普段着でも。
午前中、アイロンがけをしていると、娘がやってきました。
女のお子さんをお持ちのお父さんなら、半分くらいはわかってくれるかもしれませんが、女の子は非常に厳しいんですよね。
お父さんがめっちゃ好きか、めっちゃうっとおしく感じているか、のどちらかだと思うんです。
うちは?といいますと、どちらともつかず・・・、そのときの気分しだいでしょうか。
いや、厳しいほうが多いかな?
結構やられているほうでしょうね。(笑)
その娘が、ちょっと甘えるような声で話しかけてきます。
「明日面接で着ていくのでアイロンかけてください。」
見るとその手には半ズボンとシャツが一枚。
どうやら明日は、幼稚園の面接があるようなんです。
これは、気合入れないといけませんね。久しぶりにお父さんに優しい?娘の頼みですから。
ちょうどセーター類を仕上げていたところだったので、シャツとズボンを預かり、他の物が片付いてからかける事にしました。
一時間がたち、あらかた仕上げ終わったところで、娘のものに取り掛かります。
といいましても、子供のものですので、そんなに時間がかかるわけではありません。
大人のものと違いまして、かなり小さいですから、アイロンがかけられる所も限られてきます。
ズボンは問題なく終了・・・。
シャツは袖が思ったよりも大きかったので、本カウスをとってあげることにしました。
袖の仕上げにもいくつかあるのですが、バチン!とつぶしてしまうような仕上げではなく、きちんと袖のタックをとる仕上げにしてあげたんですね。
袖のタックをきちんと取ると、袖の見栄えが抜群に良くなります。
着易くなりますしね。
通常、大人のYシャツの場合は、人型の機械が袖のタックまでとってくれます。
でも、この機械では子供の服はとてもじゃないけど通りません。
ということで、完全に仕上げですね。
そしてたたんで仕上げ終了。
子供服はいつ仕上げてもかわいいんですよ。
まるでミニチュアみたいで、ちょこんとした存在感がとてもかわいい。
来店されたお客様に、見せちゃいましたからね。
この小ささがかわいいですよねって。
半分押し売りだ。(笑)
実は今日かけた娘のものはすべて普段着なんです。
毎日着ているものですし、食べこぼしはしているわ、泥汚れはつけてくるわの年季が入ったもの。
もちろん、知り合いのお下がりです。
でも、こうしてきちんと洗い、きちんとアイロンをかけることで面接にも着ていけるようになります。
服がちゃんとしているって言うこともあるんですけどね。
これで明日の面接は大丈夫かな?
だめだったら、私のせいだとか言われそうだ。
がんばってもらわないと。
無事に、受かりますように。
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