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せんたくやしみ抜きの話を知りたいですか?

二年ほど前から、クリーニング屋さんと一緒に、クリーニングをもっとアピールしよう!と言う活動をしてきました。
でも、活動といってもほとんど実体はなく、この二年は試行錯誤の繰り返し。
しいて言うと、クリーニング屋さんのリレーブログや神奈川県大和市のクリーニング感謝祭などをしたことでしょうか。
あ、両方とも十分なものかもしれませんね。(^^;;;


クリーニング屋さんってね、とかく技術にうるさいんです。
あそこが悪いここが悪い。


他社を批判しないと、自分の宣伝が出来ないようなそんな業界だったんですよ。


でも、そんな宣伝ばかりしていると、いい事なんてありません。
今、消費者の皆さんが感じているクリーニング屋さんのイメージは、良くないものばかり。


クリーニングすると傷む。
キレイにならない。
クリーニングを頻繁にしてはいけない。

こんな間違った情報が常識として消費者の方に捕らえられていることに強い危機感を感じています。

しかし、この問題は消費者の方だけの誤解ではないんですね。
クリーニング屋さんの中でも似たような誤解が沢山あるんです。

洗って傷むのは、技術のないクリーニング屋さんのせいだ。
大手はキレイに出来ないから悪いんだ。

大手や個人の区別がつくのはクリーニング屋さんだけ。
しかも、今のクリーニング業界の事情を知っている人はほとんどいないと思います。
大手が悪いといっている人たち、本当に見たことないでしょ?
たぶん、洗いあがったものを見て、想像で言っているんじゃないでしょうか。
今は、もっと事情が違ってるんですよ。

こんな話をクリーニング屋さんがしちゃうんですから、消費者の方は信じて変な噂をするのもある意味仕方がありません。
また、クリーニング屋さんで働いていました、なんていうアルバイトをしていただけの人が、クリーニングの裏側を話す!なんてやっていたりします。
仕事を全部やったことも無いのに、どこまで知っていると言うのか。


こんな呪縛から逃れられないので、せっかく集まってアピールしようなんていう話になってもうなく行かないんです。


ここに集まっているクリーニング屋さんはいいクリーニング屋さんとアピールしよう!


突然、そんな事を言い出すんですね。
いいクリーニング屋って何よ?
どこにその保障があるのよ?


何度もそこを追求しました。
でも、誰も答えられない。
どうしてこのような発想になるかと言うと、クリーニング屋は悪い所が多いので、いいお店を紹介すればいい、と安直になるからなんです。

でもね、そのいいクリーニング屋さんも悪いクリーニング屋さんもお客様がご利用してくださっているんです。
汚れ落ちの差は当然あるかもしれませんが、料金や本人が妥協出来るレベルできれいに出来るのであれば、クリーニング屋さんが言う悪いクリーニング屋さんも、消費者にとってはいいクリーニング屋さんなわけです。


良い、悪いはクリーニング屋さんが決めることではない。

僕はそう思っています。
みんながみんな、最高のサービスを求めているわけではない。
生活のレベルにあった中で、いいものを選んでいると思います。
でも、その中での話であって、最高レベルのものをいつも必要としているわけではないんです。

皆さんは、いつも神戸牛や松坂牛を食べていますか?


そんな事無いでしょう?
いいものを食べるときもあれば、安いものでも十分な時がある。


なのに、クリーニング屋さんは自分たちで、いいもの悪いものを決め付け、お互い悪口を言い合っているんです。
こんな無駄な話はありません。
このせいで、お客様は意味もなくクリーニング屋さんが信用できなくなってしまっている。
こんな悲しい話は無いと思うんですね。


で、クリーニング屋さんで集まって、いいところをアピールしましょうとなったときに、今度は洗濯の話をすると言い出すんです。
また、ある人は、しみ抜きの話しをすると言い出すんですね。

消費者の皆さんに聞きたい。

洗濯の話をそんなに聞きたいですか?
しみ抜きのやり方をそんなに聞きたいですか?


それを聞いたら、クリーニング屋さんを信用してもらえるんでしょうか?


僕にはとてもそういう風には思えないんです。
いつもやっている洗濯や染み抜きの方法は知りたいとは思うでしょう。
でも、それとクリーニング屋さんの信用とは別だと思うんです。


もっと、クリーニング屋さんの事を知りたいと思いませんか?


どういう風に大切に扱っているの?


クリーニングする間隔は?


汚れ方って?


いつまで着ることが出来るか?

洗濯の方法や、しみの抜き方ではない、メンテナンスのプロとしての知識や意見をもっと聞いてみたいと思いませんか?
僕はここをもっとアピールしていけたらいいんではないのかな、と思うんです。

いまね、クリーニング屋さんは、一生懸命、メニューを増やそうと努力をしています。
たとえばしみ抜きに力を入れ、革製品に力を入れ、リフォームに力を入れている。
これらは、不景気の波にもまれ、皆さん生き残るための経営努力としてやっています。

でも、本当の問題はそこではないんです。
本当の問題、それは、洗うという文化がなくなってしまっているということ。
汚れの意識が薄れ、きれいにするという意識も薄れ、結果、洗うという文化がなくなってしまった。
それは、身だしなみと言う言葉が薄れている、と言う事にも繋がります。

僕らクリーニング屋さんが今やることは、その文化を知ってもらうことじゃないかな、と思うんです。

個人の努力とは別の話。
小さなお店の集合体のクリーニング屋さんだからこそ、個人の努力と同時に業界の事を考える必要があると思います。

でも、これが中々伝わらない・・・・。
クリーニング屋さん、いつになったら気付くんだろう・・・・。
旧態依然とした状況からの打破。
これが出来る日は来るのかなあ・・・。

一伸ドライクリーニング店 
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