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2008年11月

居酒屋に子供がいっぱい???

先日いらっしゃったお客様が、こんなことを言ってたんですね。
この前、居酒屋へ行ったら小さな子供が結構いたんだ、と。

昔なら考えられない光景に、びっくりしたんだそうです。

この手の話は実は数年前からよく聞いていましたし、自分も目にすることが多々ありました。
今の居酒屋って、個室のような形をしているところがあったりで、比較的子供を連れて行っても回りに迷惑がかかりにくいと思うんですね。
メニューにも、子供を意識したようなものが沢山あったりしますし。

しかし、いくら環境が整ってきているといっても、物には限度と言うものがあると思います。
深夜12時を回とうかと言うところで、子供も眠そうにしている。
中には寝ちゃっている子もいるのを見ると、早く家に帰って寝かせてあげればいいのになあと思うんですね。

どうしてそこまでして飲みたいんでしょうか。

私は、いろいろな人によく言われるんです。
子育てなんて一時期だからって。

それが一人や二人じゃないんですよね。
年配の方ほとんどから言われます。
その言葉の意味は、親が手をかけて育てられる時期なんて、実は少ないもの。
育てる時期には一生懸命子供の面倒を見てあげなさい、という事らしいんですね。
そのうち、かまいたくても子供の方から逃げていくから、自分のことはそれからでもいいんじゃないかな、と言われます。

親も人間ですし、楽しみたいし遊びたいし、と言う気持ちは分からなくもない。
でも、そんな我慢も数年でなくなってしまうと思ったら、今はがんばる時なのかもしれませんよ。

最近、世間の方の親に対する目が厳しいなあと思うことがあるんですが、もしかするとこういう所を見事に感じ取っているのかなあと思うんですね。
やはり誰が見てもおかしいと思うことはあると思います。
そして、それは子供にも影響が出ると思います。

でも、飲みたいって欲求はとまらないほど強いものなんでしょうか。
自分があまりお酒が強くないので、その欲求の強さが分かりません。
我慢できないほどのものなのかしら?

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来週は展示会があります。

いよいよ来週、金・土・日の三日間、東京ビッグサイトにて、年に一度のイベント、展示会が行われます。
クリーンライフビジョン21と言う名前で、いろいろな関連業者が出展するんです。

今週に入ってから、業界紙も展示会特集号を組み、届き始めました。
今年はどんなものがあるでしょうか。

私も、来週土曜日、日曜日と展示会へ行く予定です。
展示会へ行くにあたり、土曜日の業務が通常とは異なってしまう可能性もあります。
お店の営業時間は変わらず、朝8時から夜10時まで営業をしておりますが、集配や急ぎのクリーニングなど、対応できない可能性もございます。

お急ぎの品物などありましたら、お早めにお持ちくださいませ。

ご協力、よろしくお願いいたします。

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こうしてエリアが広がっていく。

定期集配でお伺いしている、某ゼネコンさんに行った時の事。
いつものように作業着をお預かりし、帰ろうかなと思っていると不意に呼び止められました。

どうやら、新しい現場が出来、そこのクリーニングを頼みたい、と言うことらしい。

場所はどこですか?と言うと、なんと清瀬市。
き、清瀬ですか???と驚く私のことなどお構いなしに、行ける?と聞いてきます。
さすがに即答は出来ません。

うち、確かに集配のエリアは広いんです。
クリーニング屋さんの中では、その広さ、群を抜いていると思います。
でも、だからといって、いけるところといけない所があるのも事実。
最近ガソリンの値段が落ちてきたといっても、まだ最安の頃に比べれば十分高いし、それにまだ私たちが使っている資材が全然値段が落ちてきていません。
簡単にはいと言える状況ではないんですね。

今、清瀬の方で一見同じゼネコンさんの現場さんから作業着を預かっています。
でもそれは集配ではなく、宅配便を利用したクリーニング。
周辺にクリーニング屋さんがなく、どうしようもないので何とかして欲しいと頼まれまして、宅配便の利用をしているんです。

できれば、周辺で探してもらえると、お互いいいとは思うんですよね。
そりゃ、仕事があればうちはうれしいです。
でも、お客様のことを考えれば、わざわざ作業着を宅配便でお金かけて送るよりも周辺でクリーニングした方が早いし安く上がると思うんですよね。

でも、わざわざ所長さんからお願いされると、無碍にも出来ない。
結果、何とかやりくりして、ルートを作って、お伺いすることになるんです。

今回も、一度お断りの方向で考えていたんですが、何とか行ける方向で話がまとまりつつあります。

こうして、自然とエリアが広がっていくんですね。
すると、次同じようなところから以来がきても、すんなりとお受け出来たりするのもまた不思議。

声がかかるって事はいいことですから。
気持ちには気持ちで応えたくなるもんです。

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ダストボックス廃止決定。

先日、新聞に小さな記事が載っていました。

府中市、ダストボックス廃止を市長が表明。

とうとうというかやっぱりダストボックスは廃止されるようです。
検討するといっていましたが、廃止する方向は見えていたので、やっぱりな、というのが正直な感想ですね。

平成22年2月から個別回収、有料化になるようです。

他市からのごみの流入、なかなか進まない分別などが主な原因のようです。
これからどんどん不便になります。

決まったことは仕方がありませんし、制度が始まって時間がたてば結果が出ます。
そのとき、今回の変更がよかったのか分かると思うんですね。
願わくば、市の言っているように、分別などが徹底され、効果が上がってくれるといいんですが・・・。

しかし、不思議なものです。
昔は、ごみをその辺に捨てるのが問題でした。
公園などにもごみを散らかす人がいて、そういう事をやめてもらうためにゴミ箱を設置したはず。
しかし、時代が変われば考え方も変わります。

ごみは各自持ち帰るのが浸透してきまして、またオウム事件などによるゴミ箱を使った犯罪など、危険もあると認識され始めました。

町の中にあるゴミ箱、時代に合わなくなってきたのかもしれませんね。

しかし、越境してまで持ち込まれるごみを見ると、新しい個別収集という方法もまたニーズに合わないのも事実。
捨てる時間が合わない、という問題も新たに起きています。

移行するにしても、このような人たちの救済措置も考慮してもらいたいものです。

私の周りで出すとボックス廃止に賛同する人は誰もいなかったんですけどねえ。
なので、腑に落ちない印象があるのは確かです。

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こういう取り組み、大好きですね。

先日、配達の途中に武蔵境のお肉屋さんへ寄りました。
お友達からここのソーセージやハムが美味しいぞ、と教えてもらったんです。
本当に美味しいんですよね。
近々ご紹介します。(笑)

で、お買い物をしているときに、ふとなにやら黒い本を発見。
無料で配っているらしく、思わず手にとって見たんです。
すると、それは武蔵商工会議所が作った、武蔵野市のガイドマップだったんですね。
食べ物屋さん限定のガイドマップですが、その作りがしっかりしていること、中を見てもとても見やすく、いい感じで作られていることなどに非常に好感が持てます。

こういうのっていいと思いませんか?

常々思っていたんですが、新しくマンションや戸建が立ち並ぶようになると、町が変化していきます。
新しく入ってきた住人にとっても未知の土地ですから、どこに何があるか分からない。
タウンページなどがあっても、地図があるわけじゃないのでいちいち調べなくてはいけない。

また、今まで営業していたお店の側からしても突然別の土地で商売を始めるのと同じようなもの。
自分のお店の事を知らないお客様の方が多くなることを考えて、また一から広告を出すかと言うとそれもまた大変な作業です。

そういう意味で、消費者、お店側にとってもいいものではないかと思うんですね。

武蔵野商工会議所のホームページを見てみるとなにやら他にもイベントがあるようです。
ごちそうフェスタ

すでに終了したようですが、こんなのも皆さん楽しめるいいイベントではないでしょうか。

ここ中河原ででも、そろそろ年末の福引が始まります。
それもいいのですが、もう少し、別の方法をとって見てもいいのかなあと思うんですね。
消費全体が落ち込んでいる中、また、せっかく府中を選んで住んでいる皆さんがさらに住みやすくなるためにも、全体的な視野でのイベントなど面白いような気がしますね。

府中の商工会議所、何かやらないかなあ。

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シミは気になるけど、色は?

