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2009年7月

丸めてポンッ!はダメですよ。

昨日は暑かったですね。
ようやく夏らしい陽気がやってきたという感じ。
今年は関東周辺は、雨が続いたり、はっきりしない天気が続いていましたから、昨日は堪え方が多かったんではないでしょうか?


でも今朝は、妙に涼しい・・・。
本当に不思議な夏です。


そんな不思議な夏でも、特徴として湿気が多いように感じるんですね。
ですから、テレビでもやっていましたが、気温や晴れに関係なく、熱中症になる人が出ています。
じめじめして大量に汗をかき、体の温度調整がうまくいかないんでしょう。


私も一日何枚もTシャツを着替えます。
毎回、びっしょり。
今年は絞れるんじゃないかって位かくことはないのですが、すごい濡れっぷりですね。


着替えるときに注意していることがひとつありまして、洗濯かごにそのまま入れないようにしています。
一度、広げて干すんです。
理由は、カビや雑菌が生えるのを防ぐため。
汗でぬれた衣類を、そのままかごに入れてしまうと、カビや雑菌が生える可能性があるんですね。


仕組みはものすごく簡単で、要は汗の水分と、汗の成分が栄養になり、夏場の高い気温で、カビや雑菌が発生するんです。
カビははっきりとカビが生えてきますから分かります。
雑菌は、嫌なにおいがするんですよね。
これがなかなか取れなくなる。


脱いだその場ですぐ洗えば問題はないのですが、そんな事は普通ないですしね。
かごに丸めてポンッ!っていうのが一般的だと思います。


カビや雑菌の発生を防ぐには、濡れたまま洗濯籠へ入れないのが一番なんです。
軽く干すと良いんですね。
でも干すといっても天日に干しちゃダメですよ。
汗の成分が悪さして、色が褪せていきます。
この場合の干すというのは、熱を加えてというものではなく、自然に水分を飛ばす、というようなイメージです。
そして、乾いたところで洗濯籠へ入れるようにしてください。

これは、ご家庭での洗濯物以外でも同じ話です。
クリーニング屋さんに持っていこうと思っている衣類も、汗で湿ったまま衣類を丸めておくと危険なんですね。
夏場は、丸めてポンッ!は絶対やめましょう。


いくら涼しいといってもやはり夏。
気温や湿気はそれなりに高いですね。
油断せず、夏を乗り切りましょうね。

一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。

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情報は現場に落ちている。

昨日は、ほぼ一年ぶりくらいに同業者の友達と飲み会をしてきました。
仕事を早めに終わらせ、一路溝の口へ向かいます。

駅から数十秒の所に住んでいるのですが、なかなか電車に乗る機会がないことにはたと気づきました。
大体子供と出かけますので、決まって車が多かったんです。
電車も久しぶり。
ちょっと緊張しますね。


無事に溝の口へ到着。


仲間と合流して、飲み会となりました。
集まったのは総勢6人。
40代が3人、50代が1人、30代が2人といった構成。
年が離れてはいますが、そんなことは気にせず(笑)、普通の友達のように話せる、いい関係の仲間なんです。


毎度のことですが、集まってする話はやはり仕事の話が中心になります。
同業者の間で、普通に仕事の話が出来るってすごいことらしいですね。
普通は企業秘密とかで話しなどしないと聞いたことがありますが、クリーニング屋さんに限っていうと、あまりそういったことは聞きません。
割と聞けば教えてくれる、そんな感じの業界なんですよね。

このお付き合いも、もう十年くらい続いているでしょうか。
若手だった人たちが、組合のお偉いさんにまでなっていたりしますから、話もそれなりに業界のコアな話になりやすくなるんです。
先日神戸で行われた、全国大会の話し、その裏話ももちろん出ましたし、今後の展開についても話が聞けました。
今後の展開という意味では、営業形態の変化についても話が出ましたね。
実際、すでに知り合いのところが形態を変えているところもあり、それに対してどう思うかなど話が出ていたりします。


そういえばブログについても話があがりました。
ここ急速にクリーニング屋さんのブログが増えていまして、皆さんそれについて興味があるんですね。
みんな同業者のブログよく読んでいるなあと思います。
ブログを通じて、お客様へお伝えできる事はたくさんありますので、このまま続けていってくれればいいなあと思いますね。
また、新たに始めたいという人もいましたし、今後にさらに期待が持てます。


こうして直にあって話をすると、いろいろなことが見えてきます。
ここ数週間、クリーニング業界にも今後を左右しかねない話が持ち上がっていますので、こういった集まりは重要になってきそうです。
地域が違うので、皆さん情報が違うのがいいんでしょうね。
聞いた話を、今後また生かしていかないと。


久しぶりにいい刺激をもらいました。
楽しかったなあ。


ほぼ一年ぶりの飲み会で変わったことがありました。


私がお酒に弱くなったこと。
みんな食べなくなったこと。


会計がぜんぜん違うもの。
以前はよく食べるなあと思いましたが、本当に食べる物が減りました。
年取ったのかなあ、と思いましたね・・・・・、ごめんみんな。(笑)

次は年末でしょうか。
またいろいろな情報を交換しましょう。


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安いから導入しているわけじゃあないんですけどね。

ちょっと前くらいに、新聞にクリーニングのことが取り上げられていました。
内容はとりあえずおいて置くとして、私が気になったところは、石油系溶剤がコストが安い、と言うくだり。
どこからそんな情報を引っ張ってきたのか?不思議に思うんです。


ドライクリーニングには種類があります。
その種類とは、洗うための液(溶剤と呼びます)の違いなんです。


石油系溶剤と呼ばれるもの、パークと呼ばれるもの、最近では、新溶剤としてソルカンと呼ばれるものがあります。
各々特徴がありまして、どう選ぶかはクリーニング屋さんがどのようなクリーニングをしていくか、と言うことで決まってくるんです。


この三つの中で、油脂溶解力が一番高いと言われるのは、パーク。
この溶剤を使った機械は、クローズドタイプと言いまして、洗いから乾燥までをひとつの機械で全部済ませてしまいます。
他の特徴として、洗浄から乾燥までの工程が速いということ。
また、溶剤の管理も楽チンなのです。


ソルカンは新しいので、まだ導入されているところが余りありません。
とりあえず今回は飛ばしますね。(笑)


パークと比較して悩むのが石油系です。
こちらは、パークに比べると油脂溶解力が落ちます。
また、溶剤の管理が難しいが厄介なところなんです。


しかし、油脂溶解力の高さだけで、機械を選んでいると痛い目にあうんですよ。
と言うのも、油脂溶解力が高いと、いろいろと問題が出てくるんですね。
たとえば、プリントが剥がれてしまったり、ボタンが解けてしまうなんていうこともあります。
また、油分をよく取るので、パサパサになってしまうと言う人もいます。


逆に、石油系は油脂溶解力は低いけれども、事故になる確率はぐんと減るんです。
それに汚れって油だけではなく、水に近い汚れも多いので、一概に油脂溶解力が高ければ洗浄力が高いといえない面もあるんですね。


足りない部分は両者あるので、それを補うように、洗剤を入れたり、管理するためのパーツを組み込んだりといろいろとしているわけです。


確かに機械の値段の差はあります。
でも、ドライクリーニングの一番の肝なのに、機械の値段や溶剤の値段だけで選ぶはずないでしょう?
もしそのような理由で機械を選択している業者があるとすれば、それはもうはなっから間違えていると思います。


みんなどれを選ぶかで相当迷っているはず。
どの溶剤、どの機械があっているのか?
それだけ、難しいものなんです。

今後は、新溶剤も出てきているし、また違った方向性が見えてくるかもしれません。
また、水洗いの技術も上がっていますから、ドライクリーニングするものが減るかもしれません
でも、きっと、機械の買い替えが来るころには、またすごく悩むんだろうなあと思います。
これが一番!これが最強!と言うものがあればいいんですけどね。
なかなかないんですね。


たまに新聞などにクリーニングのことが載ると、ううん、微妙に違うんだよなあ、とやきもきするんです。
ほんと、クリーニングっていろいろなことがものすごく微妙なんです。
そこのところ、上手に書いてくれる新聞社はないのかなあ。
私たち業者から見て、その通り!と言えるようものは少ないですね。
それだけクリーニングって分かりづらいものなのかもしれません。


きれいにするためにやってるんですから、その視点から書いて欲しいですね。

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安いから導入しているわけじゃあないんですけどね。

ちょっと前くらいに、新聞にクリーニングのことが取り上げられていました。
内容はとりあえずおいて置くとして、私が気になったところは、石油系溶剤がコストが安い、と言うくだり。
どこからそんな情報を引っ張ってきたのか?不思議に思うんです。


ドライクリーニングには種類があります。
その種類とは、洗うための液(溶剤と呼びます)の違いなんです。


石油系溶剤と呼ばれるもの、パークと呼ばれるもの、最近では、新溶剤としてソルカンと呼ばれるものがあります。
各々特徴がありまして、どう選ぶかはクリーニング屋さんがどのようなクリーニングをしていくか、と言うことで決まってくるんです。


この三つの中で、油脂溶解力が一番高いと言われるのは、パーク。
この溶剤を使った機械は、クローズドタイプと言いまして、洗いから乾燥までをひとつの機械で全部済ませてしまいます。
他の特徴として、洗浄から乾燥までの工程が速いということ。
また、溶剤の管理も楽チンなのです。


ソルカンは新しいので、まだ導入されているところが余りありません。
とりあえず今回は飛ばしますね。(笑)


パークと比較して悩むのが石油系です。
こちらは、パークに比べると油脂溶解力が落ちます。
また、溶剤の管理が難しいが厄介なところなんです。


しかし、油脂溶解力の高さだけで、機械を選んでいると痛い目にあうんですよ。
と言うのも、油脂溶解力が高いと、いろいろと問題が出てくるんですね。
たとえば、プリントが剥がれてしまったり、ボタンが解けてしまうなんていうこともあります。
また、油分をよく取るので、パサパサになってしまうと言う人もいます。


逆に、石油系は油脂溶解力は低いけれども、事故になる確率はぐんと減るんです。
それに汚れって油だけではなく、水に近い汚れも多いので、一概に油脂溶解力が高ければ洗浄力が高いといえない面もあるんですね。


足りない部分は両者あるので、それを補うように、洗剤を入れたり、管理するためのパーツを組み込んだりといろいろとしているわけです。


確かに機械の値段の差はあります。
でも、ドライクリーニングの一番の肝なのに、機械の値段や溶剤の値段だけで選ぶはずないでしょう?
もしそのような理由で機械を選択している業者があるとすれば、それはもうはなっから間違えていると思います。


みんなどれを選ぶかで相当迷っているはず。
どの溶剤、どの機械があっているのか?
それだけ、難しいものなんです。

今後は、新溶剤も出てきているし、また違った方向性が見えてくるかもしれません。
また、水洗いの技術も上がっていますから、ドライクリーニングするものが減るかもしれません
でも、きっと、機械の買い替えが来るころには、またすごく悩むんだろうなあと思います。
これが一番!これが最強!と言うものがあればいいんですけどね。
なかなかないんですね。


たまに新聞などにクリーニングのことが載ると、ううん、微妙に違うんだよなあ、とやきもきするんです。
ほんと、クリーニングっていろいろなことがものすごく微妙なんです。
そこのところ、上手に書いてくれる新聞社はないのかなあ。
私たち業者から見て、その通り!と言えるようものは少ないですね。
それだけクリーニングって分かりづらいものなのかもしれません。


きれいにするためにやってるんですから、その視点から書いて欲しいですね。

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夜10時まで営業をしていますが・・・。

当店の営業時間は、クリーニング屋さんの中では長いほうだと思います。


朝8時から夜10時まで営業。
クリーニング屋さんで夜10時まで営業をしているというのも珍しいんですよね。
高尾のほうで、11時まで営業されているクリーニング屋さんを見つけたときは、負けた!と思いましたが。(笑)


