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技術の伝承

今朝、配達へ出かける前に、ちょっとだけ見ていてテレビで団塊の世代の定年とそれに伴う技術の伝承の問題が出ていました。

いろいろな所で機械では出来ない、人の手による技術がたくさんあり、それを早く伝えなければ、と言ったような内容です。

私たちクリーニング屋の中でも、技術の伝承は難しくなっていると思います。

だんだんと機械化され始め、料金競争により機械化が更に加速。
手間賃や作業効率が悪い職人を切り、誰でも出来るようにと機械化してパートさんやアルバイトで仕事を流す。

自分で仕上げていた人が、経営する側に回っています。

私は東京にあるクリーニング学校の卒業生なんですが、そこでも技術の伝承については微妙な光景をたくさん見て来ました。
機械化されているのが、どこのクリーニング屋さんでも当たり前になってきているので、機械の使い方を教えてくれ、と言う生徒ばかり。

まあ、それも間違いではないと思います、
しかし、それではパートさんと何ら変わりがないと思うんですね。

同じ機械を使っていても、理屈や知識をきちんと知っているものが使うのと、何も知らないで言われたとおりにやるのとでは、同じようでも違いが出てきます。
機械も道具ですから、使う人間の基礎が重要になってくる。

技術の伝承って、実はそんな所なんではないかなあと思うんですね。
一見、機械化された現代では無駄な仕事のように思えるんですが、下地に基礎的な技術があるから、機械を使ってもいい仕事が出来るんだと思います。

まれに、センスが良くてパートさんでもえらい上手に仕上げる人もいるんですけどね。

洗濯機もコンピュータ化され、染み抜きもマニュアル化され始めています。
今のままだと、私が引退する頃にはシャツをアイロンかけられる人の方が少なくなっているかもしれません。

いいのかな、このままでも。

今日の番組では、まだ機械やコンピュータを使っても人間の精度は出せないようです。
機械の精度を上げるために、人間の手が必要なんですよね。

技術の話は、今度しっかりと取り上げてみようと思っています。
機械仕上げと手仕上げの話なんか、面白そうでしょ?
近いうちにまとめて書きたいと思いますので、今しばらくお待ちください。

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