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2008年9月

力を入れているポイント

クリーニング屋さんにも、各々お店の特徴があります。
力を入れているポイント、と言うものがあるんですね。

価格の安さに力を入れているクリーニング屋さん。
染み抜きに力を入れているクリーニング屋さん。
集配に力を入れているクリーニング屋さん。
水洗いに力を入れているクリーニング屋さん。
革製品に力を入れているクリーニング屋さん。

このように特徴があるわけです。
それはおのずと出来る仕事にも違いが出始めます。

クリーニングする品物もいろいろあります。
また汚れの種類も。
そして、お客様の望みも違うわけです。

ここで重要なのが、自分の望みと製品とクリーニング屋さんをうまくマッチアップさせる、と言うこと。

自分がどうしたいか、と言うことをはっきりさせ、次に製品にあったクリーニング屋さんを選びます。
するとほぼ間違いなく希望のクリーニングがしてもらえる。
どこも同じだと思って利用していると、思うようなクリーニングに仕上がってこない事があるんですね。

ただ、クリーニング屋さんの違いがいまいちお客様に伝わっていないのも事実。
お店の外見や、チラシ、ホームページを見ただけでは、判断できないんですよね。

たとえば、当店へきていただいても、他のお店の方が妥当だなと判断する事もあります。
そのときは、他店を紹介するんです。
ただ、紹介するにしても、どこでも良いという訳ではないので、こちらも相当気を使いますね。
お客様が何を求めているのか、そこをよく聞いて、選ぶようにしています。

最近、本当によく思うのは、クリーニング屋さんの区別がつかなさ過ぎと言うこと。
本人たちは差別化しているつもりなんですが、お客様には伝わっていないのが気になっています。
終いには口コミで広がるとか言っている業者までいるし・・・。
間違いじゃないですけど、それに頼っているのもどうかと思います。

この違いが表現できたら、またクリーニングってイメージ変わるんじゃないかなあと思うんです。

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築地魚河岸三代目を読んで。

先日築地へ嫁さんが行った際に、チョウさんから本をプレゼントされました。
その本が、築地魚河岸三代目、という、いわゆるマンガ本。
最近映画化もされましたね。

この本、コンビニでも見かけるし、チョウさんとの会話にも出てくるし、でも今まで一度も読んだ事がありませんでした。

せっかく頂いたので、読んでみます。

一巻を頂いたのですが、内容はこんな感じ。
元銀行マンが奥さんの実家である中卸の三代目として奮闘していく、と言うもの。
魚の知識などまったくない中、一つ一つ経験しながら助けられて成長する様が描かれています。

読んでいるうちに、ふと懐かしく感じましてね。
そういえば自分もこんなだったなあと、思っていました。

私も子供の頃からクリーニング屋の息子として育ってきましたが、クリーニングの事などまったく知らず育ってきました。
結構そんなもんだと思うんですよね。
だって、洗ってくれといえば、アイロンのかかった服が当然のように出てくる。
洗い場なんて、薬品はあるし、当時の機械はむき出しが多くて子供が入るととても危険でしたから、滅多に入らなかったし。

そんな自分が成人して、他で仕事をしてから、クリーニング屋に入ったんです。
この漫画とほぼ同じような状況。

クリーニングのことなんてまったく知らないし、繊維の知識すらない。
良い物悪いものの区別もつかないので、どれが良い仕事かすら分からない。

また、当時のお客様は、かなり厳しくて、入ったばかりの私に、お前の代で腕が落ちたら来ないからな!、なんてよく言われました。
だからもっと精進しなさい、と言うお客様からの励ましの言葉なんですけどね。
当時は言葉面を真に受けるほど余裕もなく、ただただ仕事していたように思います。

職人系の世界ですから、黙って教えてくれるわけもなく、やはり目で見て盗め、なんて言う感じなんですよね。
自分で勉強しろと。
こちらも、なめられているのも癪なので、一生懸命勉強し、これで十分説明できるほど勉強したぞ、と意気込んでは、撃沈する、と言う繰り返し。
それでもやってこれたのは、お客様の喜んでくれる笑顔を知ったからでしょう。

なんかね、漫画なんだけど読んでいて、ジーンときまして。
懐かしさと、この一途さが必要なんだよなあと改めて感じたんです。

良い本だなあ・・・・・、全部で何巻だ?(笑)
すでに買う気満々だったりします。

余談ですが、クリーニングの説明ってかなり難しいんですよね。
繊維の知識、洗いの知識を勉強しても、お客様への説明ではそのまま使えません。
私も良くそこで失敗しました。

最近、勉強家のパートさんが説明をしているのを見たりするんですが、本に出てくるものをそのまま説明しているのを見ると、微妙だなあと感じるんです。

よく母に言われたのが、プロに説明するんじゃないんだから、その説明じゃダメ、と。
クリーニングの説明で、一般の人に分かりやすく説明できる人は少ないんじゃないかなあと思います。
薬品の名前を羅列したり、成分の名前を羅列したりするのを聞いていると、プロっぽく見えるんですけどね。
それは理解してもらう説明じゃないし。

漫画を読んで、そんな基本的な事を思い出してしまいました。

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大間のマグロと尺鮎。

午前中、宅配便業者さんがやってきました。
何かな?と思っていると、、鮎。

誰も頼んでいないし、誰からだろう?と見てみると、なんとチョウさんからでした。
すぐさまチョウさんから電話が入りまして、今日家にいないので、うちへ転送したとの事。
夜帰りに寄るので、2匹残しておいて後は食べていいよとおっしゃいます。

新鮮さを好むチョウさん。
一日動いて、夜帰ってきてから鮎を焼くことが出来るかな?と考えるときっと無理。
下手すると諦めて捨てちゃうかも!と思い、うちで炭をおこすので焼いて食べませんか?と打診してみた所、OKの返事。

冷蔵庫に仕舞おうと、箱を明けてみてびっくり、大きさ30センチ弱はあろうかと言う立派な鮎が3匹。
こんな大きい鮎を見た事ありません。

どうやらここに頼んだらしいんですね。

熊本の尺鮎

とても立派な鮎だ。
しかも天然物。
昨日築地で買ってきた秋刀魚もあるので、今晩は七輪で焼くことに決定。

夕方、炭を熾し、程なくチョウさん登場。
家から持ってもらった塩をふってもらい、15分ねかせた後で焼き始めます。

焼き始めるといいにおいが。
こりゃ絶対うまいはずだ、とすぐ分かるのが不思議ですね。
油も滴り落ちて、裏返すと、ちょうどいい焼き具合。

焼けたらすぐ食べなきゃ、と言うことでいそいで食べてみると、なんと子持ちではないですか。
道理でお腹が大きいはずだ。
もう一匹はオスだったのですが、不思議に同じ天然物で、同じような大きさなのに、食べ比べてみると、メスのほうがおいしいんですね。
子供がいるのに何でだろう?と思いつつ、みんなオスよりもメスのほうに手を伸ばします。

みんな正直で、おいしいのになぜかオスに手を出さない・・・。
贅沢だな。

次に秋刀魚を七輪で焼くのですが、前日ガスコンロで焼いた秋刀魚も非常に新鮮でおいしかったのに、やはり七輪で焼くと一味も二味も違います。
気分的なものではないですね。
明らかに違いますから。

でも、おいしい焼き魚を食べるために毎回七輪に炭熾すのも手間ですし。
やっぱり特別な時しか出せないかなあ。

みんなでおいしく食べている最中に、土曜日の築地ツアーの話が。
チョウさんから、本当に何食べたか聞いてないの?といわれます。

どうももったいぶっている・・・・・、と言うよりいえないような感じ。
そんなにうまいもの食べたのか?手の込んだもの食べたのか?と思っていると、チョウさんがポツリと一言。

昨日、大間のマグロ食べたんだよね。

そんな話、嫁さんから一言も聞いていません。
たまたま大間のマグロが入ったらしく、コースに入れてくれたらしいんですね。
どこに、3500円のコースに大間のマグロを使うお店があるんでしょうか。
しかも、厚岸産の生牡蠣があるとかで、こちらも食べてきたとか。

ほんと、昨日行った人たちはついていたんでしょうね。
大間のマグロ、食べてみたかったなあ・・・。

食べてきたならそういえば良いものを。
隠すほどうまかったのか。
食べ物の恨みは恐いよ〜。(笑)

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チョウさんと行く、築地ツアー。

今日は私の話じゃあないんです。
今日、ここによく登場するチョウさんが築地を案内してくれると、嫁さんと友達数人で築地ツアーへ行ったんですね。

今年のお正月に、私もチョウさんに連れられて、築地へ行ったんです。
そのときは嫁さんはいけず、私があまりにも築地は面白いぞといっていたもんだから、行きたかったんでしょうね。
また、周りにも築地って面白いですよ、といっていたもので、皆さん興味がある。

