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2010年5月

Yシャツを長く着てみると・・・。

クリーニングを仕事にしていると、Yシャツを洗うことはあっても着る機会が余りありません。
仕事をしているときは汗をかくことが多いですから、汗の吸収の良いものだったり、ラフな感じの物が多い。
ちゃんとYシャツも持っているんですけどね。

そこで今年の2月ころ、Yシャツを着てみました。


ブルーのyシャツにニットのベスト、こんな感じで着続けていたんです。
クリーニング屋ですから、一度着ればすぐ洗います。
最初は、仕上げをいろいろ変えてみて、どれが着易いかな?ってやっていたんです。


私のYシャツは特に大きいので、通常の機械ではプレスできません。
完全て仕上げ。(笑)
しかもアイロン台に乗らない位大きいので、一苦労です。
それでも、いろいろテストしてみた結果、これが一番着やすいんだなと言うのを発見しました。

そして、次にテストしたのが、着用の長さで変わるのか?

最近、お客様にも言われていたんですよね。
あまり着ていないので、汚れていませんって・・・。
本当なのかな?と思っていたので、テストをしてみたんです。


私がYシャツを着用していたのは、午前中数時間だけ。
しかも、ベストを着ているのでそんなに汚れるようには思えません。

一日目。
数時間程度の着用では、ぜんぜんしわも寄らず常に気持ちよく着ていることが出来ました。
糊の効きがいいんでしょうね、固くもないので痛くもなく、かといって着用中によれよれになる事もない。
アイロンのかかったシャツを着ているなと自分でも分ります。
汚れの具合は、見た目そんなに気にならないかなあという感じ。

二日目。
やはり初日よりも糊がきかなくなった感じがしました。
でも着れないほどではありません。
アイロンがけをしていないで着ている人もいることを考えると、ぜんぜん外へ着ていける範囲です。
と、ここで、変化がわかります。
うっすらと茶色っぽいんですよね。
襟とか袖とかでなく、表地、体の所ですね、うっすらと茶色のように見えるんです。


真正面から見るとあまり変わらないかもしれません。
洋服の汚れって、真正面から見るよりも上や下から斜めに見るほうが分りやすいんですよ。
だから、着ている時に下を見て、茶色っぽく見えたんだと思います。

そして三日目。
本当なら洗いたいのをぐっとこらえて、着てみます。
もう完全に糊の風合いはなく、まるで洗いざらしのよう。
これを着ていくのはかなり嫌ですね。
しかも、だんだんと茶色っぽいのがはっきりと分るようになって着ました。


この茶色っぽいと言う表現、プロだから分るものかもしれません。
もしかしたら、消費者の方の中には分らない方もいるかもしれない。
でも、ここまでで分ったことは、たとえベストを着ていたとしても、きちんと汚れているって事ですね。
しかも着用数時間でも。


人によって、許容範囲は変わるでしょうから、一概には言えませんが、私はやはり一度着たら洗うほうがいいと思います。

さて、実はこの話には続きがあるのです。
一日着たやつと二日着たやつと、三日着たやつを洗ったらどうなるでしょうか?
どれも綺麗になったと思いますか?

結果はですね、長く着用するほど、汚れが落ちづらくなっていったんです。
これには正直驚きました。
毎日洗うと毎日綺麗に着続けることが出来ました。
ところが、三日着たやつは、一度洗っても茶色っぽいのがなんとなく抜けない。
洗う前よりは薄くはなっていますが、一日着て洗ったものに比べると、やはりどことなく茶色いんですね。
その後、何回か洗っているうちに次第に綺麗になっていきましたが、これが何ヶ月も続いたyシャツだったらと思うと、綺麗になったか自信はありません。

これからも分るように、やはりYシャツは毎日洗ったほうがいいんじゃないかなと思います。
服が汚れていると思うと、自信も無くなりますしね。
見られていて汚れているのを笑われているようなそんな錯覚もあります。

やはり、綺麗に越したことはありません。


一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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ブツが届きました。(笑)

以前、ここにちょこっとだけ書きました。
半年待つような商品を注文しました、と。


何を買ったかは商品が届いてからまた書きますねと、買いてから数ヶ月。
納期が7ヶ月だったので、今年の9月くらいかな?と思っていたら、なんと品物が出来上がりました、とのメールが。
そして、やってきたのが、これ。


じゃじゃん、

魔法のフライパン。(笑)

調理道具じゃないか?と予想していた方、正解です。
テレビで見ましてね、もう一目ぼれ。(笑)
プロが使うフライパンは通常とても重くて素人が使うには重たすぎる。
それを、ありえない薄さで作ることに成功!
その熱の均一さ、軽さ、このフライパンで作った料理はとても美味しくなる・・・・・、と言います。


テレビで見たときは、納期半年待ちだったのですが、注文したときには7ヶ月待ち。
みんな私と同じで注文したんでしょうね。(笑)
全て手作りですから、一日に生産できる量も決まっています。
これも仕方ありませんね。


おっと、今HP見たら納期が一ヶ月になっています。
生産効率が上がったのかな?


さて、私には届く日が分っていましたが、もちろん家族には内緒。
注文したのも、もちろん内緒。(笑)
だって、話せば非難されることは必至です。
そんなこと事前に言ったら止められちゃいますからね。

ちょうど配達の日だったので、どきどきしながら配達へ。
お昼過ぎに、恐る恐る、帰ってきたのですが、店へ入る勇気がありません。(笑)
お店の前へ車を止め、まずは店内を見渡します。


置いてあるのは品物だけのようなので、まだ届いていないみたい。
ほっとしたものの、この後届くことを考えると若干憂鬱。
まあ考えていても仕方がないので、荷物を降ろしてお昼ご飯にしようと思いました。

お預かりしてきた品物を下ろし、さー、駐車場へ置いてこうよとした瞬間、宅配便業者さんが。(笑)
着払いです、と入ってきたんです。


母が一瞬どこから?ってな顔をし、宛名を見た瞬間、顔がこわばります。(笑)
私宛ですからね、ろくでもないものを購入したと思ったんでしょう。(笑)

否定はしませんけど。(爆)

母の顔色を伺っていても、仕方ありません、
商品の到着を心より楽しみましょう。(笑)

箱を持った感想はものすごく軽い。
これにはびっくりでした。
市販のフライパンよりも軽いんじゃないか?と思うくらい。
でも、あけてみるとやはり重たかったんですよね。
フライパンは取っ手で持つので、重さをより感じるみたいです。
これでも軽いと言うのなら、プロが使うものはどれだけ重いのよ?って思いましたね。
そりゃ、腱鞘炎にもなりますよ。


使いだしまでに必要なことはありません。
洗ってすぐ使えます。
さっそく、使用してみました。(笑)

熱が均一に回るようで、噂どおり、食材への火の回り方はとてもいいようです。
満遍なく焦げ目が付いているし、火の通り具合も良くなった感じ。
炒め物は確かに美味しくなりました。
そして、玉子焼き。
これも、よく出来ています。
温まるのも早いし、いい感じのふわっとした玉子焼きが上手に出来ていました。

私、大満足。(笑)


最初は怪訝な顔をしていた嫁さんですが、気が付くと炒め物は魔法のフライパンでするように。
黙って使っているということは、いい商品だったということでしょう。


今回は、無事勝利って感じです。(笑)


電磁調理器にも対応しているみたい。
今後、ガスから電気へ移行しても十分使えます。
私、大満足。(笑)

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第3回 プレミアム付 府中GOGO商品券が発売されました。

好評だったんでしょうか、本日あの府中GOGO商品券がまた発売されました。
10%のプレミアつきと言うことで、前回、前々回はものすごく人が並んだと聞いています。
今回はどうだったんでしょうか?


前回までは当店でも使えましたが、府中GOGO商品券のチラシには当店の事は載っておらず、利用者もあまり多くはなかったのですが、今回は当店のこともバッチリ載っています。
その成果はいかに???


午後配達から帰ってくると、なんと府中GOGO商品券が結構あるではないですか。
すでに20枚ほどのご利用があったようで、発売当日に使われているのを見ると、効果があっていいことだなと思います。

当店は割引を一切していませんので、府中GOGO商品券を使うと通常よりお得になります。
ぜひ、府中GOGO商品券を使い、残っている冬物のクリーニングをしてくださいね。

多数のご来店、お待ちしております。

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帝国ホテルのクリーニングは優れているのか?

事業仕分けを中継で見ていたときに、コメントの中にこんな言葉を発見しました。

ホテルのクリーニングは凄いらしい。

これねえ、本当によく聞くんですよ。
中でもよく聞くのが帝国ホテルのクリーニング。
クリーニングの集荷に呼ばれ、話をしていると、本職の前で、帝国ホテルのクリーニングはすばらしいと聞く、と言います。(笑)
向こうの本職はホテルで、こっちがクリーニングの本職なんですけどね。(爆)
本職を前にして、すばらしいと言わせるって凄いなあと思い、ずっと気になっていました。


まあ色々とうわさは聞いてるんですよ。

仕上げがすばらしい。
しみが落ちて返ってくる。
ボタンを全て外して洗うらしい。

仕上げやしみに関しては、クリーニング屋さんでも負けないと思うのですが、ボタンに関してはもしここまでやっていたら凄いなと思うんですね。
クリーニング業界でも、ボタンを外して洗い、洗ったら再度付け直す所があるんですが、そこまでのサービスですと普通のクリーニング屋さんの料金ではとても収まりません。
ブラウスが一着5000円だったかな、スーツが確か上下で1万円、そんなレベルの話になります。


で事業仕分けのコメントを見てふと、検索してみたら何か出るかな?と思い、調べてみるとあるものですね。(笑)
しかも、丁寧に検証されています。

執事たちの足音

この方、すごいなあ。
細かくは飛んだ先で読んで頂きたいのですが、読んでいて非常に面白い。
さて、結果はいかに???

軽いネタばらしをしますと、しみは確かに落ちてきますし、仕上げも確かにいいと思います。
ボタンの件は実際はなかったようですね。
今回の検証は、ワイシャツでしたからしなかったのかもしれません。
スーツや特殊なボタンに関しては外して洗うのかもしれませんね。


今回読んで分ったことは、凄いのは凄いけど、このレベルなら町のクリーニング屋さんにもあるぞ、と言う印象。
私たちプロのクリーニング屋さんよりも優れているのか?と言うと、それはちょっと言いすぎかなあと思いました。
でも、そう思わせる、帝国ホテルのサービスが根底にあるんだと思います。
そこが一番凄いんでしょうね。

気になったので、もう少し検索してみると、さらい面白い内容を発見。
やはりボタンなのですが、もしワイシャツのボタンがなかったときに帝国ホテルではどうしているのか?


