アイロンを握る手。
クリーニング屋さんでは、アイロンをかけています。
最近の若い人は、機械の発達により、アイロンを握る時間が少なくなっていますが、私の父の世代の方々は、ずーっとアイロンをかけているんですね。
昔は、今のようなプレスをする機械なんてありませんから、朝から晩までアイロンがけ。
そして、今よりもぜんぜん品物の数も多かったので、職人が量産されていったんです。
何十年もアイロンを握っていると、アイロンだこが出来ます。
私の右手にもアイロンだこがありますが、父の手に比べるとものすごく貧相。(笑)
何十年も、アイロンをかけてきた父の手は、ごつごつとしているけど、とても力強く、立派な手をしているんです。
そして、長年かけ続けていた右手は、それだけではすまないんですね。
結構多いのですが、アイロンのかけすぎで、血行障害が出ている人もいます。
毎日かけることで、右手の形も変わったり。
まさに人生そのものをかけて、アイロンをかけてきたんだなあと思います。
これから先、このような手に出会うことはあるんだろうか、ふと思うんですね。
私たちの世代は、すでにクリーニング業界にも機械化の波が押し寄せてきています。
お店のやり方にも寄りますが、アイロンをかけること自体減っているお店もあります。
また、昔に比べて、品物が減っているので、朝から晩までアイロンをかけ続けなければいけないということもなくなっています。
そう思うと、長い年月をかけて作られてきた、貴重な手なんですよね。
私の手もいずれそうなるんだろうか。
どうもぷにょぷにょでまめが出来づらいんですよ。(笑)
子どもが時間を感じてくれるような手になるといいですね。
さあ、まだまだ今日も仕事がありますよ。
がんばって手に豆作ってこようっと。(笑)
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
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工藤隆史
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