忙しい方も多く、帰りが遅いので開いている当店をご利用くださるお客様も結構いらっしゃいます。
先日も、朝クリーニングをお持ちになって夜お引取りというお客様が。
展示会があった日ですね。


ふと時計を見ると夜10時を回っている。
でもなぜかお店を閉めないんです。
どうしてだろう?と母に聞くと、まだお客様が見えていない、と。
急ぎのお客様で、必要だから今日中に、と言われたんだから、まだ開けている、と言います。

うち、こういうのよくあるんですよ。
営業時間では確かに夜10時までですが、場合によってそれ以上あけていることもしばしば。
まあ、上に住んでいるので問題がないと言うのもあるんですけどね。


それにお客様も都合があるでしょうから、間に合わない人もいるかもしれない。
でも、スーツは必要ってなると、引き取れなかった客様は本当に困ると思うんです。
結局、その日は10時半まで開けていまして、一人のお客様に無事お渡しできました。

実はお急ぎのお客様がもう一人いらっしゃったんですが、その方は見えなかったんです。
残念だあ。
結局、月曜朝一にお見えになりまして、その日は12時を回るころにいらしたとか。
インターフォンで呼んでくだされば起きていたんですけどね。
伝えておけばよかったなあ。

今日中とか、、急ぎといわれてクリーニングに出てくる商品は、きっと何かしら理由があると思うのです。
そう思うと、お渡しできないとこちらも気が気じゃあないんですね。


困っていないかな、とか。
もう少し待っていればお渡しできたかな?とか。
いろいろと考えてしまいます。


なるべく渡せるようにこちらも開けておりますので、ぜひご来店くださいね。
営業時間と生活のリズムが合わなくて、クリーニングに出せない人ってたくさんいるような気がします。
それだけ忙しすぎるのか、クリーニング屋さんの営業時間が短すぎるのか、どちらなんでしょうか。
安心して洗ってもらえるような、仕組みも必要かなあと思います。


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日焼けしましたなあ。

さて、展示会二日目。


先週の予報とは打って変わり、昨日も物凄くいい天気です。
まさに真夏、といった感じ。
いいお天気なのはうれしいですが、クリーニング屋さんの展示会はねえ・・・・・、暑いから(爆)、あまり晴れるのもうれしくなかったりします。


朝、割りとゆっくりと出発。
10時ちょい過ぎに到着したんですが、あれ、人が少ないぞ?
土曜日の方が人が多いようでした。


昨日の目玉は、Yシャツの機械メーカー主催の、仕上げの競技大会。
3年前より始まったんですが、予選大会があったんです。
本戦は11月に大阪にある、展示会で行われます。


昨日は娘も連れて行ったのですが、ジュースとお菓子を持たせて、座らせておきながら、私は競技会の見学。(爆)
ごめんね。


皆さん本戦目指してるだけあって、早いし丁寧。
見ているだけでも参考になりますね。
昨日は昨年度全国一位の人がいて、その人がまたものすごくきれいでした。
外国の方なんですよ。
日本人も負けていられません。


皆さん、競技会のほうに集まってしまうので、昨日のほかの展示はまさしく閑古鳥が鳴いている状態。
皆さん半分あきらめモードでした。


集まっている顔ぶれもあまり若い人はいなくて、それもちょっとがっかりだったかな。
数人知った顔もいたので、いろいろと情報交換をしつつ、お昼過ぎに帰ってきました。


展示会場、予想通りかなり暑かったので、シャツがびしょびしょ。
気持ち日焼けした感じがします。
私だけなのかなあ、中で仕上げをしていることのほうが多いですから、割と色白なんですよね。
右腕だけが、ドライバー焼けをしていて黒いんです。
二の腕の辺りなんて、そんじょそこらの女性よりももち肌で色白。(笑)
嫁さんには勝ちました。(笑)


若干ひりひりしつつも帰ってきてから子供たちをプールに入れたんです。
駄目押しされましてね。
夜お風呂に入ってみると、体がひりひりするんですよ。
見事に日焼けしている。
本当に火傷なんですよねえ。


日焼けってつらいなあ。


どこで焼いたんですか?展示会です!なんていうのも可笑しいですから、これはこれでいいのかもしれない。
今年の夏は少し焼きましょうかね。


さー、今週も予定がんがん入っています。
週末は水汲み、
それまでは配達三昧ですね。
みなさん、お伺いしますので、よろしくお願いします


今日もがんばりましょう!

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八王子の展示会へ行ってきました。

昨日は八王子の展示会へ行ってきました。
場所は八王子市みなみ野にある、日野自動車21世紀センター。
この先のお客様の所へ配達に行っているので、あまり遠いイメージじゃあないんです。


昨日はちょっとしたアクシデントがありまして、大慌てでした。
三男の熱が下がらず、入院騒動があったのですが、日大永山病院へ行ったとたんに熱が下がり始め、無事に帰宅。
病院へよった分、他の仕事がずれ込んだんです。
これが後で尾を引きました。


午前中、小金井のお客様の配達を終え、一度お店によります。
そして、今度は南大沢のお客様の所へ配達。
そこから、展示会へ行ったのでした。

展示会場へついたのが、1時半ごろでしたかねえ。
今年の夏、関東最大の展示会というだけあって、なかなかの規模。
小学校の体育館くらいのところで、いろいろと展示されています。


クリーニング屋さんの展示会は主に機械の展示や、資材の展示などがあるんです。
そろそろ新しい溶剤に転換してもいい時期なので、メーカーさんも力が入っています。
仲のよい業界紙の社長さんに連れられて、新しい機械を見ました。
ずいぶんコンパクトになっていますが、さてうちに入るかな?
東京のクリーニング屋さんは狭い所で営業している所が多いですから、機械が大きすぎると入れることが出ません。
メーカーさんもいろいろと苦労があると思います。


その後、ぐるっと一周したところで、Yシャツの機械のメーカーさんでお話。
うちにも入っているんですが、ちょっとした不満があったので話をしていたんです。
新しくして3年は経つので、そろそろいろいろな所が狂いだしているというのもあるんですが、それよりも私は構造に問題があるんじゃないか、と思っていたんです。
そこを指摘しにいったんですが、その部分については向こうも認めない。(笑)


機械に100%はありえません、確かにおっしゃる通りなんですが、ここを変えればもっと良くなるとは思わないのかなあ。
クリーニングの機械の難しさは、サイズなどいろいろなものがあること。
それを見越して作っていかないと問題が起きてしまってしようがありません。
たとえばシャツのボタンが割れるのも、100枚のうち1枚のボタンが割れるとすると、私たちにとっては大問題なんです。
でもメーカーさんにとってはそれは許容の範囲ではないか、とおっしゃる。


これが製造業なら、ロスとして見越せると思うんですが、私たちはやはり委託業なんですね。
扱っているものはお客様の品物なんです。
たかがボタン一つといいますが、同じものを探す労力、時間、お客様へのご迷惑などを考えると、100枚のうち1枚くらいいいじゃないか、とはとても言えないんです。


メーカーさん、ここは絶対譲れません。
この部分が改善されれば、もっといい品質を提供できると信じています。
ぜひ頑張ってもらいたいですね。


実は昨日の目的はメーカーさんへの話と、業界紙の社長と話をしに行くためだったので、この時点で、目的は達成したのでした。
ところが、悪い癖が出まして、昨日は結局展示会が終わるまでだらだらと喋り捲り。
皆さんと一緒に帰ってきました。


もう夕方の5時です。


ふと携帯を見ると嫁さんから電話。
メールも入っています。
また子供に何かあったかな?と一瞬不安がよぎりました。


メールの内容は、早く帰ってきて仕上げをしなさい、と。
急ぎの品物があるので今日中にあげなさい、とお叱りのメールでした。


大急ぎで帰りまして、一生懸命仕上げをし、最後お客様の所へ配達をして、昨日は終了。
後半、物凄く濃密な時間が過ぎていきましたね。
暇だ暇だといいましても、やはり仕事は十分あります。


今日も展示会へ行く予定です。
目的はもちろん人と会うため。
友達が数人着ているはずなので、それにあわせて久しぶりに話をしてこようかと思っています。
また、昨日話せなかったほかのメーカーさんとも、いろいろと話をしてこようかな。


予報が急に変わりまして今日も暑いようです。
みなさん、くれぐれも体調にはお気をつけください。

今日も一日がんばりましょう!

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今日から忙しくなります。

今日から忙しくなります。


仕事の方は無事に繁忙期も終わりまして、一段落着いているのですが、そうなると今度はいろいろと用事が入ってくるんですね。
時間が出来るようになると、展示会やらセミナーやら始まるんです。


今日明日と、八王子の日野自動車21世紀センターで、展示会があります。
普通ならどちらか一日行けばいいのですが、私は両方参加の予定。
土日で来る人が違うんで、会いに行く、というわけです。
どんな話が聞けるやら。


来週末は恒例の水汲み。
やはり夏場は早いですね、水の減る量が。
冬に比べると圧倒的に早い。
これも計算できるので、予定に組み込むことが出来ます。


さーその次の週。
8月にはいると、展示会がもう一つあります。
こちらはクリーニング屋さんらしからぬ展示会で、なんと平日開催。
何とか時間を作ろうかと思っています。


週末はお泊りで勉強会、週があけると関戸橋の花火大会がありますね。
そして、お休みに入っていく・・・・・、というような予定になっております。


8月に入ってからが厳しそうな感じです。
休みに入れば家族サービスありますしね。


持つのかおいらの体、休みなのかお盆休み。(笑)
毎年、休みって体を休めるものじゃなかったっけ?と自問自答するんですよね。
すぐ忘れるんですが。(笑)


さー、今日もがんばっていきましょう。
先を見るとめげちゃいますが、一歩ずつ進むしかないですもんね。
今日もしっかりと勉強してまいります。

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言葉は難しいですねえ。

子供がおたふく風邪にかかっていることを先日書きました。
長男は徐々にですが症状が改善され、幾分か元気に。
ところが三男が昨日お昼ごろから急に具合が悪くなったのです。


といいましても、ごろごろ寝ているだけですので、あまり心配はしていなかったんですね。
夜、お客様の所へ配達に出かけている最中に、携帯がなりました。


これから都立府中病院へ行く、と。
ついては、配達が終わったらそのまま車を店の前まで回して欲しいとのことでした。


つい10分ほど前までその場にいたんですが、寝ているだけで状況は変わっていなかったんですけどね。
とりあえず、車を回します。


近くの日野クリニックさんで見てもらったときに、嘔吐の症状が出たらすぐに来てください、といわれていたんですが、三男、夜吐いたんです。
で、もう日野クリニックさんもやっていないので、念のため都立府中病院のERに連れて行くことにしたんです。


お多福風邪なので、そのまま入ることは出来ません。
感染外来から入るのですが、本当に裏口のような所なんですね。
インターフォンで呼び出すと鍵を開けてくれまして、中に通してくれます。


中に通され、待つこと1時間半・・・。
ようやく先生登場。
しかし、子供はすでに寝てしまいまして、とりあえず起こして診察をしてもらいます。


状況の説明後、診察、血液検査などをした結果は問題なし。
お多福風邪は待つしかないので、我慢してもらうしかないですね、とのこと。
ただ、脱水症状が怖いですからと点滴をしてもらいました。


嘔吐についても、一度や二度くらいの嘔吐は別に問題はなく、激しい嘔吐だとまずいという話でした。
本当、言葉って難しい。


嘔吐にもいろいろと状況があるわけですね。
で、きっとその状況の中にも、本当にまずいものと、そこまで気にしなくても大丈夫なレベルなどあるんでしょう。
もう少し詳しく聞いておけば良かったんでしょうね。


会話が少ないせいか、その言葉がどのレベルのものなのか、分からないといった状況に出くわすことはしばしばあります。
本人の主観によるところが強いものって結構ありますよね。
私たちクリーニングでも、どのレベルなんだろう?と思うことはしばしばあります。


十分着ることが出来るレベルでも、お客様にはご不満であったり、私たちとしては気になるものでも逆に大喜びしてくださったり。
また、適当でいいわ、といわれることもあるのですが、その適当がどのレベルをさしているのか、計りかねる事もしばしばあります。
結果、わからないので、目一杯やるんですが・・・。


本当に日本語って難しい。


状況を示すような言葉を付け足してくれると分かりやすいんですけどね。
昨日は、そんな感じで帰ってきたのが午前1時半。
8時半ごろ入ったんで、正味5時間でしょうか。
病院って、長居しちゃいますね。
でも、なんでもなくてよかった。
一安心です。


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もしかしてまだ梅雨なんじゃないの?