首に近いほうのボタンが取れていたときは、裾のほうからボタンを取り、上に付け替えるんだそうです。
そして、裾のほうには似たようなボタンをつけるらしい。
これもあらかじめそのようなサービスをしていますと、お客様に告知しているようです。


そして、これを絶賛するお客様がいるんですね。
さすが、帝国ホテルと。

これを読んでいるクリーニング屋さんは、あら、これでもいいの?と思っていることと思います。
クリーニング屋さんだったら、お店によってはこれ以上のサービスをしているんですよ。
メーカーに問い合わせをし、ボタンを取り寄せたり、販売店に一軒一軒電話をし、ボタンの在庫がないか問い合わせて見つけるなんてこともします。。


帝国ホテルの付け替えのサービスは、昔からしていましたが、違うボタンがつけられるのが嫌だとお客様から言われるようになり、メーカーに問い合わせをするようになっていったんです。

帝国ホテルではいいサービスで、私たちがやると誤魔化しだと言われる。
この差はどこにあるんでしょう?
同じような品質でも、きっとお客様は帝国ホテルに満足されると思います。

ここ、もうちょっと掘り下げて考えてみたいなあ。

ただ、だからといって、自分たちを卑下しちゃいけませんね。
お客様に認められている帝国ホテルのクリーニングとかわらないサービスを自分たちはやっていると、自信を持ってもいいかもしれない。

ポジティブ過ぎますか?(笑)

いやいや、これ位でいいと思いますね。
自分のやっていることに自信がなければお客様に伝わりませんから。
これからは、ホテルのクリーニングが言いと言われたら、うちもいいですよ、と言うことにしましょう。(笑)

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交付まで時間があるので。

時間が出来たのでもう少し書いてみましょう。(笑)

試験場についてまずびっくりしたのが本当に人がいないこと。
平日午後ですからね、こんな感じなのかなあと思いましたが、その理由がわかりました。

楽チンなんですね。
どんどん手続きがすすんでいくんです。


受付でハガキと免許証を出すと、免許証をスキャンした用紙をくれます。
そこに住所と名前を書いたら次は更新料の支払い。
その後は目の検査、暗証番号の登録、本籍の確認をして、写真を撮り、講習へ。


あっと言う間の出来事でした。


こりゃ早いわけだ。
昔の代書屋さんなんていらないし、本当にお手軽。


でも朝は混むのかなあ。
出来るなら終わりの方がいいかもしれませんね。

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試験場。

試験場。
ただいま、運転免許の更新で試験場に来ています。


がらがら。(笑)ものの5分で講習に。


前回取りに来た時はもっと大変だったような気がするんですけどね。

っと、講習も終わりました。(笑)
交付を待ちましょう。

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批判するのではなく、一歩でも前へ進めるようになろう。

昨日の話の続き。


クリーニング業界のくせと言いましょうか、体質と言いましょうか、同業者をなかなか認められない、と言うのがあります。
一番多いのが大手と個人店のくくり。


大手は仕事が悪くて個人店は仕事がいいとか。


また、個人店同士でも、仲が悪いわけではないのですが、知らない業者さんの仕事を見たときに、悪いところを探そうとする癖があります。

まあ、職人系の仕事ですから、どうしてもそうなりがちと言えばそうなんですけどね。
でも、粗を探していても、何の発展もありません。


おとといの事業仕分けの件もそうですが、クリーニング師の研修をなぜしているのか?その根本が少しずれていると思うのです。
クリーニング事故が多発したので・・・・・、と一言で片付けていますが、仕分け人がおっしゃるようにどうして増えてたのかその理由が定かではない。


クリーニングの技術不足なのか、資材の関係なのか、洋服の変化なのか。

まあ、簡単に言ってしまえばどれも原因のひとつに間違いはないんですよ。
洋服も繊維が細くなり変化を起こしやすい衣類が増えてきていますし、クリーニング屋さんもパートさんやアルバイトさんでまかなおうとしましたから対応に遅れが出ていました。


でね、問題はここなんです。

このときにどうしても同業者を非難するんですよね。
あそこは技術がないからだとか、仕事が悪いとか。
何でそう言う発想でしかものを見れないのかなあ、と思うのです。


仮にこのとおり技術不足や適当な仕事をしているのが原因なら、非難されるのも仕方がない。
でも、それ以外の要因が原因のケースも非常に多いんです。
でも、その事はぜんぜん見ていないので、被害が広がります。


何かクリーニング事故の話を聞いたとき、それが技術不足なのか繊維の問題なのか、さまざまな可能性を疑い、検証する姿勢はとても大事だと思います。
そういう意味ではもしかするとまじめなのかもしれません。
自分たちの技術をすぐ疑うわけですからね。
でも、そこに固執してしまうと問題の本質が見て取れなくなることもあります。

広い視野が必要なんですね。

人は誰しも死ぬように、物にも必ず寿命があります。
洋服も、作られて、着用していけば、劣化は避けられません。
でも、それは当たり前のことなんですね。
クリーニング屋さんの中にはよく、新品の状態が目標と言う人がいますが、それはまたちょっと違うかなと思うんです。
僕たちの仕事は、着用で劣化していっている衣類を、少しでも良くなるようにすること。
決して、新品の状態には戻らないけど、少しでも状態良く、近づけることじゃないかなと思うんです。

そう思うと、技術のあるなしを批判するよりも、どうすればもっと良くなるか、着易くなるか、綺麗になるか、と前向きに考えて行く方がいいんじゃないかと思うんです。
同業者同士で集まっても、そういう方向性で会話をしていけば、色々いい話しが出来ると思いますしね。

そういう意味では事業仕分けも少し微妙。
廃止とすぐ位置づけますが、やめちゃうのは簡単なんですよね。
でも、せっかくのものですから、再生して生かしてあげるのも一つじゃないのかなあと思います。
無駄に使っているから廃止と言うのでしょうが、無駄じゃなく必要にまで高められればそれは国民の利益につながると思うんですがいかがでしょうか?

スクラップアンドビルドだけじゃねえ。
結局、やっている人の意識が変らなければ、つぶして作り変えても結果は同じだと思いますよ。

私たちも変りましょう。

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事業仕分けとクリーニング

昨日の事業仕分けで、クリーニング関連も議題にあがりました。
夕方から始まるので、何とか仕事を終わらせようとしていたのですが、ぜんぜん終わらず。
諦めかけたときに、なんと時間が押したようで、生放送で見ることが出来たんです。

クリーニング師の研修について、これが話題に上がっていました。
必要あるのか?と

クリーニング屋さんは3年に一度研修を受ける必要があります。
所が、その研修の参加率が非常に悪いんですね。
昨日の話しでは、3割ほどの人しか受講していない。
費用は参加費ですべてまかなわれているらしいのですが、その存在自体が必要か?と言う話です。


厚生省の方やクリーニング組合の方、指導センターの方、いろいろ説明なさってました。

でも、あれじゃあ説明じゃないですよね。
仕分け人の方々は皆さん素人です。
その素人の方に説明するのには、その人たちに合わせる必要があります。
また、仕分け人は目的があって説明を求めているので、その目的に答えてあげないと説明になりません。


でも、昨日はぜんぜん答えられていなかった。
結果、廃止。

あれ見ている限りでは、仕方ないなあと言った印象です。
だって、研修をした結果の効果測定が出来ていないんですもの。
研修自体意味がある、と言う説明、存在意義を示すには、この研修によってどれくらい効果がありました!って言うのがあるのが一番です。
仕分け人も、そのデータを執拗に求めていましたが、今は持ってきていない、と答えるので精一杯。
最後は厚生労働省の方が、データはありません、と言っていましたけど・・・。

これ見てて、個人的にクリーニング屋さんの縮図のようなものを見ました。
なんといいましょうか、ああ、こういう話し方するなあといった感じ。
で、こんな話をしているうちは決して良くはならないだろうなあと確信もしました。
これはクリーニング屋さんの問題の中で、かなり重要度は高いと思っています。


どうも、クリーニング屋さんは思い込みが多いんです。
そこがものすごく気になる。

大手チェーン店は仕事が悪いといか、個人店は仕事がいいとか。
お客様は決してそうは思っていないと思いますよ。
個人店でもいい仕事をしていないところもあると思っています。
またこれは業界内での話ですが、組合に加盟していない、いわゆるアウトサイダーはひどいとかね。
これもどこにそんな根拠があるんだか、分りません。
私が今まで知り合いになり友達になっていった方々を見ていると、決して組合に加盟していることが良いクリーニング屋さんの基準になったことはありません。

その人がどこまで本気か?それが一番左右していると思います。

また、昨日の事業仕分けの中の説明で、繊維が日進月歩しているからとか、洗剤が日進月歩しているとか、言っていましたが、本当ですか?
なんか、あまりにも抽象的で、でも、その言葉で日々進化しているような印象で、とても便利な言葉を使っているなと思いました。


確かに、そういうものに出会うこともあります。
でも、本当に今までの経験や知識から外れているものに出会ったのなんて、そうありません。
今までの経験と知識から、きちんと見分けられ、対処できると思います。


で、仕分け人も言っていましたが、重大な問題を抱えているものが出たのなら、研修する前に告知するほうが早いでしょ。
凄くまっとうなご意見です。

研修は否定しませんし必要だと思っています。
でも、それの説明がまともに出来ないのは問題。
ぜひ、研修を残し、再構築してクリーニング屋さんの勉強に役立てて欲しいと思います。

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多摩養蜂園。

私、以前ここで少し書いたと思うのですが、養蜂をしてみたいなあと思っています。
テレビで東京でも養蜂が出来ると見て、本物の蜂蜜が取れるなんてまさに夢のよう♪と、いまだに夢見ています。


現実はかなり厳しいんですけどね。
厳しい理由は・・・・・、お察しのとおりです。(笑)
家族がねえ。

先日、夕飯時にテレビを見ていたんですね。
空から日本を見てみよう、と言うテレビ東京の番組。
飛行機から町の映像を楽しむと言うシンプルな番組です。
ちょうど南武線をやっていましてね。
南武線沿線は集配にも行きますし、友達も住んでいますし、馴染み深いので見入っていました。


矢向の友達の家も多分映っていたはず。(笑)
小さかったので、拡大すればわかったんじゃないかな。(笑)
あそこも知ってる、ここも知ってる、なんてやっていて、いよいよ稲城のあたりへ差し掛かったときに、屋根の上に箱が置いてあるお宅発見。
そこは、多摩養蜂園という養蜂をしているお店でした。

本物の蜂蜜が欲しくてたまらなかったところへ、まさかうちからそう遠くない所で養蜂をしている所があると聞けば、行かないはずありません。
早速ネットで調べ、昨日の日曜日、雨の中娘を連れて出かけてまいりました。

多摩養蜂園

場所はよみうりランド駅から少し歩いたところにある、住宅街の中にあります。
見つけたときはどきどきしましたねえ。(笑)
中に入ると、試食をさせてくれると言うので、少しいただいてきました。

アカシア、オレンジ、クローバー、ホワイトクローバー、どれもこれも売っているものとぜんぜん違います。
雑味が一切なく、とてもやさしい甘さなんです。
えぐさがないって言う方がいいかなあ。
蜂たちは多摩川で蜜を取っているらしいですね。
なんか、それもうれしい。
蜜が取れる自然があると言うだけでもね。


娘のお気に入りは、ホワイトクローバーとアカシア。
両方とも蜂蜜なのにぜんぜん味が違います。
小さいビンで購入して帰ってきました。

早速うちへ帰り、パンを焼いて蜂蜜をつけると、これがまたびっくりするほどの美味しさです。
三男なんか、よほど気に入ったのか、ずーと蜂蜜なめてるし。(笑)
こりゃ、すぐなくなっちゃうかもしれないなあ。


でも、いいお店を見つけることが出来て本当によかった。
本物の蜂蜜は本来めちゃくちゃ高いんですね。
実はある程度覚悟していったんですが、拍子抜けするほどリーズナブル。
市販の配合されている蜂蜜に少し足したくらいで買うことが出来ます。

本当に、おすすめ。

ここ中河原から車でも15分程度で行くことが出来ます。
お出掛けの帰りにちょっと寄ってみてはいかがでしょうか?


