色が出るって???
クリーニング屋さんが、色が出るって言うのを聞いた事がある方はいらっしゃるでしょうか。
色が出るから洗えない、色が出るから別洗い、色が出るから別料金、こんな感じですかね、聞いたことがあるのって。
でも、具体的に色がてると言うことを説明された人はあまりいないんじゃないかと思うのです。
色が出る、と言うのは、洋服を洗った時に、生地から染色された色がにじみ出てしまうことをさします。
最近ではご家庭で洗う人もいらっしゃるので見たことがある人もいるでしょう。
いざ、洗おうと水につけたら、水の色が変わり出したのを。
汚れのような黒っぽい色ではなく、赤や青、はっきりと別の色だと言うことがわかります。
これが、色が出る、と言うことなんです。
色が出るといろいろな問題が起きてしまいます。
一番は衣類の他のところに色がついてしまうこと。
青い色が白い襟についたりなんて言う経験、したことある人いますよね。
次に問題になるのは、他の衣類に色がつくこと。
色が出ると言うことは洗濯機の中の水も当然色に染まります。
その中で一緒に洗っているのですから、他の衣類にも色がついてしまうのです。
ジーンズを下着と一緒に洗ってしまって、真っ青になったことは誰しもあるはず。(笑)
小学生の頃、青いパンツを履いてた子が一人はいましたよね。(笑)
このように色が出る衣類は他のものと一緒に洗えなくなるんですよ。
だこら、クリーニング屋さんでは、色が出そうな衣類に注意を払っています。
具体的に、どれが色が出るか?と言うと、実ははっきりとはわかりません。
勘と言うと適当に聞こえてしまいますが、今まで経験して来た中で、見てるとなんとなく色が出そうな衣類がわかるようになるんですよ。
クリーニング屋さん、誰しも、色が出て泣きそうな思いをしてますから。
繰り返したくないからそこに払う注意はものすごいものがあるんですよね。
でもね、本当は色が出る商品があってはいけないんです。
だって、水につけた位で色が出るっていうことは、着用してて汗かいても色が出てるはず。
下着やTシャツに色が移ったりしてるはずなんですよ。
それは、本来、欠陥商品なんですね。
普通に着用できるだけの強度、耐久性をもたせなければ商品として成り立ちません。
色が出てしまったら着れないじゃないですか、それはもうおかしい商品なんですね。
色止めをしていなかったり、過剰染色と言って、それ以上染まらないのにその上に染料を乗せてしまったり。すると、染まってないので簡単に色が出てしまうのです。
クリーニング屋さんでは、安全に洗うために、他の衣類に影響を出さないために、色が出そうな商品は別扱いで洗うようにしてるんですね。
色が出る。
もし、そういう衣類とであったらクリーニング屋さんに任せましょう。
任せる時は色が出ることもちゃんと伝えてくれると嬉しいです。
こご、プロの腕の見せ所ですから、ぜひお任せくださいね。
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