洗濯表示 ~×には意味があるんですよ~
先日の大和市でのイベント、クリーニング感謝祭で、ロビーの方にちょっとしたクリーニングの展示を行っていました。
クリーニング屋さんで普段張り出しているポスターを掲示したり、注意喚起のポスターを貼ったり、ケアラベルについてのクイズなんかもあったんです。
初め、皆さんに興味持っていただけるかな?と思っていましたが、そんな心配はどこへやら、皆さん興味津々と行った感じで見ていただいたようです。
ケアラベル、洗たく絵表示のところで見ていた方にいくつか質問をしてみたらしいのですが、皆さん服を買うときに結構絵表示をチェックしているらしいんですよね。
多分、自分で洗えるか?というチェックだと思うんです。
洗たく絵表示で、×の表示があることがあります。
水洗いできない、ドライクリーニングできない、漂白剤を使用できない。
×がつくということはやってはいけない、と言う事。
洗ってはいけない、使ってはいけない、と言う事をお知らせするための表示なんですね。
でも、きちんと表示されているにもかかわらず、洗っちゃえ!とやっちゃう方って意外と多いんですよ。
素材を見ると大丈夫だとか、そんな判断でやっちゃうようなんですね。
×がついているものは洗っちゃだめですよ。
×がつくということはつくなりの理由が存在するんです。
素材だけで簡単に判断してはだめ。
ここはぜひ注意していただきたいポイントなんです。
洗えない、という表示だけしかついていませんが、洗えないのにも理由があります。
そして、それは洗ってしまったために着ることが出来ない状態になる、と言う事を示唆しているんですよ。
たとえば、水洗いできないという表示がついていたとして、その出来ない理由もいくつかあります。
水で洗うと色が出てしまう素材だったり、装飾品、加工剤などが水に影響を受けやすいものだったり、洗っただけでしわくちゃになってしまい成形できなかったり。
他にもケースがあると思いますが、メーカーさんがつけているのに理由がないはずないんですね。
ですから、絵表示を尊重して洗い方を選ぶ必要があるんです。
ドライクリーニング×がついていたらクリーニング屋さんでも洗えないじゃないか?と思いますよね。
クリーニング屋さんでは、ドライクリーニングできないものは水洗いで対応しますし、水洗いも出来ないものに関しては、ドライクリーニングでも水洗いでもない、三番目の洗い方というのがあるので対応できるんです。
だから、クリーニング屋さんには任せることが出来るんですよ。
僕らクリーニング屋さんでも、絵表示は尊重します。
その表示には隠された衣類の情報が詰まっているからです。
ご家庭での洗たくが多くなっている今、絵表示をちゃんと見て、表示を守る癖はぜひ身につけてほしいなと思います。
自分で洗えるもの、クリーニング屋さんに出すもの、その判断の助けにもなりますよ。
絵表示が分からなかったら、最寄のクリーニング屋さんへ。
丁寧に教えてくれますからね。
遠慮なく寄ってみてください。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
参考エリア 府中市 小金井市 国分寺市 国立市 三鷹市 調布市 多摩市 稲城市 他
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コメント
はじめまして~ブログ楽しく読まさせてもらいました。ドライクリーニングできないものは水洗いで対応 水洗いできないものはドライクリーニングで対応 両方できない3番目の洗い方ってどんな洗い方なんですか?汚れは落ちるのですか?
投稿: サカモト | 2012年3月19日 (月) 18時00分
サカモトさん、はじめまして。
三番目の洗い方、これは本当に稀なので品物によって洗い方が変わります。
わかりやすいものではファーなどの毛皮類は、細かい粉に洗剤を混ぜて毛皮の汚れを付着させて洗います。汚れ落ちですが、もちろん綺麗になりますよ。
大まかに分けましたが、僕らはプロなので実際はできないというレベルも細かく分けて判断しています。すると、水洗いでもここまでなら大丈夫、というラインが見えれば躊躇なく洗うんです。素材を知り、汚れの落とし方を知っているからこそできるんですが、経験がものをいうので誰でもできるか?と言われるとちょっと難しいんですね。この判断の差がクリーニング屋さんの特徴につながっています。
投稿: boribori | 2012年3月19日 (月) 19時34分