残念なのは、この値段で本物の蜂蜜が食べられるなら、養蜂は諦めるしかないなあという事。
美味しい蜂蜜が食べられる、と言う最大の説得材料がこれで無くなってしまいましたからね。
そこは残念だ。(笑)

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スチームアイロン。

私基本的に通販番組大好きです。
あの、すごいでしょう、ほらほら!っていう感じが好き。(笑)
こんなに凄いんだよ、全米で大ヒットなんだよ?なんていわれると、テレビの前で、買った!と叫んでいたりしますし・・・・。


でも、買ったことはないんですけどね。(爆)


あくまでもあのノリを楽しむのがすきなのです。
さて、昨晩のこと。
通販番組を見ていると、スチームアイロンを売っていました。
どうやら全米で150万台も売れた超大ヒット商品らしい。(笑)
仕事にも関係しているし、見ていたんですよね。

世の中でアイロンがけが好きな人って少ないと思います。
家庭でアイロンをかけるって大変。
伸びないんですよ。
まあそれには理由があるんですけどね。
でも、その大変なアイロンがけが、簡単に出来るというのであれば、欲しくなるに決まっています。


スチームアイロンは、スチームでしわを伸ばす商品。
ネタばらしをしてしまうと、何にも新しい商品でもなく、スチームを当てるとしわって取れるもんなんですよね。
で、もうひとつネタばらしをすると、通販番組でスチームアイロンでしわを取っているとき、その服にはどれも特徴があるんです


しわが取れやすい服を使っているんですよね。

これはどれも共通していて、簡単にしわが取れるものを使って上手に見せています。
だから、しわが取れるのを見ても、残念ながら感動しないんですよ。
だって当たり前なんだもん。

いつもなら、さっと番組を変えてしまうのですが、なぜ見続けたかというと、その説明が妙におかしかったから。
スチームアイロンがいかにすばらしいかを説明するために、いろいろと理由をこじつけてくるんですね。
しかも、その理由が、そんな事あるの?って言う話ばかり。

一番びっくりしたのが、こげちゃうって言葉。

普通のアイロンですと、綿製品はこげちゃいますよね、とか言うんですよ。
焦げるくらい、アイロンの温度を上げたことがあるのか?と小一時間問い詰めたい。(笑)
綿製品はね、温度に強いんです。
綿を焦げさせるなんて相当アイロンの温度が高くないといけません。

持てないくらい熱くなって焦げるんですよ。
家庭用のアイロンでそこまで上がるのかしら?

クリーニング屋さんが昔使っていたアイロンは、温度調整が出来なかったんですよね。
指先に水をつけ、アイロンの鉄板にそのまま触り、ジュッ!という音で、どれくらいの温度が判断したんです。
ジュッ!じゃ低いな、チッ!って感じがよろしいかな。
そんな時代では、ちょっと気が抜けると、温度が高くなりすぎて、アイロンを乗っけた瞬間に焦げてしまいます。
今は、温度管理が出来るので、壊れでもしない限りありませんが、クリーニング師の試験で使われているアイロンは温度調整が出来ないもの。
上がってしまい、温度調整に失敗して焦がしてしまう人もいるんです。


いくらね、スチームアイロンを売りたいからって、普通のアイロンを、そこまで悪く言うことはないでしょ。
あからさまに、でっち上げた話で大笑いしていました。

でも、もしこんな会話が普通の主婦が心配していることだとすると、ちょっと問題かなとも思います。
たまにアイロンをかけると服が傷むとか言う人もいますからね。
はじめ聞いたとき、何の話をしているか分からなかったですもの。


何でもかんでも、傷むという人は、どうしてなんでしょうか?
本当に服が傷むって知っているのかな?って思ったりもします。
着用すら出来なくなると思うんですけどね。

通販番組のでっち上げで済んでくれることを祈っています。
現実世界にはこんな話はありえませんように。(笑)

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やっぱりくすんでしまいますよね。

今年は特にそう感じるのかもしれませんが、衣替えのお手入れをご自宅でする方が増えたように思います。
つまり、クリーニング屋さんに出さずに、自宅で洗濯をする方が増えているように思うんですね。

テレビや雑誌で洗い方や染み抜きの仕方を取り上げていますし、なんとなく自分で洗うほうがいいんじゃないかというような風潮も見て取れます。
たまに、クリーニング屋さんで洗うよりも自分で洗うほうが綺麗になりそう、なんて書き込みを見ると、若干へこみますけどね。
思い込みなんですが、そう思わせてしまう事実もあるんでしょう。

ご自分で洗ってしまう方もいらっしゃれば、普段はご自宅で洗うけど仕舞う時だけはクリーニング屋さんで、というお客様もいらっしゃるんですね。
家庭で洗ったという服を見ていて、クリーニング屋さんで洗ったものより綺麗になっているという印象を私は受けたことがありません。
少なくとも当店のクリーニングと比べて家庭の洗濯のほうが綺麗だったことはありませんね。

なんといいましょうか、色がくすんでいるものが多いと感じています。


家庭洗濯の限界というのかなあ。
自分も結婚したころに家庭用の洗濯機で洗っていましたから、こんなものだよね、って感じなんですよね。
でも、そんなくすんだものでも、クリーニング屋さんで洗うとしゃきっとするんですよ。
色も冴えてくるので、やはり洗い方なんだろうなと思います。
でも、これを家庭でやろうとすると、無理なんですね。

一番は設備の問題。


いまや家庭でもドラム型の洗濯機はありますが、大きさが違いますからね。
ドラム型は上から落としてたたき効果で汚れを落とすのですが、ドラムが小さいとその効果は当然小さくなります。
あまり大きすぎるのも問題ですが、適度な大きさは必要。
また、水洗いでは温度にも差がありますね。
蒸気を使い温度を上げるのですが、これが出来るので、仕える洗剤や薬剤に幅が出来るのです。

つまり、綺麗にするための手段を選ぶことが出来るんですね。

弱く洗うことも出来るし、強く洗うことも出来る。
衣類の素材や汚れ具合に合わせて洗濯できるので、家庭洗濯とは雲泥の差が出てしまうんだと思います。

毎回クリーニングに出すのはもったいない、と思うのも分からなくはありません。
でも、これだけ差があるのを見てしまうと、果たして本当にもったいないのはどっちなのだろう?と思うんです。
汚れを落としきらなければ、どんどん衣類はヘタって行きます。
また、せっかく洗っても色合いが悪く、くすんだままの状態で常に人前へ出ていると考えると、そっちもかなり恥ずかしいんじゃないかなあと思うんです。
特に、会社へ行っている方にとって、スーツは第一印象を決めるのに重要な役割を持っています。
ブランド物のスーツが良いわけではなく、いつも小奇麗にしている事が一番印象がいいのではないでしょうか?

家庭洗濯とクリーニング屋さんをもっと上手に使い分けるほうがいいと思いますよ。
今はどう考えてもおかしい。
何でもかんでも家庭で洗ってしまうよりも、きちんと選ぶ方がいいと思います。


せめて、人に見られる衣類はきちんとクリーニングに出しましょう。
くすんだ服を見ると、任せてくれたらいつも綺麗にして上げられるのに、と思ってしまいます。

一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
集配エリアはこちら。

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置く所がありません。

5月に入ってから、どっと冬物の衣類が入ってきています。
もうお店の中は一気に一杯になりました。


それでも、前半はまだそれなりにこなせていたんですね。
先週末あたりから、徐々にパンクの兆しが見え始めています。
クリーニング屋さんのパンク・・・・・、置くところがないってやつです。

クリーニング屋さんの場合、置く物にも種類があります。


洗う前の品物。
洗ったあとの品物。
仕上がった品物。
包装をした品物。


これら、全部別なんですね。


洗った品物と洗う前の品物は絶対一緒にしてはいけませんので、これは当たり前なので、さほど問題はないのですが、一番の問題は、仕上がった品物と包装をした後の品物を置くところがなくなってしまうのです。
仕上がった順にお客様へお渡しすれば、スペースは出来て行くはずなのですが、全部が仕上がっているわけではないのでお渡しすることも難しい。
どうしても仕上がりには誤差が出ます。

そして、ここ数年問題なのが、洗って自然乾燥をしている品物。
これがですねえ、昨今非常に増えているんですよ。
自然乾燥をするとき、乾燥しやすくするために、少し隙間が開くほうがいいんですね。
ところが、自然乾燥をする品物が多すぎるので、その隙間が開かなくなりそうなんです。
洗濯表示に、タンブル乾燥禁止の表示をつけてある商品が非常に多くなり、こちらもそれに合わせている品物も多いので、こうなってしまっているんだと思います。

本当に困ってます。

特に今年は、4月がほとんどでないで、5月に入ってから一気に集まってしまいましたからね。
余計置くところがないんでしょう。
かといって、乾燥できないものは出来ないし・・・。


きちんと乾燥が終わるまで相当時間かかりそうだなあ。

それだけデリケートな商品が多いということなんでしょうが、裏を返せば耐久性の弱い商品が多く出回っているというのもあります。
この辺も、よく考えてもいいと思いますよ。
皆さん買うときに、長持ちするからと、お値段の張るものを買ったりしてますからね。
でも実際は、耐久性の弱い商品が多いですから、それなりの耐久性を持つ商品を作ってくれるように、要望を出したりしてもいいと思うんですけど・・・。

普通に着用し、普通に洗って、また普通に着る事が出来る商品、これが理想ですからね。
丈夫な衣類を作ってもらいましょう。

来週あたり、そろそろ出来上がったものがそろい始めてお届けできるでしょうか。
大変お待たせしておりますが、もうしばらくお待ちくださいね。

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どっちが早いでしょう?

