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ドライクリーニングが出来ない理由とは?

ドライクリーニングできないという表示がついている衣類に良く出会うのですが、その理由がどうしても分からない時があります。

先日もお預かりした黒い綿のズボン。
どこをどう見ても、ドライクリーニング出来ないようなつくりにはなっていません。
逆に、水洗いするよりも、ドライクリーニングする方が色もきれいだし、良いと思うんです。

染色が顔料を使われているのかな?とも思ったんですが、品質表示にはその旨書いていません。
今は、顔料プリントの場合、きちんと書いてあるものなので、表示されていないって言うことは、違うと思うんですよね。

でも、それ以外思い当たるところはないし・・・・、と延々悩み続けて30分。
表示に書いてあるメーカーさんへ電話をして聞いてみました。

電話に出たのは若い女性。
とても丁寧で優しい声です。

こちらがクリーニング屋だということを伝え、商品にドライクリーニング×の表示があるのでその理由を知りたいといいまして、教えてもらいます。
商品の番号を伝えると、ちゃんと分かるんですね。
待つこと数分・・・。

最初に説明されたのは、右のポケットにあるマーク。
丸が6個ついていてそれが剥げると言います。
ところが、このマーク、刺繍で出来ているんです。
プリントならはげるんですが、刺繍でそういわれても納得しません。
そう伝えると、すいません間違えでした、とおっしゃいます。
そして、次に出てきたのがドライクリーニングできない理由でした。

ズボンの裏側、ベルト通しの真裏、ちょうど背中の部分に、直径1センチくらいのメーカーのロゴがついているんです。
わざわざメークを縫い付けているんですが、これがドライクリーニングすると、はげるかもしれない、と言う理由でドライクリーニングが出来ないんだそうで。
確かに、ドライクリーニングで変化が起きそうといえば起きそうな感じの素材です。
でも、起きないかな?と言う感じもします。
メーカーさんの方でも、はげると言い切りませんでしたので、おそらくテストなんかしていないんでしょう。

ここでいくつか考えることがあります。

1つは、とても丁寧な対応で、こちらの質問に丁寧に答えてくれてうれしかったこと。
こういう関係をお互い続けていけたら、事故やクレームが減るだろうなと思います。

もう1つ、何で真裏にそんなものをつける必要があるのか。
それをつけなければドライクリーニング出来た訳です。
人に見える場所でもないのに。
よしんば、つけたとしてもですよ、ドライクリーニングできる素材を選んでつければ良いわけで、本当に悔やまれます。

こういう所で、もうちょっとだけメンテナンスを考えた商品つくりをしてくれたらなあと思うんです。

洗濯は、水洗い、ドライクリーニング、両方出来る方が良いと思います。
と言うのも、ドライクリーニングは油汚れに強いので、どうしても必要なんです。
水洗いで油汚れを落とそうとすると、これがすごい大変。
完全に落ちきらないこともあります。

汚れには種類がありますので、その種類に合わせて洗濯方法を選ぶ必要があります。
出来ることなら、両方のクリーニングが出来るように、そういった商品作りをしていただけると良いかなと思うんですね。

ワンポイントのために出来ない、非常に悔しいです。

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クリーニング」カテゴリの記事

コメント

こんばんは 浅美です。繁忙期も落ち着きを見せて、代わりにクレームに追われてあたふたしています。でも、繁忙期っていちばん勉強になりますね。
もともとファッションには疎いのですが、今年はとくに「何で受付ればいいのか?」と悩む洋服が多かったです。虫食いかな?と思ったら、そういうデザインだったりして(苦笑)。難しく考え過ぎているのかもしれませんが、ニットの洋服にしても「セーター」か「セーター+ロング料金」か「ニットワンピース」か「コート」にするか、微妙な洋服が多かったです。一見、子供服にしか見えない小さな服とか惑わされました。デザインが複雑過ぎて、グルグル回して「襟(後ろ)は、こっちかな?」とタグ付けしたら、仕上がって戻ってきたら前に付いていたり(苦笑)。加工品も多く、はじめて「バイオウォッシュ加工(?)」という加工を知りました。「特殊加工」とだけ書かれた洋服も多々出会い、どう特殊なのか判らなくてリスクの説明等どうすればいいのか判らず困りました。自分でも「どうしちゃったんだろう?」と思うくらい、今年は判断に困ってます。

投稿: 浅美 | 2008年6月 5日 (木) 22時53分

浅美さん、まいどです。
繁忙期もそろそろ終わりでしょうか。

判断に悩む衣類、非常に多いですよね。
中途半端、と言うのはまだ良いんですが、おっしゃるように判断に迷う加工などは正直悩みの種です。

流行りもありますから、もしかすると今年はそういった特殊なものが多い年なのかもしれません。
また、浅美さんが仕事に慣れてきて、より気がつき始めたのかもしれません。
どちらにせよ、日々の積み重ねですから、頑張っていくしかありませんね。

衣類の加工の勉強は、常にしておかないと説明が出来ません。
しかし、新しい加工の多い事多い事・・・。
いい加減なのも多いので、難しいところです。

投稿: boribori | 2008年6月 6日 (金) 07時50分

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