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どこが一番重要か?

時代が過ぎていくと、みなさんの要望も少しずつ変わっていきます。

Yシャツの立体包装を望む人が増えて来ました。
その理由をお聞きしますと、畳みじわが嫌だから、と言う声が圧倒的に多い。
次に仕舞うのに便利だから、すぐ着れるから、とありますが、こちらは少数意見。
圧倒的に畳みじわが嫌なんですよね。

しかし立体仕上げにも問題点がいくつかあります。

その中の一つに、襟が潰れてしまう、と言うのがあるんです。
これはYシャツが自分の重さに引っ張られて、襟がぺたんと潰れてしまうんですね。

これが非常にみっともない。

なんだか安っぽく見えるし、格好が悪いし。
やはり襟は立っているほうが格好が良く見えます。

そして、立体包装をしていると、空気に触れる面積が多いので、湿気を吸う機会が増えてしまい、小じわが出てきます。

これらを解消する為に、畳仕上げをしているのです。
畳み仕上げをしていると、襟は潰れませんし、空気に触れる面積も少ないので小じわが発生しにくくなります。

でも、畳んだ時のシワが出来てしまうんですよね。

昔の人は、シャツなどは襟が命でした。
襟がきちんと立っていないと怒りました。

しかし、時が過ぎ、今は襟よりも小じわよりも、畳ジワのほうが嫌なんですよね。

これには、出来上がったシャツをそのまま着ているというのもあるんでしょう。
畳みジワをアイロンで伸ばすなんていう作業はしませんから、当然と言えば当然かもしれませんね。

衣類のどこが一番重要か?
昔は襟元でした。

では、今は?

ある人は、襟。
ある人は、身頃。
ある人は、袖、
ある人は、風合い。

人によって違いはありますが、綺麗に着たいと言う事に変わりはないでしょう。

みなさんはどこがポイントだと思いますか?

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