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シルク風?カシミヤ風?

品物をお預かりするとき、必ず素材表示を見るようにしています。
見た目や、触った感じなどで大体どんな素材が使われているか分かるのですが、ごくたまに分からないときや、間違う事があるからです。


クリーニング師という国家資格を取って私たちは営業をしていますが、その国家資格の試験の中に、繊維素材の鑑別という項目があるんです。
真っ白いま四角な生地が5枚ありまして、それを触ってどの繊維か当てなさい、という問題。
このようなテストをしてきているので、触ると大体分かるんですよ。


素材には各々特徴があります。
動物系の繊維は復元力があるので折っても元に戻るし、植物系の素材は折ると線がびしっと入るし。
その特徴やさわり心地で判断できるんです。


正直、自信もかなりあるのですが、それでも間違う事があるんです。
というのも、アパレルさんが作る繊維がかなり向上しているからなんですよね。
カシミヤに似せて作られたもの、シルクに似せられて作られたもの、化学繊維のはずなのに本物と勘違いする程よく出来ているものが出ているんですね。


ですから、確認のため、再度、素材表示を見るようにしています。


しかし、中にはちょっと困ってしまうこともあるんです。
お客様が、シルクと思い込んでいて、シルクですと、渡されて確認すると、実は化学繊維だった、という事があります。

これはどういっていいか本当に悩むんです。


シルクタッチの商品ですから肌触りはとてもいいんですね。
おそらくご本人様も、シルクと思っているのでお気に入りだと思うんです。
化学繊維も、決して安物というわけではないのですが、やはりシルクと比べるとまがい物というイメージがつきやすい・・・。
これ、シルクじゃありません・・・・、というか言わないか、その瞬間頭の中でぐるぐると考えています。


結局、お客様に伝えるんですが・・・。


化学繊維も、目的があって作られています。
シルクに似せて作ろうとか、カシミヤに似せて作ろう、としているんです。
ですから、そういう意味ではお客様が誤解されていても、不思議ではないんですね。
逆に、本物と思い込んでくれたなら、本望なんじゃないかなあと思います。


しかし、ことクリーニングに関しては、素材が違えば洗い方も注意点も変わってきます・・・。
正確に素材を知るということは非常に重要なんです。


似たようなケースで、昔はカシミヤという表記はありませんでした。
カシミヤもアンゴラも、みんなウールという表記。
親切なメーカーさんで、カシミヤと表示してくれたり、ウールの中にカシミヤ○○%という表示をしてくれたりしていましたが、基本なかったんですね。


それが改正されて、カシミヤはカシミヤと表示するようになったんです。


今でも古い衣類には、カシミヤだけどウールって表示されているよね?なんて事があります。
クリーニングには今着ているものから数十年前の衣類まで幅広く出てきますから、表示がないからと安心していられません。
注意しないとね。


素材の変化に対応できるように、私たちも経験と日々の研究が必要なんですね。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。

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