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くさいセーター

今日は一日雨でした。
こんな日は気分が晴れませんね。

午後にこんな電話が入りました。

新品のセーターが臭うので何とか出来ないか?

と言うお問い合わせ。
詳しく話を聞いてみますと、品物はウール70%、ナイロン30%の混紡物で、中国製だそうです。
商品として輸入したら、とても臭くて売る事が出来ないらしい。

これ、おそらくウールの脂の臭いです。
ウール、羊毛は羊の毛ですから、最初は汚れているし臭いし本当に凄いんですね。
で、皆さんがテレビなどで見たことがある映像、羊の毛を刈ってから、洗毛と言う作業に入ります。

洗毛とは、汚れや脂を取り除いて綺麗にする事。

これが不十分だと、臭いが出ます。
そして、この臭いは、取れない・・・・・。

今回のご依頼はお受けする事が出来ませんでした。
枚数も膨大で4000枚以上との事。
もし、可能な技術があったとしても納期を考えても受ける事が出来ません。

中国の業者へ返品してみては?と言うと、返品する送料の方が高く付くのでそれも出来ないとの事。
難しいものですね。

安く買える半面、こうしたリスクも負ってしまうんでしょう。

これに似た話では、羽毛、ダウンの洗浄不足というのもあります。
同じようにアヒルの羽根を使うのがダウンなのですが、やはり汚れや脂分が沢山付いています。
これをよく洗浄して落とさないと、クリーニングの時に縫い目の際から黒いシミが浮き出てくるのです。

ダウンは外見からはまったく判断がつかないので、洗ってしみが出来て初めて分ります。
本当に困った代物です。

製造も完璧ではないですから、こういったミスは結構あります。
一般の人が気付かないで着続けているケースもありますね。

実はクリーニングで起こる事故のいくつかはこういった製造上のミスである事も少なくありません。
しかし、発見や事故が起こるのがクリーニング後なので、クリーニング業者のせいにされる事が良くあります。

このように製造上の問題もあるので、クリーニングで事故が起きた時はメーカーに問い合わせなどして製品が正しく製造されているかを調べる必要があります。
また、きちんと耐久性が合ったのか調べる必要もあるんですね。
事故が起きた時に、時間がかかるのはこのためです。

海外で生産をされる量が増えるほど、メーカーへの問い合わせは時間がかかるようになっています。
サポート体制の充実も今後の課題かもしれません。

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