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BSフジにて。

先週、テレビ局から電話が入ったんです。
簡単な出演の話だったんですが、なんとなく説明を聞いていて、しっくりこなかったのでお断りしたんですね。

だって、なんか引き立て役のような感じだったんですもの。
話はこんな感じ。

セーターを水洗いして縮ませるので、アナウンサーにそれについての説明をしていただけないか、とのこと。

説明は難しくないんですよ。
でも、よくよく話を聞いていると、私が説明をした後に、府中にある某クリーニング屋さんの指導により、縮みを直していく、というような話。

となると話は変わってきますよね。
説明なんかほとんどかいつままれてしまいますので、説明する意味すらないかもしれない。
しかも、どうも話を聞いていると、結果も知っている様子です。

丁重にお断りをしたんですが、そのときに放送日を聞いていたので、見ることにしたんです。
それが、今日の夜。

BSフジの番組で、アナウンサーチームと芸能人チームとに分かれ、ひとつのテーマができるか?できないか?賭けて、勝負するというもの。
よく見ると、縮んだセーターについてのテーマもあります。
他にも汚れたウェディングドレスなる、なんとも思わせぶりなテーマも。
どんな内容になるか、見ていたんですよ。

芸能人チームが、ウェディングドレスのテーマを選択。
ドラム缶にソースを一杯入れて、そこにウェディングドレスを着たにしおかすみこさんが浸かって汚すところから始まります。
問題は、この汚れたウェディングドレス、クリーニング屋さんできれいになるかどうか?というもの。

おおっ、なかなか面白い問題じゃないか。

出てきたのは、ネットでも有名なクリーニング屋さん。

まあやってみなければわからないものですから、どこまで仕上げてくるかなと見てたんです。
結果、見事に綺麗にすることに成功。

芸能人チームからも、最近のクリーニング屋さんはすごいから、落とせるはず、なんて言葉も出ていたりして、いい雰囲気です。

ところが、クリーニングしているところでちょっとげんなり。

クリーニングって、そんなに秘密にすることがある業種ではないと思うんですよね。
それを、秘伝の薬品を使ってとか、そんな表現を使っている。
ここはいまいちでしたねえ。

こういう表現を聞くといつも思うのですが、洗濯やクリーニングって、非科学的なものではないんですよね。
ちゃんとやっていることには理屈があるし、理由がある。
秘伝という特殊なものではないわけです。
どうもこのような表現が、誤解を招いているんじゃないか、と思うんですよ。

まま、この表現を差し引いても、いい問題であったのは事実。
さー、次に行きましょう。

次は私のところへかかってきたやつ、縮んだセーターの話です。
しかし、見ているとどうも話と違う・・・。
もしかしたら協力してくれるクリーニング屋さんが見つからなかったのかな?

男性アナウンサーが着ていたセーターを、その場でコインランドリーの水洗いをし、乾燥までして縮ませます。
洗濯乾燥機から出てきたセーターは、見事に子供サイズ。
寸足らずなんて表現では収まりきらないほど縮んでいます。

問題は、このセーター、クリーニング屋さんに出して元に戻せるか?というもの。
ただし、風合いも戻らないと戻ったということにはなりませんと注意があります。

戻るわきゃないじゃないですか。(爆)

ウールの縮みは、フェルト収縮といいまして、いわゆる繊維同士の絡みで縮むんです。
これが一度縮むと元には戻らないんですね。
縮んだものは、伸ばすことは可能。
ニットなので、織物に比べて伸びやすいんです。

でも、サイズは元に戻っても、表面はまったく違ってしまいます。

府中のクリーニング屋さんが出ていまして、早速伸ばします。
こちらは、機械を見せ、蒸気を出しながら延ばしていく作業を見せている。
うん、こちらの見せ方も良いな。
変に隠すよりも、クリーニング屋さんで使っている機械ならではの蒸気量などを見せるほうが、分かって頂きやすい気がします。

結果、サイズは元に戻るも、やはり表面は戻らないため、できないが正解。

いい問題だったと思いますね。

最初説明を受けたときよりもシンプルだったし、分かりやすかったと思いました。
見てよかったな。

BSは、最近面白い番組が多いと聞きます。
この手の番組が増えて行ってくれるとうれしいですね。

しかし、最近テレビ局からの問い合わせ、多いですよ。
他に行くところあるでしょうに・・・。

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