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悪いクリーニングをするとどうなるか?

今日は花見日和でしたね。
午前中の集配が、所々の花見渋滞で遅れ気味でした。

府中市周辺は、桜の見所が多く、また今日の私の集配範囲が小金井市や国分寺市、多摩市などと公園が充実している地域が多かったせいかもしれません。

さて、日頃このブログでクリーニング屋さんは選ばないとダメですよ、と書いて来ました。
えらい目にあうと。

具体的に書いた覚えがないので、どんな風になってしまうか書いてみましょう。

特に変化の激しい、分りやすいカシミヤやアンゴラ製品を例に挙げてみます。

カシミヤやアンゴラは繊維が細くとても柔らかい繊維です。
そのため、肌触りがよくて軽く、着易いんですね。
カシミヤはつやもありますから、その光沢が好きと言う方もいらっしゃるでしょう。

この繊細な素材を、悪いクリーニングをするとどうなってしまうでしょうか?

ケース1  硬くなる。

原因は色々と考えられますが、カシミヤやアンゴラの独自の柔らかさがなくなり、まるでウールのような硬さになります。
表面はざらざらした感触になり、風合いも変化してしまい、同じ物?と疑いたくなってしまう事もあります。

クリーニング屋さんによっては柔らかさを出すためにシリコンを使う事があるのですが、硬くなってしまうと表面だけすべりが良くなり、腰が硬いという不思議なカシミヤやアンゴラが出来上がります。


ケース2 縮む

こちらも原因は様々です。
柔らかい繊維なので扱いが難しく熱の影響などをもろに受けます。
そのため、全体的に縮んでしまい、硬さにつながってしまう事があります。


ケース3 全体的に汚れて帰ってくる

これはいわゆる逆汚染と呼ばれるものなのですが、落としたはずの汚れが服に逆戻りしてしまう事をいいます。
逆汚染をすると、全体的にくすんだ色になってしまい、一気に古ぼけた服へと変化してしまいます。

よく、白を出すと黒ずんでくる、という話を聞くと思います。
これも逆汚染の一つなのですが、白の場合はそれだけが原因とはいえないケースもありまして、非常に難しい判断になります。
白以外で、みなさんが経験しているのは、薄いブルーや薄いピンクではないでしょうか。
実はこの二つの色は逆汚染をした時に最もはっきりと分る色合いなんです。

元がとてもいい色なので、逆汚染をして、黒ずんでくると見るに堪えないようなくすんだ色になります。
女性の着るカシミヤやアンゴラのセーターやカーデガンはこの色がわりと多いので、逆汚染の被害を受けている人は多いのではないでしょうか。

以上のような事が、ひどいクリーニングを受けた時に出る症状です。
これ以外にもありますが、一般の方にも分りやすいケースを取り上げてみました。

しかし、ここで注意をしていただきたいのが、これに似たケースでもクリーニングに問題がない場合もあります。
たとえば、逆汚染と思っていたものが実は汚れすぎで落ちなかったと言う事もありますし、硬くなったり縮んだりと言うものも、製品に問題があると言う場合ももちろんあります。

繊維製品に関しては、原因が色々と考えられるので、その特定をするのが先決です。

去年、カシミヤのオーバーをお預かりしていた中で、このような症状が出ていても気付かなかったお客様がたくさんいらっしゃったんです。
気付かないで損をしているなんて、ちょっとかわいそうだなと感じていました。

当店にお持ちいただいた衣類でこのような症状が出ているものは、なるべく元に戻すようにしています。
しかし、それにも限度があります。
最初のクリーニングで間違わないように、しっかりとクリーニング店を選んでくださいね。

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