衣類を洗わないとどうなるのか?
最近、ここのブログに来てくれる方の中で、衣類を洗わないとどうなるのか?と言うキーワードで来る方がいらっしゃいます。
洗いましょう、洗わないと大変な事になりますよ、とクリーニング屋さんはいいますが、具体的に説明される方はあまりいません。
このような疑問を持つのも不思議ではありませんね。
服を洗わないとどうなるのか?
さまざまな事が起こるんですよ。
まず、目立ったしみがないので汚れていない、とおっしゃる方がいらっしゃいますが、そこがそもそも間違い。
汚れって、何もシミだけではないんですね。
最近は黄砂などの影響もあり、全体的にうっすらと汚れている事が多いんです。
また、かいていないようでかいている汗。
十分すぎるほど汚れているものなんですね。
洗わないとこの汚れが変化を起こします。
そのままなら普通に洗ってしまえば綺麗に落とすことが出来るのに、洗わないまま着続ける、または放置をすると汚れがより繊維となじんで落ちづらくなります。
汚れによっては、シミとして浮き出てくるものもありますし、中には部分的に黄色く変色をする事もあります。
このような状態になると、きれいにするのが段々と難しくなってきてしまうんですね。
そして、臭いが出るようになります。
いわゆる、悪臭。
なんと表現したらいいのかなあ・・・・すえたにおいとでもいいましょうか、とにかく嫌なにおいです。
服の素材によっては、汚れが付いたままにしていると、虫食いの原因になります。
ウールで出来たもの、スーツとかで、洗わないで保管をしておくと食われる事が多いですね。
また虫は柔らかいものを好むので、高級な服に限ってやられる率が高くなります。
高い服って肌触りがいいでしょ?
肌触りがいいと言う事は繊維が細くやわらかい、と言う事。
虫、食べちゃいますよね。(>_<)
汚れが残っている、と言う事は、栄養が残っていると言う事と同じなんですね。
すると、環境にもよりますが、カビの発生が起こるかもしれません。
湿気があるのと気温が高いのが条件ですが、カビが生えてしまうことはあります。
カビが生えるとどうなるのか?
かび臭くなるんですよ。
そして、服によっては生地の色が抜ける事もあります。
色が抜けると言う事は、その抜けた部分がしみのように見える、と言う事。
人からすれば、しみだらけの服を着ているのね、と見られるでしょうね。
そしてそして、洗わないで汚れたまま着用をしていると、服が傷みやすくなるんです。
ここがポイントかな。
汚れが付くと、生地が固くなります。
繊維の中から表面まで汚れが入り込むと、生地が硬くなる。
すると、綺麗なときは何の問題もない、服のスレでダメージを受ける事になるんです。
結果、袖口が擦り切れたり、裾が擦り切れたりする事があります。
つなり、長持ちしなくなる、と言う事。
洗わないと本来その服が持っている寿命を減らしてしまうんですね。
最近、匂い消しが流行しています。
殺菌効果があったり抗菌効果があるので、一見きれいになっているような錯覚を起こしますが、それは勘違い。
その場しのぎで何の解決にもなっていないんですよ。
匂いは一時的に消えるかもしれない、でも、汚れが残っているので服がダメージを受け続ける事になってしまいます。
しかも、におい消しの中には生地を固くする成分が入っているので余計傷みやすくなる事も。
におい消しでごまかすのは良くありませんね。
衣類を洗わないとどうなるのか?
服は傷むし、臭いが出て不快感だし、汚れが落ちなくて着られなくなる。
これが答え、ですね。
服、どんなに科学が発達していても、現段階では洗わなくていい服と言うのは存在しません。
着れば必ず汚れますので、洗うようにしましょう。
一伸ドライクリーニング店
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