家庭洗濯がクリーニングを上回るか?
先日、イリナ子どもまつりに燻製チーズを出しました。
バザーに出品したのですが、大変公表だったらしく、無事完売。
しかも、次作るときに声をかけてとか、お金払うので作ってください、などの言葉を頂いたらしく、喜んでいただけて良かったなあと思います。
そりゃね、おいしいはずなんですよ。
だって、素人のコストを度外視した商品なんですもの。
燻製の時間も思いっきりかけていますし、コストもかけている。
燻製も通常の倍はしていますしね。
これが商売のものだったら、果たしてここまでするのか、していたらあんな御代で売れたのか疑問が残ります。
そう、素人だから出来たものなんですよ。
料理はそういう事がしばしば起こると思うんですよね。
腕のよしあしが料理の味を左右するとは思うのですが、同時に素材そのものの良し悪しも重要。
コストを考えずに、いいものをそろえることが出来ると、素人でもむちゃくちゃおいしいものを作ることが出来ます。
そこにプロの腕が入ったら、もっとおいしいものが出来ると思うのですが、もしそんな事したら恐ろしいほどの料金になりそうです。
普通の定食屋さんになら勝てるって感じでしょうか。
でね、ふと、クリーニングで当てはめてみたらどうだろう?って考えてみたんです。
とにかくいいものをそろえて、家庭で洗ったら、クリーニング屋さんの技術を上回るのか。
うーーーーん、おそらく無理でしょうねえ。
いいものをそろえて何とかなるようなものじゃないんですよ、やっぱり。
たとえば、洗剤をいいものをそろえて・・・・・と考えたとします。
良い洗剤と言うのはありますが、それが汚れ落ちのすべてを決めるわけじゃない。
じゃあ、プロの機械を入れてみる。(笑)
すでに家庭での洗濯とかけ離れてしまいますが(笑)、それでもやはり駄目だと思うんですよね。
きれいにするためには、色々な知識が必要ですから、がらがらポン!というわけには行かない。
機械を揃えたからといってきれいになるというわけではないんですよね。
こう書いてて思いだしましたが、そういえばたまにお客様に聞かれることがありますね。
良い洗剤は無いか?って。
中にはプロが使っている洗剤を分けてくれ、なんていう方もいらっしゃるんです。
でも、プロが使う洗剤は、簡単じゃないので、駄目なんですよ。
普通の家庭で使うような、入れれば良い洗剤、いわゆるワンショット洗剤と呼ばれるものなんですが、それとはちょっと違うんです。
私たちクリーニング屋さんはそこに、必要な助剤と呼ばれる薬品を足して、クリーニングをしています。
汚れや衣類に合わせて洗っているんですよ。
だから、きれいになるんですよね。
また、これもよく言われるんですが、プロが使うアイロンだからよく伸びるのね。
これもちょっと違うんです。
アイロンだけで、伸ばしているわけじゃないんですね。
アイロンも重要ですが、同時に良質な蒸気、蒸気を吸うバキュームの付いたアイロン台が不可欠なんですね。
コストを無尽蔵に投入しても、クリーニング屋さんを上回るかというと、ちょっと厳しいような気がします。
でも、これをすれば近づくことは可能かもしれませんね。
手間をかける。
これが一番クリーニング屋さんの仕事に近いんです。
要はね、機械に入れればきれいになるわけじゃなく、きれいにするために手間をかけているからきれいになっているんですよ。
これは家庭での洗濯でも一緒なんです。
気になった汚れを、あらかじめ処理しておくとか、干すときに一手間かけて干すとか、そういった細かい仕事がきれいにつながっていくんですね。
でも、手間かけるって本当に大変です。
だから、クリーニング屋さんが必要なんですけどね。
何の仕事も、良い仕事は手間隙かけてるもんです。
一伸ドライクリーニング店
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