梅雨明けしてからというもの、天気がしっくりとしませんね。
暑いけど、じめじめとした湿気から逃れられると思っていただけに、ちょっと想像と違いますかね。


気温もさほど上がらず。
天気予報の予想気温よりもぐっと落ちるし、そう言う意味では割りと過ごし易い夏なのかなあと思います。


でももしかして本当はまだ梅雨明けしてなかったんじゃないのかな?


どうも、そんな天気ですもんね。
クリーニング屋さんの中には梅雨明けを待ち望んでいる人もいるんですよ。
先日も、配達先でクリーニング屋さんと一緒になりまして。
たびたび、配達先のマンションの前で会うのですが、車の駐車場の取り合いから(笑)、仲がよくなった同業者さんなんです。


仲がよくなるといろいろと話をします。
その中で、お互い共通しているなと思ったのが、梅雨明けを待っているということ。
春に預かった冬物のお届けを、梅雨明け後と決めているようでした。
気を使っている所を見ると、いいクリーニング屋さんなんでしょうね。


湿気が多いと、どうしてもいろいろと悪影響が出ます。
クリーニング屋さんでそれを分かっている人は、梅雨時期の配達を嫌がるんですね。
湿気がこもっても嫌だし、湿気が多すぎるとせっかく仕上げた衣類がパリッとしなくなるし。
万が一を考えると、出来る限り条件のいいときにお届けしたいと考えるんです。


ところが、預かっておくのも大変。
毎日品物は入ってきますから、仕上げたものを保管しなければなりません。
でも、春先のものが保管場所に入っていると、次に仕上げたものを置く所が無くなる。


これは、毎年悩むんですよ。
いろいろと手を尽くすんですけどね。
住居スペースに仮のハンガー立てを置いて、そこにおいてみたり。
その間は日常生活も気を使います。
ですから、早くからっとした梅雨明けがこないかなと、待ちわびているのです。


預かったときは、大きな袋にまとめて入れて置けますから、それなりに小スペースになりますけど、仕上がっちゃうととたんに場所を食いますからね。
クリーニング屋さんの中には、早く引き取りをお願いするのは、置く場所がなくなるという理由があるからなんです。


それにしても、今年はからっとしなさ過ぎる。
せっかく梅雨明けしたというのに、お届けに躊躇してしまいます。
本当に困ったなあ。


梨も心配だし・・・。
葡萄も心配だし・・・。
一月もすれば、府中市周辺でぶどうや梨が取れるようになります。
今年は美味しいんだろうか?
がんばって甘く育って欲しいな。


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早いうちにやったほうが軽いんですね。

先日、長女と次男がおたふく風邪にかかったと書きました。
二週間後には他の子にも移るだろう、と思っていたんですが、なかなか移らない。


夏休みに入り、絶好調な子供たち。
移らない子もいるのかなあと、諦めかけていたときに、長男が発熱したんです。


顔を見ると、ほのかに右の頬が腫れているような感じ。
でも、その日は、全然平気そうな顔をして、水浴びをしているほかの子の横で、ホースで水をかけて遊んでいたんです。
三男は以前、変化なし。


最初にかかった二人が思ったよりも重症ではなく、痛がって入るものの、苦しそうではなかったので長男も平気だろうと思っていたんですね。
ところがところが、見る見るうちに腫れだして、1.3倍くらいに。(当家比)
しかも、物凄い痛いらしく、泣き出すんです。


これには参った。


おたふく風邪には薬がなく、冷やすかあまりひどかったら鎮痛剤を飲むくらいしか手はないんだそうで、ひたすら我慢するしかないわけです。
しかも、日曜日に発病したので、昨日まで病院にもいけず。
ひたすら泣いていました。


月曜日に、とうとう三男にもおたふくの兆しが。
熱が出てきて気持ち、頬が腫れてきました。


昨日火曜日に、二人連れて病院へ。
診断は予想通りおたふく風邪です。


そろそろ落ち着いてもいい長男はまだ痛みが激しいようで、時折泣いているんですが、不思議なのは三男はまったく通常と変わらない生活を送っていること。
本当なんだか嘘なんだか、たまに右の頬に手を当てるしぐさはするものの、痛がる様子は無く。
周りの大人に、どこが痛いの?ときかれると、一応頬に手を当てますが、いつものように走り回って遊んでいます。
その横で、ぐったりしている、長男。


ご飯になっても、やはり長男は、一口食べると痛み出すらしく、またイタイイタイと泣いています。
かわいそうだなあ。
変わってあげられないだろうか・・・。


その横で、いつもと変わらず、むしゃむしゃと食べ続ける、三男。
パジャマへ着替えさせようと服を脱がすと、そこには、いつもと同じ、でんっ!とお腹が出ていたのでした。


お前、本当にお多福風邪なのか・・・。


水疱瘡のときも思いましたが、早ければ早いほど症状は軽いようです。
ほとんど腫れを見せない長女や次男、三男を見ていると、早いに越したことは無いんだなあと思います。
顔が変形するほど腫れるんですからね、しかも泣き出すくらい痛いなんて・・・、かわいそうだなあ。


お子さんをお持ちの皆様、早いほうがいいですよー。
水疱瘡のときは、義理の妹が子供つれて病気をもらいに着ていましたが、納得です。
うん、早いほうが軽くていいですね。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
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人には見えないものが見える・・・・、のかも。

夏らしく、怖い話というわけではありません。(笑)
もちろん、服の話。


クリーニングの仕事をずーっとしているわけですが、長年続けていると、どうやら他の人には見えないものが見えるようになるようなんですね。
しみを見つけるのは職業柄早くなります。
感覚的には、しみを見つけるというよりも、部分的に違和感があったり、おかしいと思うものを見つける癖がつくんです。
まず、全体ありき、なんですね。
ですから、しみ以外にも、染めのおかしい所などにも気づいたりします。

しみなど部分的におかしい所は、見つけてしまえば誰が見ても分かるのですが、先日こんな事があったんです。

スーツをクリーニングにお持ちになった男性がいました。
私は裏で仕事をしていたんですが、なにやら母とずーっと話している。
そのうち、男性が真剣に自分のスーツを見ているんですよね。
しかも、これ以上ないというほど至近距離で。
目も見開いているので、どうしたのかな?と仕事を中断して受付までやってきてみました。

すると、アイロン台に男性のスーツが置いてあります。
全体的に、くすんでいる・・・・・。
そこで、私が、ああ全体的にくすんでますね、黒っぽくなっている、言うと、その男性が、驚いたような顔で、黒っぽい???と聞き返すんです。
そして、私には分からない、とおっしゃいます。

汚れているのが分からない人って実は多いんです。
しみなどはもちろん分かりますけどね、最近は全体的な汚れに気づきにくくなっているのかもしれない。

そこで、もう少しスーツをみて、肩の辺りが黄色くなってきているので、片も黄色くなっちゃってますね、というと、さらにびっくりされたような顔で、き、黄色い???とおっしゃるんです。
もう全然分からない、とおっしゃいます。

ここまでくると、言えば言うほど混乱させてしまいますし、詐欺の宗教家みたくなってしまう。(笑)
黒っぽいだの、黄色くなって来ているだの、不安をあおっても仕方がないので、洗えば多分分かると思いますとお伝えして、お預かりしたんですね。


クリーニングをやり始めた頃は、私もこんな感じだったんです。
汚れているのが分からないんですよね。
それがいつの間にか分かる様になったのは、きれいなものが分かるようになったから。
きれいな状態を見続けることで、きれいじゃないものが分かるようになるんでしょうね。


また、アイロンのかかった服もそうです。
やはり最初はアイロンがかかった衣類とそうでないものの区別がはっきりとしなかったのですが、今はアイロンがかかっていないとなんか気持ち悪くなってきています。
これも、常に見続けているから区別が付くようになってきたんではないかな、と思うのです。


見えないものが見えるようになっているんでしょうね。
そう書くと、なんか怖いな。(笑)


出来上がったスーツを見て、きれいになったと実感してくれるといいんですけどね。
極稀に、きれいになったのが分からない人もいらっしゃるんで・・・。


今度はきれいになったとびっくりしてもらいたいですね。


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大手さんにもいろいろとあるようで。

3連休最終日、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
当店はいつもどおり営業をしております。


朝8時から夜10時まで。


皆様のご来店、お待ちしております。m(_ _)m


さて、一週間ほど前からなにやらクリーニング業界も騒がれ始めました。
新聞に取り上げられたり、業界内でもいろいろな情報が飛び回っております。


私もいろいろな所へ電話をしたり、電話をもらったりするんですが、こうして情報交換しだすとどこもいろいろあるんだなあと思うんですね。


クリーニング業界って、幅が広いんですよね。
むちゃくちゃ大きな年商何十億もあるクリーニング屋さんから、小さな町のクリーニング屋さんまであります。
商売の形態も違うので、そこにはいろいろな軋轢なども生じるわけですね。


個人店は、大手安売りチェーン店さんに対して、品質が悪いだの、価格破壊だの、いろいろというわけです。
では大手さんにはそう言うものがないのかと思ったらやはり何かしらあるようなんですね。
私たち個人事業主にはなかなか想像しづらい世界。


大手さんにももちろんいろいろあります。
全部が品質が悪いということはなく、その中で出来る限りの品質を保っている優良なクリーニング屋さんもあるわけです。
そう言うクリーニング屋さんからすると、品質が悪すぎるクリーニング屋さんが疎ましく感じるようなんですね。

あそこはひどい、と。

また、個人店からすると驚くような料金でクリーニングをしている大手さんですが、それでも彼らの中では適正な価格と言うのがありまして、ある程度守られているようです。
ところが、やはりいろいろな業者がいるもので、さらに驚くような価格をつけてくる業者さんもいるとか。
結果、過当な価格競争に巻き込まれて、疲弊しきってしまうらしいのです。


この部分は、個人店からすると、うちらはいつもの事だよ・・・・と言いたくもあるんですけどね。

他に聞いたのが、通常の営業以外での取り合い。
料金や品質ではなく、過剰な接待で、テナントに入ったり奪ったりするケースがあるようで。
友達はこういう行為は許せないといっていましたね。


聞けば聞くほど、大手さんも楽じゃないんだなあといった印象。
仕事をしていれば、何かしらありますよね。
なんだかかわいそうになっちゃったなあ。


商売ですから、努力するのはいいことだと思います。
でも、やはり適正な競争にとどめて欲しいなあと思いますね。
足を引っ張るような行為や人を嵌めるような行為はなるべくならやめようよ、と思います。
その時は結果が出たとしてもね、その後自分に返ってくるような気がするんですよね。


お客様に気持ちよく接するためには、自分の中もすがすがしくあるほうがいいと思います。


さー、今日も一日、がんばりますよー。
週明けはYシャツが山のようにあるので気合入れないと!!
がんばるでー!


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虹!!!!!

先ほど、急に雨が降ってきまして、外にきれいな虹が!!
思わず、書き込んじゃ見ました。


二重の虹って珍しくない?


