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浴衣とドライクリーニング

先日、某SNSの中に面白い投稿があったんです。

浴衣を洗いたいのだが、以前クリーニング屋さんで変にされたので、どこへ出したらいいか?

と言う話でした。

浴衣のクリーニングは、結構難しいんです。
何が難しいかと言いますと、色が出る。
色を出さないように洗うのが難しいんですね。

その投稿には、いろいろレスがついていまして、いいお店を紹介する人、いいサイトを紹介する人、知識を披露する人といたんです。

皆さん、いろいろご経験されているようで、詳しい人もちらほらいます。

一瞬、私も何か書き込もうかな?と思ったんですがやめてしまいました。
と言うのは、最初の投稿に書かれていることだけでは、判断できなかったからなんです。

変にされたとありますが、どういう風なのか分からない。
色が出てしまったのか、プレスが変なのか。
それともまた別なものなのか。
それぞれ原因が違いますので、答えも変わってきます。

場合によってはお店を紹介する事もありますし、場合によっては商品の欠陥を疑う事もあります。
商品が悪い場合、クリーニング屋さんを変えても話になりませんし。

その中の投稿で一つ気になったのがありまして、ドライで洗うとダメになると言う話。

よく、ドライで洗うとだめになるとか化学反応を起こして・・・、なんていう方がいらっしゃるんですが、どこで仕入れてきたのか不思議に思うんです。

今回の投稿には、ドライの前に、『高温のドライ』でと言う言葉が入っていたので、なんとなく想像も出来るのですが、やはり釈然としないものがあります。

そもそも浴衣をドライで洗いませんし、高温のドライなんて、洗うほうとしては望んで洗いません。
気温の関係で結果として温度が上がる事はありますが、そのときのリスクはクリーニング屋さんなら承知の話。
事故が起こるような環境で洗うなんて事はそもそもしないはずなんです。

そもそも、ドライクリーニングが出来る前は水洗いしかなく、水洗いでの事故や風合い変化が嫌で、ドライクリーニングが開発されました。
水洗いと比べても、ドライクリーニングは変化が起きにくいんです。

前にも書きましたが、ティッシュを水で洗うと使えませんが、ドライクリーニングするとさらさらで洗う前とほぼ同じ状態で出てきます。

アパレルメーカーさんが水洗いよりもドライクリーニングを指定する事からも、形態変化が水洗いより少ないと言うのは察しが着くのではないでしょうか。

確かに、ドライ特有の事故もあります。
でもそれは水洗いでもいえること。

つまり、水やドライ溶剤の特徴を抑えつつ、生地や衣類の特徴に照らし合わせて使い分けをしているんですね。

クリーニング屋さんは何でもドライクリーニングをするわけではないんですね。

結局、呉服屋さんへクリーニングをお願いすると出ていました。
餅は餅屋だそうで、確かに言えてるなあと思います。

でもね、呉服屋さんが自分のところでやっていると思ったら、それも違うケースがあります。
クリーニング屋さんに出すケースもあるんです。
となると、どこへ出しているか?そこが非常に重要なポイントになってきます。

浴衣は洗いも重要ですが、実はプレスもお店によってかなり違うのでご注意を。
プレス機でがんがん押されてしまって、ぺったんこにされることもあります。
大量にこなしているところではよくある事なので注意してくださいね。

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