最近、ちょっと気になることがありまして。

新規のお客様がご来店くださるのですが、そのほとんどがシミ抜きのご依頼なんですね。
今まで利用していたクリーニング屋さんで落ちなかったのでやってみて欲しい、と言うもの。

シミ抜き自体は別になんら不思議なものではないのですが、お預かりする衣類を見て、うーんと考え込んでしまうことが多いのです。

と言うのも、お預かりする衣類のほとんどが色が非常に悪い。
汚れが落ちていないのか、もしくは逆汚染をしているか。
どちらにせよ、すでに色が褪せていたり、毛羽立っていたりと、古着のようになってしまっているのです。

しかし、その色合いなどにはあまり関心が無いようで、シミのほうが嫌みたいなんですよね。
そこが不思議なんですよ。

仮にシミが抜けたとしても、この色合いじゃあ古着のようで外に着て出かけられるんだろうか、と思うんですね。

確かに、シミがあると嫌なのも分かります。
しかし、色が褪せているのも、嫌だと思うのです。

私が気になっていたのは、気づかないようなしみには神経質になるのに、全体的な色あせには無頓着と言うところ。
最近増えているんですね。

このギャップが最近のクリーニングを難しくさせているのかなあと思うんです。
お客様のご要望が分からない。

しみを落として欲しいというのは分かりますね。
では、どうして落として欲しいのか。
どのようなレベルで着たいのか、どこまでが許容範囲なのか。
落ちてくれればそこまで考えはしませんが、仮に落ちなかった場合、お客様のご要望になるべく沿うようにやろうと思うと、その真意を知らないといけません。

お預かりするときに、こちらがいろいろとお聞きすることがあると思いますが、その理由はお客様のご要望は詳しく知り、イメージしたいからなんですね。
いろいろと聞かれ、不愉快に思うお客様もいらっしゃるかもしれません。
偏に、お客様のご要望を知りたいと言う一心ですので、どうかご協力お願いいたします。

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水汲みのその後。

祝日でもいつもどおり営業中の一伸ドライクリーニング店です。
祝日で、午後からのあの雨ではお客様もまばらなのですが、それと営業は別の話。
毎日同じようにこつこつと開けているのがいいんですね。

日曜日水汲みへ行くと、実は月曜日がかなりしんどいのです。
老けてきたな?と思った人、あながち間違いでもないのですが、それとはまた別の理由があるからなんですね。

その理由とは、汲んできた水を片さなければならない、と言うことなんです。

汲んできた水はきちんと保存しなければなりません。
下の仕事場に置くスペースなどあるはずもなく、また外に野ざらしにしておけるわけもなく、当然二階の生活スペースにもって上がります。

これが非常につらい。

最初、20リットルのタンクに汲んできていたんですね。
ところが、これを持ち上げるのが非常につらいので、15リットルに変更したんです。
しかし、それも段々と苦痛に。

もってきたその日にあげる事が出来ないので、翌日月曜日に徐々に持ち上げていくんです。

下に降りたら2個持ってあがる、これが我が家の鉄則。
するとですね、みんな下に降りたがらないんですよ。(笑)
もしくは一度降りると、あがりたがらない。(笑)
あがるときに持っていかなければなりませんから。

誰が降りるか、誰が上がるか、微妙な心理戦が始まります。

結局は、若い人が持ってあがるんですけどね。
何年かすれば子供たちが持ってあがってくれることでしょう。

今年は、この荷揚げにずいぶんと悩みまして。
一時は、荷揚げ機なるものの購入まで考えた始末。
結局、荷揚げ機そのものを置くスペースがなく、断念しましたが、もしちょうどいいサイズ、お手ごろな値段のものなどあればすぐにでも飛びつきたい、と言うのが本音ですね。

階段の上に物を上げる、便利な道具、ご存知の方いらっしゃいませんか?
いらっしゃったらご一報ください。

と言うことで、今日は一日かけて、タンクを持ち上げていました。
今回は日曜日に遊びもかねて行ったので、かなりしんどい月曜日になりましたね。

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大物、釣ったどー!

今日は朝4時に起きまして、富士山へ水汲みへ行ってまいりました。

冷え込むと言う予報に、ある程度覚悟はしていたのですが、家を出るときの気温が、6度。
これから富士山へ行けばもっと下がることが予想されます。
今回は子供同伴なので、思いっきり着込ませましていざ出発。

中央高速に乗ると、ガラガラ。
あら、連休中だから覚悟していたのに、と拍子抜け。
でもそんなのも八王子まででしたね。
八王子の料金所を過ぎてから、徐々に車が増えだし、渋滞とまでは行きませんが、のんびりとした様相に。
まあ、これも想定の範囲内と言うやつかなあ。

それでも1時間ちょっとで到着。

富士山、寒いー。
見ると気温が0度。
子供が耳が痛いといっています。

こんなに寒いのに、水汲み場には人がかなりいるんですよ。
私の前に15人ほどいます。
一番左に並んで、順番待ち。
ここが一番早いんで、混んでいてもここに並ぶんです。

タンクを並べていると、どうも足元がつるつるすべる。
ああ、凍結してるんだ。
次来るときは、スタッドレスにしないとまずいかなあ。

7時前に水汲み終了。
いつもならここから帰るだけなのですが、今日は長男が同行し、釣りをしたいといっております。
その足で、都留にある管理釣り場へ。

空いていると聞いてたのに、人が沢山いるんですよね。
寒いけど、釣るか?との私の問いに、うんと大きくうなづく長男。
しょうがない、釣りしましょうか。

川のそばですから当然さっきより寒いわけで。
ぶるぶる震えながら釣り開始です。

前回はお昼過ぎに来ましたのでぱっとしませんでしたが、今回は好調。
大きいのを含め、ぱぱっと5匹ゲット。
調子いいなあと思っていたのもつかの間、そこからはひたすら我慢でした。
お昼ごろ、あきらめまして(笑)、次へ移動。
今回は結構大きなのもつれましたので、結構喜んでいます。

さー、戻りましょう。

お腹も空いているんですが、お客様に馬刺しを頼まれていまして、富士吉田のほうへ戻ります。
肉屋さんに到着。
馬刺しを頼み待っていると、次から次へと人が買いに来るんですね。
普通、肉屋さんて地元の人しか来ないと思うじゃないですか。
でも、違うんですよね。
馬刺しが美味しいので、旅行などで来た人がお土産代わりに買って帰るわけです。
こういう売れ方もあるんだなと妙に関心。
休みの日はほとんどが始めてのお客さんらしいです。

馬刺しも無事購入。
さー、次行ってみましょう・・・・・。

富士吉田市の肉屋さんを後にし、鳴沢方面へ向かいます。
目指すは道の駅なるさわ。
ここに、富士山の溶岩で作った焼肉プレートがあるらしいとのうわさを聞きつけ、見に行ったんです。

と言うのも、先日チョウさんから、溶岩プレートで焼くと美味しいと聞かされ、またうちの母も同じ事を言い、そんなに言うならと探していたんです。

道の駅に到着。

ここは日帰り温泉がすぐ隣にあるので物凄く混んでいるんですよ。
物産店もあるし。
物産店の中に溶暗プレート発見。
四角いのから丸いの、気泡のあるタイプからないものまで、4種類。
お値段は6000円前後でしょうか。
物は試しだと、早速購入。
どうなるか、興味深々です。

さー、本当に帰りましょう。

時間は3時。
どれくらい渋滞するだろう?と思っていたんですが、割とすんなり帰って来れましたね。
昔なら3時を回れば3時間もかけて帰ってこなければならなかったんですが、途中休憩入れても2時間ほどで到着。
こんなものでしょう。

楽しい一日だったんじゃないでしょうか。

夜、釣ってきたますを調理しようと嫁さんが下処理をしていたときのこと。
先日、チョウさんが買ってきた魚をうちで捌いていたときに、猫がチョウさんを襲っていたんですよね。
魚、食わせろと。
チョウさんと猫の攻防が続いていたんです。

うちの猫、魚あまり好きじゃないのに襲うほど食べたいって事は美味しいんだろうなあと思っていたんです。

で、ますの下処理の最中、うちの猫、一度も寄り付きませんでした。(T.T)
おいおい、今日釣ってきたばかりで一応新鮮なはずだぞ?
見向きもしないのかい。
軽くショックを受けました・・・。

動物って正直ですよね。

海の魚なら食べるのかしら?
次は海へ行くかなあ。
いや、鮎は食べたからそういう問題じゃないぞ。
次、絶対食わしてやるー。

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僕は何王子でしょう?

昨日のお昼休みに、電話がなりました。

電話の相手はテレビ局から。
東京にある夕方のニュース番組からのお電話だったんです。

内容はこんな感じ、
消費者にも出来るシミ抜きや洗濯方法など、やりませんか?