クリーニング屋さんを選ぶとき、みなさんどこでえらんでいるんでしょうか?

技術の高い店?
安い店?
仕上がりの早い店?

皆さん、それぞれ目的や理由があってお店を選んでいるんだと思います。

でも、いくらや安くても、早くても、服がおかしくなったら嫌だと思うのですが、皆さん結構同じ失敗を繰り返していらっしゃるんですよね。
そこがとても不思議でした。


ちゃんと分かっているんですよ。
あの店に出したら綺麗にならないかもしれないって。
で、おかしくなってから当店へお持ちになったりします。

そこで常々疑問に思っていたので、どうしてあのお店に出したんですか?って聞いたんです。
すると返ってきた話がこれでした。

一伸さんは時間がかかるので、あの店なら早いかなと思って。

確かに、うちのお店はお時間をいただくことが多いです。
先日も、母とこの話になりまして、うちって遅い?と二人で話をしていました。
出た結論がこちら。


いや、あのお店より早くてきれいでしょ。

どうも皆さんイメージでうちのほうが遅いと思っているようです。
でもね、ちょっと考えてみてください。


皆さんが早いと思っている受け渡しのお店は、お預かりした後、工場へ持ち込み、洗って仕上げた後、またお店へ持ってきているんです。
品物が出てすぐさま工場へ送るわけでもなく、毎日定期便がやってきていて、それにあわせて送っているんですよね。


うちはどうかというと、お預かりしたら、そのまますぐ洗うことが出来ます。
洗いにかけられる時間も、仕上げにかけられる時間も圧倒的にうちのほうが多い。
工場との往復がない分だけ、早く仕上がるわけです。

しかし、全部がこの仕事が出来るか?というと残念ながら出来ません。
というのも、ここ数年の衣類は汚しきってからクリーニングに出されるので、本当に綺麗にしようとするとどうしても時間がかかってしまうのです。


ここが問題なんですよね。


どうしても欲しい、というのであればお客様とご相談の上、早く仕上げる事が出来ます。
しかし、品物によっては、お時間をかけたほうがよくないですか?とアドバイスさせていただくこともあります。

この辺が、うちが仕上がりが遅いって言うイメージの元なんでしょうね。


でも、綺麗にならなきゃクリーニングした意味ないと思うし、難しいところです。


皆さん、お急ぎの品物がありましたらご相談くださいね。


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洗えない素材ってありますか?

先日、いつも元気なお子さんを連れている奥様がご来店。
いつも忙しそうにしているんですが、今回は割りと時間があるようで、久しぶりに少しだけお話をしたんです。


品物を預かり、品質表示を確認していると、何しているんだろう?って感じで私のことを見ていたんですね。
で、ふとこういう質問をされました。

ここでは洗えない素材ってあるんですか?


ん?
質問の意図が見えません・・・。
洗えないものって確かにありますが、ここでは、っていう意味はなんだろう?
私の頭の中でぐるぐると質問が回転しています。
ぴんときました。
そうだ、他店では、この素地あは洗えません、とお断りしている事があったんですよ。
その事を言っているんだなと分かったんです。

よそではこれは洗えませんとか言われるんですよね?と聞くと、そうだ、とおっしゃいます。
やっぱり、そういう質問だったんですね。
一瞬、パニクってしまいました。(笑)

基本当店では洗えない素材はありません。
カシミヤもアンゴラも、ダウンもちゃんと洗えます。

これら普通に問題なく洗えるのに、洗えないといってお断りするお店があるのは不思議。
どうしてなんでしょうかね?


お断りするのはまあ良しとしましょう。
でも、お断りするならきちんとその理由をお客様に話すほうがいいと思うんですよね。
こういう理由で当店では洗えません、って。
じゃないと、お客様も不安に思われるんじゃないか、と思うんです。


当店でもお断りすることはたまにあります。
でもそれは素材が問題というよりはその服自体に問題があるケースです。
劣化が激しく洗うのが難しい衣類だったりするので、その時はきちんと洗えない理由というものをご説明しています。


クリーニング屋さんがきちんと説明を出来ていれば、もうちょっとクリーニングに対する意識も変わるような気もするんですけどね。
どうも説明していなかったり、説明が不適切だったり、消費者を惑わせているような気がします。


でもなあ、受け渡しだけのお店だと、クリーニング師を置くなんて出来ませんしね。
たいていパートさんやアルバイトの方々なので、そこまでの説明を求めるのは厳しいのかなというのもあります。
服を見て、瞬時に洗えるか洗えないかの判断を下すって、相当難しいのです。


何とか解消できるいいアイデアないですかね?
よそのお店のことなんですが、消費者の利益につながる事ですから、少し考えてみたいと思います。

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捨てちゃあきまへん。

服の値段って、案外自分以外はよく分からないことが多いんですよね。
一番いい例が、奥さんが着ている服の値段を、ご主人は知らない。(笑)


たいてい、男の人は奥さんが着ている服を低く見積もっています。
きっとその値段を聞いたらびっくりされると思いますよ。
分からないから、夫婦喧嘩も起きないのかもしれませんが、人の着ている服の価値って普通は分からないことが多いんです。

服の価値が分からないから、もったいない事が起きてしまう事はよくあります。


お母さんがなくなったり、義理のお母さんがなくなったりして、形見分けをしたとき。
何も知らないで服を全部捨てちゃう人がいるんですよ。
ものすごい品物なのに、それが分からず、粗大ごみの日に捨てちゃいました・・・・・なんて話をたまに聞きます。
なんともまあもったいない。

昔の服ってね、本当にいいものが多いんです。
ですから、安易に捨てちゃうのは本当にもったいないんですよ。

着物でも、いいものがたくさんあります。
保管状況があまりよくなくて、見栄えが悪いものも確かにあるんですが、そんなのはクリーニングしてしまえばきれいになっちゃうんですよね。


洋服でも同じことが言えます。
お年を召した方の服は、作りがしっかりしていて、凝ったものが多いんです。
もし今同じようなものを買えば、ものすごい金額になるような服もあるんですよね。


デザインの古い新しいというのもありますが、そんなのはどうにでもなります。
素材がしっかりしているのですから、リメイクしたっていいんです。
昔の服でリメイクして作ったものは相当良いものが出来ますよ。

本当に捨てるなんてもったいない。

ごみと決め付けるなかれ。
見る人が見れば、ものすごい価値のある服だらけ、かも知れません。
今の流行に踊らされた衣類よりも、何倍も価値のあるいいものが眠っているはずです。

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それは欠陥品でしょ?

先日友人のブログに載っていた話。


洗濯表示がオール×なので、ユニクロの件もあり、どういった理由なのかとメーカーへ問い合わせをしたらしいんですね。


オールバツ

そこでの返答を読んでいまして、これはひどいなあと思ったんです。
洗濯表示がオール×に関しては、表示をつけるには一定の基準がありますので、そう言う可能性はあると思っていますから、あまり驚きません。
どこでひどいなあと思ったかというと、ここ。

充填物のフェザー(羽根)から油分がしみ出す危険があるので、洗濯して100%安全とは言い切れない。だから表記はオールバツにしました。

これねえ、よくぬけぬけとこんな話をしたと思いましてね。
これって、欠陥品じゃないですか。
それを何の問題意識も無く、普通に注意喚起のように話す口ぶりには、こちらのあいた口がふさがりません。
こんなメーカー、許しちゃいけませんよ。
だって、粗悪品を平気で売っているんですもの。


元来、ダウンは、水鳥の羽を使いますから、油が付いています。
それを衣類に使うんですから、油を念入りに除去してから、ダウンにするんですね。
洗って油が染み出るということは、油の除去がしっかりと出来ていないって事。
つまり、欠陥品という事になります。


昔なら、こんな事言いませんでしたよね。
アパレルさんもしっかりと問題の原因が分かっており、油が出る可能性があるなんてことなら、回収や弁償になるのが普通でした。


それが、この回答は何なんでしょう?
仮に、そう言うのを知らない人が応対したとしても、ひどすぎです。


アパレルさんとクリーニング業界って、本来なら手をつなぐといいと思うんですよ。
アパレルさんがいい商品を作り、クリーニング屋さんがそれを丁寧にお手入れする。
お客様が長くいい商品を着ることが出来るし、安心して買うことが出来る。
そのために、お互い情報交換をし、販売からメンテナンスまでがしっかりと機能して行く方がいいな、と思っていました。


しかし、昨今、おかしいんです。
昔なら問題のある商品が、平然と売られ、問題であるはずなのに、問題ないかのように売られている。
ひどい時には、クリーニング屋さんのせいにされたり。
そりゃ、クリーニング屋さんも怒って、アパレルに電話をかけたりする人も出てきますって。


いいんですか?それで。


悪いものを平然と売るのは良くありません。
同じオール×でも、ユニクロのようなものとは全然違います。
でもごっちゃにされちゃうんだろうな・・・。

なんだかねえ、きちんとした商品って何なのか、もう一度良く考えてもらいたい。
安くなければ売れない時代だというのは分かりますが、いくら安くてもやっちゃいけないことってあります。
確かに、その一線には法律的な縛りは無く、何かあっても法的には問題が無いというのかもしれませんが、法律以前にきちんとした商品を提供する気持ちが無いのなら、商売なんかやめて欲しいと思います。

商売ってお金のためだけじゃ出来ないんですよ。

気持ちが無ければ、まっとうな商売は出来ません。
その気持ちすらないのであれば、商売をして欲しくないと、商売を職業としている立場から言わせていただきます。

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えさやり。

えさやり。
朝一でくる理由、それはえさやりが出来るからなんですね。


えさやり自体は開園していればいつでも出来るんですが、朝一でこないと、りすが食べてくれないんです。(笑)


この時間だと寄って来てくれて食べてくれます。
もう少ししたらお腹一杯になっちゃうんですよね。(笑)

子供にオススメ、大人にも当然オススメです。(笑)

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町田リス園に来ました。

町田リス園に来ました。
おはようございます。
衣更えで疲れてはいますが、今朝は子供達のリクエストで町田リス園に来ました。


朝一で来なければならない理由があるのです。

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服の機能を考えて洗う。

クリーニングと家庭での洗濯との違いは何ですか?という質問を良く見かけます。


クリーニング屋さんも千差万別ですから、一概には言えませんが、本物のクリーニング屋さんと家庭洗濯との差は、汚れを落とすことだけでなく、その服の持っている機能性を考慮して洗う、って事なんじゃないかなと思うんです。
ちょっと難しいですね、もう少しご説明します。


どうしても、洗う、ということを考えると、汚れを落とすことに目がいきがちです。
汚れを落とすために洗っているので間違いではないのですが、ただ洗えばいいというのでは間違いなんです。
だって、服を着るって、汚れが付いていないから着ることが出来るって言うものじゃないでしょ?


