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職人がいなくなるかも?

おじいちゃんが亡くなったときに、お線香を上げさせてもらいに行ったときに、職人の話になったんです。

おじいちゃんの人柄から始まったのですが、何よりも評判のいい人だったので腕が物凄く良い。
腕が良いということは、物凄く厳しいんですね。

仕事に厳しい、息子に厳しい。

もうとにかく厳しかったと言う話になりまして、そこから職人とは?なんていう会話になったんです。
いい職人は、お手入れをよくします。
仕事でつかったらすぐ手入れをする。
だから、道具がいつもぴかぴかなんです。
道具を見れば職人の腕が分かる、そういっていました。

また、職人は手を抜けないんですね。
だから厳しいのですが、それが年々少なくなってきているようなんです。
おじいちゃんがバリバリに息子さんを鍛えているときでさえ、子供を甘やかす職人がいたんだそうです。

甘やかされた職人は、腕が良くてもいい仕事ができないんですね。
腕が良いのといい仕事をするのは違うんです。

いい仕事をするのには、腕が良いほうが良いのは当たり前なのですが、腕が良い人が毎回その技術を100%発揮するかと言うとそういうわけでもないんですね。
時には手を抜くかもしれない。
手を抜かず、一生懸命やりぬいて、初めて良い仕事に化けるんです。

すると、良い仕事をするための条件は、気持ち、になるとおもいます。

ですから、厳しい職人は仕事にもまっすぐですから、いい仕事をするようになるんですね。

昔は仕事がすべて手作業でした。
ですからやって行くと皆さん技術を覚えて行ったんですが、最近はちょっと様子が違います。
どの仕事にも機械が入ってきて、仕事自体が簡素化されている。
昔ながらの仕事をすると、そこまでは要求していないよ、と言われてしまうこともあります。

むむっ!職人の危機だ。

やる気がなくて職人がいなくなるのも問題ですが、半強制的に職人がいなくなるのも困ります。
実際、クリーニング業でも職人が激減しているんですね。

私たち二代目の世代もどちらかと言うと職人と言うよりは、経営者に近い存在になりつつあります。
すると、品質とコストを計りにかけだすんです。

このくらいで良いのかな?と。

お客様が支持してくれていると言うのは、生の声ではなかなか届きません。
すると、どうしても売り上げの大小でお客様の声と判断することが多いんです。
どうしても、安いものの方が売れますし、お客様の評判も良くなります。
すると、仕事も簡素化されて行っちゃうんですよね・・・。

お客様は安いに越したことはないけど、品質が落ちても良いとは思っていないと思うんです。
その声が私たちに届くようになると、またいくらか動きが変わってくるのかなあと思います。
職人復活もありえるかも。

いい仕事だったら良かったといってあげてください。
もっといい仕事を望んでいるのなら、言って上げて下さい。
お客様の生の声をみんな待っています。

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