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クリーニングの本質は?

先日、お伺いしたお客様のところで、奥さんがこうおっしゃっていました。

娘さんが服を洗いたがらない・・・。

理由を問いただすと、どうも形が崩れるからとか、縮むからとかそういう事らしいんですね。
奥さんいわく、安物を買うから悪いんだ、と言うことなのですが、娘さんからすると良いものを買っている!と思っているようです。

奥さんが最後にポツリ。
衛生的に汚いんだけどねえ。
目的は綺麗にすることなんだから。

おっしゃるとおり。
クリーニングの本質は、公衆衛生なんです。
ですからクリーニング屋さんの管轄は、厚生労働省に属しています。

本来一番気にしなければいけない、綺麗にすると言うこと。
汚れや雑菌などを洗い落とし、衛生的に綺麗に保つのが本来の目的なんですね。
しかし、今は衛星目的がだんだんと薄れて着ているのも事実。
洗わないで着ている人もかなりの数いらっしゃいます。

戦後の日本に比べ、裕福になり見た目は綺麗に見えていますが、果たして本当のところどうなんでしょうか?
洗わないで着ている人のなんと多いことか。
におい消しや除菌剤があるのでまた違うとは思いますが、果たしてそれもどこまでのものなのか。
本当は衛生的によくないんではないだろうか?
本当のところは誰にも分かりません。

ファッション性の維持が最大の目的になりつつありますね。
先日聞いた講演会でも、そろそろ厚生労働省管轄ではなく、経済産業省の管轄にすべきでは?と言うお話も聞かれました。
まさに、そんな話が出てもおかしくないほど、クリーニングをする意味合いが大きく変わってきていると思います。

さて、件の会話の中にも問題は隠されています。
良いものを買っているつもり、この言葉、衣類を買う難しさをあらわしています。

うちの妹もよく言われていましたが、本人は決して安いものは買ってきていないんです。
ところが、流行の衣類を買ってきているので、デザインはよくても生地や縫製、つくりが粗雑なんですね。
下手すると、テストすらしていないんじゃないかっていう感じです・・・。
値段と素材の品質が微妙にずれているんですね。
デザイン料、と言うことなのだと思うのですが、普通に着るものですからやはり耐久性などの考慮はしていて抱きたい。

あまり派手ではありませんが、長年続いてきたスタンダードなものの方が作りがしっかりしていることは間々あります。
もちろん、値段も全然違うのですが。

衣類もクリーニングも、その目的が変わってきていると思います。
個人的には今の風潮はちょっと無理があるかなあと思っていますが・・・。
一見良くなっている様に見えて、衰退しているような気がしてなりません。

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