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半額セールとは言うけれど。

今年、街中を配達で回っていて良く目にしたのが半額セールでした。
それも、クリーニング屋さんです。


クリーニング屋さんほど、普通に街中にあって料金に差がある業種も珍しいんではないでしょうか。
そして、セールもあるし・・・。
その割引率も半端じゃあありません。

うちの周辺のクリーニング屋さんも、50%引きというセールをやっているようです。
がんばるなあ。


このセール、お客様はどう感じるんでしょうかね。


お得!と思うのでしょうか。
半額で大丈夫なの?と思うのでしょうか?


今から十数年前の話。
私がクリーニング学校に通い始めた頃に、クリーニング屋さんの中でセール合戦が始まったんです。
セールは昔からあったんですが、それが個人点にまで飛び火したんですね。


あの時は3割引が主流でした。


でも、物凄い衝撃でしてね。
某安売りチェーン店が全国展開していた時期で、どこも近くに店を出されると、3割引セールによって物凄く大打撃を受けていたんです。


そこで、仕方なく、同じようにセールをしていったというわけなんですね


当店は、営業方針といいますか、経営方針といいますか、私の兄が亡くなった時に納得の行く仕事がしたいと強く思ったというのがありまして、その時セール合戦に乗らなかったんです。


友達や知り合いの業者がどんどんセールをやっていく・・・。
セールをやって売り上げが伸びていく所もあれば、そうでない所もある。
その中で聞いた話で衝撃を受けたのが、この言葉。


「今までセールやっていなかったのに、3割引セールを出来るってことは、今まで相当ぼったくってたんだな。」


これはすごいなあと思いましてね。
その友達の所、決して適当な仕事はしておらず、ましてやセールをしたからといって、手を抜くようなお店ではないんですよ。
その辺のチェーン店とは雲泥の仕事なんです。


でも、お客様の目にはそうは映らなかったんですね。
まだ、あの当時はコストをカットしてセールをやるのではなく、自分たちの利益をカットしてやっていたので、一気に力が抜けてしまったと聞きました。


あれから、クリーニング屋さんもセールが上手になり、上手にコストをカットしてセールをやっているようです。
50%引きとは言っても、洗えないものが結構あります。
洗えるものを指定することで、全体的な割引率を下げているんでしょうね。


今年聞いた話では、Yシャツ25円でクリーニングした所もあったとか。
もちろん、からくりはあるんですが、どうなんでしょうかね?
いくら、値段相応の品質とは言いましても、お客様に与える影響は計り知れないものがあります。
せめて、その値段で提供できる理由くらい説明して欲しいかなあ。
じゃないと、セールやっていないところがひどい商売をしているように思われてしまう。


唯一つ気がかりなのは、何でこの時期にそんな大幅なセール?というのがあるんですね。
なにかが起こるとかいうのでなけばいいんですけど。

一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。

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クリーニング」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様です
(最近、色んな名前がバレてきてコメントしにくくなってきましたが~まぁ、いっか

『割引セール』に関しては、本当に消費者は混乱しますよネ
「混乱」もそうだし、これからのこともあるので「割引セール」はしないでおこうって思っていても
お客様が「割引」を待っておられるからついついせざるを得ない。。
っていう話も聞きました。

本当に、新しいお店の場合「出してみないとわからない」し
「しばらく時間がたたないと不具合がわからない」こともありますが。
クリーニング業って、本当にレモン市場だという気がします。

それに、『半額セールでも、採算がとれるんだぁ』って、普通は感じますよね。
それは、「どこのクリーニング店でも」そうだと思われがちです。
(あくまでも一般論です)。
お店によって差が(仕事内容も、料金も)ありすぎて、しかも、消費者に伝わっていないのが一因だと思います。
こんだけ、手間暇かかる仕事なのに。。リスクも大きいし。。

…何だか、前からおんなじことばかり言っていますね。。

消費者の立場とクリーニング業者の立場がうまく流通するような、
お互いに納得できるような啓蒙活動って、できないものなのでしょうか、ね?

投稿: みかゴジラ♪ | 2009年7月18日 (土) 21時37分

みかゴジラ♪さん、まいどです。

お客様が待っている、それも一理あるんですね。
友人が決心して今年はセールをやらないと決めたんですが、一番品物が出るときに、売り上げが3割もダウンして真っ青になってセールをやっていました。
彼いわく、セールをやらないとダメだよって・・・。


じゃあ本当にやらないとダメなのかというと、うちはセールなんてしたことないんです。
それでも、毎年いつもどおり普通に出ます。


この差は何なんでしょうね???


新規出店などの理由があるのなら、それは必要かなと思います。
宣伝広告費としてですからね。
難しいのは、長年その土地で営業をしているからといっても、町が変化してくると、自社のことを知らないお客様が増えるということ。
そうなると長年営業をしていても、知ってもらうためのセールは必要なのかもしれません。


似たような話が出てくるのは、根本的な問題で、かつ解決していないからでしょう。
お客様に違いを知っていただくというのはかなり重要な話なんですが、まだ業界内でも、その違いを明確に言える人は少ないような気がします。

自分たちが分からないんだもの、お客様に分かるはずないですね。

染み抜きや経営の話も結構ですが、業としての根本的な考え方もみんなで考えていく必要があるんではないかと思います。

投稿: boribori | 2009年7月19日 (日) 01時08分

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