Img_3870


Img_3871

Img_3872_2


ちょっと興奮気味です。

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越後の釜職人

告白します。


私ね、道具大好き人間なんです。
主に機械系なんですが、専門の道具ってやつを見るとどうしても欲しくなる。
しかも、それ以外用途のないものに限って欲しくなるわけです。


家族からすれば大迷惑のようで。(爆)


そんなわけで、私が衝動買いした道具たちが家の中に転がっています。
ピザ焼き機もしかり、たこ焼き機もしかり・・・。
他のもので代用できたりするものなのに、わざわざ買ってくるものだから怒るんですね。


先週、宅配便が届きました。
もちろん、私宛。
注文したのももちろん、私。

でも家族中、誰も知らない。

届いた瞬間、一気に冷たい視線を受けましてね、
中が何かも知りもしないで、また何か買ったな?という視線と同時に言葉まで伝わってくるような、そんな空気が流れたんです。


慣れっこですから、こちらも気にもしないで、箱を開けました。
届いたのは、越後の釜職人という、ガスコンロで炊ける羽釜のセット。


直火うまみ炊き 越後の釜職人 6合炊き

欲しかったんですよ。(笑)


ホームセンターに売っている、安いご飯なべを使っていたんです。
あれも非常に美味しい。
でも、使う頻度が多いのか、底が割れてしまったんです。
で、新しく買うかどうしようか迷っているときに見つけたのが羽釜でした。
ちょっと前にテレビでもやっていまして、その時は屋外で籾殻で炊いていたのですが、もうそれが欲しくて欲しくて。
でも、都会で買っても使いようがない。
あきらめていた所に、ガスコンロで使える羽釜があったんです。


買うまで迷いましたよ?
購入まで一週間悩んだ末、購入ボタンを、ポチッとな、と。
買っちゃった物は仕方ありません。


届いた翌日、背中からなにやら恐ろしいオーラが出ている嫁さんにお願いをしまして、炊いてもらったんですが、想像以上に美味しい。
ご飯なべよりも、美味しいかもしれません。


そりゃそうなんですよ、羽釜だけでなく、熱が効率よく回るように、釜受けもついているんですから美味しく炊けない訳ない。
食べればね、さっきまでどことなく不機嫌だった嫁さん含め家族も納得ですよ、皆さん。


置く所がないとぼやいてはいましたけど・・・。


自分ではいい買い物をしたとご機嫌なのですが、その結果が出るのはもう少ししてからですね。
夏が過ぎて、食欲が戻ってきた頃に、誰かが羽釜買って良かったね、といってくれたらOKです。
それまで今しばらく待ちましょう・・・。

さー、次欲しいのはポップコーンメーカーなんですよね。
すでに数ヶ月かけて、欲しいなあとつぶやいているんですが、つぶやくたびに、いらない!とピシャリと断られます。
いつごろここで紹介できますかね?
がんばって説得します。(笑)


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半額セールとは言うけれど。

今年、街中を配達で回っていて良く目にしたのが半額セールでした。
それも、クリーニング屋さんです。


クリーニング屋さんほど、普通に街中にあって料金に差がある業種も珍しいんではないでしょうか。
そして、セールもあるし・・・。
その割引率も半端じゃあありません。

うちの周辺のクリーニング屋さんも、50%引きというセールをやっているようです。
がんばるなあ。


このセール、お客様はどう感じるんでしょうかね。


お得!と思うのでしょうか。
半額で大丈夫なの?と思うのでしょうか?


今から十数年前の話。
私がクリーニング学校に通い始めた頃に、クリーニング屋さんの中でセール合戦が始まったんです。
セールは昔からあったんですが、それが個人点にまで飛び火したんですね。


あの時は3割引が主流でした。


でも、物凄い衝撃でしてね。
某安売りチェーン店が全国展開していた時期で、どこも近くに店を出されると、3割引セールによって物凄く大打撃を受けていたんです。


そこで、仕方なく、同じようにセールをしていったというわけなんですね


当店は、営業方針といいますか、経営方針といいますか、私の兄が亡くなった時に納得の行く仕事がしたいと強く思ったというのがありまして、その時セール合戦に乗らなかったんです。


友達や知り合いの業者がどんどんセールをやっていく・・・。
セールをやって売り上げが伸びていく所もあれば、そうでない所もある。
その中で聞いた話で衝撃を受けたのが、この言葉。


「今までセールやっていなかったのに、3割引セールを出来るってことは、今まで相当ぼったくってたんだな。」


これはすごいなあと思いましてね。
その友達の所、決して適当な仕事はしておらず、ましてやセールをしたからといって、手を抜くようなお店ではないんですよ。
その辺のチェーン店とは雲泥の仕事なんです。


でも、お客様の目にはそうは映らなかったんですね。
まだ、あの当時はコストをカットしてセールをやるのではなく、自分たちの利益をカットしてやっていたので、一気に力が抜けてしまったと聞きました。


あれから、クリーニング屋さんもセールが上手になり、上手にコストをカットしてセールをやっているようです。
50%引きとは言っても、洗えないものが結構あります。
洗えるものを指定することで、全体的な割引率を下げているんでしょうね。


今年聞いた話では、Yシャツ25円でクリーニングした所もあったとか。
もちろん、からくりはあるんですが、どうなんでしょうかね?
いくら、値段相応の品質とは言いましても、お客様に与える影響は計り知れないものがあります。
せめて、その値段で提供できる理由くらい説明して欲しいかなあ。
じゃないと、セールやっていないところがひどい商売をしているように思われてしまう。


唯一つ気がかりなのは、何でこの時期にそんな大幅なセール?というのがあるんですね。
なにかが起こるとかいうのでなけばいいんですけど。

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恐怖の夏休みがやってきた。

とうとうやってきてしまいました。
今日から恐怖の夏休みの始まりです。


幼稚園組みが昨日で終了。
今日で小学校も夏休みに突入。
先は長いなあ・・・・・。


小学生はね、まだいいんですよ。
プールがあるので、何気に忙しい。
こちらがあまり気にしなくても、それなりに時間をつぶしてくれます。


問題は幼稚園組み。


体力は人一倍あるくせに、まだ自分たちで遊びにいけない。
結果、誰かが付いて行く事になるんですね。
まあ最初のうちはいいんですよ、それなりに大人の数もいますしね。
数日経つと、皆さん疲れてくる。(笑)
すると、白羽の矢が私に立つわけです。


お前が見ろ、と。


私は配達に出ますから、一緒に乗せていけばいいのですが、それはそれでね、夏場の車は結構危険。
かなり気を使って配達に出ていたりします。
でも、子供をつれて配達に出ることはあまり苦ではないといいますか、ちょっと楽しみでもあるんですね。


私が子供の頃も良く一緒に配達に出かけていましたから。


一番小さいときはいくつくらいだったかなあ?
私の頃は小学生だったかな。
中学入る頃まで行っていた記憶があります。
もうその頃は貴重な戦力でして。(笑)
マンションの上の階のお客様の所へ行って、品物をお渡ししてまた預かってきたり。
数件まとまっている所では、父と手分けして配達したり。
昔のことですから皆さんかわいがってくださいまして、いい経験をさせていただきました。
その頃は配達に出ると帰ってくるのが、10時過ぎ・・・。
たまに晩御飯を途中で食べたりして、それも楽しかったな。


まだ、うちの子にはそこまでさせられないのが、少々残念ではありますが、いずれね、代わりにお客様の所へ行って、貴重な経験をしてきてもらいたいなと思います。
お客様にかわいがられることで、お客様に育てられるんです。
クリーニングが好きになってくれると、なお良し、です。


でね、昨晩娘に明日配達に出かけるか?と聞いたら、こんな答えが。


「しょうがないな、行ってあげるよ。」


な、なぬー!!!
段々口も達者になるようで。


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携帯マグ。

昨年夏過ぎ頃から、妙にはまったものがありました。
それは携帯マグ。


要は水筒なんですけど、保温機能の優れた水筒なんですね。
何故か、急に欲しくなってあちこち探し回っていたんです。


そして買ったのはサーモスの携帯マグ。
約500ml入るのですが、これが結構優れものでした。
とにかく保温性が抜群。
冷たいお茶を入れてほうっておいても、全然ぬるくならない。
半日置いておいても冷たいまま飲むことが出来ます。
でも買ったのが秋ですからね、そのまま使わなくなったんですよ。


で、途中冬にも使ったんですが、そのときは微妙でした。
暖かいお茶を入れておくと、これまた保温性がいいので、常に暖かいまま。
一晩たっても平気で湯気が立ちます。
・・・・・、何ですけどね、誤算だったのは熱いので飲みづらいんです。(笑)
ボトルに触っても全然熱くなく、返ってつめいたくらいなのに、いざ飲むと熱い液体が流れてくる。
これはなかなか慣れませんでしたね。
持ったときの温度や感触などから、飲むときに注意をしていたんだなあと思いました。


そして、今年の夏。


携帯マグ、大活躍です。(笑)


例年なら、お隣のセブンイレブンさんで常に何かしら冷たい飲み物を買ってきていたんですが、すぐぬるくなってしまっていました。
水分は取れるけれども、涼しくはならない。
ところが、今年はこの携帯マグのおかげで、常に冷たい飲み物が飲めます。


いやー、冷たい飲み物をのめるって幸せです。


買ってよかったなあ。
最近のものはオシャレなものも増えてきたし、何より使い勝手が良くなっています。
中には、自分のお気に入りの柄にすることが出来たりというものもありますしね。

暑すぎるお店の中で、氷が解けないのが不思議。
コップに氷を入れてもすぐ溶けちゃうんですから。
外に出かけるときも、いいですよね。


今年は携帯マグで仕事場は乗り切ります!

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すっきりしないなあ。

うちでは、お風呂に入るとき、坊ちゃん石鹸を使っていました。
これが実に気持ちがいい。


何年か前に、関係業者の友達と飲んでいるときに、面白い石鹸があるよと教えていただいてから使っていたのです。
なんといいましょうか、体がすっきりとするんですよね。
余計な油が落ちているというような感じ。
界面活性剤以外余計なものが入っておらず、とてもいいものだったんです。
ずいぶんと買いためて使用をしていました。


今年の前半に、坊ちゃん石鹸を作っていた東北石鹸佐藤工場が閉鎖されました。
でも別の所が事業を引き継ぐという噂を聞いていたので、あまり気にしてはいなかったんですね。
一時的に品物がなくなるかもしれないけど、すぐ手に入るようになるだろう、と高をくくっていたんです。


想像通り、今までの坊ちゃん石鹸は姿を消していきました。
私たちも仕入れることが出来ず、大手の販売店でも次々と取り扱いがなくなっていきます。
そして、ようやく見かけ始めたなあと思ったら、今までの坊ちゃん石鹸の倍以上の値段でびっくり。
もうお風呂で気軽に使えないなあと思っていたんです。


買い貯めていた坊ちゃん石鹸が一昨日なくなったんです。
どこをどう探しても、うちにはない。
昨晩お風呂へ入るとき、仕方なく、別の石鹸を手にしたんです。
その石鹸は、ダブ。
体を洗おうと泡立てます。


もうこの時すでに違うんですね。


坊ちゃん石鹸と違い、泡立ちの凄いこと凄いこと。
見る見るうちに泡だらけになります。
気にせず体を洗うのですが、なんとなくすべすべしたように感じるんです。


洗い流すとその差は歴然。


何か体にコーティングされたような感じ。
妙にすべすべしているんですよね。


普通ならこれが気持ちいいのかもしれませんが、坊ちゃん石鹸の洗いあがりはさっぱりとしていたので、私には逆に気持ち悪く感じてしまうんです。
バスタオルで拭いても拭いても、どことなく何か残っているような感じ・・・・・。


すっきりしませんねえ。


石鹸一つでこうも違うんですね。
元の値段に戻らないかなあ、坊ちゃん石鹸。
噂では、東急ハンズで、718円になったらしいです。
前のものとほとんど変わらない商品らしいんですけどね。
坊ちゃん石鹸ファンとしては、少し残念ですね。


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ドライクリーニングと暑さ。

えー、暑いです・・・・・。
まだ梅雨も明けていないのに、今年は暑い気がしています・・・。
お店へご来店くださるお客様も、すでにバテバテのお客様もいらっしゃるほどです。
雨はどこへいったんでしょうか?


