。

絞りが甘いと、中々乾かなくなるし、きつすぎると余計なシワができる。

僕らクリーニング屋は、この後にアイロンをかけるので、多少のシワは問題ありませんが、ご家庭ではシワは嫌ですよね。

また、絞りを甘くして、乾燥時間が長くなると、雑菌が繁殖して匂いが出ることがあります。

 

残念ながら、洗濯では完璧に汚れを落とせるわけではないので、素早く乾燥をしないと雑菌が繁殖してしまうことがあるんです。

 

上手な干し方は、洗濯王子が教えてくれているので検索をしてみてください。

 

 

これが、洗濯の基本的な流れ、そして作業をする理由です。

 

 

では、ここで問題です。

 

ノリや柔軟剤はどこで入れるのが一番いいでしょう?

 

 

ヒントです。

わかっている人は飛ばしてください。(笑)

 

ノリや柔軟剤は、それ自体が服に効果を与えるものなので、服に残ってくれないと困るものです。

 

 

 

、そう、最後のすすぎに入れるのが一番効果的。

というか、ここ以外で入れても効果はありません。

 

洗いの最中に入れても、すすぎで洗い流されてしまうし、すすぎの一回目や二回目に入れても、次のすすぎて洗い流されてしまいます。

 

だから、最後のすすぎの時に入れるのがベスト。

 

 

話を聞けば、なるほどと思うんですが、意外と考えたことがないと思うんですよね。

だから、洗濯がわからない、という人が出てくるんだと思います。

 

また、クリーニングが何しているか?わからないというのも、同じ話で。

別にクリーニングが特別なことをしているわけでもなく、洗濯と同じように、洗い、すすぎ、脱水をしているだけ。

ただ、家庭よりもより強力にやっていると考えると、わかりやすいかと思います。

 

 

洗剤も、薬剤も、温度も、機械力も。

家庭用とは段違いなだけです。

そして、それを可能にするのも、最後に仕上げが出来るから。

仕上げができないと、洗いから全然変わってきますからね。

 

 

昔は二層式で、これらの工程を全部自分でやっていたから、普通に知っている話なんですが、最近は全自動になってきて、どのような事をしているか?わからない人が増えているんだと思います。

 

工程を確認したことある人、少ないと思いますよ。

お任せは楽チンですが、一度、どんな事をしているのか?洗濯しながら、洗濯機を観察してみるのもいいと思います。

新発見があるかもしれませんよ。(笑)

 

|

« 服が長持ちしない理由は? | トップページ | 服が傷むのはなんで? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 服が長持ちしない理由は? | トップページ | 服が傷むのはなんで? »