チョウさんもいい人で、忙しい人なのに、気さくに、行ってくれれば案内するよ、なんて言ってくれるもんだから、ついつい甘えちゃうんです。

築地ツアーは、ぐるっと築地を案内してくれまして、中卸でお買い物が出来、場外でもお買い物が出来るというとても面白いツアーなんですね。
私たちのときは、場内にあるお店で食事をしたんですが、なんと今回は、千秋と言うむちゃくちゃおいしいお店でお食事をするらしい。

もうそれが悔しくてね。(笑)

チョウさんのブログに、千秋のイベントの写真が載っていたりするんですが、そのどれもを見ても、きちんと仕事された、おいしそうな写真なんです。
新鮮なだけでなく、少し魚をねかせて熟成されたうまみを味あわせてくれるらしいんですね。

一度、行ってみたかったんですよ。

なのに、なのに。
先にいかれるなんて。

帰ってきた嫁さんにどうだった?と聞くと、おいしかったと一言。
もっと何か表現はないんかい!といっても、何もなし。
本当に、おいしかったんでしょうねえ。

今日の築地ツアーもとても面白かったらしく、行った人たちは大満足だったようです。

ツアー参加者の中で、チョウさんがとても面白いと、是非チョウさんを囲う会をやろうといっている人がいたとか。
でも、食事はチョウさんにお願いして作ってもらおうと、ちゃっかりしています。

忙しい人なんだぞ。(笑)
やるなら私も混ぜてください。m(__)m

築地場内は、一般の人も入れます。
でも、ちゃんとしたガイドさんがついてくれると、歴史から成り立ちまで、詳しく聞くことが出来る。
日本の食事情を支えてくれている築地、一度でいいから、是非行ってもらいたい場所ですね。

今回の参加者に、チョウさんから本を一冊プレゼントされたらしい。
何から何までありがとうございます、チョウさん。

次は僕をもう一度連れて行ってください。(笑)

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がっちりマンデー

最近、クリーニング関連のお話が良くテレビに出ているようです。
自称、クリーニングマニアな私の日課は、テレビ欄に目を通す事。

一面を見た後はすかさずテレビ欄へ移行、上から下までずーっとクリーニングの言葉がないかチェックしているんです。
で、それらしいものを見つけると、なるべく見るようにするか、録画しておくか。

しかし、時には気づかない事もあるんですね。

日曜日の朝、TBSで放送されている、がっちりマンデーと言う番組でクリーニングの事が取り上げられたらしいんです。
私、これに気づかなかったんですよ。

日曜の朝は子供たちがテレビを占拠しています。
アニメから、戦隊物、仮面ライダー、へと順次移行して行き、大人たちがテレビを見れるのは落ち着き始める9時過ぎ・・・。
見れるわきゃあない。

がっちりマンデーでクリーニングが取り上げられたという話を、広島の同業の友達から噂で聞いていたんです。
最近、よくテレビでクリーニングの話が出てるよって。

内容もうっすら聞いていたのですが、聞けば見たくなるじゃないですか。
でも、もう放送されていないので、見る事は出来ない・・・・・、と思っていると、なんと見る事が出来たんです。

布団のクリーニングをお届けにお客様の所へお伺いしたときの事。
とても仲がいいお客様で、お布団をお届けしたときに、玄関先でいつもの様におしゃべりをしていたんですね。
すると、がっちりマンデー見た?とおっしゃいます。

そのときは、がっちりマンデーと言う名前を忘れていまして、でもどこかで聞いた名前だぞ?と一生懸命思い出そうとしていたんですね。
すると、お客様がクリーニングの話が出ていて、録画してあるから見る?とおっしゃってくれるんです。

もう、うれしくてうれしくて。

自称クリーニングマニアですから、私は。
クリーニングに関するものは集めたい、調べたい、知りたいという欲求が働くんですね。
諦めていたものが見れるなんて、こんなうれしいことは他にありません。

二つ返事でDVDを頂きまして早速家に帰ってみることに。
うーん、なぜか再生されないんですね。
家にDVDを再生できるものはカーナビとパソコンしかありません。
パソコンで再生できないとなると、どうすればいいんか。

あれやこれやとやっているうちに、何とか夜に見る事に成功。
こう言う取り上げられ方だったのね。

10年ほど前に噂で聞いていた、千葉の水洗いのクリーニング屋さんのお話も出ていまして、地道に続けていたんだなあと、なんとなくうれしく思いましたね。

Kさん本当にありがとうございました。

実はKさん、このDVDを私に渡そうか迷っていたらしいんですね。
ご主人に、おせっかいじゃないか?といわれたらしいんです。
全然そんな事ないんですよ。
お客様の中には、新聞に折り込んであるチラシや、ポストに入っているチラシなどを取って置いてくれて私にくれる人もいらっしゃいます。
参考になるでしょって。

本当に参考になるんですよね。

みんなに勉強しなさい、研究しなさい、手伝うから、といわれているようで、うれしく思います。
人の善意って、いいもんですよね。
また、それを感じる事が出来るという事もうれしい。
最近は人の善意すら信じられない、と言う人もいらっしゃいますから。

育ててもらっているなあと本当に感じますね。

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うーん、それはどうなんだろう?

夜、食事を取りながらテレビを見ていたときの事。
ちょうど各番組が終わり、何か面白い番組がないかなあと、チャンネルを変えていたんです。
するとパッと映ったのが、通販番組。

この通販の番組って面白いですよね。
この中に、買いたいと思わせるようなテクニックがたくさん詰まっている。
客としてみても面白いんですが、分析しながら見ても結構面白いので見るものがないときはたまに見ているんです。

今日取り上げていたのが、収納袋。
それもただの収納袋ではありません。
吊るしてある物を数枚まとめ、一枚の袋に入れ、さらに掃除機で圧縮できるという品物。
布団圧縮袋のハンガー版、といった感じの代物です。

この商品を見たとき、すぐさま違和感を感じました。
これ、大丈夫なのかな、と。

ぱっと見ただけで判断は出来ませんから、そのままどうやって圧縮するのか、見ていきます。
数枚のコートやジャケットなどを一枚の袋にいれ、上から掃除機で空気を抜いて圧縮させていきます。
見事にぺったんこ。
たしかに、クローゼットの中は格段に隙間が出来、収納力がアップします。

最後まで見てやっぱり違和感が。
どこに感じたのかといいますと、まず思ったのがしわが強力につかないか?と言うこと。
布団ならしわがついてもさほど気になりませんが、洋服は違います。
圧縮してしまうくらいですから、かなり長期間保管するはず。
となると、着いたしわが固定される恐れがありますよね。
これをご家庭で取れるのか?

私は厳しいと思います。

実は同じような事例がありまして、クリーニング屋さんの保管サービスで、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ状態で長期の保存をし、いざ仕上げようとすると、強力にしわがついてなかなか取れなかった、と言うものがありました。
パートさんでは仕上がらず、職人さんに頼んでやる事になったと昔聞いたことがあります。

袖のあるものなどは、厳しいと思うんですよね。

そしてもう一つ、気になったのがつぶれてしまわないか?と言うこと。
嵩張る衣類はやはり冬物です。
番組でも主に冬物をメインにやっていたんですが、圧縮するとつぶれますよね。
たとえば布団のようなわたなら、日に干したりとか乾燥機で回したりとか出来ると思うんです。
所が、これが衣類ですとそうはなかなか行きません。

微妙なふっくら感がなくなったりすると、暖かくなくなりますし、しわの件と同様ご家庭で出来る作業じゃなくなると思うんですね。

布団なら何とかなりそうですけど、この圧縮を衣類に持ってくるとちょっと厳しいんじゃないかなあと思うんです。

番組では、礼服とかいいんじゃないかといっていましたけど、着るときは急な品物ですから、不安が残りますよね。
ただ、完全密封ですから、虫食いの心配はなくなります。
この点はいいと思いましたけど。

服のしわなんて気にしない人が多いってことなんでしょうかね。
クリーニング屋さん的には厳しいと思うんですけど、一般の消費者にとってはどうなのか、興味があります。

来年、また同じ商品が売られていたら、評判がいいってことですよね。
来年まで結果待ちましょう。

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さまざまなハンガー集まる。

少し、風邪が落ち着いてきました。
今年のは鼻が出ますよ。
お気をつけください。

さて、リサイクルの一環として、ハンガーを回収するクリーニング屋さんが増えてきました。
お店によってはハンガーを持ってきてくれると、10円のサービス券をお渡しする所なんかもありますね。

ハンガーにも種類があります。
これがかなりの種類になるんですね。

数年前までは、針金ハンガーが非常に多かったんです。
しかし、リサイクルが推進されるようになり、回収しやすいプラスチックのハンガーが一斉に使われ始めました。
また、今まで畳みで納品していたYシャツなども立体包装になり、Yシャツ専用のハンガーなども開発されています。

どこのクリーニング屋さんもメーカーさんからハンガーを買っているのですが、まあいろいろあるんですよね。
しっかりした作りのものから、すぐふにゃっと曲がってしまうもの。
一つのハンガーでいろいろとつるせる、お得なもの。

