クリーニングに出す基準。
先日、某業界紙の友人とこんな話をしました。
クリーニングに出すときに、商品の値段を考えるか?
僕は商品の値段を考えてクリーニングを利用するか選んでいる、と思うんです。
でも、彼は、自分がクリーニングしよう!と思うときは、商品の値段なんて考えない、と言うんですね。
気持ち悪い、ベタベタしたのをすっきりさせたい、そんな風に考えてクリーニングに出している、といいます。
だとしたら嬉しいのですが、実際はどうなんでしょうか?
そう思っていると、当店へご来店くださったお客様から、こんなお話を伺ったんです。
クリーニングに出すときは、商品の値段はやはり考える、と。
急に必要になって買った安いズボンなどは、クリーニングしようとは思わない、とおっしゃるんですね。
ご主人も、これはクリーニングに出しておいて、と言ってみたり、これは家で洗って、と言うというんですね。
多分、どっちも本当の消費者の姿なんだろうなあと思うんです。
物の価値というのは、人それぞれだと思います。
金額にしても、人それぞれで中には10万もするコートを安物と言い切るお客様もいらっしゃいます。
かと思えば、5千円のポロシャツを毎回クリーニングに出され、愛着を持って、長く着ている方もいらっしゃいます。
自分の中で大事にしたいから大事に扱いたい、そういう事なんだと思います。
僕らからすれば、出していただいた品物は大事な商品。
値段による特殊性は考慮しますが、一つ一つみんなお客様にとって大事なものであるという思いは変わらないし、変わってはいけないと思うんですね。
クリーニングに出す基準、みなさんはいかがですか?
いい商品だから、長く着たいから、高かったから、お気に入りだから、いろいろあるでしょう。
安く買っても、二度と手に入らない、そんなモノもあると思いますしね。
また今は、安いからと言って、ひどい商品というのは本当に少なくなったんです。
安くても、きちんと手入れをすると、驚くほど長持ちするものも少なくありません。
本音を言いますとね、安いから高いからという理由でなく、きちんとお手入れしたいから、という理由になってくれればなあと思うんですよね。
買ったものを大事にする、長く使う、昔なら当たり前だった話。
でも、物が安くなり大量消費の時代になってからは、遠い過去の話。
今年は色々と考えることが多い年ですからね。
今までの常識を一度見なおして、使い捨てから大事に使う、というふうにシフトしていってほしいなあと思います。
それに答えるためにも、私たちクリーニング屋さんももっとがんばらないといけませんけどね。
頼っていただいたのに、ご期待に添えないと役に立ちませんから。
世の中の変化にあわせて自分たちも進化していかないと。
そう思います。
一伸ドライクリーニング店
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