セーターがきつい・・・。
友達から電話をいただきました。
セーターがきつくなったとお客様からお電話をいただいたといいます。
セーターがきつくなった・・・・・、一般の方は縮んだと思うかもしれません。
しかし、セーターの場合はなかなかそう判断しにくい理由があるんです。
セーターは編物です。
織物と違い、組成がきつくないので、動き易いと言う性質があります。
どういう事かといいますと、伸び易いんです。
みなさんもご記憶にあると思うのですが、ちょっときついかな?と思っていたニット製品が、しばらく着ているときつくなくなる事があると思います。
これは、ニットが体に合わせて伸びているからなんですね。
しかし、伸びたままかと言うとそうでもないのが難しい所でして、クリーニングをすると元の形に戻ろうとします。
つまり、"縮む"わけです。
体に合うようにオーダーで作っていない限り、必ず服はどこか伸びている所があるものです。
それらは、体に合わない部分に力がかかった結果、伸びているわけですからその緊張がとけると元に戻ろうとする力が働きます。
これは、どんなに丁寧にクリーニングしても、必ず起きる現象と言ってもいいでしょう。
しかし、私たちもただ手をこまねいているわけでは有りません。
仕上げの時に、元に戻る事や着ていたサイズを想定して、伸ばすように仕上げているんです。
中には、想定を超える事もあるので、今回のようにきつく感じてしまう、と言うことも有るかもしれません。
もし、そのようなことが合った時は、ぜひ言ってくださいね。
先ほども書きましたが。ニット製品は伸びるので修正がききます。
プロが使っている道具を使い、蒸気をかけながら伸ばせばご希望の通りになると思います。
きつくなった、と言うお客様の中に、極たまに、体のサイズが大きくなってしまったと言うお客様もいない事もありません。
衣替えで洗った衣類を次に着るのは半年先。
たまに、サイズが変わるなんて事もあるんですね。
お客様にもいえないし、かなり厳しかったりします。
きついと思ったら、慌てずにクリーニング屋さんに相談してみてください。
状態を見て、適切な対処をしてくれると思います。
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