当店で使っているハンガーも戻ってきますが、他社で使われているハンガーもかなり集まってくるので、ハンガーをおいてある場所を見ると、揃っていないのでいびつに見えて面白いんですね。

コスト削減やら、システム上必要なハンガーとかあるんでしょう。

当店がハンガーを選ぶ基準はまずしっかりとしている事。
そして、なるべく衣類の形が崩れず、いい形のまま運べる事を基準にしています。
必然的にコストも跳ね上がるのですが、つるしてハンガーが曲がってしまうようでは困りますから仕方ありません。
必要なもの、として認識しています。

当店でも針金ハンガーを使っていたんです。
嵩張らないし、倉庫に置いておくのもおきやすかったし。
でも、どうしても針金ハンガーは、戻ってきても使えないものが多いんですね。
曲がっていたり、中にはさびているものも。
プラスチックハンガーにしたとき、あまりにも場所をとるので躊躇しました。
針金ハンガーの数倍の大きさなんです。
でも、これも時代の流れ、何度も使えるほうがやっぱりいいですからね。

ハンガー、皆さん捨てていませんか?
結構丈夫ですので、再度使うことが出来ます。
環境の面からも是非クリーニング店へお持ちになってください。
使えるものは使っていきましょう。

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暑さ寒さも彼岸まで。

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、ここ数日、めっきり涼しくなってきたように思います。
日中の暑さはまだありますが、朝晩の涼しさ、いや寒さと来たら、すでに秋ですよね。

暑い日が続き、秋が来ないんじゃないか?とまで思っていたのに、こうしてきちんと涼しくなるのが不思議で仕方ないです。

しかし、この時期はこの時期でまた難しいもので。
お客様もそうだと思うのですが、この時期は着るものに皆さん苦労していらっしゃる。
通勤のときは寒いくらいなのに、日中は暑い。
日中にあわせると朝晩つらいし、朝晩にあわせると日中つらいし、なかなか合わせ辛いと聞きます。
一枚羽織るものがあるといいのよね、とも聞きますね。

当店でも同じで、仕事をしなければ涼しいのでそろそろ長袖でも・・・、と思うのですが、いざ仕事をはじめ、ボイラーなんぞを焚こうものなら、一気に店の中の気温が高くなります。
いつもの様に汗だらだらかいてしまうので、やはり着る物に苦労するんですね。

仕事すれば半袖で十分なのに、仕事が終わると寒い。
お店のドアを開けるのも考えてしまいます。
Yシャツを仕上げだすと開けて置かないとダメなのですが、機械を止めると開けて置くと寒くて仕方がない。

非常に微妙な季節となっています。

こんな時期ですから、風邪など引かないよう、皆さん、お気をつけください。
寒暖の差が風邪を呼び込みますよ。
といいつつ、実は私どうやら風邪を引いた模様です。
家で一番初めに引いちゃったみたいですね。
これで当分、誰かが風邪を引くたびに、私が冷たい目で見られちゃうんだろうなあ。

皆さん、本当にお気をつけください。

今日は、早く寝ます。

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多種多様なクリーニング屋さん。

クリーニング屋さんにも、いろいろあります。
以前なら、大手チェーン店と個人店、と言うような簡単なくくりだったのですが、最近はさらに再分化。
仕事の内容も、細かく分類されていたりと、消費者の方がイメージする、普通のクリーニング屋さんとのギャップがあるようです。

個々の店によって、システムもかなり違うので、戸惑うお客様が増えているのではないでしょうか。

たとえば、当店は他のクリーニング屋さんに比べると、かなりお時間を頂いてクリーニングするケースがあります。
長いもので数ヶ月なんて事も。
もちろん、普通にクリーニングするものもありますが、特に気を使うものなどはお時間を頂いて丁寧にやらせていただくんです。
以前はそこまで時間のかかる品物はなかったのですが、最近の衣類の特徴である糸の細さ、柔らかさが顕著になってきまして、また汚れ具合も着用期間が長くなるにつれ落としづらくなり、時間をかけなくてはいけない状況になっています。
そのときの品物に合わせて変化していった形です。

また、最近はたたみとつるし、両方選べるクリーニング屋さんと言うのも出てきました。
これは、コストを最大限削減してお客様に還元しているのですが、畳むとつるしよりも数十円高い、と言うように値段設定自体を変えています。
大手チェーン店などにみられるんですが、畳むのってかなりコストがかかるんですね。
お客様の中には畳むときに出来る畳じわを嫌がる人もいますし、つるしの方が圧倒的に量産しやすいですから、お客様に選んでいただくようになったみたいです。

しかし、これが問題になるケースも。

お客様の中でいままでのクリーニング屋さんのイメージがあると、このシステムが逆に不便に感じるんですね。
当たり前のように畳んで返してもらっていた服がなぜか、つるしで帰ってきてしまう。
畳んでくださいとお願いすると、追加料金を取られてしまう。
納得いかない!

と言うようなことみたいです。

さまざまなクリーニング屋さんがあり、そのお店独特のシステムを作り上げているので、普通のクリーニング屋さんと言うのも難しい表現になってきました。
今、新しくいろいろと模索しているんでしょうね、クリーニング業界も。

私が知っている所で、基本のクリーニング料金がまずあり、それに服のデザインにあわせてデザイン料が上乗せされ、シミや汚れに対する技術料が上乗せされるといった料金体系を取っているお店もあります。
一見すると、今までにないやり方で複雑そうですが、各々の服の仕事内容がはっきりと分かるので、なれてくるとよさそうな感じもします。
料金の内容が分かると安心しますしね。

もう、普通のクリーニング屋さんと言う表現は出来ないのかもしれません。
大手チェーン店と私たち個人店とでは仕事も明らかに違いますし、料金内容もまったくといっていいほど違います。
似て非なるもの、と言う人もいますしね。
そうすると、一括りにクリーニング屋さんと呼んで良い物か、と言う話にまでなってしまいますが、それはまた別の機会に・・・。

クリーニング屋さん、お店によってシステムもみんな違います。
クリーニング屋さんはこうだ!と言う先入観を持たない方がトラブルは少なくなるような気がしますね。
仕上がり、洗いなどご要望があるときは、遠慮なくお店に言ってあげるといいと思います。

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発送しなくてよかったぁ。

台風が過ぎ、土曜日は結構暑く感じました。
実は土日どちらか着で発送をお願いされていたんです。

長い間お預かりしていましたので、発送したかったのですが、どうも天気が怪しい。
土曜日は台風一過で晴れるだろうなと予想はついたのですが、どうも日曜日がダメみたいだったんですね。
で、結局、まだすぐ着るものではないと判断し、お電話を差し上げて、発送を遅らせていただいたんです。

明けて今日。

午前中、高尾へお墓参りへ行ったのですが、早々に雨に降られ、発送しなくて良かったなとほっと一安心します。
雨もすぐに止み、お墓参りのときは傘もいらない状態でしたので、こちらとしては良かったのですが、ガラリと変わったのが夕方でした。

出産祝いを買おうと、娘と伊勢丹へ行ったんです。
電車に乗るときは雨も降っておらず、ニコニコ歩いていきました。
ところが、買い物をすると、店員さんがこう言うんですね。

外の天気がよろしくないようですので、こちらの袋にします・・・。

雨が降っているのか。
伊勢丹などのデパートでは、雨が降ると中の店員さんに分かるように、サインといいましょうか合図があるんです。
雨にちなんだ曲をかける所もあるんですよ。

店員さんが気を使ってくれたということはまず間違いなく雨が降っている。
中河原駅からほんのちょっとの距離でも、一人じゃないから雨は嫌だなあと思って、外に出てみてびっくり。
雨は雨でも大雨じゃないですか。
しかも、カミナリ付き。
こりゃ困った、と思ったのと同時にやはりここでも発送しなくて本当に良かったあ、と思いました。

最近の雨はこのような大雨が多いんですよね。
やっぱり、服の扱いになれていない人が持っていくことを考えると、不安があります。
丈が長いものが多いですから、下をすらないとも限らないし。
また、雨の湿気も嫌ですしね。

ほっとしつつも、電車に乗り、どうやって帰ろうか?と悩んでしまいました。
結局、息子に傘を持って駅まで来てもらって、無事に帰ることが出来ました。
同じ電車に、お客様を数人見かけましたが、やはりこの雨で傘がない様子。
中には自転車できているのよね、と、ブルーな人もいました。

ほんと、今年はこの雨と湿気にやられている感じがします。

遅らせた発送、週明けには発送できそうですかね。
そろそろ天気も落ち着いて欲しい所です。

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稲城 ケーキファクトリー・ホイップ

お客様に頼まれまして、葡萄を買いに行ったときのこと。
いつもお世話になっている葡萄屋さんで、高尾を買っていると、後ろにたくさんの葡萄があります。
しかし、全部房から落ちているのでおそらく商品にはならなさそう・・・。
こういうロスが出るんだなあ、大変だなあと思っていたんです。

