今年の大阪の展示会、どうして行ったかの理由は昨日書きましたが、実は大まかな理由もあったんです。
それは、今年の展示会は潮目になるかな、と。
リーマンショック以降、急激に世の中が変化しましたね。
それ以前とそれ以降では完全に世の中が変わっています。
それまでは、しっかりした品質を保っていると、それなりに高額でも売れていたんですが、急激に売れなくなってきたようです。
質が悪くなったり、他に店舗ができたりなど、何かしら要因があれば対策も取り易いのでしょうが、気がついたら世の中の判断基準が変わったいたと言う位、変化しています。
高級焼肉屋さんも、今まではおいしいと評判だったのに、急に高いと酷評され始めて苦労していると聞いています。
と、このように、近い将来、振り返ったときに今年の展示会から変わったなあと言われるんじゃないか、と思ったんです。
毎年変化がなかった展示会でしたので、今までならそうは思いませんでしたが、今年はメーカーの撤退など、目に見えて変化がおきています。
出展業者も、ただでさえさびしくなる事が予想される展示会において、そのまま指をくわえて見ているなんて思えません。
もし、何もしなかったらそれはそれで、次はないと判断できますしね。
どちらにしろ、自分の目で確かめる必要があったんです。
と、ここまでは私の個人的な見解ですが、そういう意味では今年展示会へ行かなかった方は間違っていると思います。
やむにやまれない事情があったなら仕方がありませんが、今年は、行くべきでした。
で、日曜日の話。
朝起きまして、寝たつもりが結局ほとんど寝れていませんでした。
仕方なくテレビなどを見て、時間をつぶし、ホテルの朝食を頂きます。
その後、友人と合流。
まだ時間があると、少し話していたら、盛り上がってしまいまして、友達から電話もらうまで動かなかったんです。
大阪に着いたからあと少しで会場へつくよ、と。
大急ぎでスーツに着替えまして、会場へ向かいます。
その間も、別の友人から電話をもらいまして。
お前どこにいるん?
広島のお友達です。
大先輩なんですけどね。(爆)
いつも親しくしてくれてかわいがってもらっているんですよ。
で、本当なら土曜日に会場へ来たので、今日は観光して帰ればいいんですが、私がお土産を車の中においてきてしまったんです。
すると、じゃあ日曜日も会場へ着てやるよ、との事。
本当ならお土産を渡しにホテルまで行けばいいのにね。
やさしいなあ。
しかしですよ、その友達がすでに会場に入っていると言うのに、私はまだ。
本当にごめんなさい。m(_ _)m
30分遅れで会場へ入りました。
早速友達に会うことができまして、お土産を渡します。
今回はね、ちょっと奮発しました。
府中のお土産と、ちょっと粋なものを。
喜んでもらえたかしら?
ちょっとした誤算があったとすれば、まさかこんなに旧知の知人と会うとは思っておらず、お土産が足りなかったんですね。(爆)
ああ、自分の交友関係を考えれば、倍はもってこなければならなかったなあと改めて後悔しましたが後の祭り。
お土産渡せなかった皆様、次回にご期待ください。
待てないよと言う方、ご一報を。
すぐお送りします。m(_ _)m
今日は気合入れて見るぞと会場をぐるりと回り始めるんですが、どうもここでとまってしまうんですよね。
昨日、時間を食った中国系の機械メーカーのブース。
他の友達とも合流しまして、一から説明を受けます。
ここで面白いんですが、クリーニング屋さんも千差万別でしょ、するとね、見るところがおのおの違うんです。
で、評価ももちろん違う。
今までの友達は、危険性とか、仕上がり品質とかそういう方面が多かったのですが、今日の友達はまた一味違います。
機械に詳しいんですよね。
みんな表からしか見ないのに、この友達は、いきなり裏に回り、機械の裏側を開けて、中身を見るんです。
じーっとみつめること数分。
何かしら感じることがあるんでしょう。
どう?と聞くと、ちょっとなあと言います。
どこか問題があるような雰囲気ですね。
その後彼について一緒に回ると、やはり機械の裏側に回り中を見るんです。
クリーニング屋さんの中でも面白い見方をするんですよね。
後で理由を聞いたんですが、機械というのは壊れるところが決まっているんだそうです。
すると、その部品が調達しやすいかと言うことは、かなり重要な要素になります。
昔、外国の機械で、部品を取り寄せるのにびっくりするような時間がかかって仕事ができなかったことがあったといっていました。
今回の機械に使われている部品が壊れやすいかどうかは別にしても、普通に日本で入手できるに越したことはないんですね。
それに付随して、やはりまだ日本への進出も完全ではありません。
せめて、東京や大阪に支社が出来るくらいじゃないと安心できないと言っていました。
それもおっしゃるとおりですね。
値段の安さにつられそうになりますが、機械はその後も付き合いは続きます。
メンテナンスや修理などは重要なファクターです。
ここで、友達が紹介したい人がいると言います。
しかも、女性。(ぬまさん、驚かないでくださいよ)
私にも春が・・・・・、とは思いませんが、一緒についていくと、そこは大阪では有名な研究会のブース。
そこの会長さんを紹介してくださったんです。
お年はかなり召していますが、そのパワーたるや一瞬でも気を抜こうものなら、押し切られちゃいそうな感じです。
しかも、ものすごく詳しい。
ちょうど、事故品の展示がありまして、説明を受けましたが、感服いたしました。
この事故品もね、ちょっとひどくて。
ダウンだったんですが、中のダウンを詰めてあるものがちょっと問題だったんです。
乾燥工程に不向きなもので作られているのに、絵表示などは一切ついていなかったんです。
で、乾燥をしてしまったらびっくりするくらい縮んでしまった、と言うもの。
でも、この商品は普通に見れば、乾燥してしまうと思います。
すると、どこでもおきえる事故だと言えるんですね。
こんな商品が出回っていると思うと、本当に怖くなります。
しゃれになりませんがな。
そこのブースでいろいろと見ていると、どうも見たことがあるようなおじいさんを発見。
誰かなあと思っていると向こうもこっちを見ている。
あっ!先生だ!