すかさず、シミ抜き王子やせんたく王子がいるじゃないですか?と言うと、それとはまた別なんです、とおっしゃいます。
テレビって難しいんですよね。
クリーニングの話題が取り上げられるたびに、言いたい事とマスコミの取り上げ方が違うと書いていますが、やはり、なかなか伝わらないんですよね。

その旨、伝えると、細心の注意を払いながらやりますので・・・、と言います。
内心、細心の注意を払いながら、あれだけ微妙なのかよ、と突っ込みを入れたくなりましたが、ぐっとこらえて丁重にお断りしました。

やはり、僕のやりたいことじゃないんですよね。
そもそも、イケメン二人が先に出ているのに、私が出てもねえ。
電話を切った後に、私の場合、名前がどうなるんだろう?なんてくだらないことでお店の中が盛り上がりまして。

王子って柄じゃないよね、村長?町長?森のクマ???(爆)

テレビ局側の意図も分からなくはないですけどねえ。
シミ抜きや洗濯なんて、すでにやっていますから私がやっても面白くない。

最近ねえ、たまにこうしてマスコミから電話が入るんですよね。
これもカリスマ効果なのかなあと思っています。

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かさがそばに。

夕方、お客様が傘を持ってご来店くださいました。
雨降ってないのに、変だなあ、これから降るのかな?と思っていると、お客様こうおっしゃいます。

この傘、ずっと前にお借りしてたんですが、長い間お借りしてありがとうございました。

とおっしゃいます。
とても丁寧な方で、こちらの方が恐縮してしまいました。

しかも、長い間お借りしていたのでこれをどうぞ、と戸隠のそばまで頂いてしまいまして。
うーん、まるでわらしべ長者みたいです。

重ね重ねありがとうございました。

さて、この話には続きがあります。
おそばを頂いた後に、実はクリーニングもあるんですとお客様。
取り出したのがベロアのジャケットと、中綿のベスト。
ベロアのジャケットのほうは、所々シミと言うか汚れがついておりまして、商品の性質上、ちょっと難しいかなといった印象。
がんばってみます、とお預かりしました。

問題は、中綿のベスト。
シミが前のほうにあり、別のクリーニング屋さんで洗ってもらったが落ちなかったと言います。
お客様は、見た感じ油のシミっぽいなと思ったらしいのですが、クリーニング屋さんの受付のお姉さんが、こういったんだそうです。

水洗いをすればきれいになりますよ。

それ聴いた瞬間、私と母がその場で、「それはない!」と口が揃ってしまいました。
見た感じ、確かに汚れは油のシミっぽいのですが、いくらなんでもこのしみが水洗いでおちるわきゃない。

確かに、水洗いってかなり汚れが落ちてくれるんです。
でも、何でもかんでも落とすってわけじゃない。
水洗いにも不得手なものはあります。

お客様、無駄なお金払っちゃいましたねえ、なんて笑っておっしゃっていましたが、内心気持ちのいいものじゃないですよね。

工場で仕事をしていない人には、こういう感覚的なものの判断はやはり難しいんだろうなあと思うんですね。
出来ない、と言うのではなく、日常汚れと洗った結果を見ているわけではないので、経験から来る予想が出来にくいんです。
自信満々に言ってくれたらしいので、いい子だとは思うんですけどねえ。

クリーニングって、感覚的なところが多いだけに難しいんですよね。
仕事をしている人は、経験から予想は出来ます。
でも、それを人に伝えるって感覚だから難しい。
分かりやすく、でも、間違った伝え方をしないように、ってかなり難しい。

一度水で処理をしてしまったらしいので、正直微妙ですが、お預かりしてがんばってみることにしました。
落ちればね、また次ぎ着れますから。

油っぽいシミか、水っぽいシミか、そこ間違えるとだめなんだけどなあ。
うーーーーん・・・。

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もみの木

今日、もみの木を買ってきました。

話はチョウさんを囲む会に遡ります。

あの日、Sさんの奥さんがふとこういったんですね。
クリスマスツリーが欲しい。

クリスマスツリーが欲しいって、幼稚園にかな?と思い、後日、Sさんの奥さんに聞くと、いや、ちょうど暗くなってきたところだったので華やかな明かりと言ったら、クリスマスツリーかなと思った、との事。
いやー、本気にしてしまいました。

所が、この話が思わぬところで転がり始めまして、もみの木を探すことになったんですね。

子供たちにもみの木を掘らせてあげられないかな?
自分たちで取ったもみの木にデコレーションをしたら、いい思い出になるんじゃないだろうか?

言い出したのは私です。(爆)
言った以上、探すのも自分。

で、調べたところ、残念ながら近くにそういう所がありそうもない。
じゃ、じゃあ、植木に植えるって言うのはどうだ?と言うので、本物のもみの木を探し始めます。

そして見つかったのが、IKEAで取り扱っているもみの木。

100センチくらいのもみの木なんですが、本物で、しかも使い終わったら買い取ってくれるんです。
こりゃ、なんて都合のいいものだ、と喜んでいたんですが、また話が転がり始めます。

幼稚園に送るものなので、幼稚園の様子が分かりませんから、Sさん奥様にいろぴろとご相談をしていたところ、大きくてもかまわないと言うお話。

私、子供たちが飾り付けをするんだから、届く位小さくないとだめだと思っていたんです。
ところが、相談しているうちに、そうではないと言うことが判明。
置く場所に入れば、大きいほうが喜ぶんではないか、との事。

なら、もっと多きものを探さないとだめですね。

で、農協さんに電話。
するとあるんですよ、大きいのが。
180センチほどある立派なもみの木をゲットしました。

午前中早い時間に幼稚園へ持って行ったんですが、そのときの子供たちの喜びっぷりといったら、物凄いものでした。
あれほど体中で喜びを表現してもらうと、やってよかったなあと思います。
飾り付けが終わったら見に行きましょうかね。

で、最初買おうと思っていたIKEAのもみの木ですが、なんと今日の朝で完売。
危ない危ない、もしかしたら今日買うことが出来なかったかもしれない。
いい判断でした。

子供たちにいいクリスマスが来ますように。

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所沢へ配達。

昨日、所沢のお客様よりお電話を頂きまして、夜配達へ行ってきました。
春に冬物をお預かりし、その商品の納品です。
寒くなってきたので、冬物が急に必要になるんでしょうね。

所沢あたりですと、宅配便などを利用してお届けするのですが、今回あまりにも量が多かったのと、急に冷え込みお急ぎで欲しいとのことでしたので、お届けすることにしたんです。

府中街道をひたすら埼玉方面へ走っていくんですが、一番怖かったのが渋滞。
青梅街道、新青梅街道あたりの交差が渋滞のメッカなので、ここでつかまると平気で1時間遅れなんて事が起きかねない。
びくびくしながら行ったんですが、渋滞はあるけどたいした物ではなく、あっさりと通過。
やはりガソリン高騰の影響が尾を引いているのかしら?

府中街道、久しく走っていなかったんですね。
何年ぶりかなあと懐かしく思い走っていると、まあこの道もずいぶんと開けたものです。
大きなお店がどんどん出店しているし、夜遅くまで営業している。
埼玉ってすげえなあと感心しつつお客様のお宅へ無事到着。

品物をお届けし、今度は夏物をお預かりして帰ってきます。

帰りは、新小金井街道を使って帰ってきました。

こちらはまた府中街道と違い、ひっそりとしているんですね。
何年か前に清瀬の駅前の定期集配がありまして、よく使っていたんですが、やはり当時と今は別物でした。
大きなお店が閉店しているのが目立ちます。

これは道路の通行量と関係しているのかも知れませんね。

帰りもゆっくりとあたりを見渡しながら帰ってきましたが、8時を過ぎると開いているのは大きな店もしくはコンビニばかり。
個人店、もっとがんばらないとなあと感じて帰ってきました。

そして、今日の夜も配達へ。
と言っても、今日はすかいらーくの裏手のお客様のところなので、ぜんぜん近いのですが、ここでもちょっとした違和感を感じます。
四谷新道(西友の前の通りですね)を中河原駅方面へ走って帰ってくると、あまりの真っ暗さにびっくり。
まだ9時前だよ?と思っていても、商店が軒並みお店を閉めています。
駅から歩いても5分くらいのところなのに、あの暗さはちょっと怖いくらいでしたね。

もうちょっと明るくしないと、危ないような気がするんだけど・・。

当店は深夜10時まで営業をしているので夜はあいているものだと思ってしまうのですが、今は閉めているお店が非常に多いんですね。
商売はあけていて何ぼですから、このご時世、もう少し夜遅くまで営業していてもいいんじゃないかなあと思います。
防犯の意味も込めてね。
せめて、商店街くらいは、安全に通れるように明るくしておきたいものです。

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将来なりたいものは?