そのデザインが崩れていなかったり、色合いがおかしくなってなかったり、さまざまな要因が絡んで次も着ようと思えるんですね。
しかし、その機能が損なわれると、せっかく洗っても着たくなくなってしまいます。


ここが洗うということの難しさ、何ですね。


クリーニング屋さんではお金を頂戴してクリーニングしています。
中にはただ洗って納品するだけの業者もいますが、丁寧なクリーニング屋さんでは、汚れを落とすのと同時に、元の状態を維持しようと最大限努力しているんですね。

たとえば、ダウンジャケットのクリーニング。

最近ではご家庭で洗う人も出てきました。
洗濯王子の活躍により、分かりやすい説明で一念発起して洗う人もいますしね。


確かに洗えないことは無い。
私たちもダウンジャケットを水でクリーニングすることもありますしね。
でも、プロはただ洗うだけじゃないんですよ。
ここが一番の違いなんだと思うんですが、ダウンの場合、その膨らみも考えているんです。

ダウンジャケットはの暖かさは、空気の層を如何に厚く出来るか、にかかってきます。
空気で層を作り、外気を遮断することで暖かさを出しているんです。
となると、洗ったはいいですが、洗う前よりも薄っぺらくなってしまっては、ダウンそのものの機能を損ねてしまいます。


膨らます必要があるんですね。


次のシーズン、暖かく着ていただけるように、洗ったあとに、膨らます作業もしています。

また、衣類そのものの機能により、洗濯方法が制限されることもあります。
最近は厚手のものよりも、薄手のコートが流行っていますが、薄くても暖かいですよね?
あれは、生地の裏側に、シールを張り、風が入らないようにしているんです。
ですから、薄くても暖かいんですね。


しかし、シールを貼ってあると、洗濯方法を間違うとシールがはがれる危険性があります。
でも、衣類にはシールが張ってあるとは書いてありません。
どうしているか?というと、検品している時に、注意してみて、気付くんですよね。
薄手のものは特に注意しているんですが、見つけたら、よく検品し、どのクリーニングがこの服にはいいのか?考えてから洗います。

これも、汚れ落としと同時に、衣類の持つ機能性を損なわないように配慮してクリーニングされるんです。

家庭では、どうしても洗えるか?洗えないか?に意識が行きがちです。
それも仕方が無いのですが、もし、次のシーズン、衣類の持つ機能性も損ないたくなければ、クリーニング屋さんに任せてみてはいかがでしょうか?
そのための機械もそろっていますし、何よりこの違いがプロの仕事です。
衣替えのこの時期のクリーニングは、そもそも1シーズンに一回のクリーニング。
なら、ここは気張ってきちんとした仕事をしてもらうほうがいいと思いますよ。


お金のかけどころってやつですね。


汚れを落とすから、次のシーズンも快適に着る、という事も視野に入れてみてください。

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今年は一気に集まってます。

先日、出入りの資材商さんが言いました。


今年は繁忙期速報出さないんですか?

出さないってもねえ、今年は本当に天候不順でしたから、読めなかったというのもあるんですよね。
実際、3月下旬に荷が動き始めました。
今年の衣替えは早いのかな?と思っていたんですがその後急速に気温が下がり、4月はまったく品物は出ず。
あれだけ寒ければ衣替えなんて出来るはずありませんしね。


そして現在。
どこのクリーニング屋さんでも同じですが、ただ今パンク状態だと思います。
まさに今が繁忙期。
皆さん、衣替え真っ只中、ですね。


GW辺りから気温が上昇し、それに合わせて品物がどかん!と集まりだしました。
今は、毎日洗っても、洗い場から受付の方を振り返ると、品物の山・・・。
ただでさえ狭い店内がごった返しています。

そろそろ、今度は置く所がなくなってきそうです。
これも毎年のことながら、衣替えの光景です。
仕上げても置く場所が無い。(笑)


二か月分が一気に集中して出ていますからね、こんな年も珍しい。
うちの両親もこんなのはないね、といっています。


忙しいことに感謝して。
頑張って仕上げてまいります。

忙しくても、通常通り丁寧に仕事して行きます。
納期が遅れ気味ですがご容赦ください。
お急ぎも受け付けておりますので、一言お伝えくださいませ。

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もっと白いはずだよね。

先日、お昼ご飯を食べながらテレビを見ていたときのこと。
確か土曜日だったと思うんですよね、日中、プロ野球が中継されていましたから。


久しぶりにまじまじと野球を見まして、懐かしく思っていたんです。
私、高校まで野球少年でしてね。
小中高と頑張っておりました。

家族にばれないように、感傷に浸っていたんですが、母の一言で状況が一変。


「白い方のユニフォーム、本当はもっと白いよね。」


どういう事かと言いますと、白いユニフォームの色が本来の白さじゃない、とこういう訳なんです。
さらに続きます。

「こっちのグレーの方がクリーニングは上だな。」


野球の対決じゃなく、ユニフォームがどっちが綺麗に洗えてるか?気になったようで。(爆)
いったい、何見ているんだか。(笑)

でもね、確かに違うんですよ。
グランドの汚れとは全然違う、色合いの違い。
クリーニング屋さんならではの視点です。

昼食はみんなで食べていますから、母の言葉でみんなにスイッチが入ってしまいました。
もう、野球を見ているのに、野球を見ていない。(笑)

白い方のユーにフォームは、袖が縮んでいる、と母が言います。
見ると、袖の縫い目のところにしわが寄っているんですよ。
確かに縮んでいる。
普通なら、アイロンをかけて伸ばすんでしょうが、していないんでしょうね。
すると、今度は私がこういいます。


乾燥の温度の上げすぎじゃない?

今度は原因を探り始めました。(爆)


最後は社長が、こんな話を。

前日着て、一晩で洗って仕上げるんだからかなり無理もあるだろう?

うーん、クリーニング屋さんならではの食卓だ。(笑)

こうしてね、ちょっとした衣類の変化で色々なことを読み取っているんです。
わざわざ訓練しているわけじゃないんですけどね、なんとなく、目に付くし、考えちゃうんですね。

もしかして職業病?(笑)


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鵜呑みにするには情報が足りない。

昨日の続きです。

ちょっと内容が消費者向けではなくなってしまうのですが、ご容赦ください。
結果的に消費者の皆様の利益につながると思っています。

クリーニングの袋を外すかどうかについて昨日触れました。
湿気がこもらなければ、外す必要が無いじゃないか。
しかし、よく勉強をしているクリーニング屋さんの中では、おやっ?と首をひねった方もいらっしゃるでしょう。
湿気だけでなく、別の理由で袋を外さなければいけないんじゃないの?って。

ここ数年、ひそかに情報がまわっているんですが、酸化防止剤による黄変が報告されているんです。


消費者の皆さんには分かりづらいですよね。
少し噛み砕いてご説明します。


ポリの袋には、酸化防止剤が含まれているんです。
今までは微量でしたし、悪さをするなんて思いもしなかったのですが、ここ数年、袋から酸化防止剤が溶出し、衣類に付着した後、窒素酸化ガスなどと接触することで黄色く変色する、という事故がおきています。


袋をかぶせておくと、酸化防止剤が付着し、黄色く変色する可能性があるので、外した方がいい、という人がいるんです。
ガスなんて目に見えませんからね。
ガスが防ぎようが無いので、袋を外してしまえばいい、という事らしいです。


確かにこれ聞いたときは外さなきゃいけないかな?と思いました。
ところが、です。
この情報、調べれば調べるほどおかしい事が多いんです。


まず、酸化防止剤による黄変の事故例をあまり聞かないんです。
友人に連絡をし、聞いてみても、変色の事例をを起こしたなんて聞いたことがありません。
確かに、そういった情報が集まるところではあることはあるんですが、もし袋に配合されている酸化防止剤に問題がるのなら、もっと多くの事例があってもいいはずなんですよ。
消費者の皆さんが全員律義に外しているとも思えない。
なら、それ相応の数の事例があってもいいはずなんです。


でも無いんですよね。


次に、袋にそのような欠陥があるのなら、何で袋を購入したときにメーカーが注意として言わないんだろう、と思い、メーカー、資材商などに連絡をしてみたんです。
すると、返ってきた答えに愕然。


なにそれ?ですって。

クリーニング業界では小さいながらもかなり重要な情報として扱われているのに、資材を製造販売しているメーカーが知らないなんて・・・・。
普通は何らかの対策を取った商品の開発などするものです。
でも、開発はおろか、そう言う問題があることさえ知らないときたもんだ。

この情報は、いったいどこまで信用できるんでしょうか?


そして次に、どのようなテスト方法で調べたのか?調べてみてさらにびっくりしたんです。
テストの結果として確かに黄色く変色はしたんです。
でも、袋から、どのような状況で酸化防止剤が流れ出たのかはまったく検証されてないんですよ。
こんな中途半端な情報だったのかと、調べてみてびっくりしました。


こんな感じだったんですね。


酸化防止剤を不織布にたらし、それに窒素酸化ガスを暴露させて、黄色く変色するのを確認した、と。
酸化防止剤と窒素酸化ガスの反応が見られたので、袋は保管に適さない、という事のようなんです。

なんともまあものすごい結論のつけ方です。
これを見て、確かに不向きですね、なんて答え私には出せません。
もう少し因果関係をはっきりさせないといけないと逆に思うんですけどね。


色々と知り合いを通じて情報を集めたところ、こんな話も出てきました。

作りたての袋に起こりがちだ。

正月用とか特定の期間に使う袋は、製造から使用されるまで期間がまもなく、安定していないものもあるんだそうです。
中には、ガスで目がしみるほど強烈なものもあるらしく、それが原因らしいんですよね。

だんだんと様子がつかめてきました。

通常使用している分には事例がほとんど無い。
でも、お正月用とか製造から使用まで間もない袋、特に目がしみるほど強烈なものだと起こることがある。

変色の事故、条件がちゃんとありそうですよね。
闇雲に怖がり、わけが分からないから外してください、というのはやっぱりおかしい。


目にしみるほど強烈なものは、服にかけた時点で、酸化防止剤が衣類へ付着してしまいます。
家に帰ってから外しても、服に酸化防止剤が付着していますから、窒素酸化ガスが暴露されれば、黄色く変色する可能性はあるわけです。