もう今から10年ほど前に、勉強会にいってたことがあったんですが、そこの講師の先生だったんですよね。
私は覚えていますけど、先生は覚えているかな?と思い、覚えていますか?と言ったら、しっかりと覚えていてくれていました。
よほど悪い生徒だったんでしょうね。(笑)
思わぬ再開に喜び、そして10年前と変わらずに私にその場でいろいろと教えてくれます。
本当にいい先生だなと思いますね。
しかもなんとこの出会いが偶然なんですよ。
先生、日曜のこの時間しか来ていなくて、少しでもずれていたらお互い会えなかったというんです。
私も、土曜日も着ていたけど、日曜日にこのブースへつれてきてもらわなかったら会えなかったんですから、なにやら運命的なものを感じます。
先生、いろいろとありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。m(_ _)m
結局、午前中の時間、昨日と同じように一箇所で留まってしまったため、見て回ることが出来ませんでした。
昼食タイムに突入。
みんなでランチを取り、懐かしい会話などをして、楽しい時間をすごしました。
その後、皆さんは帰っていきましたけどね。
この別れがとてもさびしいんだ。
メールや携帯があるので、いつでも連絡は取れるんだけど、実際は次に会うのが何年先になるか分からないんですよ。
もうさびしくってね。
この瞬間だけはいやだなあ。
本当なら、お昼あたりまで展示会を見て、その後滋賀県の友達の工場や店舗を見させていただいて、夕方には岐路に着こうと思っていたんです。
展示会場の半分も見ていないのに、そんなの無理じゃないですか。
午後も会場を回ります。
今度こそくじけないように、どんどん見て回ります。
会場は狭いですから、ぱっと見てしまえばものの30分もあれば見ることが出来るんです。
でも、各ブースには知り合いもいますし、聞きたいことは山ほどあります。
結局、夕方までかけて会場を回ってきました。
一応ここで総括しますと、今年の展示会は、例年通り、見るものはほとんどありませんでした。
ここは嘘を言っても仕方がありませんのではっきりと書かせていただきます。
多少、誤差の程度ですが、珍しい商品もありましたが、見に来たクリーニング屋さんが興味を示すほどのものはありませんでしたね。
でも、問題は実はそこではないんです。
一番の問題は、出展者がやる気がないこと。
いや、一部の出展者と言ったほうがいいかもしれません。
結果的にですが、会場を私3周ほどしているんです。
以前なら、そんなに回っていれば、手には持ちきれないほどのカタログやハンガーの見本があるんですよ。
ところが、なんと私の手元になるのは3枚のカタログだけ。
これはもう考えられません。
厳しいし、経費削減かな?とも思いましたよ。
でもね、歩いていると、出展者さんの手には、ちゃんとカタログがあるんです、それも大量に。
配ろうとしているはずなんですよ。
それなのに、声すらかけてこない。
これがね私服とかならまだ分かります。
一応スーツ着てますしね。
これで渡さないのなら誰に渡すんでしょう?
