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大事なものなのに忘れちゃう。

夏を過ぎると、急なクリーニングのお問い合わせを頂くのですが、その中で多いのがしみがついたまま放置してしまったんですけど、取れますか?というもの。

夏休みなどで、すっかり忘れてしまっていたと言う理由が多いようです。

お話しをうかがうと、皆さん決まっていいものだから何とかしてしみを落として着れるようにしたい、とおっしゃいます。
良いものというだけあって、素材を聞いてみると厄介なものばかり。
何でそんなに良いものを買って、しみを付けたままにしているの?と不思議に思います。

最近のお客様は高価な服を買う人が増えています。
理由を聞くと、良い物を買えば長持ちすると思うから。
耐久性を望んでいるようです。

しかし、耐久性と汚れの付着は別ですよね。
いくら高価だったからといって、汚れないわけありません。
ごくごく稀に、防汚加工と言うものもありますが、それも表面だけで、汗などの汚れは付着します。

つまり、高価でも安くても汚れるのは一緒なんですね。

そして、とても大事にしているのに、お手入れはほとんどしていない人が多いようです。
これは、汚れに関して無頓着な人が増えたのと、クリーニングに対しての恐怖があるんではないかと推測しています。

クリーニングすると、縮むとか、傷むとかそういったイメージが強くあるようで、高価な服を洗うのが怖いというお客様もいらっしゃいますね。

でも、そういったお客様にお話しを聞いてみると、たいがいクリーニング屋さんを選んでいません。
どこでも一緒、安ければいい、といった人が本当に多い。
そんな高価な服でデリケートに作られているものを、クリーニング屋さんも選ばないで洗うという事は自殺行為に等しい。

たしかに、今は受け渡しだけのクリーニング屋さんが増えました。
パートやアルバイトの、クリーニング師の資格すらもっていない人が受付をしている所です。
そういったクリーニング屋さんしか知らない人も多いと思います。
そういうクリーニング屋さんしか利用してこなかった人からすると、クリーニングの仕事に対して不満だらけかもしれないなあと感じています。

しかし、ちゃんとした良い店は存在しています。
なるべく良い店を見つけていただいて、安心して任せられるように、お店の人とコミュニケーションを図って欲しいです。

そして、衣類の扱い方をきちんと認識して欲しいと思います。
大切なもので長く使いたい、と願うのならば、お手入れは必要です。
しみは時間が経つと落ちにくくなります。

お客さん 『洗った方がいいかな?』

クリーニング屋さん 『まだ大丈夫だよ。』   『そろそろ洗った方がいいね。』

なんていう会話をクリーニング屋さんと相談しながら、衣生活を送る、そんな風になれたらしみがついたままおいて置くなんて言うのも減るんじゃないかなと思っています。

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