すると、実あはこの葡萄、ケーキ屋さんへいくと言います。
高尾を使った葡萄、物凄く興味がある!
早速場所を教えていただき、買いにいってみます。

場所は稲城駅からちょっと歩いた所。
駅前の太い道路を登って行った突き当たりに、真っ赤なお店があります。

ケーキファクトリー・ホイップ

お店に入ると、すぐさま目に入ったのが,梨の稲城を使ったケーキ。
稲城のケーキもあるのかと、これも買わなきゃ。
しかし、高尾のケーキがありません。

下の葡萄屋さんで教えてもらったと話しまして、高尾のケーキはないんですか?をきいてみると、今作っている所だといいます。
しばらくまって、出てきたケーキには、周り中高尾でびっしりのケーキでした。

私が包んでもらっている間に何人もお客様がいらっしゃるんですが、、皆さんシュークリームを買って生きます。
後で調べてみると、シュークリームがおいしいようです。
次はシュークリームを買ってみましょう。

帰ってきて、箱を開けると改めて、ケーキの大きさにびっくり。
一人一個食べるとかなりのボリュームです。
でも、食べれちゃうんですよね。
誰が言ったか、甘いものは別バラ・・・、その通りでございます。(笑)

稲城も甘く、そのシャリ感もまたいいですね。
高尾もうまくケーキとマッチしていました。
収穫が終わってもしばらくは作れるそうで、こういった楽しみ方が出来るんですね。
高尾・稲城ファンとしてはうれしい限りです。

葡萄はまだ他にも使いようはありそうな気がします。
探したら、アイスとかもあるような気がするんだけど、どうだろう?

本町トンネルにある、農協のコンビニには、以前梨のアイスが売っていたんですよね。
今もあるのかしら?
あれもおいしかったですよ。

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洗うとき注意するもの。

さまざまな衣類がある中で、これは注意しなきゃ!と言うものも当然あります。
いろいろなパターンがあるので、これがなかなか判断が難しいんですね。

はっきりとこの素材は注意!と言うものもあります。
柔らかい繊維や、毛羽立ちやすい繊維、風合いが変わりやすい繊維などなど。
代表的なものは、絹、カシミヤ、アンゴラ。
これらは、扱いに細心の注意を払わないと変化が生じやすいんですね。

装飾品にも注意をします。
派手なバックルや大き目のボタンなどは物凄く気を使いますね。
どうしても破損の可能性が出てしまうからです。
なかなか同じものが手に入らないので、破損させるわけには行かない。
時には、外して洗い、仕上げた後再度取り付けるといった手間をかけることも必要なんです。

プリントがしてあるもの要注意です。
プリントは、その性質上、ドライクリーニング弱いものがあります。
使われている接着樹脂がドライクリーニングで溶け出し、プリントがはがれてしまう事があるんです。
また、熱に弱いプリントもあります。
乾燥しているときに熱ではがれてしまう事も。
これらは見分けがつきにくいので、注意を払いながら適切なクリーニングを選んでいく必要があります。


洋服自体に注意するものもあります。
作りが特殊なので、問題が起こるというケースも。
代表的なのがゴアテックスでしょう。
ゴアテックス、透湿防水布といいまして、水は通さないけど、湿気は通すという優れもの。
中が蒸れないと歌っている商品です。

防水されているので、洗うと浮いてしまいなかなか洗えないんですね。
そして、いざ脱水するとき、今度は中に入り込んだ水や溶剤が外に出てきづらくなるので、なかなか脱水が出来ないんです。
洗剤で落とした汚れを、すすぎと言う作業で希釈して外に出しているんですが、ゴアテックスのようなものだと、落ちた汚れが外に出きらず、袖周辺に汚れが集中してしまうといった事が良く起こるんですね。
これも洗うとき、非常に気を使います。

これら以外にも、同じ綿でもかなり気を使うといった商品もあります。
結局、商品を良く見て、特徴を把握し、適切な洗いを選択するという作業が必要なんですね。
しかし、このようにクリーニングしている所が全部じゃあないのがつらい所。
お客様が一番良くご存知でしょうか。

良いクリーニング屋さんは、仕分けも細かいものです。

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流行は回っている。

クリーニングの仕事をしていていつも思うことがあります。
それは、流行って、何年か周期で戻ってくるよなあって。

流行といいましてもここでの流行とは生地のこと。
クリーニングをしていると、その年の流行の衣類が出てくるので傾向と言うか特色と言うか、なんとなく見えてくるんですね。

で、それが数年起きに同じようにやってくるんです。

今日、テレビのアメトークと言う特番で、花の47年組と言うコーナーがありました。
昭和47年生まれの芸人さんをあつめ、そのときの懐かしい話や流行ったものなどを語り合っていくというコーナー。
今日は、22歳から23歳までの時のことを話していました。

当時の映像を交えながらなのですが、季節はどうやら冬。
着ている服がダウンがめちゃくちゃ多いんですね。

私も47年生まれでその当時は、クリーニング学校に通い始め、クリーニング屋さんになる第一歩を歩き始めた頃だったんです。

ダウン、そういえば流行ったなあと。
クリーニング屋さんは、どうしても流行と事故がリンクします。
ある特定の衣類が流行ると、粗悪品が出たり、素材そのものの問題でクリーニングした時に事故が起こったりするんですね。
そして、それらの情報は、業界紙に取り上げられたり、組合から各組合員へ情報として伝わったりするんです。

この商品で事故が多発しているので注意、とか。

ダウンは、やはり粗悪品が多く、縫い目が破裂して中のダウンが出てしまうといった事故や、洗った時に、中のダウンにこびりついていた鳥の油が染み出し、しみになってしまった、などの報告が多数あったんですね。

ダウンを扱う時の基本的な注意事項だと思うのですが、ダウンが流行ると業界紙などで事故注意!を良く見かけるようになります。

事故とリンクしますから、その情報を目にするたびに、あれ?この事故の注意は3年前にもあったな、とか思い出すんですね。

問題のある衣類ならアパレルさんがその素材を使わないなり、何か対策を取ってから出せばいいのにといつも思うのですが、商品として出てくる時はたいてい問題点はそのまま・・・。
ですので、いつも同じような注意報が出てくるんです。

もっとも、最初に出す所はちゃんとしているんでしょうが、後からまねして出す所が怪しいんですよね。
たいてい、まねしているので簡単にできていたり、粗悪品だったり。
そして、一番困るのが、パッと作って売ったら逃げちゃうパターン。
問題が起きて問い合わせをしても、もぬけの殻、なんていう事もあります。

これも、流行のようによく起こりますね。

服の流行は生地だけではなくもちろんデザインもあります。
これも数年起きにきたりしますよね。
面白いものです。

でもちょっとだけ思うのは、過去に問題があったならきちんと修正しようよ、と。
同じ間違いを繰り返しているのはなんとも歯がゆい気がします。

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機械も進化しているけど。

クリーニング屋さんの使う機械も進化しています。
昔の機械と今の機械を比べると全然違うものなんですね。

昔の機械は良くも悪くも大雑把。
しかし、結構使い勝手も良く、また修理がきくので長く使えたんです。


かたや今の機械は、センサー等がついていたり、マイコン制御で設定がすでに数種類登録されていて、誰でもボタン一発で洗うことが出来たり、ボタン一発で裾を引っ張りながら仕上げてくれたり、何も知らない人でもある程度の仕上げや洗いが出来るようになっています。
誰でも一定の仕事が出来るようになった代わりに、壊れやすく、またマイコン制御になると工場内の熱により暴走などの危険が出てしまうんですね。

どちらも良い所悪い所はあります。

仕上げの機械なども、人の型に段々近づいてきて、より立体的に仕上がるようになって着ました。
着させて、ボタンを押せば仕上がってしまうので一見誰でも出来そうなのですが、そこがクリーニングの難しい所。
商品を生産しているように、一定の規格のものを仕上げているわけではないので、当然品物によって、型が合わない物が出てきます。
改良によって、合うものが増えてはいるんですけどね。

まだまだ機械にまかせっきりと言うわけにはいきません。
足りない所は人の手が必要です。

着させて仕上げるような機械でも、場所によってしわが出来る。
そのしわを、人の手でちょっと張ってあげるとしわが取れて仕上がってくれるんです。
だから、機械の前は離れる事が出来ないんですね。

本当なら、人型の機械なら、着させてボタンを押して、終わるまで放っておければいいんですが、どうしても人の目、人の手が必要なんです。
その一手間が品質に差を生みます。

機械屋さんやメーカーさんは同じ機械を使っているんだから品質は変わらない、といいますけど、ちょっとしたことで品質なんてすぐに変わってしまうものなんですね。
私たちユーザーは、使いながらその機械に合った仕上げ方を研究していくんです。

