頑張ってもらうしかないんです。
先日、溶剤屋さんがやってきました。
溶剤屋さんとは
ドライクリーニングで使う、洗う液(溶剤)を扱っている業者さんです。
灯油のようなものを想像していただくと分かりやすい。
今年に入って初めてなので、挨拶かねていろいろと話をします。
年が明けてからの動向などを話していると、溶剤の値下げの話が。
ここのブログ、割とクリーニング業界の裏話的なことも書いちゃっています。
溶剤の値段の上下の話など、普通はしないよなあと自分でも思いますし。(笑)
昨年、溶剤の値段が上がり続けたんですが、最後に上がったのが1リットル当たり27円の値上げ。
これによって、一時期の倍以上の値段になってしまったんです。
しかし、原油価格の下落により、昨年末頃から値下げのうわさは立っていたんですね。
当初、最後に上がった分くらいは下がるだろうと予想されていたんですが、ふたを開けてみると20円の値下げ。
ガソリンのように思うように値段が下がりません。
溶剤屋さんも実はこれには頭を抱えている状態でして、年が明けても溶剤が売れないんだそうです。
クリーニング業者さんが買い控えをしているような感じがするといっていまして、死活問題になりそうだとおっしゃっていました。
しかし、当のクリーニング屋さんも、昨年後半からびっくりするような状態になっているのも事実。
売り上げが10%単位で落ちているお店が続出していますから、買い控えが主な理由かというとそれ以外にも原因はありそうです。
溶剤屋さんからすれば、クリーニングの溶剤なんて、クリーニング屋さんにしか売れないわけで、どうしようもないんですよね。
クリーニングが増えてくればければ、溶剤を使う量も増えないわけで、売りたくても売れない、ただ頑張ってもらうのを見ているしかない状態らしいのです。
クリーニング屋さんががんばらないと、他に関連している人たちも大変なことになる。
つぶしが利かないと言いますか、クリーニングに特化しているので、他にまわせないんでしょうね。
果てさて、どうすればいいんでしょうか。
世の中全体が厳しい中、消費が少しでも上がってくれれば、クリーニング屋に限らず、商売をしている人たちはありがたいと思うんですよね。
定額給付金がもし支給されるとしたら、若干でも影響はあるのかなあと思います。
ただお金をもらうよりも、少しでも利用者が増えて、仕事が増えることが一番大事で、仕事が増えれば関連する業種にも満遍なく回りますから、幅広く影響が出るような気もするんですよね。
しかし、一人当たりの金額が少ないので、回らないんじゃないかと言う話もあります。
確かにそれもありそう。
また、まとめて他の事業にまわす方が効果的という話もありますね。
老人ホームとか、介護施設とか。
それもまた一理あるなあと思う反面、施設を作ったはいいけど、利用出来る人がいるのかという不安もあるなあと思うんですね。
老人を抱えていても、その手の施設を利用できない人ってかなりいるんですよ。
いやな感じがしますが、お金が相当かかるんです。
どうなるか分かりませんけど、良くなるために使って欲しいなあと思いますね。
溶剤屋さん、無くなられると困るんですよね。
彼らもきちんと商売が出来るように、私たちもがんばらないといけません。
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