そう言う袋はまず使っちゃいけないって事ですね。

これが外す外さないの前に基本でしょう。
そして、その次は、どのようにして酸化防止剤が溶出するか?その原因を探る必要があります。
そこが分かれば、もっとはっきりと外していいか悪いか?自信を持ってお客様に伝えることが出来るんじゃないでしょうか。


個人的には、色々話を聞き、情報を集めた感じだと、通常は大丈夫だと思います。
ただ、その裏づけとして、知りたいっていうのはあるんですけどね。

きちんとしたところから流れてきた情報ですから、一瞬、そのまま信用しちゃいそうなんですが、ぐっとこらえて、その話に信憑性があるかどうか、きちんと自分なりに考えないといけないんでしょう。
少なくとも、私たちクリーニング業者はプロであり、お客様と直に接し、正しい情報を伝えてあげることが出来る、最後の砦なわけです。
お客様が安心してクリーニングし、保管をし、また次のシーズン着ることが出来るように、正しい事を伝えてあげるべきだと思います。

何べんも書きましたが、改めて書きます。
クリーニング屋さんも、もっと賢くならないといけません。
時代が変わり、服も環境も変化してきていることをきちんと考え、それに対応する必要があります。
旧態依然のままだと、お客様にそっぽ向かれてしまいます。


改めて、今までの常識を疑いましょう。
それが出来るだけの知識を私たちは持っているはずです。

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服は呼吸しません。

先週の土曜日、日テレ系の番組、世界一受けたい授業の中で、クリーニングの時についてくるカバーについての話が出ました。

クリーニングから返ってきた服に透明なカバーが付いているが外した方がいいのか?

この問題は、消費者の皆さんの間でもいろいろな話が出ていると思います。
外した方がいいのか、外さない方がいいのか、果たしてどちらがいいのでしょうか?


番組では、神戸大学大学院教授の石川雅紀 教授という人が出てきて、いろいろなものの保存の仕方を説明していました。
最後の方になって、衣類のしまい方の説明になったんです。


防虫剤の効果的な使い方は?


防虫剤は空気より重いので、仕舞う服の一番上に置き、服は少し間隔をあけてしまうのが良い、といっていました。

これは正解。


防虫剤をいろいろなところへ入れるよりも、全体にいきわたるように上の方におき、間隔をあけてあげるといいんです。
付け加えるとすると、防虫剤を入れたら、次のシーズンまでクローゼットは開けないほうがいいですね。
開けるたびに防虫剤が外へ逃げていきますので、効果が出にくくなります。
また、除湿剤も併用しているとなお良いでしょうか。

そして、次が問題。
クリーニングから返ってきた袋を外した方がいいか?という問題に、なんとこの石川教授はこう答えたんです。


服は呼吸をしているので、カバーをかけているのは良くない。

私ねえ、この話を聞いて愕然としたんですよ。
大学院の教授ですよ、それがこんなとんちんかんな話をするなんて、本当にびっくりしました。
先ほどの防虫剤の話は理にかなっていたのに、突然服が呼吸するなんて・・・。
いったい、どこからそんな話を仕入れてきたんでしょうか?


そして、こう続きます。

繊維は生きている間は呼吸をしているが、服になっても同じで呼吸をしている。
袋を取らないと、呼吸が出来ずにカビが生える原因に。

汚い言葉を使って申し訳ありませんが、嘘はつかないでください、といいたい。
何で消費者を惑わすような話をするんでしょう?
このようなおかしな話を消費者が信用し、その結果、カビが生えることがあったら、石川先生、もしくは日テレさんは責任を取れるんですか?

クリーニング後の袋を外すかどうかという話は、クリーニング屋さんの中でも誤解をしている人が大勢いらっしゃいます。
これは本当にまずい話だと思っているんですよね。


服は呼吸なんてしません。
呼吸というのはおそらく湿気の事を指しているんだと思うんです。
湿気って出入りするんですよ。
それがカバーをしていることで、はいった湿気が出にくくなり、カビが生える、とそう言うことを言いたいんだと思うんです。


その湿気の出入りのことを、呼吸、というんでしょうが、どう聞いても何回聞いてもおかしいと思うんですよ。
というのもね、本当に呼吸なら、しなければいけないと思うんですが、湿気の出入りとなると話は別。


湿気は出て行ってほしいし中には入って欲しくない、これが本音なんですよね。


つまり、袋の中が湿気が少ない状態なら、その状態をキープルする方がいいわけです。
ですから、吐く必要はあるけど、すう必要は無い、ということで呼吸ではない、という事なんです。

そもそも、クリーニングの袋を外した方がいいといったのは、おそらく大手チェーン店だと思うんですよ。
湿気がこもっているので外して日陰干ししてからお仕舞いください、なんてよくアナウンスしていますし。
大手チェーン店の言うことはすごくもっともなんです。


理由は簡単。

大手チェーン店では、コストを下げるために、仕上がり後すぐに包装をしてしまいます。
実は仕上げ直後は湿気があるので、袋の中に湿気がこもっていることが良くあるんですよ。
ですから、大手チェーン店でのクリーニング品は、一度干してから仕舞うのが良い、というのは正解なんです。

ただ、ここで問題があるんですね。
それは大手チェーン店とは仕事の内容が違うのに、カバーを外して干してください、というクリーニング屋さんが後を絶たないこと。
これっておかしいんですよね。


大手さんは仕上げ後すぐに包装するので湿気がこもりやすいんですが、個人店や古いクリーニング屋さんですと、仕上がった後、すぐ包装はせず、粗熱や湿気を取るために一晩干します。
その後、包装をするんですが、そう言う仕事をしているところでは、袋の中に湿気は含まれていませんから、外す理由が無いわけです。


つまり、袋を外した方がいいかどうかはクリーニング屋さんの仕事内容にも関係があるんですよ。


消費者はその違いが判りませんから仕方が無いと思うのですが、プロで自分たちで仕事をしているのに、その違いを理解もせず、盲目的に袋は外してください、とアナウンスしているクリーニング屋さんは問題があると思います。

袋を外す理由で、今の家屋は機密性が高いから袋をかけておくと湿気が中に入り込んでカビの原因になる、とおっしゃる方もいます。
でも、それなら袋を外したら、その湿気がもろに衣類へ付くわけでそっちの方が危険性が高いような気もするんですよね。


なら、しっかりと湿気を取った後、袋の上と下を閉じてしまえば、湿気が入り込む余地も無くなり、埃も防げるのでいいんじゃないかな、と思うんですよ。

家庭の中は結構湿気が多いんです。
新築で家を建てていると、コンクリートが乾くまでに数年を必要とします。
また、その家やマンションがたつ前の条件によっても湿気やすいところもあるでしょう。
そう考えると、袋を外してしまうってものすごくリスクがあると思うんですよね。
クリーニング屋さんもアバウトな説明をし、テレビや雑誌でも間違った話が取り上げられる。


本当に不思議だなあと思います。

今回に日テレさんの番組、袋については絶対説明がおかしいです。
きちんと訂正を入れたほうがいいのではないかと思います。

一伸ドライクリーニング店 
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
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年を重ねるということ。

私事で真に恐縮ですが、本日誕生日を迎えました。
朝から、メールやらツイッターやらでお祝いの言葉を受け取りまして、またお客様からメールを頂いたり、こんな嬉しい誕生日は無いんじゃなかろうか?と言うくらい、感激しております。


クリーニング屋に生まれますと、この時期の誕生日って、あまり喜ばれないんですよ。
いつも衣替え真っ只中で、ただでさえ忙しい。
こんな時に、僕誕生日なんだ!なんて言っても、あらそうなの?位で終わるのが関の山だったんですよね。


そう思うと、子供の頃はよくしてもらったなあと思います。
私が子供の頃は、誕生会なんてやりましてね。
誕生日が来ると、友達を家に招待して、ささやかなパーティーをしたものです。
私も記憶ありますしね。


で、今だからこそ分かる、その大変さ。


仕事が手一杯のはずなのに、から揚げを作ってくれたり、ケーキを用意してくれたり。
ちゃんとパーティーの形をしてましたからね。
子供の頃はやってもらうのが当たり前ですし、その時期が忙しいなんて想像もしていませんでしたから、今こうして同じ仕事をしていると、大変だったんだろうなあと思います。


年を重ねているんでしょうね。
こうして、振り返り、思いをはせることが出来るというのはある意味経験を重ねた大人にしか味わえない特権のようなものなのかなと思います。

中学生の頃、好きで聴いていた音楽がありました。

思春期真っ只中でしたから、好きだの別れただの、また人生を歌うような重いものまで色々ありましたが、今こうして大人になってから聞いてみると、同じ音楽のはずなのに、音色も心への響き方も全然違います。

大人への憧れで、背伸びして知った風に歌っていた歌詞が、大人になることで現実的な歌詞に聞こえ、今になってもう一度別の楽しみ方が出来るようになっているんですね。

自然と涙も出てきたりして。

好きだの別れただのという歌詞も、恋愛というよりは、家族への愛情に聞こえたりするから不思議。

懐かしいはずの曲が、懐かしさよりも新しく感じ発見できる喜びを感じると、年を重ねているなあと思うのです。

決して、おじさんになったという無かれ。
大人になった、と思いましょう。

お祝いのメールをくれた皆様、本当にありがとうございます。

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次は厚木基地です。

次は厚木基地です。
次は厚木基地です。
次は厚木基地です。
次は厚木基地です。
今度は厚木基地へ着ました。
歩いて5分ほどの所にあるので、お祭りのハシゴが簡単に出来ます。(笑)

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どこへ来たかというと?