ドライクリーニングは、実は天気に結構左右されます。
元々が油で洗っているのですが、湿気や気温などに影響を受けやすいんですね。


昔から言われているのが、雨が降っているときにドライクリーニングするときれいになる。
これ、本当の話。
空気中の湿気が程よく効きまして、きれいに洗えるんです。
ただし、所によってはその湿気が返って邪魔をして縮みの原因になることもあります。
あまり上手に洗えていない所などでは、事故が起こるかきれいになるかの賭けになりますね。


気温は、ドライクリーニングの溶剤の温度に影響します。
ドライクリーニングの溶剤には、油脂溶解力といいまして、油などを落とす一定の目安があります。
これが溶剤の温度によって、微妙に変化する。
すると、通常なら問題なかったものでも影響が出始めてしまうんです。


水洗いでもお湯で洗うのと水で洗うのとでは汚れ落ちが違いますよね。
あれと同じで、溶剤の温度が上がると、溶けづらかった油なども溶けるようになります。


油脂溶解力が上がるのなら、汚れ落ちが良くなるという事だからいいことじゃない?と思うかもしれませんが、実はそうではないんですね。
ここが難しい所で、油脂溶解力が強すぎても、洗いにはあまり良くないんですよ。


一番影響が出やすいのは、プリントもの。
接着剤で貼り付けてあるのですが、これが溶剤の温度が上がってしまうと、はがれちゃうんです。
ちょっと専門的になりますが、私たちが使っている石油系の溶剤には、油脂溶解力の目安として、アニリン点と言うものがあります。
各溶剤で各々違うのですが、温度で表示されまして、この温度を越すと溶解力が上がるという目安です。
このアニリン点以下で洗っていると問題ないのですが、溶剤の温度が上がって超えてしまうとさあ大変。
プリントがはがれてしまったりします。

今では、ドライクリーニングの機械に、チラーと呼ばれる冷却機をつけている所もあるので、洗う温度は一定な所もありますが、ついていない所はまだたくさんあります。
これから暑くなる時期、クリーニング屋さんも洗いづらい時期になってくるのです。


プリントを例に挙げましたが、温度が上がると他にも影響が出てきます。
生地から色が出てきやすくなりますし、縮みなども起こりやすくなりますね。
また、風合いのやわらかいものは、かなり影響を受けやすくなります。


ですから、当店では、この時期に出てくるカシミヤ製品などは、朝早い時間帯に洗うんです。
機械が動き出して、周りの気温があがり出すと溶剤の温度も上がるので、そうなるともう洗いません。
この時期は、洗う量も減ってきます・・・・・。


暑くなると体も大変ですが、それ以外にも、大変なことが結構増えてくるんです。
私たちだけのことじゃあないようですけどね。
オフィスなんかですと、パソコンを冷やすためにクーラーをかけているといいます。
熱でおかしくならないようにするためらしいですね。


暑いって本当に大変。
人だけじゃなくて、機械などにも影響を出します。
ストップ!温暖化!人事じゃなくなってきていますね。


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変わる兆しでしょうか。

土曜日に、神戸のほうで全国クリーニング大会 in 神戸という大会が催されていていました。


毎年、年に一度クリーニング屋さんが集まるのですが、今年は神戸での開催。
阪神淡路大震災での経験などがはなされたり、各県青年部の研究発表があったりと、実に楽しそうなイベントです。


発表もさることながら、そこでの一番の収穫は、やはり同業者との出会いでしょうか。
地方が離れているので普段はめったに会えない人と会い、情報交換をするのは本当に勉強になります。
皆さん抱えている悩みは同じですからね。
また、自分では気づかないような問題も提議されたりしますから、自分の中の考えにも幅が広がるわけです。


私は参加できないのですが、参加した方から少しずつ情報が入ってきます。
その中で、いいなあと思ったのが、この言葉。


今、組合の青年部は面白いよ。勢いがあって。

ほほー!そうですか!!それは本当にいいことだ。
いやね、クリーニング屋さんもそろそろ世代交代をしつつあるわけなんですが、その中でもいろいろとジレンマがあったわけなんです。
世代交代といいましても、親の世代はまだ健在ですし、それなりに影響力がある。
でも、世の中は徐々に変化してきていて、今までのような業界では厳しくなっていくと思われます。


二代目の中でも、変化をしなければ、という思いが芽生えてきているわけです。


周りから見ている人が、感じるということは中のほうはもっと変わっているはず、なんですね。
友達も青年部の役員さんにいますが、彼の話を聞いていても、ずいぶんと変わったなあという印象がありますし、目的がはっきりしている。
その結果が出たんでしょうね。

テレビなどを見ていまして、どの業界も二代目が面白いことをやっています。
既存の概念を打ち破り、新しいことに挑戦する人が増えている。
三味線や和太鼓が、ポップと競演するなんて今や当たり前です。
そんなものを見ていて、クリーニング業界もこんな新しい発想が出てきたら面白いなあと常に思っていました。


それが徐々にですが、現実になりつつある。


数年前の神奈川での全国大会では、エアアイロンという競技もありましたしね。
こういう発想ってとても重要で、またこれが出来るという寛容さもとても凄いことなんです。
神奈川大会以降、残念ながら開催されてはいませんが、復活するような噂を聞きました。
ぜひ、こういうことを含め、常に前向きに、アグレッシブに、挑戦していく団体であって欲しい、そう思います。

本当に良くなってきましたね。
同業者として、本当にうれしいです。


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いつ行けば空いているのかしら?

今日は5時起きをして、富士山へ水汲みへ行ってきました。
こんな早い時間は誰もいないだろう?と思っていくと、そこには人が結構いらっしゃいます。(笑)


みんな考えることは同じようです。


朝早く行けば人がいないだろうから、すぐ汲める・・・・・、私も同じ考え。
深夜遅くに行けば誰もいないだろう・・・・・、いるんですよ、これが。


いったいどうすれば、この人たちと重ならない時間帯を見つけられるのか?真剣に考えちゃいます。
噂では午前3時ごろだとほとんど人がいないようですが・・・。


まあね、人がいるといいましても、最近はたかが知れているんです。
少し待てば汲めるようになる。
20分ほど待った所で順番が来ましたので、水汲み開始。
・・・・・、今日は一段と水の出が良いようで、10分弱で終了。
早く帰ればいいんですけどね、この後浅間神社となりの伊藤精肉店さんに寄る用があるので、時間つぶしをします。
2時間ほどあるので、せっかくなので周辺を探索。
入ったことない道を一本一本念入りに入っていきます。


よし、1時間はつぶせたぞ。(笑)
おなかも減ったので、ファミレスで朝食を。
ここで一時間ほど時間をつぶしまして、伊藤さんへゴーです。
お客様に頼まれた馬刺しを購入。
うちの分も買って、一路家路を急ぎます。


石川PAエリアで、友達から電話がかかってきたので、少しお話をします。
たわいもない話から、土曜日神戸で行われたクリーニング屋さんの全国大会の感想など。
詳しくは聞いていませんが、とても好感触なものだったようです。


わざわざ電話をくれてありがとう。
びっくりするようなニュースもあったけど、少し様子を見ようね、ということでお互い納得。
さー、家に帰らないと。


石川まで来れば、後はそんなに時間もかかりません。
無事に家に到着。


午後からは疲れで寝てしまいました。(笑)


日中行くと確実に混んでいるし、高速も混みます。
深夜行っても人はいますし・・・。
朝帰ってるようにすると、帰りがやはり混む。


うーん、どれも微妙だなあ。
最近は雨が降っていてもかなり人がいますしね。


せめてもの救いは、数ヶ月ぶりに富士山がきれいに見えたこと。
もうそこまで夏が来てます。


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TEL 042-362-6470
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営業時間
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カシミヤは怖いんですか?

先日、一本のお電話をいただきました。
カシミヤの毛布をクリーニングしたいのだけれど、迷っているとおっしゃいます。


インターネットでカシミヤの毛布を洗ってもらおうと探していたら、カシミヤクリーニング.COMともう一軒に絞ったというのです。
ただ、この先がどうしても決めかねているので教えてください、というものでした。


こうしてはっきり言って頂けると、こちらもいろいろとお答えしやすくなります。


もう一軒のクリーニング屋さんは、インターネットでもわりと有名な都内のお店。
詳しくは存じ上げませんが、一度ホームページを見させて頂いたときには、ブランド物が得意で、また高級品を扱うのが上手なのかなといった印象です。


とりあえず、どのようなクリーニングを当店でしているか、その理由など、ご説明します。
すると、説明が終わるとお客様がこうおっしゃるんですね。


○○○さんでは、洗ってもいいけど10センチほど縮むのをご了承していただければ洗いますといわれたんですけど・・・・。


じゅ、10センチー???
そりゃあ、かなりの縮みです。
何でまたそんな説明をしたんでしょうか、不思議に思いました。


そこで、今度は縮みの発生の仕方や原因などを説明させていただきまして、またその対策方法もお伝えします。
きちんとした対策をとれば、そう問題は起こる事はないと思うんですけどね。


お客様とお話をさせていただいているうちに、段々と詳細がつかめてきました。


問い合わせた後に、工場担当者から直々に電話をもらったとの事。
そこで、縮みの可能性をいわれ、また、毛布などはアクリル製しか洗ったことが無く、カシミヤは扱ったことが無いということ。

お客様も、10センチも縮むといわれて怖くなってしまったようで、躊躇したようなんですね。
そりゃ、怖くもなるってものです。


お客様いわく、工場担当の方があそこまで言われるのだから、絶対縮むんだと思う、と。
そうでなければあそこまで言うはずが無い、そうおっしゃるんです。


なるほど、確かにそうも取れますね。
でも、こう考えてみるとどうでしょうか?


私は絶対縮むという意味でいったのではないと思うんです。
扱ったことが無いとおっしゃっていますし、普段扱っている毛布もアクリル製との事。
カシミヤはアクリルに比べて繊細ですし、扱いが難しいのは間違いが無い。
そこで、起こりうる可能性をすべてお伝えしておこうとしたんだと思うんですね。
起こってしまった後から、説明をしても、なかなか信用していただくのは難しいですし、事前に説明をしておくのはあながち間違いではありません。
ですから、お客様が怖くなるくらい、最悪の可能性をすべて伝えてしまったんではないかと思うのです。


でもですね、衣類の難しさといいましょうか、普通に洗うだけで縮む商品も確かにあるのです。
一見しっかりと出来ているように見えて、実はスカスカ。
洗うとスカスカの目が詰まっていき縮んでしまうというものもあります。
見れば危ないかな?と思うかもしれませんが、電話でのお問い合わせなどでは、商品の事を見ることは出来ませんし、お客様の説明で想像するのは至難の業です。


そう言う風に考えれば、ひどすぎる対応とまではいえないとは思いますが、ただ過剰すぎた印象はありますよね。


時間をかけまして、カシミヤの説明をし、洗いで起こる可能性も伝えつつ、でも、おそらく問題なく洗えるとお伝えしました。
当店をご利用していただければうれしいですけど、関西方面のお客様でしたので、送料などを考えるとやはりお近くのクリーニング屋さんで見つかるのが一番好ましいと思いまして、その旨を伝えますと、実は・・・・、とおっしゃいます。


近くの腕のいいクリーニング屋さんに聞いたら、洗ってもいいけど・・・・、とあまり乗り気ではない様子で、やめちゃったとおっしゃるんです。


うーーーーーーん、カシミヤ製品は怖いんでしょうか。


だって、昔は皆さん普通に扱っていたんですよ。
それが何でここ最近になってカシミヤの扱いを嫌がるようになってしまったのか。
確かにね、カシミヤクリーニング.COMを始めたきっかけの一つに、あまりにもカシミヤのクリーニングがひどすぎたというのもあります。
でも、その中でもきちんとしたクリーニング屋さんはちゃんと残っているはず、なんです。


こうしてお問い合わせをいただき、、わざわざ送っていただいて仕事をさせていただけるのはうれしいですが、反面、近くで見つけられないというのも問題だなと感じています。
大丈夫か、クリーニング屋さん。
本当に心配になります。

一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
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どうやって書いているんですか?

