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水洗いで生地が薄くなる。

いつもコメントをくださる、くまさんのお話から話を広げてみたいと思います。(^.^)

ファスナーやボタンの破損に、クリーニングの溶剤が影響を与えていると言う事はないか?と言うご質問でした。
ドライクリーニングの溶剤は、化学物質ですし一般の人には馴染みがないのでもしかしたら不安に思う人もいるかも知れません。
さらに、ドライクリーニングよりも水洗いのほうが体に優しそうなイメージがありますし、いい感じもしますよね。

でもね、水洗いにも恐い話があるんですよ。

水洗いをすると、生地が薄くなっていく、今日はそんなお話です。

化学物質ならまだしも、水なら大丈夫じゃない?と普通は思うと思います。
しかしですね、水洗いをする事で、溶けてしまう事も有るんですね。

どんなものが溶けるかと言いますと、ポリエステル繊維が溶けてしまうんです。
ポリエステルは、アルカリに弱いのですが、汚れを強力に落とす為に、水洗いの水溶液はアルカリ性になっています。
これが、繊維に影響し、溶けていくんですね。

解けるといいましても、穴があくまではいかず、正確にはやせ細っていく感じでしょうか。
洗いつづけていると、薄く透けてくると思います。

ポリエステルの、この性質を利用して、極細繊維が作られています。
減量加工と言いまして、アルカリで強制的に痩せさせて糸を細くするという技術です。
シルクのような風合いを持つのですが、ちょっと弱いのが難点ですね。

水洗いも、扱い方を間違えると恐いんですよ・・・。
一般のご家庭ではありえませんが、水洗いで穴があくなんて事もあるんです。
これもアルカリが関係しているんですけどね。

水洗いも、ドライクリーニングも、得手不得手があります。
特徴があるといったほうがいいでしょうか。
その特徴をうまく利用しつつ、生地や服飾品をおかしくさせないように洗うのが重要なんですね。
そのために、各々の特徴を理解しておくと、更に綺麗にすることが出来ます。

意外と知られていない水洗いの話し、また何かの時にご紹介しますね。

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コメント

追伸です。

繊維が分るほど解けるということは、通常ありませんのでご安心ください。
市販されている洗剤を普通にお使いの場合は、ほぼ問題はありません。

ただし!洗剤の使い方や洗浄温度などによって変わってきます。
お気をつけくださいまし。

投稿: boribori | 2006年11月25日 (土) 01時19分

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