どこへ来たかというと?
どこへ来たかというと、Yー1グランプリが開催されている、大和市民まつりに来ています。


食べ物が目当てじゃないですよ?(笑)
先日来てくれた野田さんからお誘いを受けたのでした。


なにやら芸能人のライブもあるみたい。
めちゃモテ委員長って分かりますか?
リハーサルを生で見てしまいました。(笑)
好きな人にはたまらないんだろうなあ。(笑)

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神奈川県大和市に来ています。

神奈川県大和市に来ています。
おはようございます。
今朝は神奈川県大和市にある、白栄ランドリーさんへおじゃましています。

その理由は?
また後ほど。

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べにあかくん。

GWの宴会のときのこと。


全ドラ関さんがお土産を持ってきてくれたんですよ。

べにあかくん


べにあかくんという商品。
川越のお土産だそうです。

本来なら、宴会へ来てくれた人へのお土産だったと思うんですが、なぜかうちの人間は出さず。(爆)
関さんから、おいしいのでお客様に配ってみたら?なんて言われたんです。

宴会翌日。


箱を開けると箱一杯に黄色い袋で包まれたべにあかくんが。
一口ほおばると、うーん、うまい!!
スイートポテトなんですが、適度な甘さ、やわらかさ、上品さを兼ね備えています。


うん、これは非常においしい。


うちねえ、人数多いんですよ。(爆)
関さん、かなり大量に買ってきてくれていたんですよね。
普通なら配るには十分の量があるはずなんですよ。

気が付いたら、半分以上なくなっています。(笑)

子供に人気があるようなお菓子ですから、分かるんですが、うちはどうもね、子供が食べだすとじじばばも食べ始める。(笑)
結果、無くなって行くんです。

すいません、うちの人間が完食してしまいました。m(_ _)m

せめてもの救いは、チョウさんがお店に来たときに食べさせてあげられたことかなあ。
宴会に出ていたんだから、食べさせてあげないと、とかろうじて渡せたんです。


美味しいと言っていました。

関さん、ご馳走様でした。

川越へお越しの際は、是非べにあかくんをお土産に。
絶対喜ばれると思います。

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日に当たるのはつらい・・・。

連休が明けまして、今年はどこのクリーニング屋さんもてんやわんや。
4月が半端なく寒かったせいで、衣替えが進まず、消費者の皆さんも早くクリーニングしたい!と思っておられたんでしょうね。
休み明けの品物の入荷の仕方が半端ないです。


同業の友達と電話やツイッターなどで話していると、皆さん同様に忙しい、といいます。
うれしい悲鳴というやつですよね。
と同時に、こんな言葉も聞かれるんです。

日に当たるのはつらい・・・。

どういう事かと言いますと、連休中に家族サービスや用事などで外へ出る機会が増えるんですよね。
すると、日に当たることが多くなるんですが、妙に疲れるっていうんですよ。
これねえ、最初はうちの人間だけかと思っていました。
うちの母も、今年は陽気にやられたらしく、物凄く疲れている様子。
かなりしんどそうにしています。
そして、やはりいうのが、日に当たるのはつらい、と。


まるで、ドラキュラだ。(笑)

確かにね、分かるんです。
普段お店の中でじっと仕事をしていますから、日に当たることは少ないんですよ。
いくら暑い仕事場だといっても、それと日に当たるのとはやはり違うんでしょうね。
私も長時間日に当たるとつらいですし。


ともすれば、何にもしないでただ日に当たっているのもつらかったりします。
クリーニング屋さんは引きこもりなのかしら?(笑)

この時期、友達と話していると、そんな話をちらほら聞きますから、クリーニング屋さんに多いんでしょうね。
もっと外へ出ないといけないなあ。

そんなことをいいつつも、この数日の気温の上昇で、仕事場の気温も急上昇。
30度なんて軽く超えていきます。
早く慣れないといけませんね。

春が抜けちゃった気がしないでもありませんが、夏モードで乗り切りましょう。


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綺麗にするには複合的な要素が必要なんですよね。

お休み前から、色々な人と意見交換をしていました。
少し気になることがありましてね。
その気になることに仮設を立て、色々な人から情報をもらい、その仮説が正しいのか?検証をしていた次第です。

本来なら業界用語ともでいうべき言葉なのですが、いまや消費者の間でも認知され始めていますね。

溶剤管理、という言葉。

ドライクリーニングは、油を使ってクリーニングしているので、洗った後の液体は捨てることが出来ず、カートリッジフィルターでろ過しながら、使っています。
ご家庭での洗濯でも同じなんですが、綺麗な水で洗う方がいいじゃないですか。
二層式の洗濯機をお持ちの方は良く分かると思いますが、上手に水を使い回しすることで、無駄に水を消費しなくてすむようにしていますよね。

白いものから洗っていき、最後はGパンなどの色が出るものを洗う。
でも逆はしないわけですよ。
Gパン洗ったあとの青い水で下着などの白いものは洗いません。


ドライクリーニングも同様で、洗う液体がどれくらい綺麗か?というのは、品質に影響を及ぼす重要なことなんです。
そこで、溶剤管理、という言葉が生まれ、どこのクリーニング屋さんも神経をすり減らしながら、一定の綺麗さを保つように日々努力をしています。

しかし、いつの間にかこの溶剤管理がクリーニング屋さんの基準になるような会話を耳にするようになりました。
それは消費者にも伝播していて、溶剤管理のいいところへ出さないといけない、みたいな会話がされていると耳にしたんですよ。

確かに、溶剤管理はとても重要なんですけどね、それだけではクリーニングの品質は判断できないんです。


ここはかなり重要なポイントです。
昔は、大手チェーン店では、きちんと管理されていなくて、溶剤が汚いから綺麗にならない、そんな話が良くありました。
本来なら無色透明の溶剤で洗えるのに、きちんと管理されていないがためにコーラ色の液体で洗っているから綺麗にならないんだ、そんな話も昔は良く聞きましたね。


でも、今は変わっているんですよ。

大手チェーン店も、しっかりと溶剤管理をしています。
私はあまり工場見学へ行きませんが、たまに行くと、綺麗に管理されている溶剤を見ることが出来ますしね。
でも、それならうちとそこの品質が一緒か?というとそうでないんですよ。
溶剤の管理だけが品質を作っているわけじゃない、というのはここからも分かります。

溶剤の管理はあくまでも基本なんです。
綺麗な液体でなければ綺麗に洗えないというのは間違いではありませんから。
しかし、洗うという作業は、他にも色々注意し、工夫をしなければ綺麗にすることが出来ません。
溶剤以外にも、品質を左右するものは沢山あるんですね。

その良い例が。
先日、こんな話を聞きました。

とあるクリーニング屋さんでのこと。
取次店を10店舗ほど持っている、割と大きくやっているクリーニング屋さんから溶剤屋さんへ電話が入ったそうです。


ダウンジャケットが綺麗にならない、お前のところの溶剤がおかしいんじゃないか?

慌てていってみて、びっくりしたんだそうです。
そこは溶剤管理が結構良く出来ている工場らしいのですが、なんと、ドライクリーニングの機械の中に、詰め込めるだけダウン製品を詰め込んでいるんだとか。
ぎゅうぎゅうに押し込まれたまま、クリーニングされるんですが、回転すらしない状態で、ただ液体が服の中を通り過ぎていくだけ・・・・・。

これでは綺麗になるはずがありません。

洗う量を半分くらいにして洗ってくださいと、アドバイスをして帰ってきたんだそうです。
しかも、同じような事例が月に3件ほど着たとか。
働いている人もパートさんなんでしょうが、もっときちんと指導しないといけませんね。
こんなことしているから、クリーニング屋さんで洗っても綺麗にならないなんて、変な噂を立てられてしまうんです・・・。

これは極端な例ですが、溶剤管理だけではないことが分かっていただけるでしょうか?
上手なクリーニング屋さんは、お客様の服を綺麗にするために、いろいろなことに注意しながらクリーニングをしているんですね。
ですから、評判の良いクリーニング屋さんほど同じことをいいます。

クリーニングはとても難しい仕事、だと。

私も同感ですね。
ただ洗えばいいというものでもなく、衣類の状態、汚れの状態を見つつ、適切なクリーニングを選んでいく。
簡単ではありません。
洗い方も重要ですしね。


しかし、クリーニング業者の間で話されていた話が、いつの間にか消費者に伝わり、デフォルメされていく。
これはちょっと危険ですねえ。
流さないようにという事ではなく、正しい情報がきちんと伝わるような仕組みを考える必要があるのかなあと思います。
同時に、クリーニング業者への啓蒙も必要ですけどね。

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仲間と家族と、宴会。

昨日は一日ばたばたでした。

ブログにもアップしましたが、朝6時にお店を出発。
築地へかい出しに行きまして、午後から自宅屋上にて、宴会を開いていました。

いつもながら、お世話になったのが、お客様であり友人の、チョウさん
築地への買出し、調理を担当してくださいました。

築地はお祭りの成果ものすごい混雑。
車が駐車場にとめることが出来ないくらいですから、その混雑っぷりは推して図るべしってな感じです。
私は、車で待機。30分後には、マグロや車えびなどおいしそうな食材を仕入れてきてくれました。

そのままとんぼ返りをしまして、今度は宴会の準備をします。
屋上にカーペット敷いて、テーブル出して、七輪出して、炭熾して・・・。
12時に全ドラ関社長ご家族登場。
あらまあ、かわいい娘さんだこと。
ちょうど人見知りする頃のようで、いきなり泣かれちゃいましたけどね。(笑)
次来るときは大丈夫でしょう。


程なくして、料理が登場。


シマアジのお刺身、赤いかのお刺身、キンメダイのなめろう。
プロじゃないといいつつも、チョウさんの腕が光ります。
ただ、惜しむらくは昨日は非常に暑かった。
せっかく出したお刺身が一瞬で乾いていくのには驚きましたね。


どれくらい暑かったかというと、皆さんが帰った後に、シャツを着替えようとして脱いだら、まるで真夏のように日焼けをしていたんです。
これだけ凄かったってことなんでしょうね。

お刺身をいただいているうちに、今度は焼き物です。
チョウさんお勧めの、佐用牛のハラミをいただきました。
うーん、おいしいなあ。
こちらもあっという間に食べてしまいます。


すると、神奈川のお友達、野田さん家族が登場。
野田さんちの長男は小さい頃から知っているので、体が大きくなっていてびっくり。
子供の成長は常に大人を驚かせますな。


野田さんたちにも、同じお刺身が並び、焼肉を食べていただきます。
おっと、ここでえびが出ていましたね。
あまりにも生きが良すぎて、台所ではものすごい騒ぎになっていたようです。


えびは危険だ、これが合言葉だったようで。(笑)


それを物語るかのごとく、くしに刺しているはずのえびを七輪で焼こうとすると、暴れて落ちてしまうんですよ。
生きがいいのがいいと言ってもここまでのはいらない、って言ってましたね。(笑)

さー、子供たちにも何か食べてもらわないといけません。
佐用牛の牛筋を使ったカレーを用意。
これがねえ、事のほか売れたんですよ。
しまいには大人も全員食べてましたからね。
佐用牛の甘い脂がちょうど良い塩梅で、カレーに馴染み、良い味となっているんです。
しかも、筋も固くないですしね。
半年に一回、いや年に一回でいいから食べたいなあ。

そこから、上と下で別れます。
屋上では男共がいろいろな話をしています。
チョウさんはクリーニング関係じゃありませんから、クリーニング以外の話も花が咲きましてね。
いやー、面白かった。


下はというと、子供たちはゲームをしていたらしく、その横の部屋では嫁さんたちが料理をしながら、つまみながら、楽しく食べて笑って話をしていたようです。
皆さん、同じような環境ですからね、悩みもおんなじなんでしょう。(笑)
屋上ではくしゃみがとまりませんでした。(爆)

気が付くと、あたりも暗くなり、風も吹いてきました。
そろそろお開きにして下へ降りようかな?と思っていると、社長参戦。(爆)
肌寒くなってきた中、野田さんと関さんは社長につかまり、話し込まれてましたねえ。
僕はチョウさんと二人で、端っこに逃げまして(笑)、そ知らぬ振りして七輪にあたっています。


後半は社長の講演会だったなあ。(爆)

まあ、終始ご機嫌でしたから楽しかったんでしょう。

時間も夜の8時を回り、関さんの娘さんも限界が来たので、お開き。
関さんご家族が帰り、野田さんご家族はその後また社長につかまりまして、終電間際に帰っていかれました。
大丈夫だったかなあ?

