光っても良いですか?
先日、調布からいらっしゃったお客様と話しをしていたんです。
最近調布方面から、お持ちになるお客様が多いんですよね。
そこでふと気になったので、調布の方のクリーニング屋さんの話を聞いてみたんですが、びっくりしてしまいました。
そのお客様、普通のスーツをクリーニングに出そうとするとこういわれたんだそうです。
『光っても良いですか?』
スーツが光っても良いですか?って、どういった返しでしょう?
光るってクリーニング業界では『アタリ』と言うんですが、要はアイロンなどで光って見える、と言うことらしいんですね。
しかし、普通はそんな事はありえない。
確かにアタリの出やすい生地というのはあります。
しかし、そういった商品は出ないように気を使って仕上げをします。
しかし、今回の商品は普通のスーツ。
受付時にわざわざ断りを入れなければならないものとは違います。
考えられる原因は主に二つ。
一つは、色が濃紺系でアイロンをかけるときに当て布を使ってないとき。
アタリは濃紺系に良く出ます。
これを防ぐ手立ては一つ、あて布をする事です。
もう一つは、汚れが落ちきっていないので、黒光りしてきた。
これは実際当店の近くでも確認が取れました。
クリーニングをして汚れが落ちきらないで、プレスをしていくと、だんだんと光ってくるんです。
素材もみず、いきなり光っても良いですか?なんて聞いてきたそうですから、このアタリがかなりクレームで寄せられているんでしょうね。
原因がどちらにせよ、早く手を打った方が良いでしょうね。
今まで受け付けて言われた話はたくさん聞いてきましたが、光っても良いですか?って言うのは初めてです。
びっくりしててはいけませんね。
本当に世の中いろいろな事があります。
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