先日、友人と電話をしているときに、ブログどうやって書いているの?と質問を受けました。
ちょうど、クリーニング屋さんになるにはどうすればいいか?を書いていたときで、不思議に思ったらしいんですね。


一気に書いているんだろうか?
どれくらい時間をかけているんだろうか?


確かに、謎です。(笑)


私がブログを書き始めた頃、最初はなめていたんですよね。
クリーニングの話題なら、山ほどあると思っていたし、出来ると思っていたんです。
ところが、いざはじめてみると、ありそうでなかなか無い。(笑)
パソコンに向かっていざ書こうとしても、ネタが出てくるわけも無く、いすに座ったまま数時間が経過したりしていました。


そこで、仕事をしながらのネタ探しが始まったんです。


お客様との会話の中から、あれ、これはちょっとした間違いかも?と思ったものや、これはきちんと伝えておかないとまずいことになるぞ!と言うものなど、仕事をしながら頭に入れておきまして、タイトルと大まかな流れを頭の中に作っておきます。
そして、仕事をしていると忘れちゃうので(笑)、携帯からパソコンへメールをしておくんです。
で、夜メールを見てから一気に書く。


まあ、一気といいましても時間は結構かかりますよね。
早くて20分、長ければきまっている話でも1時間ほどかける事もあります。
ネタとして考えている時間を含めると、相当な時間をかけていますね。


逆に、テーマを決めていると、実は書きやすいんです。
ネタを探す必要が無くなり、流れを作るだけですので、書こうと思えば数日分を一気に書くこともできます。


常にアンテナを張り巡らせて置いてといいますか、自分の中に一本柱のようなものがあって、それに則してネタ探しをしたり、書いているという感じです。
つまり自分のスタンスがあるというのが前提なんです。


クリーニングって実に奥が深いんです。
仕事ももちろんですが、クリーニングのイメージや、洗濯に対する話など、お客さまにきちんと伝えなくては!という話がたくさんあります。
ただ、気をつけて注意深く周りを見ていないと、それに気づかないことも多い。
なるべく気づいて皆さんに伝えることが出来ればいいなと思っています。


書き始めが一番つらかったですが、毎日書いていると段々慣れるもので、書けるようになるんですよね。
本当に不思議なものです。


ブログをはじめたいと思っているクリーニング屋さん、大丈夫、かけますからやっちゃいましょうね。


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だんごの輪島

食べ物の話を書かないと、なんとなくいけないなあと、今日は食べ物ネタです。(笑)


うちは仕事が忙しいときに、プロの職人さんに助っ人を頼んでいるんです。
その方も高齢で、いつも丁寧にがんばって仕事をしてくださるので、うちで仕事をしているときはなるべくお茶菓子など、希望に沿うようなものを出すようにしています。


その職人さん、和菓子が好き。
しかも餅系が大好き。
職人さんが来るときは、配達帰りにわざわざ和菓子屋さんを探して柏餅や草もちなどを買って帰って来ているんです。


先週金曜日のこと。
今年は、後半かなり忙しく、職人さんにずいぶんと来ていただいていたので、新しい和菓子屋さんがもうないんですよ。(笑)
大体の所は何回か買って味見してもらっているし、小金井や国分寺、国立なんかも回っているんですよね。
最近和菓子屋さんって本当に少ないんです。
今回はまた同じ所にしようかなあと、配達の帰りに考えていると、ふと思いつきます。


そうだ、だんごの輪島があるじゃないか。


だんごの輪島、皆さんご存知でしょうか?
若い人は知らないかな、ちょっと年が行っている人は誰もが知っているといっても過言ではない、ボクシングの世界チャンピオン、輪島功一さんの経営されている団子屋さんです。
そのお店が国分寺の駅前にあるんですね。


職人さん世代にはまさにど真ん中。
味云々よりも、その名前だけでも楽しんでくれそうです。


配達帰りによってみます。


団子屋というだけあって団子の種類は豊富。
普通あん団子やみたらし団子があるだけで、他にあっても焼き団子くらいでしょう。
でも、だんごの輪島は違う。
きな粉やゴマなど、だんごだけでも種類が豊富です。
他にもおにぎりが売っていたり、いなり寿司があったり、メニューも豊富ですね。


とりあえず、かなりの本数を買占め(笑)、早速お店に帰ります。
3時のおやつに、だんご登場。
想像通り、輪島功一さんのだんごです、というと、職人さんそれだけでもうれしそうな顔です。


一本食べてみることに。


結構大きめなお団子で、味もわりと美味しい。
特に、焼き団子は美味しかったですねえ。
みたらしやあん団子もいいですが、焼き団子はかなり秀逸。
うまかったあ。


職人さんも大満足してくれたようで、終わりまで仕事をがんばっていただきました。
買いにいったかいがあるというものです。


国分寺駅から歩いて数分の所にあります。
北口の方ですね。
私が買っている間も、たくさんの人が買いにきていました。
国分寺では有名なんでしょうね。
輪島さんを知らない世代もたくさん来ていましたから。


味も話の種にも、一度はおすすめしたいお店です。


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福 × 福 = お多福。

先週の金曜日のこと。


娘の首あたりにしこりが出来ました。
しかも夜。
首にしこりって嫌ですね。
なにやら悪いものを想像してしまいます。


嫁さんと話していると、幼稚園でお多福風邪がはやっているそうで。
症状が聞いた話に良く似ているというのです。
とりあえず金曜は寝てもらい土曜日の朝一で病院へ行かせました。


結果は、お多福風邪。


金曜日に比べて見事にお多福顔になっています。
笑っちゃいけないけど、本当にお多福のようになるんですねえ。(笑)
本人は、食べ物見てつばが出てくると痛いらしく、食べられないとないているし。
ふと、横を見ると、次男も様子がおかしいんですよね。
どうも、同じ所を痛がっている・・・。
もしかして???


月曜日に病院へ連れて行くと、案の定お多福風邪です。


我が家、夏休みを前にして、子供たちは長期休暇へ突入しました。


一週間ほどいけないでしょうから、戻ったときには程なく夏休みに突入ですね。
しかも、今お多福風邪とは言っても、とても元気ですし。
移しちゃいけないから家にいますけど、とても病人のような態度ではありません。


幼稚園ではお母さんに移ったケースもあるらしく、大人も安心していられないようです。
私もね、子供の頃やったか覚えていないんですよ。
というか、健康優良児だったもので、子供の頃にやっておかないといけない病気をほとんどやっていないんです。
水疱瘡なんて、中一の終わりにかかり、もう誰にも移らないのに学校休んでましたし。
まだ、はしかをやっていないので、もし子供たちがかかったら私だけどこか遠くへ逃げようかなあと本気で考えています。
大人になってから移ると大変なんでしょ?
怖いなあ。


元気なのがまだ二人残っていますけど、そのうち残りの二人もかかるんだろうなあ。
外に出られない病気ですからねえ、もしかして今年の夏休みはお出かけできないかもしれませんねえ。


お多福風邪、流行っているようです、お気をつけください。

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クリーニング屋さんになりたいですか? ~未来編~

クリーニング屋さんになるにはどうすればいいかと書き続けてきました。
そろそろまとめてみようと思います。


そもそもなぜクリーニング屋さんをやってみようと思ったのでしょうか?
ここが結構重要です。


洋服を洗わない人はいないから、需要がある業種だと思いますでしょうか?
自分の周りを見渡して、取次店など含めクリーニング屋さんはかなり見ることが出来るので、有望な業界だと感じましたでしょうか?


残酷な話をしなければなりませんが、現実なのでお話をしておこうと思います。


クリーニング屋さんで大儲かりはしません。
大金持ちになりたいのなら、クリーニング屋さんを選ぶのは間違いです。


クリーニング屋さんになりたいか?といっておきながら最後に夢のない話をもってきて申し訳ないと思います。
でも、これは現実の話。
クリーニング屋さんは、他の業種に比べて、お金を稼ぐのはかなり大変なのです。


昔、府中で有名なスーパーを経営している所がありました。
今はパチンコ屋さんなんかも経営されていますね。
そこがクリーニング屋さんに手を出したことがあります。
スーパーの横にクリーニング屋を出したら儲かるだろう、と思って出したらしいのですが、一月ほどで閉店してしまったのです。
その理由は、物販で100万はすぐに稼げるけど、クリーニング屋で100万稼ぐのは時間がかかりすぎる、ということでした。


また、クリーニング業界で安売りチェーン店のオーナーさんが言った事が、自家用飛行機やヘリコプターが欲しいのならクリーニング屋さんはやめなさい、というのがありました。


ここで注意しなければならないのが、大金持ちにはなれないということ。
大金持ちにはなれないけど、小金もち、もしくは普通に生活していくには十分稼ぐことは出来るんです。


ですから、クリーニング屋さんをやっていて、中には大変だという人もいますが、いい商売だという人も多いんですよ。


話を元に戻しましょう。


クリーニング屋さんになぜなりたいか?
もう一度良く考えてほしいのです。
独立したいから選ぶ、それもいいと思います。
自分の力で稼ぎたい、それもいいと思うのです。


その思いを強くもち続けることが出来ないと、クリーニング屋さんを続けていくことは厳しいかもしれません。


クリーニングの需要は減り続けています。
家庭用の洗剤も出ていますし、いい洗濯機も普及している。
そして、衣類に対して考え方も変わってきています。
衣類自体も変わりました。
繊維が細くなり、変化がしやすくなってしまったので、扱いがとても繊細です。
ともすれば事故になってしまい、弁償という事になるケースもあります。


でもね、これだけ大変そうに見えるクリーニング業ですが、逆にこれだけお客様に感謝される仕事も少ないと思うのです。


お気に入りの服をきれいにすることが出来て、お客さまに会心の笑顔でお礼を言われたとき、大事な日に着ていくスーツが間に合ってほっとしているお客様の顔を見たとき、これ以上ない喜びが私たちクリーニング屋さんにはやってきます。


これでねえ、すべてのことが吹っ飛ぶんですよ。
ああ、やってよかったなあって。


クリーニングが好きでないと出来ない職業とはいいません。
でも、目標を持って一生懸命やれる人でないと挫折してしまう可能性もあります。
その先の、喜びを見つけることが出来れば、長く続くと思いますよ。


これから先、未来の話。


クリーニングはなくならない職業だといわれ続けてきましたが、実際は分かりません。
衣類も安くなってきていて、お客様も使い捨てに近いご利用のされ方をしてきました。
実際、統計を見ると、20代から30代前半のクリーニングの利用率が極端に少ないんです。


これをどう感じるかは皆さん次第ですが、私は返って面白い時代になるのかな、と思います。


この現実は厳しいといわざろうえませんが、衣替えなどの衣類のお手入れについてきちんと後世に伝えきれていないということだと思うんです。
なら、プロとして、きちんと伝えられるように出来ることはたくさんあると思います。


一つ一つ、お客様に伝えていき、またクリーニングを利用してもらえるようになっていったらうれしいですね。


いろいろな意味で、これからのクリーニング業界は面白いと思っています。
やる気のある人にとっては、本当にやりがいがありますよ。


クリーニング業に興味を持ってきてくれて、やってみたいと思ってくれた皆様、本当にありがとうございます。
こんな業界ですが、一緒にクリーニング屋さん、やりませんか?


