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糸の色 その2

昨日、糸の色について話を書いていたら、そういえばこれもあるなあ、と思い出したものがありました。

服には流行がありまして、デザインや素材など、急に皆さん同じようなのを着るなあと思う瞬間があります。

少し前には、バイアスといって、生地を斜めにカットした素材のYシャツが多かったんです。
これがものすごく仕上げづらくて。(笑)
生地って、伸びる方向があるんですが、実は斜めって変に延びるんです。
すると、仕上げていて、まとまらないんですね。
張れば伸びる、張らなければ変なしわが残るで、非常に苦労する商品でした。

その少し前は、厚手のボタンがよく使われていました。
こちらも、非常に割れやすく、扱いの難しいものだったんです。
厚手のボタンを見ると、いったん干して、手で仕上げなおしたり。
お店によっては厚手のボタンということで別料金にしているところもあるくらいですね。

そして、今どうもはやってきているような感じがするのが、ボタンの縫い糸に色が入っている糸を使っているんですね。

見ていると、とてもカラフルできれい。
白いYシャツでもボタンの糸の色が違うだけでかなりおしゃれになります。

でも、これも私たちからすると怖いんです。
その理由は、万が一ボタンが割れたときに、ボタンを付け直すのですが、そのとき同じ色の糸を捜さなければならなくなるからなんですね。

今までも似たようなことがありましたので、ある程度の色のついた糸は持っています。
ところが、最近はカラフルなものが多く、同じ赤でも明るい赤などちょっとした違いがあります。
ボタンが一気に全部取れるなんてことはありませんから、そこだけ縫い糸の色が違うとおかしい。
ですから必死に同じ色の糸を捜すことになります。

もちろんボタンも割れないように、気を使って仕事をするんですが、それでも残念ながら100%取れないということはありません。
割れなくても、色がほどけて落ちてしまう、なんていうことも十分考えられますから。

そして、その万が一が起こってしまったときに、いつも思うことは、おしゃれじゃないけど、ほかと同じって言うのは便利なんだなあと思うんです。
一見おしゃれですが、他と違うということは、何かが起こったときにそれ相応のリスクが伴います。

お金がかかったり、同じものが見つからなかったり。
難しいものです。

今年は色つきの糸に悩まされそうな気がします。

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