住吉小学校の創立40周年の小冊子が配られたのですが、その中に、将来なりたいものは?と言う質問を発見しました。

うちの長男の夢。

クリーニング屋になる、だそうで。

一度もそんな事いった覚えはないんですけどね。
どこを見てそう思ったんでしょうか。

それを見た私の母が、お前も昔、そういうこと書いてたなと言うんですね。
親子そろって、30年の月日の後、同じ事を書いたなんてなんだか不思議な気分です。

機械の調子が悪く、機械屋さんがきていたのですが、長男がクリーニング屋さんになりたいんだってさ、なんて話をしていたらこう言うんですね。

親の仕事をしたいって言うことは、少なくとも親がしている仕事が楽しそうに見えるか、辛そうに見えてないかのどちらかでしょう。

確かにそんなものかもしれない。
自分も、子供の頃に見ていた親の仕事は、毎晩遅くまで仕事三昧でしたが、それが妙にかっこよかったのを覚えています。
よく考えれば寝る間も惜しんで仕事をしているので大変なはずなのですが、そうは思わなかったんですよね。

うちの長男が果たしてそう思ったのか、ちょっと気になったので、今日の柔道の帰りに、チラッと聞いてみたんです。
何でクリーニング屋さんになりたいの?って。

したら、長男の答えはこうでした。

俺がやらないとダメでしょって。

長男の男意気ってやつなのか、私が不甲斐なく映っているのか。(笑)
私からクリーニング屋さんになりなさいっておそらく一生言わないと思います。
でも、クリーニング屋さんはとても楽しい仕事だよと言うと思います。

選ぶのは本人次第と言うことで。
全員クリーニング屋さんになりたいって言ったらどうしましょ・・・。

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特殊品って何?

よくチラシなどで見かける言葉に、特殊品は除く、なんてのがありますね。
また、これは特殊品なので・・・・、なんて説明を受けたことがある方もおられると思います。

特殊品って何?と言う疑問もあると思います。

そもそも、クリーニング屋さんに持っていくこと自体、家庭で洗えないんだから特殊品だ!なんておっしゃっていた方もいましたね。

特殊品・・・・・、普通に扱えない商品と言えばいいでしょうか。
たとえば、普通にドライクリーニングすることが出来る商品は特殊品とは言いません。
しかし、ドライクリーニングすることが出来ず、別の洗い方をしなければならないものを主に特殊品と呼びますね。

じゅうたん、革製品、最近ではバッグや靴などもクリーニングする所がありますから、これらも特殊品と呼んでいいんではないかと思います。

また、チラシなどに掲載されている特殊品という言葉はまた別の意味で使われていることが多いようです。

当店の近くのお店が入れているチラシには、特殊品は除くと言う言葉のカッコに以下の言葉がちりばめられているんです。

綿・麻・レーヨン・カシミヤ・アンゴラ

それって特殊品なのか?と思うのですが、この場合、特殊と言うよりは気を使う商品に使われているようです。
しかし、これらの繊維を除いちゃったら、どれなら洗えるの?なんて疑問がわきますね。
それくらい、気を使うことは使いますが、特殊と言うほどではないんですね。

私も、つい簡単に、特殊品なんですよ、なんて説明をしてしまうのですが、その都度どうして特殊品の部類に入るのか説明をしています。
でないと、お客様に要らぬ心配をさせてしまう恐れもありますから。

まだまだクリーニングって、認知されているようで認知されていないことが沢山あると思います。
クリーニングの工程すべてを把握してもらうことは不可能だと思いますが、そのたびに説明をすることで、イメージしやすくなったり、メンテナンスの参考になってくれればいいなと思っています。

お客様が疑問に思っている言葉、まだ沢山あるでしょう。
疑問に思っている言葉、募集中です。(笑)

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ご贈答用ですか?

今日は予定があったはずなんですが、なんだかんだと動き出すまでに時間がかかり、気がつくともう夕方。
それでも、時間があるのは今日しかないしとの思いで、いそいそと出かけてまいりました。

向かったのは稲田堤。

郷土の森の横を通り、是政橋を渡っていきます。
ふと気がついたのですが、看板がずいぶんと空きましたね。
確か、いろいろな看板があったはずなのですが、募集中の紙が張ってあるだけ。
それだけ、景気が悪いということなんでしょうか。

かと思うと、府中街道が以前にもまして華やかになっている印象を受けましたね。
お店がいろいろと出来、この辺なんでこんなになっちゃったんだろう?という感じ。
ほんの十数分にまったく別の感じを受けるってなかなかありません。

用事も程なく終了。

せっかく橋を渡ってここまで来たので、以前お伺いした稲城駅前にある、ホイップさんへケーキを買いに行くことにしました。

以前、買ったときもおいしかったのですが、どうやらここはシュークリームが美味しいらしい。
次こそ買ってやると意気込んでいたわりに、ずるずると今まで寄らなかったんですね。

あたりが暗くなってから到着。
ショーケースには残念ながらシュークリームが見当たりません。
店員さんに聞いてみると今あるだけですとの答え。

仕方ない、あるものを買っていきましょう。

ショーケースにはプリンがあります。
でも、ちょっと数が足りないかも。
うち、人数多いですから数が少ないと争いが起きる可能性があるんですね。(笑)
自分の分がないくらいなら我慢すればいいんですが、少なすぎると、怒られちゃうんですよ。
お土産買って帰ってるのに。

みると、どうも贈答用っぽく、きれいにラッピングされた6個入りのプリンがあります。
しめしめ、これと他のものをあわせれば十分足りる。

早速6個入りを注文。
他にもティラミスやプリンを注文して合計10個購入しました。

やはり普通に買う量じゃなかったんでしょうね。
店員さんが疑いもせずにこういうんです。

ご贈答用ですか?

私、即答でこう答えました。

いいえ、うちで食べるんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、店員さん、固まる。(笑)

多分、彼の頭の中には、これ一人で食べるの?食べすぎじゃない?なんて事が半分くらいは占めていたはず。(笑)
だって、普通は家で食べる量じゃないですもの。
普通の家族なら、夕に二日分以上はある量です。

でも、うちの家族に本気になられたら、10個でも足りないかもしれない。

うち、人数多いんですよ、と喉まで出掛かっていましたがぐっとこらえ、帰って来ました。
次は誤解を解かなくちゃね。

で、買って来たプリンですが、とてもおいしゅうございました。
予想通り、あっさりとなくなってしまいました。
みんなが喜んでくれたので、それが一番いいんです。

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ためる人、すぐ出す人。

クリーニングのご利用に仕方にはいろいろありまして、人それぞれ出し方にも違いがあります。

仕事柄というのもあるんでしょうね。
たまにしかスーツを着ない人は、一度でも袖を通すと必ず洗っています。
また毎日スーツを着ている方は、最近は割りと洗わない人が多いんですね。
昔なら最低月に一度はクリーニングをしたものですが、今は衣替えするまで、すごい人になると一度も洗わないで捨てる、という人もいるらしいです。

yシャツをお持ちになるお客様もいろいろな方がいらっしゃいます。

一枚ずつお持ちになる人、まとまってからお持ちになる人。

まとまってといいますが、これも人それぞれ。
一番多いのが一週間分まとめてという方。
yシャツ、4枚から6枚というのが一番多いですね。
中には、何日分???という人も。
一度に10枚から15枚ほどお持ちになるお客様もいらっしゃいます。
おそらく、仕事でなかなか持ってこれないなど、理由があると思うんですよね。

前に、Yシャツは一枚一枚持ってきたほうがいいのか、ためてもいいのか質問されたことがあります。
汚れたらすぐ洗ってください、とクリーニング業界もここずーっと言い続けていますから、それが浸透してきたんでしょうね。

たとえば過剰に置いておくのはよくないと思うんですよ。
一月も放置していると、汗が黄ばんできますし。
あと、夏場湿気が多い日なども要注意です。
濡れた状態で、放置しておくとカビが生えることもあります。
そういう時は早めに出したほうがいいですし、もし出せないようなら、ハンガーにかけて干すようにするといいです。
シミがあるときも早めのほうがいいですかね。

気温が高くもなく、かつ湿気もそう高いということもなければ、週に一度のクリーニングでも平気だと思います。

早く洗ったほうがいい、という情報が、早く洗わないとだめ、というように伝わっているようで、お電話を頂いても焦っている方が多くなってきています。

Yシャツなどは、皆さんの生活の中で使い易いようにクリーニングをご利用いただくのが一番だと思います。
毎週決まってこの日に出す、というのがあると、リズムが出来ていいようですよ。

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創立40周年だそうで。

お昼ごろ、長男が学校から帰ってきました。
なにやら嬉しそう。

どうしたのかな?と見ていると、いろいろと手荷物を抱えて帰ってきています。
冊子やら食べ物らしきものまで、
どうやら今日、住吉小学校の創立40周年記念行事があったようです。

食べ物らしきものは、紅白饅頭でした。

私も通っていた小学校ですけど、もうそんなに経つんですかね。
自分たちが何期生だったかも記憶にないんですが、あれから24、5年経っていますからねえ。
なんとなく年を感じます。

持って帰ってきた小冊子には、今の住吉小学校の写真や、昔の中河原の駅の写真などがあり、また、住吉小学校の見取り図などもありまして、見ていて懐かしさがこみ上げてきます。
さすがに、古い中河原駅の写真を見ても、私の世代はぴんと来ないんですが、両親は府中にやってきてがんばっている時期の頃の話ですので鮮明に覚ええいるようです。

私の記憶はすでに高架になっている駅ですもんね。

創立から現在までの在校生の数が載っていたんですが、やっぱり自分たちの世代が一番多かったんですね。
今の倍以上はいましたから、
一クラス40名で、一学年6クラス。
住吉小学校に1400人ほどいる計算になります。
おそろしや〜。

何がいつ出来たかなどの年表もあったのですが、不思議なことにまったく記憶がないんですよね。
自分たちが通っていた時期に作られたものもあるんですが、そうだったかな?というようなあいまいな記憶。
こんなものなんでしょうか。

時を経て、自分の子供と小学校の話題で話が出来るってなんだか幸せだなあと思いました。
と、同時に、嫁さんは別の小学校ですから、この話題に入ってこれない。
それもなんだかかわいそうでね。
ま、仕方ないんですが。

なにやら記念品ももらってきたようです。
大人になってからいい思い出になってくれるといいなあと思いますね。

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何で染み抜き代がかかるの?

