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スーツをクリーニングに出してはいけない〜週刊文春より。その2

さて、昨日の続きです。

記事のほうは、このように展開し始めます。
スーツをクリーニング屋に出す事が出来ないならどうすればいいか?

高級クリーニングに出しなさい。

高級クリーニング、最近ネットでも出てきていますが、5000円以上のクリーニング屋がいいような事かいてあります。
その某クリーニング屋さんのお話を読んでいて、納得する部分もあり、首をかしげる所もあり。

ただ、あくまでも記事ですから、クリーニング屋さんのお話がそのまま書いてあるとか限りませんし、その話が出る前の質問もどのようなものだったか、分からないので話し半分程度ですね。

首をかしげたのは、他とは違うという所。

他よりいろいろと手をかけているのは分かるんです。
でも、他と同じ所も無理やり差別化しなくてもいいんじゃないかな、と思うのです。

たとえば、ドライクリーニングで使っている溶剤が珍しいものらしいのですが、だからといってそれはやはりドライクリーニングなんですよね。
ウールやシルクに合う最適な溶剤を使用して・・・・、なんてくだりがあると思わずどんなものだろう?と考えてしまいます。

クリーニング屋さんが悪いと思わない理由の一つに、この手のお話を聞かれたときに、このように特殊なものを使っているという方向性に持っていかれることが良くあるんです。

以前、某テレビ番組や週刊誌からお問い合わせを頂いた事があるのですが、そのときに高級クリーニングってどう違うんですか?といわれたんですね。
すると、こちらがいつもお客様にするように説明をすると、洗う液を配合しているとか?や、高級な洗剤を使用しているとか?なんて質問をされたんです。

まるでそっちの方へ持って行きたいかのような口ぶり。

そういう体験をしているので、もしかしたらそっちの方へ誘導されたんかなあ、なんて思ったりもするんですよね。

クリーニングってブラックボックスのような部分があるらしいのですが、そこにつけ込んで、魔法のようなとか、マジックのようなとか、そういう類の説明はどうも個人的に納得がいかないんです。
お客様はそちらの方が利用する意欲がわくかもしれません。
商売としてはそちらの方が正解かも。

でも、クリーニングがいつまでもブラックボックスのように扱われるのも嫌ですし、何より、誤解や行き違いがいつまでたってもなくならない。
私は、クリーニングをもっと知ってもらいたい、そう思っているんです。

話を元に戻しまして、私たちが使っている溶剤や染み抜き剤などは、最適と呼べるものは少ないんですよ。
どれも一長一短。
その中で、ベストはないけど、よりベターなものを探し出し、足りない所を補いながら、日々クリーニングをしているわけです。

油脂溶解力が強ければぱさぱさになるし、弱ければ汚れ落ちないし。
オレンジオイルなんか、かなり強力ですから、発泡スチロールを溶かしちゃいますし。

要は使いようなんですね。

と言うことで、誇大な説明はもうそろそろ終わりにして欲しい、そう思うわけでございます。

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