セーターの失敗が多いんでしょうか。
新しいブログへ移行してから、アクセスが少し変わってきています。
検索されるキーワードもがらりと変わってきていまして、とても興味深い。
ここ一週間ほど多いキーワードが、「縮み」と「セーター」
それにあわせて、「洗濯」というキーワードで飛んでくるようです。
時期的なものもあると思うんですね。
ちょうど衣替えですし、ご自分で洗濯をする方も一番多い時期じゃないでしょうか。
そこで、思わぬ失敗をし、検索をかけたというところかもしれません。
セーターが縮むというのは明らかな事故です。
それには理由があります。
ただ、その理由は一つだけではないので、よく見極める必要があります。
まず、素材別で縮む理由は違います。
ウールのセーターは洗うときに失敗を起こしやすいんです。
洗うことが出来るのですが、重要なポイントがありまして、揉まない、熱を加えない、と言うのがあります。
大体ここを間違うと縮んでしまうんです。
ウールは水に濡れると、繊維の表面にあるキューティクルが開き、揉まれる事で絡み合って縮むんです。
ですから、洗うときは、揉まないように洗うのが基本。
洗濯機でガシャガシャ洗ってしまうと駄目なんですね。
また、ウールでも縮みやすいものと縮みにくいものがあります。
これは素材というよりは作りの問題。
たとえば同じウールでも、スーツのように糸の撚り(ねじれ)が強く、目が詰まっている製品は縮みづらいんです。
逆に、糸の撚りが甘く、目の空いている製品は縮みやすい。
手編みのセーター、マフラーなどは取り扱いが非常に難しい理由はここですね。
残念ながら、ウールの製品の縮みは、ほぼ直すことは出来ません。
薬品や機械を使い、サイズ的には伸ばすことが出来たとしても、生地は硬くなるし、別物と思ったほうがいいでしょう。
諦めるのも一つの方法です。
他の縮みは、目詰まりがあります。
こちらは、洗うことで目がつまり、縮んだようになるのですが、こちらは至極簡単に直せます。
要は詰まった目を元に戻してあげればいいので、伸ばしながらアイロンなどで仕上げてあげればいい。
ただし、素人の方が伸ばすと形を崩す可能性もあるので、出来ればクリーニング屋さんに依頼したほうがいいですね。
お休みが少ない人でも、今日から連休の始まり、という方が多数いらっしゃると思います。
中には、このお休みの時期に自分で洗ってしまっちゃおうと思っている人もいるはず。
洗うときは十分注意してくださいね。
特に、ウール製品を洗うときは、なるべく動かさないように。
柔らかい生地になればなるほど、かなり危険です。
怖いなあと思ったらクリーニング屋さんに任せるほうがいいと思います。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
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