昨日の客様のお話し。

とてもご立腹されていたお客様ですが、いろいろとお話を続けていくうちに、だんだんと落ち着きを取り戻してきました。
そして、こちらからもクリーニングの違いの説明などをしているときに、ふと疑問がわいたらしく、こんな質問を受けたんです。

クリーニングってきれいにするものでしょ?だったら、染み抜きとかも丸ごとひっくるめてのものじゃないの?なんで別料金になるの?

うーん、確かにおっしゃりたい事分かります。
特に、今回のように受付で細かくしみの場所を指摘して、別途シミ抜き料金がかかっていながらも、まったく落ちていないと、疑問に思うのは当たり前です。

この問題、クリーニング屋さんも悩んでいると思うんですよね。
若い頃、自分も悩みましたし。

でも、だんだんと仕事をしていくうちに、分けないとだめな理由も分かってくるんですね。

全部の汚れを落としたいのは山々なのですが、やはり汚れや生地などによって手間や工程がかなり違ってきてしまいます。
一回で、しかも、洗濯機で洗っただけで落ちてくれるものは問題ないのですが、大抵問題なのがそれでも残ってしまうシミ。
これが別料金のシミの正体なわけです。

仮に、別の作業をクリーニング料金そのものに組み込むとすると、基本のクリーニング料金が跳ね上がることになります。
普通にクリーニングをするだけで、落ちてしまうような品物でも、余計にお支払いをしていただくことになりかねないんですね。

そして、これもよく同業の間で話しにあがるんですが、シミ抜きをして落ちないのに料金をいただくか、というものがあります。
これも賛否両論で、クリーニング屋さんによっては、落ちないものは頂かないというお店もありますし、落ちなくても作業をしているんだから頂くというお店もあります。
これについては、話がまとまったことは一度もありませんね。

ネットでは落ちなければ料金を頂きませんというのが多いでしょうか。

作業をしたから料金が発生するというのもなんとなく分かりますし、結果が出てないんだからお金は払わない、というのも分かります。
これ、結構トラブルになっているんですよ。

業界で統一されていないのも、お客様に不満をいだかせる要因なのかなあと思うんですけどね。
どちらにせよ、ある程度統一されれば、そういう物だで納得されると思うんですが。
あちらでは、お金を返してもらった、こちらでは落ちなくても取られた、では消費者が迷ってしまいます。

こういうところでも、もう一度クリーニング業界で話し合う必要があると思いますね。

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良い物とどうでもいい物の扱いの差は?

「もう、あったまきちゃう!」

朝、血相変えて、物凄い勢いでお客様がご来店。
何かあったな?とすぐ分かるほど興奮しておられます。

とりあえず、お話を聞きましょう。

興奮気味に一枚の白いジャケットを取り出し、これじゃあ着れないというんですね。
見ると確かに汚れている。
襟も黒いし見ごろにもぽつぽつとしみが。
洗ってなかったのかな?と思うと、クリーニングしてしまっておいて、いざ着ようと思ったらこの有様だ、との事。

そして、あまりにも頭にきたので、中河原にある某クリーニング屋さんへ朝一で向かい、ひとしきり言いたいことを言って、その後うちへ持ってきた、という事のようなんですね。

話の中で、お客様がこういうんです。

「はっきり言って悪いけど、良い物は一伸さんで、どうでもいいものは他のクリーニング屋さんへ持っていっていたんだ」

こういうお話をされるお客様、非常に多いんです。
でも、良い物はうちで、どうでも良い物は他で、という意味がちょっと分からないんですね。

良い物はしっかり洗ってもらいたいのか?
どうでもいいものは汚れが落ちていなくてもかまわないのか?

いつも不思議に思っていたんです。

せっかくの機会ですので、お客様に単刀直入に聞いちゃいました。
どういう違いなのか、と。

すると、いいもの=高いもの、どうでもいいもの=安いもの、何だそうで、だから分けているといいます。
じゃあ、安いものは汚れが落ちてなくても平気なの?というと、それはないというんですね。
もう少し掘り下げて質問をして見ます。

すると、うちとよそとの違いをこういうんです。

一伸さんはピシッと仕上がってくる。
他はだらんとして、ピシッと仕上がってこない。

この差でお店を区別していたらしい。
で、汚れはどこもそう大差なく落ちていると思っていたようなんですね。
だから、余計に、今回汚れが一切落ちていなかったのが頭に着た、という事なんです。

だんだん解明されてきました。

どうでもいい物といえども、やはりきれいになっていなくてもいいと言うわけではないんですよね。
クリーニングに出すって事は汚れを取って欲しいから出しているわけだし。

もしかすると、使い分けているという人たちはこういう感じなのかもしれませんね。

以前にも、クリーニング屋さんは仕上げが違うだけで洗いは変わらない、といったお客様がいらっしゃいました。
でも、洗いが変わらないなんて事はないんですよね。
洗う、という技術は、物凄く繊細で、変化が一番起き易い所です。
細かなところで差が出てしまうところですから、おのずとクリーニング屋さんによって、変わっていると思います。

うちで洗い直しをしてみることでとりあえず決着。
少なくとも、最初よりはきれいになるのは間違いないと思います。

良い物とどうでもいい物、お客様の中で分けられているようですが、それでも汚れたらきれいにしたいというのは同じだと思います。
クリーニングをどう捉えるか。
汚れを落とすためにしているはもちろんですが、長くきれいな状態で着用するため、と思うと必要なメンテナンスになると思います。
同じ一年着るのでも、だんだんと薄汚れていくよりも、いつも明るい色できれいに着ていたほうがうれしいですからね。

お客様、もう一伸さんで全部洗ってもらう、とおっしゃっていましたが、相当懲りたんでしょうね。
染み抜き代とかもかかったようですし、勉強代にしてはいささか値が張ってしまったように思います。

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中古の購入もいいですが・・・。

ここ一年くらいの間に、臭いに関するお問い合わせをいただくことがありました。
服が匂うので取ってほしいとの事。

その品物の多くがブランド物だったり、カシミヤ製品などであったりするのですが、臭いをかぐと確かになにやら臭いがします。
そして、大抵硬くなっている。

お客様に、今までのお手入れの状況や生活環境など詳しく教えていただくのですが、結構多いのが、中古を購入したので分かりませんという答えなんです。
つまり、今までどのような状態だったのか分からないんですね。

オークションなどで、ブランド物の売買が活発なのは知っていますが、臭いや汚れのトラブルが多いとも聞いています。
体臭がついてる場合などは、本人はその臭いに気づかないのでおかしいとも思わない。
送られてきて臭いがしてびっくりとなるわけです。

以前、お客様の中にリサイクルショップを経営されているお客様がいらっしゃって、臭いが何とかならないかと相談を持ちかけられたことがありました。

リサイクルショップは当然中古が入ってきます。
いろいろな人が着た物が一部屋に全部入っているので、その臭いが気になると言うことらしいのです。
きちんと洗ってから持ってくる人、何年も放置したままでもって来る人、いろいろですから仕方がないと言えば仕方がない。
香水を使う人もいますしね。

ブランド物など中古で購入すること自体悪いことだと思いません。
返って、まだ使えるものは使ったほうがいいので、いいことだとさえ思っています。
しかし、こと洋服に関していうと、状態しだいで微妙なのも確か。
そして、事細かな状況と言うものが、分かる人と分からない人がいるということも難しくしていると思います。

購入する際は、写真や情報などから読み取れない事もあるので、注意してくださいね。
特に、臭いの問題はかなり大変のようです。
洗えば落ちると言うものでもないので、出来ることなら最初から避けたほうがいいと思います。

