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事故事例集

どうしても避けられない、クリーニング事故。
お預かりするものがさまざまですので、起こしたくなくても起こってしまうことがあります。

クリーニング屋さんの技術の問題、衣類そのものの問題、着用の問題、保管の問題。
このように原因はさまざまで、変化が出るのはクリーニング後ですから、その判断は難しくなります。

そこで、事故の事例集というものがあるんです。

うちにも何冊あるでしょうか。
ざっと数えてみても、本で5冊、CDだと40枚くらいありますかね。

この事例集を読んでいると、だんだんと怖くなるんです。
と言うのも、素材や絵表示、具体的な洗濯方法などこと細かく書いてありまして、そして事故の具体的な情況が載っている。
そして科学的な検証をしているのですが、回避できないのではないか?と思うようなものが結構あるからなんですね。

見た感じ、普通の素材でも、使われている染料に金属が含まれていて、汚れや漂白剤と反応して穴が開いてしまうとか。
金属が含まれているかどうか、事前に見抜くことが出来るか?と言われるとおそらく厳しいんではないかと思うんですよね。
事故が起こって改めて、再現テストをし、突き止めていったからこそ分かった原因。
何とか次に生かしたいのですが、難しいことがしばしばあります。

ほかにも、素材そのもの問題もあります。
生地の強度がなくて擦り切れてしまうとか、破れてしまうとか。
読んでいると面白いんだけど、怖い。

次に事故を起こさないために使いたいんですが、実際は起こってしまった後に説明用として使うことが多いと聞きます。
こういう事例が報告されています、とかですね。

写真付で載っていますし難しい言葉でかかれてはいますが、きちんと証明されていると言う点でそういう利用法になるのかもしれません。

最近では、ネットでそのようなデータベースも存在します。
色々権利問題などで難しかったようなんですが、関係者の努力のおかげで身が結んだようです。
ネットなら即時性も発揮されますし、検索も容易になりますからね。

起こしたくない事故だけど、目をそむけるわけには行きません。
一つ一つ検証して自分の中に積み重ねていくことで、さまざまなケースを想定したクリーニングが出来るようになると思います。
難しいのは、知識が増えると思い切ったクリーニングが出来なくなるんですよね。
そのバランスが難しい。

繊細かつ大胆に、こうありたいですね。

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