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クオリティ オブ ライフを考える。

このひと月ほど、医療についての話をたくさん聞くようになりました。

うちの事情もあるのですがそれだけではなく、友達にも病気が見つかり、それについて調べたりアドバイスを頂いたりしていたんです。


その中で興味深い言葉を教えてもらいました。



クオリティオブライフ。



生活の質、人生の質とでも言いましょうか、人間らしく生きたり自分らしく生きるために必要な状態、の事を指すようです。



例えば生死をかけるような大きな病気になった時に。

病気の切除だけでなくその周辺も手術で取って、普通の人とは違う生活を送らなければならない時があります。


生きる為に必要なものなのですが、その後の生活を考えた時に、あえて残す、という選択肢があるようなんですね。


綺麗に取ってしまえば、安心して生活を送ることができるけど、生活は不自由になる。

それなら、今までと同じ生活を送りたい、たとえ寿命が短くなっても、という考え方があるんだそうです。


で、今はそれを説明して患者さんに選んでもらっているようなんですね。


私の友達のお父さんも、自分の大好きな趣味ができなくなるのは嫌だ、と手術を拒否したと聞きました。

家族は色々と考えたようですが、全てが終わった後に、自分らしく生きられたのは幸せだったかもそれない、と話していたのが印象的でした。


医療とクリーニングはとても似ています。

とても参考になるので、医療関係者の方とはよくお話をするんです。


クリーニングも、今まではとにかく綺麗にして、というのが主流だったと思うんですね。

綺麗になればまた着ることができるし、長く着用できる。

それが正しいことだと思っていました。


しかし、もし、違う考え方があるとしたら。


洗えば多少なりとも新品とは変わっていきます。

比較しなければわからないほどの差だとしても、厳密に言えば変わっていく。

そして、流行は毎年変わっていきます。


綺麗にして長く着用をする、という価値観の他に、そこまで徹底的に綺麗にしなくてもそこそこ綺麗にしてもらって、毎年買い換えて新しい服を着る、という価値観があるとしたら。


それを選ぶのはお客様だと思うんですよね。



毎年買い換えるのにもメリットもデメリットもあります。

毎年新鮮な服が着れますが、お金はかなり掛かります。

やはり、長く着用する方がコストはかかりませんからね。


また、その影響もてるでしょうね。

長く着用するなら、買うときに多少値段が高くても買うことができる。

その分、品質の高い服が買えるようになります。

反面、毎年買い換えるとなると、一年待てばいい品質でいいので、着心地や強度など変わってくるでしょうね。


どこに目的を置くか。



最後はここにかかってくるのかなあ。

で、各々の利点をお客様が把握して上手に選んでもらうしかないんでしょうね。

僕らクリーニング屋さんは、どっちがいい!と言える立場ではないですから。


ただ、僕らも自分たちのクリーニングの方向性を考えなければいけない時期に来ているんだと思います。


お客様に、もしこの2つのような違う考え方の方々がいらっしゃるなら。

僕らはどんなクリーニングをしていこうか、と。

どっちのクリーニングも必要ですが、両方を同時にこなすのは無理です。

やるならどちらか。


うちは、もう決まってますかね。

大事に綺麗に洗っていきたいなあと思います。


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