クリーニング屋さんによっては、消臭加工をしてくれるところもあります。
もし、臭いが気になるようでしたら相談してみてもいいと思いますよ。

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ユニクロとクリーニング

最近、ふと気がついたことがあります。
ユニクロ製品が何気に増えている、ということ。

ブームと言うわけでもないのに、ひそかにユニクロ製品のクリーニングが多いのです。

ユニクロと言えば安いので有名。
ユニクロが話題に上がったとき、クリーニング屋さんの間でもいろいろな話題が起こりました。

あそこまで安いとクリーニングしないので買い換えるのではないか。
商品の値段とクリーニングが合わないのではないか。
そもそも、あの値段のものにお金をかけてクリーニングするのだろうか。

しかし、ユニクロがはやりだした当時から、値段とクリーニングは関係ないだろうな、と言う思いはありました。
というのも、同業の人たちがユニクロはクリーニングしないだろう、と言っていたときから当店にはユニクロの製品がかなり出ていたんです。

その話をすると、皆さんびっくりしたような顔をしていたんですよね。

ユニクロ製品、私はよく出来ていると思うんですね。
縫製もしっかりしているし、生地も安いからと言って粗悪品ということもない。
もちろん、高級品と比べてはいけないんですけどね。
でも、日常の使用に関していうと、問題ないレベルなんですよ。
だから今ブームでなくても普通に着られている事にはなんら不思議はないわけです。

で、クリーニングに出ていることを考えてみると、多分、商品の値段とクリーニングは関係あるようで違うんだろうなあと思うんですね。

お客様からも、クリーニングでこんな値段するなら5回も着れば新しいのが買えちゃうじゃないか、と言われることがたまにあります。
確かにお値段の比較ではそういえるのですが、クリーニングってそういうものじゃないんですよね。

汚れがついたまま着れるわけはないし、5回分着て新しいのに買い換えるなんて事、なかなか出来るもんじゃありません。

クリーニングってきれいに着るため、清潔を保つため、日々行っていくものなんです。

だから、ユニクロ製品でも、クリーニングをして着ようとするんだと思うんですよね。

ただお客様の中には、こんな安いものをクリーニング屋さんに出すのは恥ずかしいと言う思いがあるのも事実。
こういうものは自分で洗うのが普通じゃないかしら?と思っているお客様も多いようです。

でも、クリーニングに持ち込む商品にお値段なんて本当に関係ないんですよね。
次着るために洗うわけですから、恥ずかしいことなんてありません。
私たちも、ユニクロ製品だからと、適当に扱うこともなく、きちんと商品として扱いますし。

ね、大丈夫。

ユニクロ製品が多く出てくるのはいい事だなあと個人的に思っています。

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ばばんばばんばんばん!薄着で来いよ!

先日、業界紙を読んでいると、なにやら展示会があるとの話。
来月には東京ビッグサイトにて、大きな展示会があるのですが、今年はなぜか小さい展示会がちらほら開催されます。

八王子で開かれるというので、せっかくですから出かけてきました。

朝今日はすごく寒かったですよね。
気温を見ると、冬の気温。
コート着なきゃと思っていたんですが、ふと頭にANAのCMがよぎりまして・・・。
沖縄には薄着で来いよ、というやつ。

沖縄に行くわけではないのですが、クリーニング屋さんの展示会には薄着が鉄則、
車で行くしと思い、我慢して薄着で出かけました。

会場に着くと、名前を記入して、なにやらプレゼントをいただきます。
QUOカード3000円分。
会場に来るだけでそんなにもらえるの???
うーん、この展示会の目的は何なんだろう?と少し疑ってしまいますね。

会場に入ると、中はとても小さく、出ているのも機械が数点と材料がほんの少し。
展示会と呼ぶのもおこがましいような規模です。
それでも、せっかく来たんだし、メーカーの方が居られるんでお話しをしていきます。

一社一社、いろいろと話すうちに、周りの人がコートを脱ぎだすんですね。
小さい部屋で機械を動かしているもんだから、気温が高いんですよ。
コートなんて着ていたら暑くてたまったもんじゃない。
ここにきて、 薄着できた成果が出ました。

POSレジ、プレス機などが出ている中、乾燥機を売っているメーカーさんとお話。
しかし、このお話があまりよくなかった。
機械を製造しているメーカーさんなのでもちろん、いろいろ知っていると思うのですが、知識があるのとクリーニングを知っているのは違うんですよね。
教科書どおりにやってきれいになるなら、クリーニング屋さんどこへ出してもきれいになります。
独自の技術とまでは言いませんが、数字やデータには見られない結果もあるんです。

ところが、メーカーさんの営業マン、簡単にばっさりと切っていく。
こういうものだとか、ああいうものだとか、うーん、中途半端な営業マンな感じ。
でも、これもある意味し方がないんですけどね。
お客様がいいクリーニング屋さんをなかなか見つけられないのと同じように、メーカーさんなどもきちんとしたクリーニング屋さんに出会えないんですよ。
ですから、クリーニング屋さんはこういうものだ、という変な固定概念がある。

もし仮にそういうものだとしても、そういうものだと容認するのはどうかなと思うんですよね。
自分たちが機械を造って売っている、かかわっている業界に対して、まるで人事のようなところが、不思議。
僕はかねてより言っていますが、機械メーカーや、洗剤メーカー、機材商や資材商、クリーニング屋さんがみんな良くしようと思わないと変わらないじゃないか、と思うんです。
みんなが関わっているんだから、人事じゃないでしょ、と思うんですけどね。

と、ちょっと気分が良くなかったんですが、とても前向きなメーカーさんとまた会いまして。
一生懸命、新しく開発した商品の説明をしてくれました。
それが使えるかどうかはともかく、前向きにやっている姿勢、行動、言動には頭が下がります。
この刺激が切磋琢磨というものにつながっていくんですよね。

帰り際に、お弁当までいただきまして、この展示会でここまでお金かけていいのだろうか、とまたちょっと不安に。
何が目的だったのか、正直最後までわかりませんでした。
物が売れていたような気配もなく、名刺も要求してこないし。
うーん、不思議だ・・・。

家に帰ってくると、誰もいません。
どうしたのかな、と思っていると全員帰宅。
どうやら末っ子が怪我をして、都立ERにいっていたらしい。
気をつけないとだめですね。

薄着でいるのも今日まででしょうか。
月曜日からまた寒いようですから、この間に一気に洋服を変えちゃったほうが良さそうですね。
冬物だし忘れている方もお早めにどうぞ。

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職場体験。

数日前から、お隣さんのセブンイレブンさんにとても若い子がレジにたっているんです。
若いと書きましたが、若すぎる。
中学生のようです。

職場体験ってやつですね。

いつからこのような取り組みが始まったのか分かりませんが、少なくとも私が学生のころはこんなのなかったなあ。
見ていて、とても初々しく、新鮮さが目に付きます。

お手伝いと違って、きちんとした仕事ですから、注意もされるわけです。
レジ打つのも、おっかなびっくりだし。(笑)
ぎこちない手つきに、きっと今いろいろなことを感じているんだろうなあと思います。

普段当たり前にしていることが、実はいざやってみると難しいということはたくさんありますよね。
でも、それはやはり体験しないと分からなかったり、気づかなかったりするわけです。
そういう意味でも、職場体験っていいなあと思います。

京都の友達が以前書いていたブログに、やはり中学生の職場体験の話を書いていました。
受け入れるだけでなく、実際に実験をして見せて、クリーニングの原理を学ばせるといった姿勢に、すごいなあと思ったものです。

クリーニング屋さんはともすれば大変危険な劇薬も取り扱っています。
また、通常使っているものも劇薬とまでは言いませんが、扱い方を間違えると危険なものも多い。
そこにまったく知らない人を入れるのってすごい怖いことなんですよね。

この業界に入りたての頃。
まだ危険なんてことを微塵も感じていなかったときに、とても危険なことをしたことがあります。
灯油をボイラーのタンクへ移していたときに、誤って足に灯油をかけちゃったんです。
その時はどうせ臭いがするだけだろう、とたかをくくり、そのままほうって置いて仕事をしていたんですが、時間がたつにつれて足が痛くなってくる。
おかしいなあと見てみると赤く腫れ上がっているんですね。

今なら、かかってすぐに洗い流すんですが、当時の自分には知識もなく、軽く見ていたが故に起こった事故でした。

昔の人なら家の手伝いの延長でいろいろなことを体験し吸収したんでしょうが、僕らから下の世代はなかなかそういう体験にも恵まれないでいます。
危ないって身をもって知らないんですよね。

職場体験をしているお店にはのぼりが立っています。
周りの温かい目も必要ですね。

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いつまで秋なの?

