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洗うとき注意するもの。

さまざまな衣類がある中で、これは注意しなきゃ!と言うものも当然あります。
いろいろなパターンがあるので、これがなかなか判断が難しいんですね。

はっきりとこの素材は注意!と言うものもあります。
柔らかい繊維や、毛羽立ちやすい繊維、風合いが変わりやすい繊維などなど。
代表的なものは、絹、カシミヤ、アンゴラ。
これらは、扱いに細心の注意を払わないと変化が生じやすいんですね。

装飾品にも注意をします。
派手なバックルや大き目のボタンなどは物凄く気を使いますね。
どうしても破損の可能性が出てしまうからです。
なかなか同じものが手に入らないので、破損させるわけには行かない。
時には、外して洗い、仕上げた後再度取り付けるといった手間をかけることも必要なんです。

プリントがしてあるもの要注意です。
プリントは、その性質上、ドライクリーニング弱いものがあります。
使われている接着樹脂がドライクリーニングで溶け出し、プリントがはがれてしまう事があるんです。
また、熱に弱いプリントもあります。
乾燥しているときに熱ではがれてしまう事も。
これらは見分けがつきにくいので、注意を払いながら適切なクリーニングを選んでいく必要があります。


洋服自体に注意するものもあります。
作りが特殊なので、問題が起こるというケースも。
代表的なのがゴアテックスでしょう。
ゴアテックス、透湿防水布といいまして、水は通さないけど、湿気は通すという優れもの。
中が蒸れないと歌っている商品です。

防水されているので、洗うと浮いてしまいなかなか洗えないんですね。
そして、いざ脱水するとき、今度は中に入り込んだ水や溶剤が外に出てきづらくなるので、なかなか脱水が出来ないんです。
洗剤で落とした汚れを、すすぎと言う作業で希釈して外に出しているんですが、ゴアテックスのようなものだと、落ちた汚れが外に出きらず、袖周辺に汚れが集中してしまうといった事が良く起こるんですね。
これも洗うとき、非常に気を使います。

これら以外にも、同じ綿でもかなり気を使うといった商品もあります。
結局、商品を良く見て、特徴を把握し、適切な洗いを選択するという作業が必要なんですね。
しかし、このようにクリーニングしている所が全部じゃあないのがつらい所。
お客様が一番良くご存知でしょうか。

良いクリーニング屋さんは、仕分けも細かいものです。

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