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服が長持ちしなくなった理由。 その1

クリーニング屋をしていると、その時々の服の傾向が見て取れるようになります。



デザインの流行だったり、色の流行だったり、素材の流行だったり。

流行は確実にあるんですよね。

クリーニング屋さんは、緩やかに流行が来るので、流行った次の年あたりにドバッと出て、数年減りながらクリーニングに集まるようになります。



他にも感じることがあります。

それは服が長持ちしなくなったな、と感じています。

今日は、服が長持ちしなくなった原因を考えてみようと思います。



服が長持ちしなくなった理由はいくつかあります。



服に問題があるケース。

メンテナンスに問題があるケース。

消費者に問題のあるケース。


三つに分けて考えてみますね。



まず、服に問題があるケース。


昔に比べて、服は確かに弱くなっています。

デリケート、と言う方があっているかもしれません。

それは、糸が細くなっているから。

技術の向上により、素材の糸が細くなってきているんです。

糸が細くなると、肌触りが良くなり、着心地が良く感じます。

その代わり、細いので強度が足りなくなる。

やはり太い糸で作られた方が長持ちしますから、細くなった分、長持ちしにくくなっています。


また、作りも簡易的になって来ています。

わかりやすいのが、縫って作っていたものが接着剤を使うようになりました。

接着芯時、と言うやつです。

縫ったものに比べて、簡単に作れるのでコストが下がり、販売価格が下がります。

お買い求めしやすくなる反面、接着されているので時間の経過とともに剥がれて来てしまいます。

それは、着用していなくても起こるし、洗っても起こるし、置いといても劣化するし。

接着を使うことで明らかに服の寿命は短くなりました。


服の販売が思わしくなく、買いやすい値段で販売をしようとすると、強度を持たせたしっかりした作りの服がどんどん減っていっていますね。


その結果、着つぶして買い換える、と言う消費行動が増えていったので、3年着ることができればいいような服がたくさん出回っています。



さて、長くなって来たので続きは明日。

明日はメンテナンスについて、です。


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