昔、ゴミ箱はおもちゃ箱だった。
日曜日、交通公園で子供を遊ばせていたとき、ちょっと困った事がありました。
一つはゴミ箱がない事。
鼻をかんだり、ちょっとしたときに出る小さなごみさえも今は捨てる事が出来ません。
これは非常に困るんですよね。
売店があり、その前にはゴミ箱がおいてあるのですが、売店で買ったもの以外捨ててはいけない、と大きな文字で書いてあるので、こちらでも捨てる事が出来ない。
基本、ごみは持ち帰れって事なんでしょうね。
でも、遊ばせたり、出かけたりすればごみも出ることがあります。
ごみを持ち歩く事が出来なかったりすると、そもそも買うことを我慢してしまうんですよ。
実際に日曜日もそうでしたし。
何とかならないのかなあと思っていました。
そんな事をつらつらと考えながら、子供が砂場で遊んでいるのを見ていると、何か変だなと思ったんです。
砂場で遊ぶ道具がない。
うちの子は、たまたま小さいシャベルを持ってきたので、それで掘っていますが、他の子は遊ぶ事が出来ないわけです。
で、用意周到なご家族は自分ち用のシャベルやらバケツなどを持って来ているんですが、なんとも違和感があるんですよね。
なんだろうなあと思っていてふと気付いたんです。
自分が子供の頃は、ゴミ箱から持ってきて遊んでいたなと。
こじゃれたおもちゃなんか持っているやつはほとんどいなかったんです。
砂場なんか特にそうなんですよ。
シャベルやバケツなど持ってくることが億劫で、大抵公園の近くにあるゴミ箱に一直線に走り、空き缶などを拾ってきて、上手に使いながら掘ったもんです。
具合の良いごみなんか見つけると、トンネルにして見たりね。
おもちゃが無いなりに、ごみさえもおもちゃにして遊んでいたなあと思い出したんですよ。
ところが、先程も書きましたが公園にゴミ箱がないという事は当然ごみを使って何かすることも出来ない。
なんとなく、子供らしい、わんぱくな遊びが減っているのかなあなんて思ってしまいました。
本当に何もいらなかったもの。
友達数人集まればもうそれだけで遊ぶ事が出来て。
野球やろうか、となれば、道が野球場、電線がバックスクリーン、壁はフェンスになりました。
ボールやバットがなければ、探して作り出します。
当時ボールなんか、ちょっと草むらに入って探せばすぐ見つかったんです。
野球のボールじゃないですよ。(笑)
テニスボールだったり、ゴルフボールもありましたね。
割れている軟球なんかもあったなあ。
割れているから投げるとぐにゃぐにゃ変化して、打つと変な回転して飛んでいくんです。
バットがなければ、ちょうどよい長さのものを探してきます。
木の枝なんかあれば、最高!パイプなんか落ちていれば気分は王貞治です。(笑)
サッカーやるにしても、石ころがボールになったりもしました。
たまにね、カラーバットって言ったかなあ、ビニール製のバットを持っているやつがいるともうそいつは4番でピッチャーは決まり。(笑)
そいつの言う事を遊んでいる間中聞いてましたね。
それくらい、おもちゃが貴重な時代でした。
先程配達へ出ているときに、ゴミ箱が撤去されていましたね。
不便になる事もさることながら、自分たちが子供の頃に遊んだ記憶を少しだけ思い出し、なんだかさびしくなりました。
古き良き時代、とは言いませんが、そんなわんぱくな楽しみ方を今の子供たちが出来なくなると思うと、さびしいと同時にかわいそうに思えてくるんです。
こうやって振り返れませんからね。
今の子供たちが大きくなったら、どんな話で懐かしく思うんでしょうかね。
ポケモンの話をして盛り上がるのかな?
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