いやー、本当に楽しい日を過ごさせていただきました。
仕入れ調理担当のチョウさんには頭が上がりません。
いつもいつもありがとうございます。

数年前までは、野外のBBQ場などで、年に数回、クリーニング屋さんの友達とそのご家族を集めて、良くBBQをやっていたものです。
とあるきっかけでやらなくなったんですけどね。


でも、やはりこうした集まりは必要なのかなあと思います。
友達としてもそうですが、クリーニング屋さんの中身はおそらくどこもそうたいして変わりがないと思うんですよ。
悩むところも同じだし、迷うところも同じ。
旦那さんは仕事の集まりなどで顔をあわせて話しますが、奥さんたちにはその機会がありません。
年に一回でもいいので、こういう集まりを作って、話す機会を設けた方がいいのかなと思います。


それに、だんなさんがいつも付き合っている、お世話になっている人がどんな人か、知っておく方がいいでしょ?
商売敵でもありますが、同じ仕事をしている仲間でもありますしね。
奥さんも仕事をしているところが多いからこそ、必要かなあと思いました。

ということで、次回、また企画をしようかなと思います。
多数のご参加、お待ちしてますね。


あっと、これを忘れるところでした。


長い連休が明け、今日から通常営業をしております。
大変お待たせをしてしまい申し訳ございませんでした。
ぜひぜひ多数のご来店、心よりお待ちしております。


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宴会だ。(笑)

宴会だ。(笑)
築地の買い出しがおわり、仲間と宴会です。


ただ今焼いているのはホルモンです。

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築地なう。(笑)

築地なう。(笑)
おはようございます。
今朝は築地に来ております。


今日は築地まつりと言うことで、周辺はかなりの混雑っぷり。
また、連休で久しぶりに市場があいた影響もあるんでしょう。


残念なのは朝食を食べれないこと。
せっかく来たのにもったいない。

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東京競馬場は、お勧めかもしれませんね。

今年の連休はお天気が良いようで。
今朝もめちゃくちゃ良い天気です。
今日から大国魂神社で、くらやみ祭りが始まります。
毎年必ず雨が降るんですが、今年は楽しく過ごせるんじゃないですかね?

さてさて、昨日の東京競馬場の話。
子供たちをどこか連れて行ってください、と嫁さんに言われまして、どこへ行こうか迷っていました。
候補に挙がったのがズーラシアとこどもの国。
でも、車に酔う子供がいるので、独りで子供を連れて行くのはちょっと大変そう。
迷っているうちに、9時を過ぎてしまったんです。


この二つに行こうと思ったら、うちを8時前には出ないといけません。
もうダメだ・・・。

そこで思い出したのが、競馬場。
東京競馬場の内馬場には遊ぶところがあるんですよ。
東京開催していないと遊べないんですが、運良く、今日は開催している。
しかも、電車でいける。


ということで、子供をつれて出掛けたんです。


府中本町駅から少し歩くんですが、専用の歩道がありますし、それほど苦になりません。
入場券かって入ると、緑がぱーっと広がります。
本当に同じ府中とは思えないほど競馬場の中って広くてきれいなんですよね。

すでに芝生のところにはシートを敷いてゆったりしているカップルや家族が。
下手な公園よりいいですよ。

早速、内馬場へ。

コースのほぼ中央から、内馬場へ入る地下通路があります。
着くと、ものすごい人だかり。
世のお父さんはどこかへ出掛けて空いているだろうなあと思ったのが間違いでした。
ベンチはどこも埋まり、遊具にはものすごい行列が。
どうしよう・・・・・と思いつつも、とりあえず遊ばせることにしました。


幸い、混んではいますが並ばなくても遊べるものがありましたので、遊ばせることが出来ました。


程よく遊ばせた後、ミニ新幹線に乗せます。
競馬場のこういた施設は、全部無料なんです。
他に、風船で出来た遊具もあり、こちらも無料。
ゴセイジャーショーもやってましたね。

ミニ新幹線乗り場は結構混んでますが、回転率が早いみたいで、それなりに人が減っていきます。
20分ほどで乗せることに成功。
子供たちはご満悦でした。


その後、ご飯を食べさせに芝生へ。


売店がそこかしこにありますから、食べるものに不自由しません。
しかも、お値段もリーズナブルでボリュームもある。

公園として考えると、かなりいいところですよ、ここは。

トイレも完備。
女子トイレだけはいつも混みますが、それも場所を選ぶとそうでもないみたい。

トイレで思い出しました、トイレットペーパーの大きさにびっくりしました。
もう私たちの知っているトイレットペーパーではないんです。
ちょっとしたゴーカートのタイヤくらいはあるんじゃなかろうか、というくらいでかい。
沢山の人が着ますから、通常の大きさでは間に合わないんでしょね。

その後も、適当に遊ばせ、動物園の馬とは全然違うサラブレッドの綺麗さを堪能し、速さに驚き、子供たちはほぼ満足?してくれたようでした。

帰りも、混んではいますが、電車ですぐです。
結構歩きますけどね。


色々出掛けましたが、東京競馬場、家族にお勧めかもしれません。
芝生が綺麗だし、常に清掃されています。
小さな子供が遊べるように、監視委員も着いていますし、トイレも充実。
食べ物も困りませんし、何よりもゴミ箱がちゃんとおいてあるので捨てることが出来ます。


昔みたいに、ガラの悪い人はいませんしね。
そう言う意味でも、安心して連れて行けます。


イベントも開催されていて、馬車にも乗れたりします。


ただひとつ、ベンチやテーブルにはほぼ座れませんので、敷物だけ必ず持参してください。
そうすれば、東京競馬場は最高の公園に変わります。

子供も遊べ、奥さんもゆったり、お父さんは馬券で稼げる・・・・、かも?(笑)

かなりおすすめです。
まだまだ、知らないだけで、いいところはあるんですねえ。


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失敗した。

失敗した。
競馬場へ来た目的は子供達を遊ばせること。
内馬場には遊具や遊ぶものがたくさんあるんです。


連休でみなさん出掛けて空いているかなあと思ったら、激混みでした。


甘かったなあ。

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東京競馬場にきました。

東京競馬場にきました。
連休初日。
やってきたのは東京競馬場。


10年振りに来ましたが綺麗ですね。それから緑が映えます。

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カシミヤは洗って良いのか悪いのか?

昨日はすさまじかったです。
暖かくなってきたので、クリーニングが出るなとは想像していましたが、まさかこんな状態になるなんて・・・。
お店の方は昼飯取れないくらいの繁盛振り。
しかも、冬物なので、大量に集まります。


やっぱり、私たちが望んでいたのと同じように、お客様も冬物を洗いたかったんでしょうね。


ようやく暖かくなったので、休み前に出しちゃえ!って感じなんでしょう。
これから出掛けます・・・・とぴうお客様もかなりいらっしゃいましたし。
みなさん、かなり長いお休みで遠出するようです。

さて、そんな中、お客様からご質問が。
カシミヤのコートの扱いが分からない、との事。
洗って良いのか、悪いのか?奥様友達の間では、洗うと良くないと聞くんだけど?とおっしゃいます。


これねえ、そう言う噂が広まっているんですよ。
非常に良くない話ですね。

結論から先に言いますと、洗わないとダメです。


その理由は、カシミヤやアンゴラなどの獣毛品は、柔らかいのが特徴なんですが、その柔らかさゆえに虫に食われやすい商品なんです。
着用すれば、必ず汚れています。
その汚れが味となって、虫により食われやすくしてしまうのです。

仕舞い方はいたってシンプル。
シーズンが終わったらクリーニングをし、防虫剤を入れて、仕舞う。
これでOK。
湿気がないほうが虫も動きづらくなりますし、カビの原因を取り除くことも出来ますので、除湿剤をクローゼットに入れていただければ尚良いですね。


寒いといっても、建物に入れば暖かく、乗り物に乗っても暖かいです。
すると、気付かないうちに汗の汚れが結構付いています。
そんなに汚れていないから・・・というのは危険ですよ。


また、日常のお手入れとして、ブラッシングをお勧めします。
帰ってきたら、ブラッシングをしてからハンガーにかけ、仕舞う。
これだけで、かなり違います。
きれいなまま1シーズン着る事が出来ますからね。

では、どうして洗わない方が良い、という話が出回っているんでしょうか。
これも、仕方がない話で、クリーニングによって、変化した経験がある人が多数いらっしゃるんです。
クリーニングに出したら、風合いが変わってしまいがっかりした、これなら洗わない方が良かった、というお客様が結構いらっしゃいます。

では、クリーニングで洗うと風合いが変わるのか?というと、そうではないんですよね。
クリーニング屋さんを選びましょう、といいますが、まさにその通りで、クリーニング屋さんも得手不得手があります。

コストをぎりぎりまで削減し、早さと安さをお客様に提供しているクリーニング屋さんでは、カシミヤなどの製品もコストと速さ重視で仕上げます。
結果、表面が変わってしまう、という事が起こりやすくなるんです。


柔らかく、風合いよく仕上げるって、結構時間がかかるものなんです。
強く洗えない、でも、汚れがあるので洗いたい。
このジレンマと常に戦っているんですよ。
どうやってきれいにしようかなって。
そして、きれいにはするけど、風合いが変わってしまってはいけない、と、かなり神経をすり減らして洗っています。


これだけ、気を使いながら洗うんですから、そう言う扱いをしてくれるクリーニング屋さんを選んであげないとダメなんですよ。

これが、クリーニング屋さんを選ぼう、ということなんですね。

カシミヤを洗うかどうか迷うお客様がいる一方、当店のお客様は毎年決まってカシミヤやアンゴラ製品をクリーニングにお出しになられます。
これは、洗っても大丈夫、と思っているからなんですよ。


ね、カシミヤは洗えますから。
大丈夫です、着れば汚れるのは当たり前ですから、きちんと洗ってから仕舞うようにしましょうね。


明日から4日までお休みです。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。

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