思い出すんだろうな。
仕事が終わり、まったりとテレビを見ていたときのことです。
医龍2と言うドラマをやっているんですよね。
そのドラマの中で、小学生くらいの子供が心臓を患って入院しているのですが、心臓移植して手がない。
しかし、なかなかすることが出来ない、そんな設定なんです。
そのときに一言こういったんです。
「いつまで我慢すればいいの?」
このセリフを聞いた途端、母が遠くを見つめるような目で、そうなんだよなあと言いました。
以前このブログでも書いたことがありますが、母は長男を亡くしています。
白血病で、小学一年生の頃にな亡くなったんです。
どうやら、そのときの記憶とダブったらしいんですね。
ドラマですから、何か伝えたいことがあるんでしょう。
心情を伝えたいと言うのかな。
でも、時にそれが残酷に思い出させることがあるんだなと思いました。
昔聞いたことがあるのですが、やはり入院中の兄は同じように、いつまで我慢すればいいの?もう我慢できないよ、と言ったんだそうです。
その話を聞いたときはつらいんだろうなあと思っただけですが、今自分が親の立場になったときにそのときとは違う感情で聞くことが出来るんですよね。
どうしようもない絶望感と言いましょうか、変われるものなら変わってあげたい、絶対治ると言えないのにただがんばれと言い続けるつらさとか、何で自分たちがこんなにつらい目にあわなきゃいけないんだとか。
そんな複雑な感情があるんでしょう。
ドラマを見ながらね、せめてドラマの中だけでも助かって欲しいなとぽつりと言ってました。
やっぱり、思い出しているんだろうな。
来週が最終回、作り物なんだけど、良い結果になって欲しいなと思います。
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