これから数年後、いや数十年後には、完全に機械の方がいろいろな人の型に合わせられる日が来るかもしれません。
それまではどうしても人がいるし、職人は必要になるでしょうね。

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意外な需要。

原油高の影響が出てかなりたっています。
クリーニング屋さんの友達の所へ電話をしても、みんな大変そうです。

ガソリン代も深刻ですが、ボイラーの燃料代もバカにならないんですね。

先日久しぶりに、神戸の友達と話をしたんですが、その内容にびっくり。
なんと、毎月のボイラーの燃料、灯油代が前年比プラス10万なんだそうで。
つまり、去年に比べて、毎月10万円以上多く支払っているという事になります。

昨年と同じ使用量ならまだしも、皆さんお財布の紐を締めていますので、必然的に集まる品物も減ってきている中での、この価格。
金額以上の負担がかかっているのが分かると思います。

ここで、ボイラーの燃料にはもう一種類ありまして、ガスボイラーと言うものがあるんですね。
灯油や重油を使うボイラーに比べ、ガスボイラーは原油高の影響を比較的受けなくてすみました。
そのためか、ガスボイラーへの買い替えを検討している人も多数出てきているんです。

友達も、一言。
値上げの分を計算すると、もう新しいボイラーを買える金額まで上がってしまった。
ガスボイラーを注文したんだけど・・・・と言うんですが、まだ納品されていないらしいんですね。

どこもガスボイラーへの移行を考えているらしく、品物がないんだとか。
また、ガス屋さんもみんなにガスボイラーに換えられると、ガスの供給が間に合わなくなるんじゃないかと、内心ひやひやしているらしいです。
うれしいけどつらい所でしょうね。

ボイラーは私たちクリーニング屋さんだけが使うものではありません。
豆腐屋さんだって使いますし、他の業種でも普通に使っています。
それらが一斉にガスボイラーへの移行を検討し始めれば、足りなくもなりますね。

こんな時期に忙しい所があるなんて・・・。
ほんと需要って面白いものです。

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携帯電話の番号、メールアドレスの変更はございませんでしょうか?

春先に、カシミヤやアンゴラのオーバーなどを預かって数ヶ月経ちます。
ほとんどが宅配便でお預かりをし、ご連絡の後、宅配便で発送をさせていただいています。

所が、今年は連絡がつかないケースが結構あるんです。

お客様が忙しいというケースもあるのですが、メールが届かないというケースが今年は一番多いんです。
私が使っているパソコンの調子も悪いときがありましたので、そもそも送れていないと言ったケースもあるのかもしれません。

アドレスの変更や携帯電話の番号を変えているお客様もいらっしゃいまして、連絡をしても連絡がつかないといったケースも生じてるんですね。

当店では、フリーのメールアドレスでもお受けしているんです。
たとえばこれがプロバイダーから振ってもらったアドレスなら、なくなれば宛先不明で帰ってくるんですね。
ところが、フリーアドレスですと、消さないで、そのまま放置して、別のアドレスを使っているというケースもあります。
すると、アドレス自体は残っているので、メールを送るとそのまま送れてしまうんです。
すると、こちらは連絡をしたのに、返事が来ないなあ、忙しいんだろうな、と、そのまま待ってしまうんですね。
実際、長期の海外出張と言うお客様もいらっしゃいますので、お返事が遅れても深く考えないんです。

また、メールがスパムに埋もれてしまう、と言うこともあるようです。
今も当店のアドレスには一日1万通以上のスパムがやってきます。
セキュリティソフトでスパムやそれらしきメールは自動的にスパムフォルダへ移動するのですが、中にはお客様からのメールがスパムフォルダへ移動してしまうケースも起きています。

当店のお客様のメールアドレスさえ、そういう状態ですから、当店が仕事で使っているアドレスで、アカウントがinfoなんかですとスパムフォルダ行きになっちゃいそうですね。

ご連絡差し上げたお客様のメールアドレスは、一日一回、検索をかけているんですが、もしお返事を頂いたり、ご連絡を頂いたのに、私からの返信が2日以上ない場合、まことに申し訳ございませんが、再度ご連絡をお願いできますでしょうか。

また、メールアドレスの変更、および携帯電話の番号の変更などありましたら、当店へご連絡ください。

数日前に、このホームページの管理をお願いしている友人と話していたときに、スパムのせいでメールが使い物にならなくなるんじゃないか?なんていう話をしていました。
必要なメールがスパムに埋もれて連絡がつきにくくなると、メールでの連絡が不安定になるので使われなくなるんじゃないか、と言うのです。

今、まさにそう言う状況になりつつあります。

便利な道具だったはずなのに、使いづらくなるのはさびしいものです。
このスパム、何とかならないんでしょうか。
困り者ですね。

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気になったので川口市まで。

今日はお休みだったのですが、どうしても気になったので埼玉県川口市まで行ってきました。
何が気になったかと言うと、新しい乾燥機について。
今までのタンブラー型の乾燥機(ぐるぐる回転して乾かすもの)と違い、遠赤外線を利用して乾燥するという代物なんです。

最初テレビで知りまして。
いろいろ調べてみたけど、今ひとつピンと着ません。
そして、最近業界紙でも取り上げられるようになったのですが、やはりいまいち分からない。

効果としていろいろ書かれているのですが、その根拠が分からないんですよね。
mixiの仲間とも、いろいろと意見を出し合っていたのですが、結局なぞのまま。
で、某業界紙に記事が載っていたので、電話してみると今日川口市で展示会があり、遠赤外線の乾燥機が稼動しているとの事。
誰が行ってもいいということなので、行ってきたんです。

11時過ぎに到着。
展示会といいましても、一機材商さんがやっているので規模は物凄く小さいんですね。
同時に仕上げの講習等もやっていましてそちらに数人。
遠赤外線の乾燥機の方に、数人といった形。

メーカーさんの社長も着ていたので、べったり張り付いていろいろと説明をしていただきました。

お話を伺っていると、どうもやはりちょっと難しい話。
専門的な高いレベルの知識を要求されるようです。

納得いく部分もあり、なぞの部分もあり。

まあこういう話って、いいところを説明しますしね。
少し隠している部分もあるのかなあ、といった感じです。

3時過ぎまでいて、洗ったものを乾燥するまで見届けてきました。
まだ出始めたばかりのものですし、もうしばらく様子見が必要かなあといった感じですね。

クリーニング屋さんは求めている品質が千差万別です。
これで十分納品できる、と言うお店もあれば、うちはこれだけじゃあ納品できない、もう少し手を加えないといけない、といったお店までいろいろです。
自分に合った機械でないとダメなんですね。

展示会で業界紙の記者さんたちといろいろお話しましたし、年配の社長さんたちともお話しましたし、良い勉強させていただきました。

お話をする中で改めて、自分の中で真剣に取り組まなければならない事も見えてきました。
はっきりとした目標を目指して頑張ります。

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にぎやかなのはいい事です。

今日明日と、お祭りがあります。
今日は子供たちが山車や大太鼓、神輿を担いで練り歩くんですね。

うちの子も、お昼頃からそわそわ。
昨年までは、ちょろっとしか回ってこなかったので、今年こそ全部回らせてみようと思っていました。

午後神社へ出発。
私たちは普通に仕事をしていたところ、どこからともなく、太鼓の音が。
今頃練り歩いているんだろうなあと思いつつも、仕事を続けます。

夕方6時過ぎ。
太鼓の音が大きくなってきたので、そろそろかな?と思っていると、山車が中河原駅のところからこちらへ向かってやってきました。

お店の前へ出ると、通行している方々が何事だ?と止まってみるんですね。

子供の頃からあの大太鼓を見ていましたので、特に気にした事もなかったのですが、他の地域にいた人からすると、尋常じゃない大きさらしいんですね。
前にテレビで大太鼓が珍しいとやっていましたし。

ちょうどお客様が前を通ったので、しばらく雑談。
目の前を通り過ぎる大太鼓に感激していました。

うちの子供たちも、楽しそうに引いていましたね。

よく見てみると、中学の頃の同級生もいます。
こっちに気づいてはいない様子で、お母さんをしっかりやっていましたね。
懐かしく話をしたいですが、母親業の方が急がしそうで声もかけられませんね。(笑)

山車が来たときに、フラッシュバックと言うんでしょうか、パッと昔の光景が目に浮かぶんですね、不思議な事に。
中で太鼓叩いたり笛を吹いたり、踊ったりしているんですが、私が子供の頃に踊っていた人たちがやっているような、そんな懐かしい感じがするんです。
でも、よく見ると、違う子供たちがやっているんですが・・・。
本当に不思議だなあと思います。

今年の例大祭は結構盛大だったんじゃないでしょうか。
年々人口が増えているという事を証明するかのように、大勢の子供たちが。
お祭りはああじゃないといけませんね。
しばらくはこのお祭りも盛大にやれるのかなあと思うとうれしくなります。

