クリーニングのデリバリー業者について
土曜日に書きましたが、クリーニング屋さんの形態は様々です。
また、工場との関係により、仕事内容に差があります。
それはデリバリークリーニングでも同じ。
電話一本で受け付けてくれるデリバリーですが、仕事内容には雲泥の差があります。
デリバリークリーニングをやっているお店は、主に二つあります。
デリバリークリーニングを専門として、工場を持たず、下請け(外注)に出しているところ。
クリーニングの事業の一環として、工場を持っているクリーニング屋さんがやっているもの。
と、こんな感じです。
さて、この違いがどのような差になるかですが・・・・・。
クリーニングの工場を持っている所が、事業の一環としてやっているデリバリーは、値段相応の仕事をしてきます。
つまり、料金とクリーニングの質があっているといると言う事ですね。
技術的な差は各々の店で出てしまいますが、それでも極端にひどい物はないでしょう。
問題は、デリバリー専門で下請けに出しているところ。
ここはデリバリーと言うサービスを提供している分、実際のクリーニング料金と値段に差が出ます。
極端な話し、よくあるチェーン店でクリーニングしてもらい、料金は個人店のような価格、と言う事もあるのです。
仕事としてやっているのでそれに関してはとやかく言うつもりはありません。
デリバリーと言う利便性を売っているんでしょうし、お客様も便利だと思っているからご利用されているんだとおもいますし。
しかし、お金をいただいている以上、下請け先はしっかりと選ばないといけないと思うのです。
先日、デリバリーにクリーニングを出していたというお客様の衣類を見せて頂きました。
あまりにもひどい・・・・。
今年は雨が多かったので、カビが生えてしまったんですが、原因は雨のせいだけではありません。
お預かりしてから詳しく見させていただきましたが、洗っていない可能性があります。
衣類がデリケートな物だったので、事故を恐れてクリーニングしないで別の処理をしたのかもしれませんが、あまりにもひどい物でした。
私たちが見る限り、デリケートですがクリーニングももちろん出来るし、特に問題はありません。
しっかりとした下請け先を探し、クリーニングしていればこんな事は起こらないはずです。
デリバリー専門業者がすべてこんな感じだとは思いません。
きちんと下請け業者を選定し、いい技術と利便性をお客様に提供している所もあると思います。
デリバリー専門業者には、クリーニング屋でない人がはじめるケースも多々ありまして、クリーニングはどこでも同じ、と言う考えを持っている人が多いようなんですね。
だから、このような事が起こってしまう。
私が知っているデリバリー業者も、クリーニング以外から入っていますが、数年後にきちんと自社の工場を作っています。
理由は品質の安定化とアップのためです。
きちんとした経営者ならこのように自ずと工場を持つなりきちんとした下請け先を選びます。
せっかく世間に認められつつあるデリバリークリーニングを、こんな事でダメにしないで欲しいですね。
便利なデリバリーですが、きちんと選別してご利用ください。
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