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クリーニング屋さんになりたいですか? ~人員編~

クリーニング屋さんになるにはどうすればいいか?第四弾です。


さて、クリーニング屋さんをやるとなると、一人でできるのか?という不安があると思います。
これもやり方次第でできないことはありませんが、当然一人でやるとなると限界が見えてきます。


取次店方式のクリーニング屋さんですと、お客様がお店へ来ていただく方式ですから、一人でも何とかこなせないことはない・・・・。
でも、衣替えの繁忙期になると、一人でこなすのはかなり厳しくなりますね。
まあ、その時だけパートさんを雇うという手はありますが。


デリバリー方式のクリーニング屋さんも、一人で出来ないことはない・・・・・、けど一人でやるのはかなり大変。
電話の受付などかなり工夫が必要になると思います。
それに、体が一つしかないので、もし引き取りが重なってしまった場合や、遠距離が続いてしまった場合など、対応が出来なくなる恐れも。
規模にもよりますけど、それなりの収入を得ようと思うなら、それなりの規模にする必要がありそうです


そして、工場を持っているクリーニング屋さんを考えている人は、一番悩むんではないでしょうか。
工場は一人じゃ無理だろうと思いますし、何より生産するのは一人よりも複数いたほうがいい。
しかしその適正人数はどれくらいかいまいち分かりません。


結論ですが、規模によって、やり方によって、一人からでも十分出来ます。
もちろん一人になると生産能力はがたっと落ちますが、逆に品質にこだわって仕事が出来るため、高品質のクリーニングをすることが可能です。
お客様のご理解を得られれば、納期もそれなりにいただけますから、一人でも出来ないことはない。
実際、お年を召したクリーニング屋さんなど、一人でやっている例もありますからね。


でも、高品質一本でやれるほど度胸のあるクリーニング屋さんは実はそんなに多くはありません。
普通は、お客様の出しやすい価格設定の中で、品質も作っていくので、どうしても品物の量が増えていきます。
すると一人ではかなり厳しい。


一番厳しいのは仕上げの部分ですから、当然ここにてこ入れをする必要があります。
どこまでの品質で納品しているかによりますが、それなりの品質であればパートさんを雇うことで解決できます。
人数は、出来るならぎりぎりがいい。
というのも、人を雇いだすと、人件費が驚くほどクリーニングのコストを占めることにすぐ気づくのですが、雇いすぎると到底やっていけなくなってしまうのです。
ですから、クリーニングという商売では、いすに座っている社長業をイメージしてはいけないんですよ。
自分が座ってみているのなら、パートさんを一人雇う代わりに自分が仕事をするような意気込みがないと、最初はかなり厳しいと思います。


また、高品質でやっているクリーニング屋さんでも、全部自分がやっていると、今度は外へ集配に出かけられません。
お店だけでは品物が足りないですから営業に出る必要がある。
するとやはりここで人が必要になってきますね。


現在では、職人さんというプロを派遣してもらうことが出来ますので、品質にこだわっている所でも雇うことが出来ます。
しかも、一年契約から、日雇いまであるので、自分たちのやり方に応じて頼むことが出来ます。


でもねえ、これも後何年続くか分からないんですよ。
というのも、ここ十年以上、職人さんを使わないでパートさんにシフトしていった結果、職人さんがいなくなってしまったんです。
残っている職人さんも、かなり高齢で60歳以下の人なんて聞いたことがありません。
もう何年かするとプロの職人さんはいなくなってしまうかもしれない・・・。


さて、人員について書いてきてひょっとするともうお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。
パートやアルバイトの話は出てくるけど、社員はどうなの?と。


そう言う風にお気付きの方、鋭いなあ。


社員はですねえ、雇えなくはないですが、かなり厳しいと思います。
実際、私の友達でも社員として雇っている所はある。
でも、相当の営業努力をしていかないと回っていかないみたいですね。


というのも、クリーニングの現在の状況に関係しているのですが、クリーニング業界は今や年間3分の1くらい赤字の月があるんです。
利益が出る月もそう多くなく、トントンの月の方が多いかもしれません。


これは衣替えと連動しているのですが、どうしても衣類が集まってくる月が決まってしまうんですね。
ですから忙しいときは、朝から晩まで働いても仕事が終わらない。
でも、ないときは、朝仕事をすると、1時間ほどでなくなってしまうなんて事も少なくありません。


パートさんやアルバイトなら、仕事があるだけですみますが、社員になると仕事がなくても毎月決まったお給料を払わなくていけない。
それをしていくためには相当の営業努力が必要というわけです。


昔は社員を雇っていたんですけどね。
また、丁稚奉公も普通にいましたし。
都合よく人を雇っていった結果なのでしょうか・・・。


まとめますと、クリーニング屋さんをやるために必要な人数を決めるには、その前にどのような営業形態で、どのような品質・料金で営業するか決めることが先決です。
それによって集まってくる品物の量が決まってきますから、合わせた人員が必要になります。
切り詰めてやっていくことも可能ですし、人を雇ってやっていくことも可能・・・・・ですね。


でも、最初は出来ることからはじめていくのが一番だと思います。
というのも、集まるかどうか分からないのに、人だけ雇ってもダメですよね。
人も機械もあとから増やすことが出来ますから、まずは自分で出来るだけやっていくのがいいのではないでしょうか。
目標を持たないとダメですが、最初から目標の通りに大きく構えてもいいことは無いように思います。
お店も成長していくことが大事だと思いますね。


いよいよ明日は、この話の締めくくりをしてみようかと思います。
お楽しみにー。


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クリーニング屋さんになりたいですか? ~設備編~

クリーニング屋さんになるにはどうすればいいか、第三弾です。


さて、必要な勉強や資格は何とかなったとして、次に必要なのは設備ですね。
クリーニング屋さん、コストがかかっていないと思ったら、この設備がかなり大変なんです。
今クリーニング屋さんをやめる年配の人の中には、機械設備を買い換えても、コストを回収できないのでクリーニング屋さんをやめてしまう人がいるくらい。
かなり大変なものです。


どのような事業形態を選ぶかで設備にも差がありますが、デリバリーや取次店には基本的に洗いや染み抜きの機械は必要ありません。
ですから、その点において、かなり安く出店できます。


デリバリーなら車やバイクなどが必要ですが、車の中に、ハンガーレールが必要になります。
仕上がった品物を吊るためです。
また、洗う前の品物をストックする袋なども必要ですね。
これらは、クリーニング関係の資材を扱っている所で購入できるので、ご安心を。
ただし、クリーニング屋さんの備品はちょっと高めです。
よその業種のものを工夫して持ってくるとかなり安く作ることもできます。


取次店では、お店の中に品物をつるためのレールが必要になります。
また、カウンターも必要ですね。
通常のレジでもいいのですが、顧客管理などを含めて、POSレジを導入する所も少なくありません。
POSレジ、かなり高いんですよ。
数十万円から数百万円まで。
もちろんその差には機能の差があるのですが、果たしてそれが必要か?私にはちょっと疑問。
ま、この辺は各々意見がおありでしょうからさらっと行きますね。


そしてもちろん、お預かりした衣類を入れる大きな袋も必要。
この袋はクリーニング屋さん全般に必要と言っても過言ではありません。
他には、畳んである品物を入れる棚、これも必要ですね。


次は工場に必要な機械設備。


工場を持っているクリーニング屋さんは、かなり出費がかさみます。
まず、洗濯機が高いんです。
通常洗うために必要なものは、以下の三つ。


洗うための機械


乾燥する為の機械


仕上げるための機械

ドライクリーニングの機械、水洗いの機械、乾燥機、は必要です。
乾燥機は、場合によっていらなくなります。
これは、ドライクリーニングの機械に、乾燥機能までついているものがありまして、洗いと同時に乾燥までこなしてくれるので、機械から出てきたときには乾いている状態なんです。
後は仕上げ工程だけなので、乾燥機は要らなくなりますね。


仕上げ工程の機械は、事業形態によってかなり差が出ます。
アイロンとアイロン台があれば仕上がりますが、アイロンだけで仕上げると、時間もかかりコストもかかり、大手チェーン店では到底仕事をまかないきれません。
当然、大量に仕上げるための機械があるのです。
一度に数十着仕上げられる機械や、コンベヤー方式で仕上がっていく機械など、さまざまです。


また、専用の機械もあります。


ズボン専用の機械、Yシャツ専用の機械などなど。
これらは必ず必要というわけではないので、お店の方針、集まる品物の種類などに応じて、あると便利な機械です。


染み抜き専用の機械というものもあります。
しかし、こちらもクリーニング屋さんがすべてそろえているかというとそうではないんですね。
あれば早く落とせるんですが、なくても出来る事が多いので、クリーニング屋さんによっては揃えていない所もあります。


機械を見ると、そのお店の仕上げの方針も見えてきますね。
丁寧に仕上げている所では、それに合わせて機械が導入されていますし、薄利多売のところでは、量をこなすため、また素人さんでもできる為にそういった目的の機械が導入されます。
必然的に、仕上がりに差が出るわけです。


クリーニング屋さんで使う必要な機械をすべてそろえるとすると、どれくらいかかるんでしょうか。
考えるだけでも恐ろしい・・・。


ドライクリーニングの機械や水洗いの機械は大きさがあるので一概には言えませんが、ドライクリーニングの機械で1000万位しますね。
水洗いの機械でも100万からします。
乾燥機も、機能によって差がありますが、現在はやりつつある溶剤回収機能がついた乾燥機ですと、300万位するんじゃないかなあ。
Yシャツを仕上げる機械なんかすごいですよ。
セットで揃えると500万弱しますからね。
Yシャツはかなりコストがかかっているんです。


うーん、こうかくとおいそれとクリーニング屋さんを始めるのが難しい感じがしてきました。
しかしご安心を。
クリーニング屋さんの機械には中古品も出回っているんです。
中古品を上手に購入していけばかなり格安で設備ができますね。
また、一気に支払いができないとしても、ローンで購入や、リースで設備をするという手もあります。
いろいろ手はあるわけです。


そして、これはかなりの裏技。


居抜きを利用するんです。
クリーニング屋さんをやめる人もかなりいらっしゃいます。
そう言うところでは機械はまだ使えるのにやめていく人も結構いらっしゃる。
交渉次第ですが、店舗や工場をそのまま使わせていただくと、かなりお得です。
しかも今まで使っていた機械ですから、トラブルも少ない。
お客さんもついていますから、その後の営業もいくらかやりやすくなります。


今でこそ、クリーニング屋さんはきれいな建物を立てて、うわーってやっていますが、昔はみんな出来る事から始めていたんですね。
うちも開店当初はお金がなく、お隣の水道を借りて洗っていたんだそうです。
そして、四日後にお金がいくらか入ったので、職人さんを頼んだらしいんです。


その職人さんがすごい人だったんですが・・・・。
詳しくは過去ログを読んでみてください。


仕事をし、お金が溜まったら機械設備をし、またお金が溜まったら増築をし、というのが多かったので、古いクリーニング屋さんは継ぎ接ぎだらけのお店が非常に多い。
プレハブのようなお店や工場でね、でもそれがお店が長年かけて成長してきた証でした。


一気に揃えられれば言うことはありませんが、地道に成長していくのもいいと思います。
事業形態、やり方で少ない資金からも独立できます。
デリバリー形式からお金をためて、工場を建てた人もいますからね。


さー、明日は人数はどれくらい必要か?
そんな所を書いてみましょう。


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クリーニング屋さんになりたいですか? ~資格・勉強編~

クリーニング屋さんになるにはどうすればいい?第二弾です。
この企画、意外と評判いいですね。
クリーニング屋さんになりたいと思っている人、興味ある人が潜在的に多いんでしょうか。


クリーニング屋さんをやるには、仕事ですからやはりそれなりの知識が必要だと思うのですが、その前にクリーニング師という資格があるんです。
営業の形態によってはこれが絶対必要。


クリーニング師は、工場に一人必要なんです。
ということは、工場が付属しているクリーニング屋さんには必ずひとりいることになります。
逆に言うと、工場が併設されていないと、クリーニング師が必要というわけではないのです。


ここがミソですね。


取次店タイプやデリバリータイプなどは、クリーニング師の資格が要りません。
もちろん持っていればそれに越したことはありませんが、必ずいるものではないのです。


この点で、上記の二種類はいくらかハードルが下がると思います。


では、どうやってクリーニング師の資格を取るか?何ですが、これは年に一回、各都道府県において試験があります。
実技と知識の二種類。
知識は洗濯物の処理知識、公衆衛生、衛生法規の三つから出題されます。
全30問。
6割の回答で合格・・・・・、と聞いています。


