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スーツが傷まない人の共通点は?

昨日の続きです。

当店のお客様に、スーツが傷まないお客様がいます。
もちろんまったく傷まないわけではありませんが、ほかの人に比べると全然といっていいほどです。

色々と検証してみた結果、共通点を発見しました。

1 体がスーツ体型である。

買っている服は既製品なのですが、このお客様は皆さんまるであつらえたようにスーツが体にフィットしています。
いわゆるスーツ体型。
どんな体系かと言いますと、まず背が高い。
そして、痩せている。
すらっとして細い人なんですね。

既製服でもきちんと体に合った服を着ているので、疲れないし服も傷みません。
服に無理な力がかからないという事は、体にも良いんですね。

2 頻繁にクリーニングをしている。

以前から書いていますが、汚れが付着したままの状態で着続けると傷みます。
汚れが付いていると生地独特の柔らかさが消え、汚れが付着する事で固くなり、擦れなどの影響をもろに受けるようになります。
このお客様は、頻繁にスーツをクリーニングしていますね。

なんと表現すればいいでしょうか・・・・・、汚れきる前に洗う、と言う感じでしょか。
汚れきって、ヨレヨレになるまで着続けるような事はしません。
ハンガーに吊った時に、スーツの形が残っている段階でクリーニングをしているようです。

実は面白い話がありまして、この春からスーツを洗う頻度が減ったお客様がいらっしゃいます。
それまでは、スーツを少なくても二週間に一回、汚れがひどい時は一週間に一回の頻度で洗っていました。
その頻度で洗っている時は、スーツはなんともなく、シルエットも綺麗に新品のように着続けていたのですが、春になってから急変。
2週間に一回クリーニングに出せなくて、3週間に一回ほどになりました。

すると、どうなったと思いますか?

スーツが傷み出したんですね。
これには私たちもビックリ。
裾が切れだしたり、ポケットの所の生地が薄くなってきたり。
ちょっと特殊なハードな仕事なので、余計にはっきりと出たんだと思います。
汚れたまま着つづけるとこんな事になるんだなと改めて実感しました。

3 傷んだ箇所はすぐ補修している。

先にも書きましたが、まったく傷まないというわけではないんですね。
7年も着ていると、裾が切れたりしだします。
切れたといっても、ほんの数ミリ、いわれれば気付く程度のキズです。
長持ちするお客様は、こういったちょっとしたキズを見逃しません。

クリーニングしてから、修理をしています。
傷口が広がらないうちに、補修ですね。
ズボンだけでなく、コートなどの袖口も同じ。
擦れて切れ始めると、5ミリほど詰めて、綺麗に直してきています。

このような普段のお手入れが、痛まないで長く着つづける秘訣なんでしょうね。

たくさんいらっしゃる当店のお客様の中に、二人だけですかね、このようなお客様は。
そのうちの一人に、お話しを聞いて更にびっくりした事があります。

「本当にスーツが傷まないですね。体に合っているんだなあ』
と私が言うと、

『違うよ。傷まないように着ているの。混雑した電車には乗らないようにしているし、カバンなどもなるべく持たないようにしている。つり革も持たない。ひじを曲げると袖が傷むからね。電車での移動も座らないようにしている。努力しているんだよ。』

お話しを聞いてビックリです。
そこまでしているなんて・・・。
そのお客様、朝は6時前には電車に乗って会社へ行くんだそうで、本当に凄いです。

日々の努力もあるんですね。

皆さんは服が傷まない努力はしていますか?
同じスーツを着つづけないで、休ませてあげたり、きちんと肩幅に合ったハンガーにかけてあげたり、日常でもすぐ出来る事はたくさんありますね。

ただ長く着つづけるだけじゃなく、良い状態で長く着つづけられないと、意味がありません。
色もくすまないで、生地もだぶつかない、シルエットも良くて、着ていて気持ちが良い。
そんな風に着ていっていただきたいですね。

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