日本の水は恵まれてます。
先日、一年間ヨーロッパへ行っていたお客様が帰国されました。
一年ぶりにクリーニングのご依頼を受けまして、お伺いしたんです。
本当に久しぶりで、いろいろとお話を伺ったんですね。
まず驚いたのが、医療費が一切かからないという話。
これは外国人でも同じだそうで、病気にかかっても安心なんだそうです。
また、老後の保障もしっかりしているので、生活がゆったりしているといいます。
代わりに税金は高いのですが、老後のことを考えなくてもやっていけますから、老後のために貯めるとかそういった事を考えなくていいらしいので、生活がゆったりしているらしいんですね。
よく言えばゆったり、悪く言えば宵越しの銭はもたねえ、といった感じらしいです。(笑)
また、日本の漫画がやはり世界ではものすごく有名なんだとか。
空港にある本屋さんで、普通に日本の漫画が翻訳されて売られているのを見るとびっくりしたといいます。
確かに日本の漫画って、外国のものとは比べ物にならないほどよく出来ているんですよね。
日本人が思うよりも、立派な文化になっていると言っておられましたね。
そんなお話の中、当然洗濯の話も効きます。
面白いのが、洗濯機などはアパートで共同のものを使うんだそうです。
しかも、毎日洗っている様子がない。(笑)
これは気候の影響もあると思うんですね。
やはり日本は湿気があるので汗をかきやすいですし、日本人はきれい好きですから毎日洗いたくなるんですよね。
ところが、ヨーロッパでは、日本ほど洗わないんだそうです。
面白いものですね。
洗濯機はドラム型。
これは私も知っていました。
ドラム型が使われている理由は、ヨーロッパは水が悪いんです。
日本と違い、水が軟水ではなく硬水なので、洗剤と喧嘩してしまい、ほとんど泡が立たないんですよ。
で、洗浄力が著しく落ちるので、日本のような攪拌式の洗濯機だと汚れが落ちないんです。
ドラム型のように、叩いて洗う方式でないとだめなんですね。
一年間、住んでいて当然洗濯もしていまして、衣類がどうなりましたか?と聞くと、黒ずんできた、とおっしゃいます。
これも納得。
やはり水の影響で、硬水と洗剤が反応すると、石鹸かすが出来上がるんです。
これが衣類のくすみになってしまいます。
毎日洗っていてもそりゃくすんで来るよな、と思っていましたが、お客様も同じように感じていたようですね。
やはり日本は水に恵まれていると思います。
そのきれいさも然ることながら、豊富な量、水の質、外国に比べていいんだと思うんですね。
軟水ですので、洗濯にも向いていますし。
一部、硬水もあるのですが、日本の硬水は煮沸などすると軟水になってしまうのであまり影響がないんです。
日本に住んでいると当たり前に感じてしまいますが、この恩恵に感謝したほうがいいのかもしれませんね。
で、このお客様に、外国のクリーニング事情をお聞きしようと思ったところ、利用しなかったとの事。
なんとなく怖かったので、日本にすべて持って帰ってきたとのことでした。
クリーニングは日本が一番、ということみたいです。
期待に沿えるようにがんばらないといけませんね。
漫画だけでなく、クリーニングも世界で有名になるほど品質がいいと、いつか言われてみたいです。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- 根本を治すなら洗濯から。(2025.09.27)
- 乾燥後は素早く取り出しましょう。(2025.09.22)
- みんなで作りましょう。(2025.09.23)
- ドライクリーニングの勘違い。(2025.09.20)


コメント