今年は、夏物のクリーニングが一向に出てきません。
一時期、早い人が出し始めたのですが、日中の陽気が暖かく、ぴたっと品物の動きが止まっていたんです。

もうクリーニング屋さん内心大慌て。

クリーニングっていつでもあるものじゃないので、季節ごとに大体出る時期って決まっているんですね。
なので、出る時期に品物が集まらないととても不安になるんです。
今年のような展開は、私も初めての経験ですので、どうなるんだろう?と興味があります。

夏物が出ない年なのか。
来年、きるときにカビや変色が起きていないのだろうか。
などなど、このような展開の後どうなるのか、興味が起きてしまいます。

興味を持っているのはおそらく私だけ(笑)、だと思うのですが、ほかのクリーニング屋さんはいろいろと動いているようです。

秋のセールってやつですね。
これを街中でちらほらを見るようになりました。

ところがとあるクリーニング屋さんの店先でびっくりするような広告を発見。
広告にはこうあります。

秋のセール開催中!
期間 10月20日〜12月21日まで。

んっ???
12月21日???
それってもう秋じゃないでしょ。(笑)

大体クリーニング屋さんのパターンとして、1週間か2週間ほどセールをして、その後にまた同じようなセールをするというパターンがあるのですが、ここまで長いセールを見るのは初めて。
どうしてこうなったのか、ちょっと調べてみると意外な答えがありました。

今年のようにいつ出るか分からないと、広告費だけ嵩んで大変になる。
広告を一回で済ませるために、長期にわたるセールにした。

と言うことらしい。
セール打つのも大変なんですね。

いつもなら、大体この時期の給料日明けとか、連休中とかそういった時期に出るのである程度読めるんです。
でも、今年は読めないですもんねえ。

ほんと、商売の難しさ、です。

今年の秋はどうなるか、と思っていましたが、今週に入ってから集荷のお問い合わせがどっと出てきました。
そろそろ本格的に寒くなりそうで、スーツなどの入れ替えが本格的に始まったみたいです。
これから、秋のシーズン突入かしら。

これから忙しくなるかな。
がんばりましょう。

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あまり奥さんを責めないでくださいね。

クリーニングをお持ちになるのは、大体奥様が多いです。
一人暮らしの男性はもちろん男の人が持ってきます。
結婚していても中には自分でクリーニング店へ持ち込むと言うお客様もいるのですが、やはりそれは珍しい話なんですね。

で、奥様方は皆さんそれに苦労しているようなんです。

持って行くことが大変と言うことではなく、ご主人の希望とクリーニング店から帰ってきた品物とのギャップに悩んでいるようなんですね。

きれいに仕上がるクリーニング屋さんを見つけているお宅は問題ないのですが、そういったクリーニング屋さんを見つけていないと、もめるらしいんです。

なんで、きれいにならないんだ、と。

そして、奥様に、きつい言葉で、クリーニング屋に直させて来い、と言うらしいんです。
奥様は、ご主人の言う通り行くのですが、自分が着ているわけではないので、ご主人の言っているところがいまいちぴんとこない。
クリーニング屋さんに伝えたくてもなかなか伝えられず、また帰ってからご主人に怒られる、なんていう方もいらっしゃるようなんですね。

先日いらっしゃった奥様は、以前住んでいた地域のクリーニング屋さん、ほぼ全部回ったらしいんですね。
ご主人が気に入らなかったらしく、いろいろ探し回ってクリーニング屋さんに出し続けたんだそうです。

Yシャツなどの要望って実はかなり多いんですね。
のりは柔らか目がいいとか、言われるのですが、言葉だけではどれくらい柔らかいのがいいのかわからない。
一回ずつ試して感想を聞いて、さらに調整をする、と言った作業をこちらもしたいのですが、いかんせん、奥様は自分が着ていないからわからないんですね。
大体どこのご主人も、ひどければ言うのですが、問題なければ何も言わないらしく、こちらは良かったのか悪かったのか分からない事が多いのです。

当店では、奥様が間に入って困っているときや、ご主人の話が感覚的で直に聞かないと分からないと言ったときは、ご主人にお願いして、直接お話をさせていただいたりしています。

奥様を通してではなく、直接どのような要望なのか、どんな感じなのか、ご主人の口から聞くほうが早いし分かりやすい。
それに、奥様の負担も少なくなりますしね。

どこのご主人も、奥様には言いやすいし遠慮なく言っちゃうようです。
でもどうせ言うなら、クリーニング屋さんへ直に言ってみてください。
どういう風にして欲しいのか、きちんと伝わると思います。

感覚的な話は、やはり人伝いでは難しいですから。
奥さんをあまり責めないでくださいね。

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老舗の閉店がちょっとさびしい。

先日、ニュースで八王子自動車学校が倒産したとのニュースが流れました。
何で倒産なんかしたの?というのが正直なところで。

自動車学校もこの周辺はいくつかありますが、八王子自動車学校は特色のあるところでした。
私が免許を取った、約20年前は八王子というととても安く取れ、また教習車にベンツやマーク�Uといった教習車らしからぬ車に乗れると話題に上がったものです。

厳しいけどしっかりと技術を覚えたいなら府中自動車学校。
とにかく早く免許を取りたいのなら、大和。
安いのがいいなら八王子。

こんな棲み分けでしたね。

八王子自動車学校の倒産のニュースと前後して、府中駅前にある、老舗の電気屋さん、高橋電気の閉店が決まったようです。
11月に入ってから閉店セールをしているらしいですね。 

こちら高橋電気さんも、府中で知らない人はいないくらい超有名。
古くから住んでいる人は、電化製品を買うなら高橋電気、というくらい信用のあるお店でした。

数年前から府中か家電戦争が起こっています。

ヤマダ電機に、コジマ電機、ケーズ電機と、これにヨドバシカメラでもあればほぼ家電業界勢ぞろいじゃないのか?というくらい、充実して店舗の揃いっぷりです。
影響ないはずないですよね。

本当の理由は定かではありません。
もしかすると原油高の影響も絡んできているのかもしれない。
街中を走っていても、閉店しているところがかなり見受けられます。
今年の厳しさはどの業界も共通で苦しいんだろうなあと思いますね。

新しいお店が入れるほど元気があるのかも正直不安なところ。
うーん、今ががんばりどころなのかもしれません。

負けちゃいけませんね、がんばりましょ。

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親子水入らず。

3日の文化の日、刑務所の文化祭から、そのまま妹がうちへ寄っていきました。
今は別のところで別に暮らしているのですが、最近ちょくちょく顔を出しに着ます。

先日酔っ払いながら、仕事のない日は手伝ったりもするからさ・・・、なんていう話をしていたんですが、本人はまったくクリーニングの事を知らない。
子供のころから見てますから、教えればそれなりにできるとは思うのですが、あまり期待しないでおこうといっていたんですね。
向こうもせっかくのお休みだし、いつも仕事して疲れているし、わざわざ疲れさせることもないかなあと。

そんな妹がやってきて、夕方私と母でYシャツを仕上げていたんです。
すると、妹、仕事場へ降りてきました。
じーっとYシャツの仕上げを見ています。
そのうち、母となにやら話していたかと思うと、母に指導してもらいながら、Yシャツのプレスを始める妹。

うちもYシャツは機械で仕上げていますが、その後にもう一度アイロンで仕上げなおし、たたむという工程を踏んでいます。
一見、無駄な仕事のように見えますが、やはり機械はサイズが決まっていますし、どうしてもしわがよったりします。
これをとりつつ、もう一度アイロンをかけるととても着やすくなるんですね。

その、機械でのプレスを妹が手伝いだしたんです。

クリーニング屋さんの機械って、簡単そうに見えて実は簡単ではありません。
サイズの大小やデザインの違いなどで、きちんと着せてプレスをするって結構難しいんですね。
なれない人がやると、むちゃくちゃしわが多く、仕上げ直しをしなければならなくなるほど。

妹もご多分に漏れず、初めはぜんぜん話にならない。(笑)
まあ、妹の失敗ですから、兄がけつを持つのは当たり前(笑)、と言うことで、一所懸命いつもの倍以上かけて、アイロンをかけます。

私の横で母と妹がああでもない、こうでもないとなにやら楽しそうに、会話しながら仕事をしています。

やっぱり、妹に手伝ってもらうのはうれしいんでしょうね。
口では期待していないとか、無理させたくないとか言っていたのに、こうして実際手伝ってもらうととても喜んでいる。

これ見てて、自分がクリーニングの仕事に入ったころのことを思い出しましてね。

自分がやり始めたころ、アイロンがけを社長から教えてもらっていましてね。
隣に並んで、アイロンをかけていたんですが、それを見た母が、嬉しそうだねえといい、私が教えてもらったときはこんなに優しくなかった、なんて言っていたんです。
決してやさしくはなかったんですけどね。

