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ドライクリーニングと暑さ。

えー、暑いです・・・・・。
まだ梅雨も明けていないのに、今年は暑い気がしています・・・。
お店へご来店くださるお客様も、すでにバテバテのお客様もいらっしゃるほどです。
雨はどこへいったんでしょうか?


ドライクリーニングは、実は天気に結構左右されます。
元々が油で洗っているのですが、湿気や気温などに影響を受けやすいんですね。


昔から言われているのが、雨が降っているときにドライクリーニングするときれいになる。
これ、本当の話。
空気中の湿気が程よく効きまして、きれいに洗えるんです。
ただし、所によってはその湿気が返って邪魔をして縮みの原因になることもあります。
あまり上手に洗えていない所などでは、事故が起こるかきれいになるかの賭けになりますね。


気温は、ドライクリーニングの溶剤の温度に影響します。
ドライクリーニングの溶剤には、油脂溶解力といいまして、油などを落とす一定の目安があります。
これが溶剤の温度によって、微妙に変化する。
すると、通常なら問題なかったものでも影響が出始めてしまうんです。


水洗いでもお湯で洗うのと水で洗うのとでは汚れ落ちが違いますよね。
あれと同じで、溶剤の温度が上がると、溶けづらかった油なども溶けるようになります。


油脂溶解力が上がるのなら、汚れ落ちが良くなるという事だからいいことじゃない?と思うかもしれませんが、実はそうではないんですね。
ここが難しい所で、油脂溶解力が強すぎても、洗いにはあまり良くないんですよ。


一番影響が出やすいのは、プリントもの。
接着剤で貼り付けてあるのですが、これが溶剤の温度が上がってしまうと、はがれちゃうんです。
ちょっと専門的になりますが、私たちが使っている石油系の溶剤には、油脂溶解力の目安として、アニリン点と言うものがあります。
各溶剤で各々違うのですが、温度で表示されまして、この温度を越すと溶解力が上がるという目安です。
このアニリン点以下で洗っていると問題ないのですが、溶剤の温度が上がって超えてしまうとさあ大変。
プリントがはがれてしまったりします。

今では、ドライクリーニングの機械に、チラーと呼ばれる冷却機をつけている所もあるので、洗う温度は一定な所もありますが、ついていない所はまだたくさんあります。
これから暑くなる時期、クリーニング屋さんも洗いづらい時期になってくるのです。


プリントを例に挙げましたが、温度が上がると他にも影響が出てきます。
生地から色が出てきやすくなりますし、縮みなども起こりやすくなりますね。
また、風合いのやわらかいものは、かなり影響を受けやすくなります。


ですから、当店では、この時期に出てくるカシミヤ製品などは、朝早い時間帯に洗うんです。
機械が動き出して、周りの気温があがり出すと溶剤の温度も上がるので、そうなるともう洗いません。
この時期は、洗う量も減ってきます・・・・・。


暑くなると体も大変ですが、それ以外にも、大変なことが結構増えてくるんです。
私たちだけのことじゃあないようですけどね。
オフィスなんかですと、パソコンを冷やすためにクーラーをかけているといいます。
熱でおかしくならないようにするためらしいですね。


暑いって本当に大変。
人だけじゃなくて、機械などにも影響を出します。
ストップ!温暖化!人事じゃなくなってきていますね。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。

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