子供たちが休憩所でお菓子やジュースを飲んでいると、その後ろで大勢の半被を着た人がいらっしゃるんですね。
これだけ大人数を仕切り、道路を渡ったりしているんですから、お手伝いもかなりの人数がいます。
皆さんの協力があって初めて円滑に進んでいるんだなあと、改めて思います。

また、町の中をこれだけ大きいものが、大人数で通るということも、日常ではありえません。
中には迷惑がかかっている人もいるだろうと思います。
しかし、みんなが少しずつ譲り合っているから、円滑に進んでいくんでしょうね。

お手伝いする人、地域の住民、誰一人威張る事もなく、楽しく過ごせているのが良い感じだなあと思いました。

うちの子供たちは、山車を引いて休憩所でお菓子をたくさんもらい、満足そうです。
これで当分、お菓子に困らないな。(笑)

夏の暑さがひと段落し、秋の風を感じる頃にこのお祭りがあります。
お子さんをお持ちの皆様、是非来年はお子さんと一緒に山車を引いてみてください。
きっと、お子さんも喜んでくれると思いますよ。

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東京都環境局の方がいらっしゃいました。

午後、作業着の急ぎがあったので、アイロンをかけにアイロンだの所へ来ると、母が誰かと話しています。
見ると、どうもお客様じゃなさそうです。

男の人二人でいらっしゃっていて、なにやら母に質問をしています。
どちらさんですか?と聞くと、東京都環境局の方、らしいんです。
当店の機械の配置状況や使用頻度などのご質問でした。

クリーニング屋さんにはこういった役所の方がお見えになることがあります。
保健所からもいらっしゃいますし、その都度質問にお答えし、指導を仰いだりするんですね。

今回は排水について。
クリーニング屋さんは洗剤も使いますし、ドライクリーニングの溶剤もあります。
中には、排水として出すのに基準値があるものもあるんですね。

当店の資料がかなり古く、再度聞きに来られたような感じでした。

働いている人数、機械の配置などを図で説明し、洗剤や溶剤の使用量の質問に来たところで、話がややこしくなりました。

と言うのも、一般のクリーニング屋さん、大手チェーン店のクリーニング屋さんなどでは、一回に洗剤どれくらい、ボタンを押してくださいとか、一回に何枚まで、とかあるんでしょうからお答えしやすいと思うんですね。
素人さんを使えば使うほど、マニュアル化していかないと仕事が出来ません。

でも、当店のようなクリーニング屋さんは簡単じゃあないんです。

雨が降れば洗うのをやめる事もありますし、気温の上昇でも辞めることもあります。
中には、今日は洗えないなといって、一切洗わない日も。
また、洗う量もその日に洗うもので千差万別。
一点で洗うことも珍しくありませんし、それを何回も繰り返す事もあります。

要は、型にはまらないんですよね。

向こうさんもこちらが説明すればするほど逆に困っているようで、難しいなあと感じました。
仕方なく、お互い話し合いの上、大体のところで記入して無事終了。

そこからはクリーニングをしている上での問題点や難しさなど、いろいろとお話をさせていただきました。
現場の話はきっと役に立つと思いますし、そういった話をしてくれるクリーニング屋さんも少ないでしょうしね。

少しは役に立ったかしら。

こうして一軒一軒回って話を聞くということは、東京都も環境に対して本腰を知れているという事。
仕事で使っているとはいえ、少しでも環境を守りたいのは私たちも一緒ですからね・・・。
出来る事からお手伝いしたいです。

帰り際に、ホームページを持っていて、ブログを書いてますといい、良かったらリンクを張ってくださいね、とちゃっかりお願いをした所、答えはノー。
と言うのも特定の業者さんをリンク張ってしまうと宣伝になってしまうんだそうです。
都の看板を背負っていると何かと難しいんだなあと思いました。
いろいろな事に気を使いながらのお仕事、お疲れ様です。

無事、お話も済みましたし、明日からまた頑張りましょう。

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また値上げの情報です。

夕方、業界紙の社長から電話がありました。
お付き合い初めて何年になるでしょうかね。
ネットを通じて知り合ったのですが、年も同い年、その後も勉強会などを一緒にやったりと、良い関係でお付き合いさせていただいております。

その友達が急にこんな事言うんですね。

ドライクリーニングの溶剤、10月に上がるよ、と。

しかも、その上がり幅が半端じゃない。
1リットル当たり27円の値上がりだそうです。

原油の取引相場が下がり始め、ガソリンも下がり始めたというのに、どうしてこんなに上がるのか?

メーカーさんも、上がっていたのをそのまま転嫁していたわけではなく、いくらかかかぶっていたようなんですね。
しかしそれも限界、また配送にガソリンを使っていますからコストもかかっています。

そして意外にこれが大変なようなのが、溶剤回収装置の普及。
今まではドライクリーニングの溶剤は乾燥すると、外にそのまま排気されていたんです。
それが、乾燥機に回収装置と言うものが取り付けられ、溶剤を回収できるようになったんですね。
メーカー発表が90%といいますが、大体80%前後の回収率・・・、でも、それでもかなりコスト削減になっています。

大きな工場などで導入され始め、売り上げが激減したのも原因らしいのです。

このまま行くと、世間の原油事情とちょっとずれるのかなあと心配もしております。
今、皆さんにご理解いただいているのはニュースなどで原油高が取り上げられているから。
しかし、下がり始めたのにクリーニング業界だけ上がっていくというのは、なかなか受け入れてもらえないと思うんですね。

厳しくなるような予感がします。

コスト削減はどうしても必要なんですが、それがまたアダとなるとちょっとつらいですね。
今はバランスが悪い時期なのかなあ。

どちらにせよ、少し多めに溶剤を買っておく必要がありそうです。

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残念!エアアイロン中止。

昨年、神奈川で行われた、フレンドシップサミットと言うイベントの中で行われたエアアイロン。
その場にアイロンがあるように、まるでアイロンをかけているように、出場者が演じるイベントなんですが、今年東京で行われるフレンドシップサミットで第二回エアアイロンが開催される予定だったんです。
所が、残念ながら、今年は諸事情のため中止。

良いイベントなんですけどねえ。

このエアアイロン、クリーニング業者の中では結構話題になっていたりしまして、みんな期待していたんです。
昨年のエアアイロンの動画がyoutubeにアップされたり、閲覧数がかなり上がったりと、一般の方の評価も上々。
それだけに、今回行われなかった事がとても残念でした。

クリーニング業者のイベントって結構固いものが多いんですよね。
しっかりしているというと聞こえがいいんですが、要は遊びがないんです。

このエアアイロンは、若い世代の中から出たものだったので、遊び心があり、またこういうことも真剣にできるほど組合活動は面白いんだよと言う、アピールでもありました。

プロがやるから面白いんですよね。
昨年、テレビでエクストリームアイロニングと言う競技があると取り上げられていましたが、あれに対抗できるんじゃないか?と思うんですよ。

ちゃんと解説もつきますしね。

プロの仕事ですから、ただアイロンをかけている振りだけではありません。
そこには、細かい仕事も表現されていますし、途中染み抜きを表現する人もいます。
まさに、壇上には日常のクリーニング屋さんの仕事が基本を抑えつつ、オーバーに表現されていくわけです。

個人的には、業者向けのイベントでやるのもいいんですが、これこそ一般の方の前でやった方が面白いんじゃないかと思うんですよね。
今、クリーニング屋さんに行っても、アイロンをかけているのを見る事が出来なくなりつつあります。
みんな後ろに隠れて仕事をしていますから、アイロンをかけている姿を一般の方が見る機会が減っているんです。

クリーニングの普及のため、将来、クリーニング屋さんになろうかな?と言うお子さんのため(笑)にもどうかイベントをやっていただきたい、そう思います。

もしかすると、昨年の動画がまだyoutubeに残っているかもしれません。
ご興味のある方、調べてみてくださいね。

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出掛けの洗濯王子!?