なんか見ていてそれと同じ感じを受けました。

慣れというのは恐ろしいもので、10枚もやるときちんとかけられるようになり、私の手間もいつものようになって行きました。
門前の小僧ってやつでしょうか。

なんだかんだ言いながらやっぱり親子なんだなあ、としみじみ感じますね。

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刑務所の文化祭、行きたかったなあ。

今日は文化の日で祝日でした。
当店は日曜日以外、普通に営業しておりますので、今日もいつものようにお仕事をしていました。

以前書いたことがあるのですが、文化の日には刑務所で文化祭が催されます。
矯正展といって、刑務所で作られた製品を売ったり、バンド演奏があったり、人でも多く人気のイベントです。

矯正展で売っている商品は物凄く安いんですね。
市価の6割から7割程度で購入することができ、しかも製品の品質は物凄くいいんです。
しっかりしているんですよ。
で、うちでリピートしているのが箒でして、今年もそれを買いたいなあといっていたんです。

でも仕事でいけない。
困ったなあと思っていたところ、妹が暇していたようなので母が頼んだみたい。

お昼ごろ、馴染みのお客様、Nさんが店の前を通りました。
ブログを書いている方で最近山に登ってきたと書いてあり、今日も調度山に合うような格好をしていたので、思わず声をかけ、お店に中に誘導。(笑)
今日はどこへ行ってきたんですか?と聞くと、なんと刑務所の文化祭へ行ってきたといいます。

今日の様子を聞いてみると、物凄い人手だったらしい・・・。
人気のコッペパンは長蛇の列。
味噌やジャガイモなども長蛇の列。
刑務所の中を案内するバスツアーもあったらしいのですが、こちらも早々に締め切られたらしいですね。

あれもあったでしょう?これもあったでしょう?と聞いていたんですが、箒は売っていなかったよ、とのお話。
おかしいなあ、いつも売っている定番商品なのになあ、と思っていたところ、妹から電話。

箒売ってないよって。

しかも、ここ何年も行ってなかったけど、規模が縮小した?なんていっているし。
私も去年は行っていないしもしかすると、何らかの事情で規模が小さくなったのかな?

その後、もう一回りしてきてくれたようですが、やはり箒はなく、あきらめて帰ってきたようです。

とても楽しい文化祭ですが目当てのものがないとやはりどこかさびしい・・・。
来年はぜひ行って確認してきましょう。

この三連休、いろいろなところでイベントが目白押しでした。
皆さん、楽しまれたでしょうか。
明日からまたがんばりましょうね。

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チョウさんを囲む会、らしいです。

先日、子供の幼稚園のお母さん方がチョウさんに築地へ連れて行ってもらった帰りのこと。
チョウさんの優しさにえらく感動した!と一組のご夫婦がおっしゃいまして、ぜひチョウさんを囲む会をやりたい、と言われました。
みんなでチョウさんを囲んで、楽しい時間を過ごしたい、という事のようです。

料理はチョウさんに作ってもらって、と言うことで。(爆)
それ、囲む会か?という突っ込みはとりあえず置いておいて・・・。

その話がうまくまとまりまして、本日開催される運びとなりました。
場所はうちの屋上。
屋上といいましても、猫の額ほどの小さな場所なのですが、七輪で焼き物もできるし、下へ行けば台所もあるし、と言うことで決定したわけでございます。

11時過ぎにほぼ集合。
遅れてくる方もいらしゃっるので、いろいろみんなで準備をします。

チョウさんが来たところで、私は炭熾しの当番。
屋上で、せっせと炭を熾します。
これね、意外と楽チンなんですよ。
ひたすら待っていればいいんですから。
のんびりと、炭を熾している間、台所ではチョウさんにより魚の解体ショーが始まっていたようです。

築地から魚を仕入れてもらいまして、子供たちに見せ、一から捌いている所を見せてもらおうとしたんですが、これがかなり高評だったらしいです。
何より、この日のために仕入れてもらった魚がことのほか高級魚ばかりだったのと、その魚体が見事だったので、大人のほうも見入ってしまいます。

全員がそろったところで、囲む会、開始です。

ずらっと並んだお刺身のその色と艶。
見ただけで新鮮でうまそうだというのがわかります。
一口食べて皆さん、目の色が変わる変わる。(笑)
かなり大皿に量があったはずなんですが、ぺろっと平らげてしまいました。

ほかにも、チゲ鍋やおでん、おにぎりが並び、宴会は続きます。
北海道から取り寄せたジンギスカンもありましたね。
こちらも、新鮮で臭みがなくおいしゅうございました。

1時ごろからはじめて、夕方には寒くなるから終わるかな?と思っていたんですが、あまりの盛り上がりに、また料理のおいしさに誰もやめようとは言いません。
しかも料理が次から次へと出てくるので、どんどん時間がたっていきます。

キンメダイのお刺身、なめろうが出てきたり(こちらも物凄く美味でした)、イベリコ豚と黒豚の食べ比べなどが出たり、生のししゃもの天ぷらが出たり。

次第にあたりは暗くなり、ランタンで灯をともし、ヒーターで暖め、毛布に包まり(笑)、皆さん夜遅くまで楽しんでいらっしゃいました。
気がついたら夜の9時。
さすがに皆さん翌日用事が入っているのでこの辺でお開きです。

いやー、年が近いというのもあるんでしょうが、いろいろ話が出ましたね。
ひょんなところからチョウさんと私たちに共通の知り合いがいるということがわかったり、昔の懐かしい話で盛り上がったり。
とても楽しかったんです。

さて、これだけおいしいものを食べて贅沢をしたはず、なんですが、いざ会計をしてみると、え?これだけ?というほど安く上がっています。
お酒は皆さん持ち寄った分もあるのでチャラにしましたが、料理だけ見るとかなり安いんですよね。
材料費、しかも築地で仕入れているのでこんな値段ですんじゃうんでしょう。

買う場所、買う時期、ずいぶんと左右されるんだろうなあと思いましたね。

よく考えてみると、チョウさんをこき使い、おいしいものを食べただけのような気がしないでもないですが、そこは気がつかなかったということで、(爆)
おいしかったし、楽しんでもらえたので、考えるのはやめにしましょう。

二回目、あるかな?
あったらよろしくお願いします、チョウさん。m(__)m

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事例集にすれば?

夕方、馴染みのお客様がご来店。
このお客様には、入店以来、いろいろな事を教えていただいているんです。
ご実家が商売をやっているので、話が通じるということもあるのですが、何よりもとても勉強家で博識。
これからの展望など参考になるお話を聞かせてくれるんです。

ここ今日も洗濯日和も読んでくれているようで、たまにアドバイスをいただいたりします。

今日いただいたお話は、このブログを事例集として少しまとめてみたら?というものでした。
毎日せっせと書いているし、埋もれているものもある。
事例別にまとめれば見やすいし、参考になるのではないか、というお話。

埋もれてしまうということは、かなり前から思っていたんです。
ちりも積もれば山となるとはよく言ったもので、すでにここへの投稿が1500に近づこうとしています。
最初っから全部読もうとする人なんているもんじゃありません。
また、検索で引っかかってくる人もいらっしゃるんですが、お目当ての記事が登録されている保証もなく、お客様の望むものが見つからないといったことが起きてしまいます。

では、事例集としてまとめるか?というとこれもまた微妙な話なので難しいのです。

ここで取り上げている話は、ある意味限定されている話ばかりなんですね。
応用が利かないわけではないのですが、どれにでもあてまはるか?というと言い切ることが難しいんです。

昔と違い、綿と言えども同じように扱えないものばかりで、一括りにできないといった事情があります。
昔なら綿ならこうしてください、ですんでしまうのですが、昨今の生地は細いものが多く、また服になった場合、素材表示に載っていないものも影響が出たり、装飾品、ボタンやプリントなどが影響したりと、これがまた難しいのです。

最近、テレビや雑誌などで染み抜きや洗濯の話をするクリーニング屋さんがいますが、きちんとした人ほど、紹介している技術はこの素材で使用してください、というような注意書きが載せてあります。

それでも言っている方からすれば、範囲外のものもあるので言い切るのには躊躇しているはず。
教えるのはいいんですが、間違えた処理をすれば事故につながってしまうので、教えることに躊躇してしまうんですね。

事例集としてまとめれば、便利かなあと思う反面、さまざまなケースが想定される中、きちんと見分けがつかない危険性を考えるとまとめるのもどうかなあと迷っています。

繊維の技術の進歩は、着やすくなった反面、取り扱いがとても難しくなってしまいました。
これらを分かりやすくまとめることができたら面白いんですけどねえ。
どうしても経験が物を言う世界だから、難しいかな?

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