実技試験は、アイロンがけとしみと繊維の鑑別。
アイロンがけは、各都道府県によってまちまちなので、所によっては非常にとりやすい所があります。
東京都では、襟と片袖をアイロンがけ。
時間は3分だったでしょうか。


しみと繊維の鑑別は、五種類の布が用意されていまして、それについているしみを選ぶというものと生地を選ぶというもの。
回答が用意されているのでその中から選択していきます。
5問中3問以上で合格。


実際にどうやってクリーニング師の勉強をするかというと、こんな本があります。


よくわかるクリーニング講座 クリーニング師編


また、クリーニング師試験の前には、必ず講習があるので、それを受けると受かりやすいとも聞きますね。
友達は中学の頃に、母親が受けるので一緒についていって受かったそうです。
ですから、とること自体はそれほど難しいという資格ではありません。


ただ、資格を取れば洗ったり仕上げたりできるか?というとそれも非常に難しい。
結局、資格で得た知識以上にさらに勉強をしないといけなくなりますね。


昔のクリーニング屋さんでは、どこかへ丁稚奉公へ行くのが主でした。
数年間修行に行きまして、帰ってきてものになる、といった感じ。
現在は丁稚奉公ではなく研修制度として確立されていまして、大手さんがやっているようです。


また、クリーニング学校というものもあります。
私は東京のクリーニング学校に通いました。
こちらは、火曜日から金曜日まで週4回。
夕方6時から9時まで授業があります。
期間は一年間。


一年かけてみっちりと教え込まれますので、すごいですよ。
繊維の知識、洗濯の知識、必要な資格も全部取らせてもらえます。


必要な資格とは、クリーニング師以外にいくつかあるんです。
危険物の資格も必要ですし、大きさによってはボイラーの資格も必要。
規模に応じて必要となるものが違いますのでご注意を。


アイロンがけも一応教えていただけます。
手仕上げができるレベルまで教えてくれますかね。
費用はかなりかかりますけど。
確か60万から70万くらいだったかなあ。


ホームページがありました。
東京クリーニング学校


オーソドックスなクリーニング屋さんをやるにしても、大きな工場を経営するにしても、かなり時間をかけて勉強をしなければできません。
ただ、裏わざとして、クリーニング師の資格を自分が持っていなくてもいいのです。
要は工場に一人いればいいので、クリーニング師の資格を持った人を一人、雇うことができればいいのですが、その人がよそへ行ってしまったりとリスクが高いので、やはりご自分で取得されるほうが好ましいと考えますね。


さて、以上が工場を持つ人が勉強したほうがいいというもの。
では、取次店やデリバリーなどの営業専門店ではどのように勉強をすればいいのか?


基本デリバリーや取次店はクリーニングの形態はしていても、自分たちが技術的な仕事をするわけではありません。
ですが、お客様への説明、危ない商品の知識などやはりあったほうがトラブルが少なくてすみます。
やはりクリーニング師の資格を取るときと同様、全般的な知識があったほうがいいと思います。
ただ、それとお客様を取れるのとは別の話。
実店舗がなかったりすると、相当の営業努力が必要なようですから、クリーニングとは別に営業の勉強もしたほうがいいかもしれませんね。


クリーニングの仕事についた後も、勉強はしようと思えばいくらでも出来ます。
業界内に団体もありますし、また染み抜きの勉強会もたくさんあります。
セミナーや講習会もたくさんありますね。
自分が必要としているもの選んで勉強もできます。


そういえば私も、勉強は学校に通いながら、往復の電車の中で、相当本を読んだ記憶がありますね。
洗濯とかクリーニングという名前がついた本を片っ端から買い込んで、ずーっと読んでいました。
洗濯もクリーニングも基本は一緒ですから、あの当時に一生懸命読んでいたのが今の基本になっています。
学校の仲間には、洗剤の勉強が好きだねえとからかわれましたけど、やったもんがちですからね。


クリーニング屋さんの勉強は、いろいろな方法があります。
独学でもできますし、学校に通うのも手です。
弟子入りという手もありますね。
勤めながら勉強もできます。


自分に合う方法を探してみましょう。


クリーニング屋さんになるための勉強は、かなり苦労しました。
書き出すとかなり出てくるんですよね。(笑)
明日は、必要な設備編。
どこまでかけるか、お楽しみにー。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
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クリーニング屋さんになりたいですか? ~種類編~

先週会った友達から、言われてそうだなあと思った言葉がありました。
クリーニング屋さんは後継者が不足しておりまして、事あるごとに、クリーニング屋が継ぎたいと思えるような業界に、という言葉を聞くんです。


ところが、その友達は違いました。
それでは足りない、と。


クリーニング屋さんの息子さんたち以外も、クリーニング屋さんになりたいと思えるような業界に!というんですね。
なるほど、その通り。
世襲のような形でしか、クリーニング屋さんになれないというのはやはりおかしいですよね。


いろいろな人が見て、クリーニング屋さんになりたいな、やってみたいな、と思えるほど魅力ある業界になっていって欲しいと私も思います。


その話を聞くちょっと前に、実はmixiのコミュニティでクリーニング屋さんになりたいんだけどどうすればいい?という質問が上がったんです。

ちょっとうれしくってね。


少しでも興味を持っていただけたと言うのはいい事だと思います。
ただ、残念なのは思うよりも現実は厳しく、相当の覚悟を持っていかないと大変だということ。
設備の投資と、クリーニング料金や実際に出る品物の量などを比べると、かなり厳しいのが現実です。


それでも、クリーニング屋さんになりたい!という人のために、どうすればクリーニング屋さんになれるか?ちょっと考えて見ましょう。


まず、クリーニング屋さんにも種類があります。
自分がどのようなクリーニング屋さんになりたいのか、そこが一番重要です。


オーソドックスなのが、普通のクリーニング屋さん。
洗いから仕上げまで自社で設備をし、自分ですべてをこなしていきます。
最近減っていっているんです。


次は工場タイプ。
自社で設備はするんですが、大量にこなすことを目的にしているので、仕事をするのは主にパートさん。
技術者というよりは、経営者に近い形です。
何店舗も出店を持つのが特徴。


取次店タイプ。
こちらは、出店のオーナーですね。
クリーニングの技術の仕事は一切しなくて、店舗で品物の受け渡しだけをします。
クリーニングの仕事は契約したクリーニング屋さんにお願いします。
通常は、クリーニングの工場のほうから頼まれて出店しますが、極稀に、個人で経営されて工場を別にお願いしてるお店もありますね。


デリバリータイプ。
ここ数年増えてきていますが、デリバリーでクリーニングを受けているお店です。
実店舗はほとんどなく、電話やネットなどで以来を受け、お客様のお宅へ引き取りに伺います。
クリーニングの仕事は別の工場へお願いをし、出来上がったらお客様のお宅へ届けるというシステム。


これらはっきりと分かれているのではなく、各々取り込んでいるので実際はいろいろ営業されています。


さて、どのようなクリーニング屋さんをやりたいでしょうか?
技術系?
営業系?
収入もかなり違ってきます。
楽なものもあれば、ものすごく勉強をしなければならないものもあります。


皆さんがやりたいのはどれでしょう?


明日は、どうやってクリーニング屋さんに必要な知識を得るか、考えてみたいと思います。


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洗濯やクリーニングの話しはたくさんあるんですね。

ここ最近、テレビを見ると洗濯王子こと中村君を良く見かけました。
本人も言っていますが、すでに洗濯王子というよりも部屋干し王子となりつつあります。(笑)
それだけ梅雨時のお洗濯に悩んでいる方が多いんでしょうね。


中村君の活躍とシンクロするように、ネット上でもお洗濯についての話題をちらほら見かけるようになりました。
そこで気づいたのが、結構ばらばらなんですよね、説明が。
しかも表現の違いというわけではなく、正反対の話をしていることも多々あるので不思議なんです。


これが、一般の人が言っているのなら誤解もあるだろうし仕方がないかな、と思うのですが、中には有名なサイトのライターさんだったりすると、結構いい加減?と思っちゃいます。
下調べなどしていると思うんですけどね。


目的の違いで書いていることが違うので面白かったのが、部屋干しの臭いをなくすようにする洗濯方法と、節約の洗濯方法の話。
あきらかに正反対の事を言っているので、目的が違うとこうも違うのか、と思ったんです。


部屋干し対策の説明では、こまめに洗うことと推奨しています。
ためすぎるとその間に臭いが発生するので、なるべく早めにこまめに洗うほうがいいと書いてあります。
その通り。


そして節約のほうでは、こまめに洗うと水道代がかかるのでもったいないと。
洗濯物はまとめられるだけまとめておいて、一気に洗いましょう、とあります。
しかも、その写真には、色とりどりの洗濯物が一緒に洗濯機の中へ放り込まれている写真。
そ、そうか・・・・・、節約を意識するとこうなるんだなあ・・・。


クリーニング屋さんとしては、後者はおすすめしません。
臭い対策としてではなく、洗濯の基本としてもおすすめできないなあ。


この時期まとめて保管しておくと、臭いだけではなくカビも生えますしね。
カビが生えちゃうと節約も何もあったもんじゃありません。
買い替えしなければならなくなると余計お金かかるじゃないですか。
だからおすすめできませんね。


また、色とりどりの洗濯物を一緒に洗っている写真もダメ。
洗濯の基本は品物を分けること。
家庭ではまず色で分けていただくのがいいかなと思います。


どうして色物で分けるかというと、洗っているうちに生地から色が滲み出し、他の衣類を染めてしまうことがあるんです。
そうすると、もう着れたもんじゃあない。
白は白いもの同士で、色物は色物同士で洗うのは基本なのです。


節約という目的があるので、他の事は目をつぶったのかもしれませんけど、ちょっといただけませんね。
沢山の人の目に触れるものなんですから、きちんとしたものを載せて欲しいなあと思います。


これを情報の波におぼれるというのかしら。
正確な情報をつかむって大変なことなのかもしれません。

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伸ばしちゃダメ!

クリーニングの仕事はきれいにすることです。
当然、その中に、アイロンがけも含まれています。


ところが、アイロンをかけてはいけない衣類もあるんです。
それはシワ加工の衣類。
わざとしわをつけている商品ですから、そのシワを伸ばしてはいけないんですね。


しかし、このシワ加工、いろいろあるから大変。
細かいシワのものから、大雑把なシワのものまで。
中には、シワ加工なのか、単にシワがついているだけなのか、分からないものもあります。


素材表示の中に、シワ加工の表記があると分かりやすいのですが、それもないとちょっとねえ。


先日も、お預かりした服に大きなしわがありました。
正確に言えばシワと言うより大きな畳みじわのようなもので、丸めて長時間置いておいたといっても納得してしまうようなもの。
気づかない人は気づかないかもしれません。


洗うのも、問題のある商品でして、水洗いドライクリーニングともに×。
悩みに悩んだ末、二週間後にようやく洗えまして、仕上げに回りました。


そこで、すぐ仕上げればいいのですが、社長から声がかかります。
社長も違和感を感じたらしく、すぐには仕上げなかったんですね。


しわ加工なら伸ばしてはいけない。
そうでなければびしっと仕上げるほうがきれいな商品です。


母と私が呼ばれまして(って勢ぞろいなんですが)、お互い意見をいいます。
預かったときの状態を知っている私と母、シワ加工だと話し、伸ばしてはいけないといいます。
社長も、さっとアイロンの蒸気をかけて、表面を確かめると、私たちの意見に同意。
結果、伸ばさないで仕上げることに決まりました。


伸ばさないで仕上げると書くと変な表現に聞こえますが、きちんと仕上がるんですよ。
表面にはシワがきちんと残り、でも上着として形は出来上がっている。
不思議でしょう?
シワ加工に対する仕上げ方ですね。


シワ加工の商品は、クリーニング屋さんは誰しも悩んだことはあるはず。
本来、伸ばして仕上げるのが普通の仕事ですからね。
イレギュラーな商品なんです。


シワ加工の商品をクリーニングに出す際は、一言付け加えていただけると助かります。
お預けの際に、シワ加工とお伝えくださいね。
あわせた仕上げをいたします。

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