今日は午前中から配達に出る日。
朝、子供たちが幼稚園や学校へ行き、次は大人が出る番だとそそくさと用意していたときの事。
ふと、思い出したんです。

そうだ、今朝は洗濯王子が特ダネに出る。

昨晩、洗濯王子のブログに告知されていたのを思い出し、微妙な時間の中、テレビをつけてみました。
すると、そこには中村君が。
相変わらずさわやかだなあ。(笑)

今日の集配はかなり多かったので、全部見る事は出来なかったのですが、ご家庭にお邪魔して、洗濯できるもの洗濯できないもの、そのやり方などを説明。
クリーニングの説明はかなり難しいのですが、きちんと、そして丁寧に、上手に説明をしていましたね。
最近テレビによく出演しているらしく、慣れて来たのもあるのかしら。

最近、クリーニングの事が良く取り上げられています。
それはとてもいいことなのですが、同業者の中にはあまりよく思っていない人もいるのも事実。

でもね、ちょっと考えてみると、すごい事なんですよ。

テレビで取り上げられてはいますが、中村君個人の影響もすごいと思いますが、クリーニング業界に対する影響もかなり出ているはずなんですね。
自分で出来ると思う人もいるかもしれない、でも、これは私にはムリッ!と言う人も出てくるかもしれない。
番組ではきちんと、クリーニング屋さんに任せた方がいいと言う説明もありましたし、公平な放送だったと思います。

同業者のほとんどの人がテレビに出たことはありませんから、流れてくる映像を見て判断をします。
それみて、あんな簡単なのをとか、もっと難しいのをとか、言う人もいるんです。
でも、それも向こうあわせなのである意味しょうがないんですよね。
番組を作っているのはあちらなので、製作側には製作側の意図があるわけです。
また、編集のされ方でも、見え方が違って着てしまいますしね。

プロだから気になる部分ももちろんありますが、プロがしている会話を全部消費者に言っても理解されるはずがありません。
消費者には消費者に伝わるような内容、話し方があります。

クリーニング離れにつながるという方もいらっしゃいますが、大丈夫、もっとおおらかに見ていきましょう。
洗濯やクリーニングに興味を持っていただける機会が出来たというだけで、OKじゃないですかね。
その後は、私たち現場の業者の努力一つです。

受付で、きちんと説明をしてあげれば、お客様も喜んでくれると思います。

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クリーニング屋さんとインターネット。

先月だったでしょうか、届いた業界紙に面白い内容がありました。

クリーニング屋さんのパソコン普及率は、一般の普及率よりも全然低い。

思い当たる事は多々ありまして。
たとえば、展示会やセミナーなどに顔を出し、同業の方とお話をさせてもらっていても、インターネットの話がまるで通じない事があります。
比較的若い方に話してもその状態なので、やっていないんだなあと言うことが分かるんですね。

また、メーカーさんも、自社のホームページを持っていないところが多く、その必要性を話してもピンと来ない人が圧倒的に多いんです。

クリーニングって技術職ですから、デジタルな話は敬遠されがちなのかなあと思います。
そして、若い人も少ないし、年齢的に言ってもパソコンやネットを使うには厳しいのかなあとも思うんですね。

自分がパソコンを使おうと思ったのは、ちょうどWindows95 の話で盛り上がっていた頃でしょうか。
その時は、パソコンどうのこうのと言うよりも、インターネットが仕えると世界中の人とコミュニケーションが取れる、と言う話に興味があり、数ヵ月後に買ったんです。

お友達を増やそうとかそういうのとは違うのですが、クリーニングに対する話とか、一般の人の意識とか、そういうのが聞けるのかなあと単純に思ったんですね。

一般の人にネットが普及し始めた頃だったので、なかなか思うような話は聞けなかったのですが、それでもその当時に知り合った同業者の仲間は、仲良くさせてもらっています。
今と違い、どうすればもっとインターネットを効果的に使えるか?みんないろいろ考えていましたから。

今はちょっと慣れてきてしまったので、難しいんですよね。

宣伝としてのインターネットの利用は多く見られるようになりました。
それも大事なんですが、もっと別の活用もあってもいいんじゃないかなあと思っています。
mixiなどでも、クリーニング屋さんの集まりがちらほら見られるんです。
また変化してくるんでしょうかね。

便利なツールなんですから、上手に活用していくと、面白い事が出来ると思うんだけどなあ。

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クリスピー・クリーム・ドーナツ

土曜日のお昼過ぎ、お客様のKさんからお電話を頂きました。

「ドーナツ食べる?」

以前、お話を聞いていたんですが、今話題のクリスピー・クリーム・ドーナツの事なんです。
テレビでも取り上げられ、新宿店などは3時間ならばないと買う事も出来ないという・・・。
たまにお店の前をドーナツもって買える人を見ると、うわっ!並んだのかな?と思っちゃいます。

実は、このドーナツ屋さん、立川にもあるようなんですね。
で、Kさんのお話によると、不思議と立川店は混んでない事が多々あるようなんです。
土曜日のお昼過ぎだというのに、並んでいないので、電話をくれたんですね。

せっかくのご好意ですので、甘えさせていただきました。
ドーナツも物凄く甘かった。
そして、物凄くおいしかった。

豆腐ドーナツとはまたちょっと違った、ミスタードーナツともまた違う、軽くておいしいんですね。
甘いといっても嫌な甘さではなく、おいしい甘さです。

頂いて早速居間に持って上がると、子供たちが群がる群がる。
あっという間に、12個入りの半分を平らげてしまいました。
あんたたち、お昼ご飯食べたばっかりじゃないか・・・。

別腹、もしくはそれほどおいしかったんでしょうね。

Kさん、ありがとうございました。

クリスピー・クリーム・ドーナツ、立川店が穴場のようです。

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ボタンが割れて恐くて出せません・・・。

お昼頃一本の電話を頂きました。
お電話の先は、なにやら不安そうな声。
お話を聞いているうちに、その不安の意味が分かってきます。

ここ府中へ越してきて、クリーニング屋さんを利用してきたんですが、いいクリーニング屋さんに出会えなかったようなんですね。
クリーニングに出せば、汚れがまったく落ちてこないし、ボタンが割れて帰ってくる。
ボタンが割れてくる事がショックで、クリーニングに出すのが恐くなってしまった、とおっしゃっています。

ご利用していたクリーニング屋さんの名前を聞くと、最近市内で割りと評判のいいお店。
でも、私的には納得なんです。
生地が柔らかくなるようなものなので、洗いあがったあとがすべすべします。
肌触りのよさで評判だったんですね。
しかし、汚れ落ちが正直悪いので、クリーニング業界ではその辺がネックになって導入を見送っている人もいるくらい。
ただ、今後、環境の問題などからいずれ導入も考えていかなければいけない、と言うようなちょっと微妙なものなんです。

お客様によっては気になる人もいるだろうなあと思っていました。

さて、それとボタンはまた別の話。
ボタンの問題は、お客様も当然ですが私たちクリーニング業者にとっても、悩みの種です。

最近はオシャレになってきまして、ボタンも貝ボタンが多くなってきました。
ちょっとしたものでも貝ボタンが使われていたりして、割れたり欠けたりすることが多くなっています。

原因は、乾燥時の落下における衝撃、といわれています。
対策もなかなかないんですよね。

アルミホイルを巻く所がありますが、それでは衝撃に耐えられませんから、やはり割れる事があります。
中には、アルミホイルにスポンジがついているものもありますが、こちらを使っているとかなりよさそう。
当店では、ボタンガードと言う、ボタンをぐるっと囲ってしまうケースを利用しています。
これですとほぼボタンのわれは回避できるのですが、実はこの商品、すでに製造が中止されているんです。

同業者からの問い合わせでも、このボタンガードが一番多く、皆さん喉から手が出るほど欲しいのですが、肝心のメーカーさんがなぜか作りたがらないんですね。
何度も問い合わせをしてみても、口ごもるだけでなく、その話には触れないで欲しい、と言うようなそぶり。
その理由がいまいち分かりません。

商品自体、ある程度耐久性はあるんですが、やはり壊れるので数が減っていきます。
毎月補充したいんですけどね。

メーカーさんが特許をとっているので他の所も手を出せないし、苦しい状況になっているようです。

今は材料が高くなっているのでメーカーさんもやるのは嫌かもしれませんが、こういう商品こそ、必要な道具だと思うんですけどね。
こういった商品を提供してくれるとうれしいんだけどなあ。

冬の展示会でもう一度お願いしてみようかな。

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試すに試せない・・・。

夕方、長いお付き合いのお客様がいらっしゃいました。
久しぶりだなあと思っていると、なんとお引越しをしたとの事。
こちらにいるご両親に会いに来るときに、クリーニングする品物を持って着ているとお話をしていました。

どちらへ引っ越されたんですか?と聞くと、都内も新宿に近い方。
駅一つ二つでもう新宿と言うような立地です。

ずいぶんと遠くから着ましたね、何て話をしていたんですが、あの周辺なら探せばちゃんとしたクリーニング屋さんもありそうなはず、と思い、何でまたこちらへ?と聞いてみたんです。
すると、私たちにとっては意外な答えが。

引っ越した先にもクリーニング屋さんはたくさんあるんだけど、試して探すのもね。
試しに出してみて、ダメにされるのも嫌だし、なら仕事を知っているこっちへ出そうと思って、実家へ帰るときにまとめて持って来ているの。

いいクリーニング屋さんありませんか?とか、いいクリーニング屋さんの見分け方は?何て質問をよくされるんです。
大概そういう時は、一度試しに出してみてくださいといっているんです。
試しに洗えば、返ってきた品物を見て、判断できると。

でも、この答え、良くなかったのかもしれません。
だって、お客様からすれば、試しにしろ洗ってダメにされたら嫌ですもの。
色が違うとか、縮んだとか、そういったクレームつけるのも嫌だとおっしゃいます。
トラブルなくクリーニングしたいのは、お客様も同じ、ですよね。

クリーニング屋さんを試すのが怖い人ってもしかしたらたくさんいるんじゃないでしょうか。
覚悟決めて、出しに着ている人もいるんだろうなあと思います。

思い返すと、初めてのご利用のお客様、最初不安な顔をしている人が実に多い。
中には、いらいらしている人もいらっしゃいます。
クリーニングを終え、お渡しして、数日後ににこやかにご来店くださることが多いのですが、その時初めてお客様も安心しているのかもしれませんね。

お客様のこの不安、クリーニング屋さんは感じているんでしょうか。
たまに会う業者さんに、この手の話をしてみても、ぴんと来ないらしく、簡単に考えている人が実に多い。

クリーニング屋さんがクリーニング屋さんとして、認めてもらっているか。
必要な仕事として認知してもらっているのか。
一部のクリーニング屋さんの中には、危機意識を強く持っている人もいるんですけどね。

この問題、各々の店で何とかすれば良いと言うレベルじゃない気がするんですけどねえ。
同業の皆様、どう思いますか?

