最後は仕組みを理解しているか、なんですね。
昨晩でしたか、震災のときの対応として、ある番組で色々と紹介されていました。
その中で、一人のお医者さんのお話が出ていて、うちの家族、一同感動。
その方は、本業は外科なんですが、震災時そんなことは言ってられず、全てに対応しなければいけなかった。
そして、道具や機械、薬品、備品、もろもろがない中で、治療などを行わなければならなかった、とおっしゃっていたんです。
多分、かなり勉強されていたんでしょうね。
品不足の中、自分の知識をフル活動させ、その中で対応していく。
これ、出来そうで中々出来ることではないと思うんです。
と言うのも、きちんと物事を理解していないと代わりを使って対応なんて出来ないんですよね。
仕組みと言うのかなあ、どうしてそうなっているのか、原因は何なのか、症状や病状の原因や仕組みをきちんと理化しているからこそ、別のもので対応が出来る。
寝れないと言う人に風邪薬を渡す。
風邪薬には眠くなる成分が入っているのと、この薬で寝れるよ、と言う思い込みで寝れるようになるんですって。
骨折した患者さんに添え木がない。
でも、ダンボールで応用。
一個たりとも同じ事例はないでしょうから、大変だったろうなあと思いました。
これにはこれ、あれにはこれ、では仕事は勤まらないんですよね。
特にプロが仕事をしていると言うのは、例え同じ仕事だとしても、表面上だけでなく細かな部分まで神経を研ぎ澄ませてやりますから、結果がおのずと違う。
それを支えているのは、普段からの勉強であり、技術や知識だと思うんです。
どこまで理解しているか、そこはかなり重要だと思います。
クリーニングの現場でも、これにはこの薬品を、この品物にはこういうやり方を、と言うものはあります。
でも、その通り行かないのが現場というもの。
これにこれ付けちゃまずいなあ、と言う汚れが付いてくるのが現場ですから、普通は出来ない、と言うのでは対応が出来ません。
その中で、どういう状態か把握し、頭の中でイメージをしながら、どういった事が出来るか?考えていくのがプロの仕事だと思うんです。
ここ最近、ずーっと仲間とクリーニングと洗濯の違いは何か?と話をしています。
やっていることは同じだ、服をキレイにしている、洗っている、という話も出ますが、仮に同じ事でもきちんと知識と技術を持っている人がやれば別物になる、と私は思うんです。
料理だって、家庭でも作ります。
でも、同じ料理でも料理人が作ったものはまったく別のもの。
それがプロの差だろうなと思うんですね。
やっぱり勉強は大事だなと思う今日この頃。
もっと精進しなければいけないなあと思いました。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
参考エリア 府中市 小金井市 国分寺市 国立市 三鷹市 調布市 多摩市 稲城市 他
詳しい集配エリアはこちら。
| 固定リンク | 0
コメント