念のため、他の友人にも聞いて見たところ、同様にもらってないんですよね。
これは絶対おかしいんです。
さらにおかしいのは、話しかけられないので、ブースの中にも入りませんでした。
昔はね、各ブースにいすやテーブルがあって、そこで商談とまでは行きませんが、いろいろと話をしたもんなんです。
そこでする会話は、本当に現場の話が多く、私たちもまたメーカーさんにも生の情報が入るいいチャンスな訳ですよ。
経費削減で、いすやテーブルがないにしろ、じゃあせめて、立ち話でもいいから、話しをしましょうよ、と言いたい。
こんな状態ですので、皆さん帰り際に、展示会の感想を聞くと、駄目だわしか言わないんです。
でも、その言葉には、怒りなどはなく、逆に冷静に分析しているようにも感じました。
多分、今はいろいろな意味で厳しいけど、よくなると信じているのかなあとも思います。
今年の展示会は失敗だったかと言うとそうではないんですよ。
風のうわさで、出展者の中から、このままではいけないと言う声も上がってきていますし、変わらないといけないと言う話も出ているようです。
やはり、今回の展示会は変わる節目になるような気がしています。
そして、もうひとつ。
今回、新しい出会いがあるかなと期待していったのに、実際はほとんどありませんでした。
と言うのも、旧友がとても多かったんですね。
これはどういうことなのか?いろいろ考えて見たんですが、やはりモチベーションの高い人たちは、厳しいときでもやってくるんですよ。
今から10年以上前に知り合った方々ですが、その時もクリーニング屋さんの中ではモチベーションが高く、珍しい人たちでした。
そして、今年、これだけ厳しくなったときに、それでも仕事のために出てこれる人って限られてくるんでしょうね。
寂しくもあり嬉しくもあり。
ここはちょっと複雑でしたね。
また、そんな中でも会った人もいましたが、こちらも多少消化不良。
なんというか・・・・・、ぬるい。
お互いクリーニング屋と言う共通項があるんですから、話すことはいろいろとあると思うんです。
でもね、続かないんですよ。
興味がまるでないみたい。
不思議な人たちでしたねえ。
そういえば午後になってから、なをし屋さんと会いました。
こちらは約束していたのに、私の時間が読めず、ちょっと会っただけで終わってしまい、とても残念でした。
ここは非常に心残りでございます。
また次回、よろしくお願いします。
夕方になってから、会場を出て、新大阪駅へ向かいます。
お土産を買うためです。
ここで、551の豚まんを買い、お漬物やお菓子をどっさり買い込み、友人とお別れをしまして、一路滋賀県へ向かいました。
まだまだ終わりではないんです。
これから店舗見学と工場見学があります。
友人にお願いして、案内してもらいまして、店舗を見学。
そこで非常においしいラーメンを堪能。
とことんこつ、うまかったなあ。
今度は友人に運転を代わってもらいまして、工場へ向かいます。
非常によく出来ている工場で、大きくてうらやましかったなあ。
機械もね、本人は古くて、と言うんですが、何をおっしゃる。
裏を返せば、それだけ大事に使い、メンテナンスがしっかりしているから長い間使えるってことなんですよ。
機械が新しくなればいい仕上げができるというのは間違いです。
素人でも出来るように便利にはなりますが、それと品質は別の話ですから。
友人の人柄を表すようないい工場でした。
そろそろ帰ろうか?と言うところで、奥様がお茶でもどうぞ、と。
せっかくですからね、頂きました。
すると、寝にいったはずのかわいい子供たちが。
子供はやっぱりいいですねえ・・・・・、自分のうちの子供を思い出しちゃいます。
急にホームシックになったりしてね、帰りたくなるんですよ。(笑)
社長も出てきてくださり、仕事についていろいろと聞かせていただきました。
やはり年配の方のお話はとてもためになります。
それと同時に、これからクリーニング業界を担って行く私たちの経験不足が多少気になりますね。
昔と仕事が違うとはいえ、これからは厳しくなりそうです。
おいとましたのが夜9時過ぎ。
どうせ月曜の朝まで帰ればいいやとのんびり帰ることにしました。
その結果がブログで更新した月曜朝4時帰宅。
まだ若干疲れが尾を引いてますね。(笑)
いやー、若くないんだなあ。
今回の大阪出張はですね。工場見学含め、友人との会話含め、展示会含め、とてもいい出張となりました。
これだけ充実した出張はなかったなあと思います。
来年は東京開催です。
ぜひ皆さん、東京へお越しください。
そして、いろいろなことを吸収していってください。
会場へ来れば、何かしら得るものはあります。
また、一つでも何か持って帰れるよう、会場で探しましょう、声をかけましょう。
その行動一つ一つが、この先の自分たちの力になります。
メーカーさん、出展業者さん、来年はぜひ期待しています。
個人的には変わる必要はあまり感じていません。
やることは決まっています。
話すこと。
もっと私たちと会話をしてください。
そこからすべてが始まります。
展示会はお祭りだ、と言う人もいます。
ぜひ楽しい、お祭りを待っています。
一伸ドライクリーニング店
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