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勉強しなさい!

お盆休み明けのこと。

朝、仕事場に下りてきた私に畳んであるYシャツを一枚渡しました。
そして一言。

「これを見て、勉強しなさい。」

最初、ドキッとしましてね。
自分、何かやらかしたかな?と。
仕上がっているYシャツをそのまま手渡される、って普通ありませんし、あるとすると、仕上がりがひどかったか、何か不手際があったのか。

どきどきしながらYシャツを見ている私に、こういったんです。

「旦那さん、ぱっと見て着たくないって言ってうちに持ってきたんだって。」

さらにどきっ!
どこが悪かったんだろうと、まじまじとYシャツを見ます。
すると、変な事に気づくんですね。
うちのタックじゃないのがついている。
どう見ても他のお店のタックがついているんです。

そう、このYシャツ、よそのお店で洗ったもので、ご主人が一目見て着るのが嫌だから、うちに出しなおしてくれといわれてお預かりしたものだったんです。

もう、言葉足らずなんだから・・・。
ドキッとした気持ち返してくれ・・・。

そんな話はともかく、よその仕事がそのまま来る事なんて珍しいですし、こういうときに良く見て勉強しなさい、と言うことのようです。
おっしゃる事は至極まともで、私も理解できるので、そのままそのシャツを観察します。

ぱっと見て、まず色が悪いなあと言う印象。
そして次に、糊が硬いかなあと。
これだと着ている人によっては嫌がるかもしれないな。

仕事を見ると、どういった理由でこうなったか、大体想像できます。
コストの面も含め、あの料金だと難しいのかなと言う印象です。

しかし、着れないとすぐさま言ったというのが少々引っかかっていまして、先日機会があったので、奥様に聞いて見たんです。
すると、こういう答えでした。

なぜこのYシャツを着なかったかと言うと、襟の汚れがまったく落ちていないのとしみが落ちていなかったから、なんだそうです。
言われてみると、確かに襟の汚れはひどかったように思います。

やはり見る所、ポイントは私たちプロとは違いますから、こういう意見は本当に参考になるんです。
糊の具合などはあまり気にならなかったらしく、また色合いが悪いという点も、気づかなかったというお話。
この辺は洗っている側が気になる点なのかもしれません。

お客様が重要だと思っているポイント、私たちが重要だと思っているポイント、違って当然なんですね。
お客様が大事と思っているところも当然ちゃんとやりますが、それだけではなく、プロとしてここが重要と言う所も、しっかりやる必要があります。
気づかないから、気にしていないようだからやらなくていいと言うわけではないですよね。

最近は、このギャップが広がっているようにも思うんです。
そしてこの感じ方の違いが、問題になっているケースも、多々あります。

プロから見るポイントも、お客様に伝えていった方が良いんじゃないかなあと思うんです。
接客時の説明、しているところってどれくらいあるんでしょうか。
日々の説明が重要なんですよね。

今回のYシャツ、本当に勉強になりました。
貴重な情報、次に生かしていきます。

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お伺いしたいんですけどね。

今年の春頃からでしょうか。
集配のお問い合わせに変化が出てきました。

昨年までですと、冬物のクリーニングのご依頼ですとか、まとまったものが多かったのですが、今年は一品が多いんです。

スーツ一着とか、Yシャツ一枚とか・・・。

近ければ行く事も可能ですが、不思議にそういったご依頼の多くが、かなり遠い場所。
クリーニング屋さんが近くにないので・・・、とおっしゃるんですね。

行きたいのは山々ですし、困っているので何とかしてあげたい。
でも、なかなか行く事が出来ないんです。

理由はガソリン代。

数年前の倍以上ですからね、ちょっと離れている所ですと、平気でスーツ一着分くらいのガソリン代を消費してしまいます。
まとまっていただかないと、お伺いするのも難しい時代になってきました。

お電話を頂いて、場所と品数を聞いたときに、無理なケースが多いので、その旨を伝えるんですが、最初は皆さん、えっ!何で?と言う反応をされるんです。
そこで、詳しくいけない理由を説明します。
大体が、ガソリンが高いので・・・、といった所でご理解いただけるようなんですけどね。

難しい時代になってきたなと実感しています。

以前書いた事がありますが、集配のクリーニングはお受け取りとお渡しで二往復しないといけません。
その分のコストが重くのしかかってしまうのが問題なんですね。

かといって絶対いけないか?と言うとそういうわけでもないんです。
一軒だけのお伺いは難しいですが、他の集配があるときに回らせていただく事が出来ると、ガソリンのコストも吸収できてお伺いする事が出来るんです。

お客様のご都合に合わせてお伺いできなかったり、近くに当店の定期集配のお客様がいないとダメなんですけどね。

行きたいのに行けない、歯がゆい所です。

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脱水症状にお気をつけください。

先週の大雨から、ずいぶん汗をかいていたように思っていました。
気温は雨のおかげでずいぶんと低かったはずなのに、汗が止まらない。

毎日毎日シャツを5回は着替えていました。

この汗、おそらく気温のせいではなく湿気のせいなんでしょうね。
汗が蒸発しないので、さらに汗をかいていくんでしょう。

そんな話を集配しながらしていたとき、数日前に脱水症状で入院したというお話を聞いてきました。
小さいお子さんなんですが、夕方寝てしまい、そのまま翌日の朝まで寝ていたんだそうです。
そして起きたときにはすでに顔面蒼白、水分を取らせようとしても吐いてしまい、都立府中病院へ電話をすると、すぐ連れてきなさいとのこと。
結果、脱水症状で一週間の入院になってしまったそうなんですね。

今年の夏はお年寄りにも同様の症状が出たとニュースで見ましたが、子供も要注意です。
特に、涼しくなりかけている今の時期で、あれだけ毎日汗をかくような状況になると、意識的に水分を取るようにしないとかなり危険かもしれません。

大人は大丈夫なんですがやはりお年寄りとお子さんですね。

脱水症状、皆さん気をつけてあげてください。
お子さんが一日も早く退院できますように・・・。

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礼服は洗ってから仕舞うのが基本です。

「急いで洗ってもらえますか?」

お昼ごろご来店くださったお客様が、不安そうな顔をしてそう話しました。
手にしているのは礼服。
木曜日の夕方までに欲しい、と言うものなんです。

礼服って急ぎがとても多い品物なんですね。
と言うのも、皆さん、急な用事とか出来る事が多く、また、滅多に着ないので、一度くらいなら・・・と言う軽い気持ちでそのまま仕舞ってしまうことが多いんです。

結果、汚れが浮き出てしまい、いざ着るときになっても汚れていて着れないという状況になってしまいます。

礼服って本当なら急ぎたくはないんですね。
礼服は黒が命。
急ぐ事は可能ですが、その黒をなるべくきれいに維持するためには、じっくりと乾燥するほうが良いんです。

お通夜などに行くと、みんな礼服なので大差ないように思いますが、よーく見てみると黒のようで実は色々あるのが分かります。

白っぽい黒、赤っぽい黒、きれいな黒・・・。

お手入れの差、クリーニング屋さんの差がそこに現れているんですね。

今後のために、お客さんとしてはあまり聞きたくないかもしれませんが、礼服の扱い方、その理由などを説明します。
他の洋服と違い、着ていく場所が特殊ですし、しわくちゃだったり汚れていたりではみっともない。
しっかりしなければならないからこそ、着た後がとても大事なんです。

着ていく場所が食べるものがあります。
ですから意外と汚れいているもの。
次、着る予定が決まっているのなら別ですが、予定がないのなら、いつ着るか分からないので、もったいないでしょうが、クリーニングして仕舞うのがベストです。

一回しか着ていないから・・・・・、と言う気持ち、よく分かります。
私ももったいないという思いもありますし。
でも、次着る時のためと思うと、必要なんですよね。

礼服は洗ってから仕舞う、重要なポイントです。
忘れずに。

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