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1+1は?

今、自分でデコレートするのがはやってるらしいですね。
以前は携帯電話や財布などでしたが、最近は洋服にデコレートする人も出て着ているようです。


ラインストーンなどを貼り付けるんですが、後からつけるので、品質表示と商品と合わなくなってしまう事があります。
洗うほうは物凄く恐く感じるんです。

先日の展示会での話。

毎年この展示会で会う友達がいます。
たまにネットでも話をするんですが、最近は子育てや仕事が忙しく、とてもそんな時間が取れないようで、本当に久しぶりにあって話をすることが出来ました。
近況や、技術的な話、業界の抱えている問題など、かなり長く話し込んでいたでしょうか。

ふと、最近起こった事例を教えてくれたんです。

あるお客様から、ニットのアンサンブルがクリーニングに出ました。
そのアンサンブルには、ラインストーンがびっしり。
しかもかなり大きめでごつごつとしたものだったらしいんですね。
表示を見ると、ドライクリーニングが出来るとの事。
ドライクリーニングでは接着剤がはがれる事がありますから、慎重にクリーニングしたんだそうです。
洗いあがったときは全然大丈夫だったらしいのですが、乾燥工程で問題が起きました。


ラインストーンが剥がれてしまったらしいんですね。
表示にはタンブル乾燥禁止の文字。
タンブル乾燥とは、ドラム型の乾燥機で、乾燥する事を言います。
タンブル乾燥はしていなかったんですが、剥がれてしまったので、直さなければいけません。
販売元へ連絡をしてみると、意外な答えが返ってきたんだそうです。

まず、驚いたのが、この商品の金額。
アンサンブルで23万円だったそうで、友達もびっくりしていました。
クリーニング屋さんは普通にお預かりして、普通に仕上げて返しますが、商品本来のお値段てこういうケースが多いんですよね。


そして次がびっくり。
実はこの商品、アンサンブルと、ついていたラインストーンは別のメーカーのものだったんです。
別々に仕入れた業者が、自分で貼り付けて販売していたとの事。
これには参りましたね。


だって、仕入れた業者が取り付けたってことは洗浄テストなんかもしていないでしょう?
どれくらいの強度があるかも分からず販売されていたかと思うと、表示を信じて洗うほうにとっては恐い以外の何者でもありません。


当店でも、以前似たようなケースはありましたけどね。
皮のジャンパーだったんですが、本当の色は紫で、その後黒に染められたと言う商品がありました。
あれも気付いたときは恐かったですもの。

結局、そのラインストーンを取り寄せてくれることで話がついたんですが、なんとそのラインストーンも輸入物。
取り寄せるのに時間がかかり、貼り付けるのも大変だったとか。
本当に恐い話ですね。

多分、このような話は気付かないだけで沢山あると思うんです。
クリーニングで起きる事故で、このようなことが原因の事故ってあるんだろうなと思いました。
表示だけに頼らず、自分の目で気付かなければいけないことが多くなってきていると思います。


うーん、厳しいなあ。

後日談。

この商品、無事にラインストーンを貼り付けてお客様に納品する事が出来たんですが、販売店さんから連絡をもらったそうで。
おたくほど丁寧に親切にクリーニングしてくれるところは他にありません。
今後もこの商品のクリーニングは断らないでください、との事。


苦笑いしてましたけどね。


技術が認められてうれしい反面、もっと事前に情報が開示されれば、無駄な事故が減るしお互い嫌な思いはせずに済むんだろうと思います。
表示は、それらを解消すべく、作られたもののはず。
初心に戻って、きちんとした商品を売り出して欲しいと思います。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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